団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

番組内で桑田が披露した、自身の和訳によるボブ・ディラン「風に吹かれて」が、とても刺激だったからだ。

2022-07-10 01:25:09 | 日記
 中日新聞のエンタ目という連載で、スージー鈴木さん(音楽評論家)が、「桑田佳祐という人」、「反戦メッセージ 歌に込めて」というタイトルで掲載されていました。


 桑田佳祐が同学年(1954年4月〜56年3月生まれ)の佐野元春、世良公則、Char,野口五郎との連名でリリースしたメーセージソング「時代遅れのRock'
n'Roll Band」が話題になったが、6月21日に放送されたNHK「クローズアップ現代」への桑田の出演は、ある意味、楽曲「時代遅れ〜」以上に印象的なものだった。

 というのは、番組内で桑田が披露した、自身の和訳によるボブ・ディラン「風に吹かれて」が、とても刺激だったからだ。

 「どれだけミサイル撃ったなら 過ちに気づくだろう!?」

  「あとどれだけ人が死んだなら 戦争を止めるのか?」

 刺激的と書いたものの、歌詞自体はこのような、至極まっとうな内容の反戦メッセージである。

 ただそれが刺激的に見えてしまうのだ。

 今の日本の音楽シーンでは。

 さて、今は参院選直前のタイミングだが、実は、選挙を前にして、桑田がテレビでメッセージソングを歌うのは、これが初めてではない。

 今から十三年前、二〇〇九年の七月二十日に放送されたフジテレビ系「桑田佳祐の音楽寅さん〜MUSIC TIGER~」にて、サザンオールスターズ「Oh!クラウディア」の歌詞を変えて歌った。

 「先の見えぬ海を『日本』という船が行く」「茶番や下司な争いのために 捨てないで明日を」

 桑田が辛辣なメッセージを込めて歌った日の翌日に衆議院が解散し、八月三十日を投開票日とした総選挙が始まったのである。

 桑田のメッセージソングは、ファン以外には唐突に見えるかもしれないが、桑田という人は、元々こういうことを歌う人なのだ(詳しくは新潮新書の拙著新刊「桑田佳祐論」をご一読ください)

 そして、こういう歌を聴いた私たちは、まずは投票に行かねばならない。

 それが桑田と同時代に生きるということなのだと、私は思う。


 以上です。


 桑田佳祐がNHKの「クローズアップ現代 」に出るなんて思わず、この番組を見逃しました。

 でも今はYouTubeというものがあります。

 桑田佳祐の和訳による「風に吹かれて」を聴くことが出来ました。








クローズアップ現代 桑田佳祐 ボブディラン「風に吹かれて」
コメント (8)
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