団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

紙をむくと芯が出てくる赤鉛筆、懐かしい。

2022-07-30 01:24:32 | 日記
 7月17日の中日新聞の「中日春秋」に下記の事が書かれていました。

 中日春秋
 2022年7月17日 

 作家の向田邦子さんがバスの中で見知らぬ小学生の男の子を助ける話を書いていた。

 救ったのは十円か十五円の小銭。

 この小学生、定期券を忘れてしまったらしい

 「忘れたの?」とたずねると、「怒ったような顔をしてうなずいた」。

 向田さんは小銭入れからバス代を出し、手に握らせた。

 子どもは降り際に使いかけの赤鉛筆を黙って差し出してきた。

 紙をむくと芯が出てくるもので当時としては珍しく、この子の宝物だったに違いない-

 宝物を差し出してもかまわないほどの優しい十円玉だったのだろう。

 十円玉の「今」に向田さんの話を思い出した。

 財務省は二〇二二年度の貨幣製造計画を改定し、十円硬貨の製造枚数を当初計画から四割程度減らすそうだ

 十円硬貨の製造数は過去二十年で最少となる。

 キャッシュレス決済の普及で硬貨の流通量が減ったことを受けての判断らしい。

 なるほどコンビニの支払いでもスマートフォンをかざす方が増えてきた

 時代の流れとはいえ、子どものときに十円玉を握りしめ、駄菓子屋さんに向かった世代には少し寂しく感じる話か

 お小遣いやお手伝いのお駄賃。

 十円玉は子どもにはお金の入り口のような貨幣で、そこからお金のありがたみを学んだものだろう。

 十円玉をそっと嗅いでみる。

 懐かしい青銅のにおいに、子ども時代が浮かんでくる。

 キャッシュレスではこうはいくまい。

 以上です。


>子どもは降り際に使いかけの赤鉛筆を黙って差し出してきた。
 紙をむくと芯が出てくるもので当時としては珍しく、この子の宝物だったに違いない-

 この小学生、帰り際にお礼に宝物の赤鉛筆を向田邦子さんに渡されたとの事ですが、よく渡されたなあと感心しました。

 私なら助けて頂いたとしても、そこまで気が回らないでしょうね。
 
 紙をむくと芯が出てくる赤鉛筆、懐かしい。

 私も使った事があります。

 確かに普通の赤鉛筆より、値段が少し高かったように思います。

>十円硬貨の製造数は過去二十年で最少となる。
 キャッシュレス決済の普及で硬貨の流通量が減ったことを受けての判断らしい。

 キャッシュレス時代になりましたが、まだまだ現金しか通用しないお店もあります。

 先日 弟・妹と入った鰻屋さんも、クレジットカードは取り扱っていませんでした。

 将来はともかく、今は少しは現金を持っていないと困るでしょうね。





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コメント (10)
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