風そよぐ部屋

ウォーキングと映画の無味感想ノート

奈良の世界遺産を巡る

2008年07月21日 | 国内旅行
奈良の世界遺産を巡る/法隆寺金堂展2008/7/4~6

法隆寺金堂の改修が行われ、四天王像が奈良国立博物館に移され展示されている。
それを目玉に奈良の世界遺産を一巡しようというツアーである。
東海地方で集中豪雨があり、新幹線が15分ほど遅れていた。
新幹線で京都に、近鉄特急で近鉄奈良駅へ。
近鉄奈良駅は小さい駅だった。



一日目

近鉄奈良駅に隣接して『なら奈良館』がある。
そこでは古都奈良が写真などでが紹介されている、オリエンテーションである。
その中に大仏の手のレプリカがあった。


近鉄奈良駅


興福寺
興福寺境内

北円堂[国宝]

南円堂

五重塔

興福寺には有名な阿修羅像がある[無断転載]
 
阿修羅像は等身大、当時の人の体格は小さかった。
この仏像も大きくはない、華奢に感じられた。
眉間にしわを寄せたような憂いというか悲しみというかその表情は味わいがある。
作られたときは鮮やかな彩色がされていたと思う。
そのときの感じは、おそらく現代とはずいぶん違っていただろう。
私が一番好きな仏像の一つである。

元興寺


本堂

本尊は、仏像ではなく曼陀羅

禅堂

禅堂の瓦[色の変わっている部分が国宝]

小子房

阿弥陀如来[収蔵庫内]

国宝五重塔[レプリカでなく実物・収蔵庫内]


奈良国立博物館新館[法隆寺金堂展]

奈良国立博物館本館[通常館・多数の仏像]


東京国立博物館は一部を除いて写真OKだが、奈良は全館だめだった。
今回のメインの一つ、四天王像[無断転載]

四体が一度に公開されるのは、しかも背後に回って観覧できるのは初めてとのことである。
奈良国立博物館は刺激的である。
たくさんの仏像、国宝が展示されている。


奈良公園で休憩しているとき、不思議な家族がいた。
夫はアメリカ人、奥さんが中国人、そのお父さんが着ていたTシャツには、坂本龍馬と書いてあった。
そこで思い切って、英語で話しかけてみた。
すると夫のおばあさんは坂本龍馬の親戚だという、
この四世代の家族、英語・中国語・日本語の三つが入り交じって会話しているという。
気さくな人で、話しかけてくれてありがとうは私には最高の言葉であった。

ホテル日航奈良に宿泊
奈良は暑く、移動は帰りのタクシーを除いてすべて徒歩で私はとても疲れた。
夜の奈良はライトアップされて綺麗とのことだったが、
夜の食事が付いたので夜は外出しないで、のんびり写真の編集をした。


二日目
東大寺
南大門[仁王門]

 

本堂[鏡池から]

大仏殿

大仏殿と灯籠

大仏虚空蔵菩薩

大仏

広目天

多聞天

如意輪観音

鐘楼

二月堂参道

法華堂

四月堂

二月堂・正面
 
二月堂額

二月堂舞台上からなら市内を眺望[屋根は東大寺大仏殿]

井戸=閼伽井屋[あかいや]

手向山八幡神社

東大寺、大仏は大きいが、寺の態度も鷹揚で、写真撮影は自由であった。
東大寺には国宝が数多くある。
他では、国宝はガラスケースに入れられたり、手に触れられないところにおかれている。
東大寺の灯籠は国宝だが、雨ざらしである。

春日大社
春日大社参道

本殿

若宮神社

夫婦大国社

大杉

春日大社の敷地も広大だ。一帯で60以上の神社があるという。
 
薬師寺

正面[左右に三重塔があり、かすかに映っている]

本堂

三重塔

薬師如来

月光菩薩

日光菩薩

大講堂

大講堂内弥勒如来

東僧坊

聖観世音菩薩

玄奘三蔵院[未公開]

この地点から振り返って、薬師寺を臨む


【 次に続く 】


奈良の世界遺産を巡る・その2

2008年07月21日 | 国内旅行
続き
唐招提寺

本堂は工事中

受戒壇

講堂弥勒如来

鑑真和尚御影堂

鑑真和上の墓


ホテル日航奈良に連泊。
この夜は食事が付かなかったので外に出かけた。
ホテルはJR奈良駅のすぐ近くなのだが、繁華街は小さく狭かった。
やっとでそば屋を探して、ビールを飲みながらゆっくり食事をして引き上げ、
昨日同様写真の整理をした。

三日目
 

平城宮跡
広大な敷地に平城宮跡[公園]が建設中、だが日陰がない。
連日暑かったので私は見学しないで、バスで待っていた。
朱雀門


バスで、法隆寺に向かう。
法隆寺

入り口

南大門

中門

仁王門

五重塔

エンタシス柱

金堂

金堂の屋根の支え

大講堂

大講堂内三尊

薬師如来

鐘楼

上御堂

聖霊殿

聖徳太子馬屋堂

大宝蔵院中門

この中にはたくさんの宝物が安置されている、玉虫厨子や百済観音、そして
夢違い観音

百済観音堂

この内部に国宝百済観音がある、実際の色はもっと茶色できれいだった[無断転載]。

東大門[ここを出てしばらく行くと東院となる]

上宮王院[=東院]門

東院大伽藍門

夢殿

舎利殿

本殿

弥勒菩薩[無断転載]

法隆寺も広い。
そのHPには仏像など写真がいっさい載っていない。

近くの薬膳料理屋で食事、後の行程はないのでビールを飲んだが、
飲んだのは私一人であった。
今回のツアー、男性は一組の夫婦の男性の他は私一人、15人であった。
京都駅ではだいぶ時間があったので、喫茶店に入り、写真の整理をした。

今回の旅はクラブツーリズムのツアーだが、“歴史街道”とは違って“遙”というらしい。
その違いは私にはよくわからないで申し込んだのだが。
歴史街道はバスガイドが付き、寺では住職や寺の職員が説明した。
遙にはバスガイドが付かずボランティアガイドが付いた。
食事も違った。遙はかなり立派な昼食であった。
どうも歴史はかなりマニアック、遙はふつうのツアーと歴史との中間のような気がした。
ボランティアガイドというが、有償と言う。
だが、その謝礼は最低賃金どころかその半分よりもっとした下、つまりほとんど無償と言うことらしい。
だが無償がいいとは限らない、専門のガイドの賃金を下げたり彼らの仕事を奪っているかもしれない。
それにつけても、ガイドはしゃべり過ぎ、ガイドは必要最低限の説明がよい、
後は個人の想像力に委ねてほしい、とつくづく思う。
移動は徒歩が多かった、遠いところはバスだったが、ガイドがいなかったのはとても良かった。

以下は、閑話休題であるが、
実は出かける前、パソコンが壊れてしまっていた。
旅先では、持参したモバイルパソコンで写真を整理した、
旅先で写真の整理しなかったら、何を撮した写真かわからず苦労したことだろう。
これまでソーテックのパソコンを使っていた、壊れたので修理を頼んだら
「製造日から6年たっているので部品がないので修理できない」という。
ソーテックパソコンは確かに安いのだが、故障が多かったし、
リカバリーも二回もやった。
買ってから6年たっていないのに製造から6年たっているからだめ、だとか
「ハードディスクの寿命は3年が普通」と言うのだ。
唖然というより、二の句がつげなかった。
そこでもう、ソーテックはやめることにした。
少し高くても、メンテナンスサービスが良いのにした。
新しいパソコンが着いた。
今回も不本意ながら、ウインドーズである。
早くリナックスが一般化普及してくれないかとつくづく思う。
新しいパソコン、使いもしないだろうアプリケーションがやたらに多い。
パソコンもシンプルが良い。
私は一太郎とインターネットとメールとデジタル写真とほんのちょっぴりのサウンドを使うソフトがあれば十分なのに
それよりも、故障しないパソコン、アップデートしないですむOSづくりに金をかけるべきだ。
頻繁なバージョンアップなど不要だ。
これは、大変な資源の無駄遣いだ。
ビスタでは手話辞典は使えないのだ。互換性を保証しろと言いたい。

三週間もたち、メモもなくなってしまい、記憶とパンフレットで完成させたが、
大きな間違いをしているかもしれない。
室内での撮影が禁止されている仏像は建物の外からフラッシュなしで撮ったもの、
また他のHPから無断転載した。
不十分だが、公開する。

興福寺の阿修羅像が私の一番のお気に入りになった。
これまでは、法隆寺の弥勒菩薩だったが。

さて、暑さにすっかり参った私はすっかり体力の自信をなくしてしまった。
そこで、夜、1時間ほど散歩ので体力を付けることにした。
一番の効果は、睡眠が深くなったことだ。
ピースボートまであと、一ヶ月、大丈夫であろうか。