2011年12月31日から2012年1月2日、"
宮島・萩・津和野・錦帯橋・防府天満宮初詣ツアー"(クラブツーリズム)に行って来ました。
東北/平泉の年末・年始ツアーに行きたかったのですが、良いのがありませんでした。
西日本への三つのキャンセル待ちのツアーを申し込んでいたところ、このツアーが最初に案内されたので参加しました。
ツアー客は42名、うち男性は8名でした。
最近のバスは、トイレが付いていたり、ゆったり座席で定員はもっと少ないのが多いと思うのですが、
40名以上の乗客を乗せるバスは少なくなっているのでしょうか、古いバスでシートベルトが故障していたのには驚きました。
12月31日
2011年12月31日、東京駅を8:13分の新幹線で広島に向かいました。
集合場所の、東京駅日本橋口はクラブツーリズムの年末年始ツアー客の専用待合室のようでした。
12:17広島に着きました。佐野洋子さんの「問題があります」を半分読みました。
そして新幹線内を歩いたのですが、グリーン車が3両もあり、うち1両は喫煙車でした。
この車両に入った瞬間、ものすごい悪臭でした。JRは、喫煙者はグリーン車を利用するべきだと言わんばかりに感じました。
JRは全席禁煙車両にするべきです。
新幹線の中で、申し込んでいた駅弁を食べました。
広島駅からすぐ
宮島に向かいました。
宮島は以前行ったことがあるのですが、船で行くなどの行き方はすっかり忘れていました。
鎮火祭という祭礼があるようで、お店を回って寄付金を集めていました。 大しゃもじ
厳島神社のガイドは、紅葉饅頭のお土産屋の店員でした。今回のツアーでは、お土産屋の店員のよるガイドが多くヘキヘキでした。
下関の火の山公園の一時間で一回転する展望台にあるレストランで「ふく会席」の夕食でした。
宿泊は、下関東急イン、でした。
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2012年1月1日
朝7時から、"高さ143mの海峡ゆめタワーで初日の出鑑賞"の計画でしたが、朝目が覚めると曇っていたので私は参加しないで、
ゆっくり、お雑煮・おせち料理の朝食を頂き、その後ホテル周辺を少し散歩しました。
セントバレンタイン教会(結婚式場でもある) 下関駅
駅前のモニュメント 海峡ゆめタワー
海峡ゆめ広場
秋吉台
秋芳洞 入場料1200円
ベトナムで「フォンニャ洞窟」の壮大さに驚きましたが、秋芳洞はそれより大きく、きれいでした。
世界遺産ばやりですが、秋芳洞は世界遺産の価値が充分あると思います。
フォンニャ洞窟のライトアップはただ色彩が派手だけで大雑把でしたが、
秋芳洞のそれは観光ポイントをスポットで照明し、分かり易く、音声ガイドボタンを押すと説明が流れました。
その英語バージョンがあるかは調べず、失敗でしたが、日本人向けの細かい配慮とサービスを感じました。
昼食・秋吉台の"かっぱそば"(日本ソバを焼くのだが、私には美味しくなかった)。 大理石加工場
入寂寿円禅師坐像堂 禅師かっぱ 模型のこおろぎ
ここから、萩に向かったのですが、雨脚が強くなり、かなり暗くなってきました。
萩市内散策
このエリアは、南北300m東西150m位のとても狭いです。
これで萩市の何が分かるというのでしょうか。ここのガイドもお土産屋の店員でした。
続いて松陰神社に向かったのですが、神社に向かう道路が渋滞していました。
なんと、信じられないことに、女性ツアー客の中から、「松陰神社はパスし、早く津和野に行きましょう、多数決で決めましょう。」
私には、萩に来て、松陰神社に立ち寄らないなんて信じられませんし、
旅程に入っているポイントをスポイルかどうかを多数決できめるなんて、そのわがまま・傍若無人ぶりにはあきれてしまいました。
私を含めて数人が見たいと言ったので行くことになりましたが、もし多数決で決めたら行かなかったのでしょうか。
一部女性ツアー客の非常識・非見識もありますが、ガイド・添乗員の臨機応変さの欠如・智恵の無さこそ問題です。
彼らは、彼女らの意見を、そっとやんわり受け流して、軌道修正しなければならないと思います。
このツアーで一番のイライラでした。
松陰神社
松陰神社拝殿前は、雨中にも関わらず大変な込みようでした。それでも15分ほど順番待ちすれば参拝できたでしょう。
正面からではなく、脇から拝殿を参拝できたので、ここで引き返すことに私は拘りありませんでした。
津和野
ここのガイドも、お土産屋の店員で、鯉の話をたくさんし、駄洒落ばかりでうんざりで、いい加減にしてよ、でした。
早く津和野に来たいといった人の多くは、その鯉に夢中で、私には大きな溜息でした。
宿泊は、山口駅近くの湯田温泉・ホテルニュータナカでした。写真は撮り忘れました。
ビジネスホテルではなく、大浴場とスポーツジムのある通常の大きな温泉ホテルで、食事も豪華でした。
今晩は、ここで宿泊なのでお酒を少し多めに頂きました。お酒を多く頂いていたのは女性でした。
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2012年1月2日
夜、雪が降ったようです。ホテルの部屋から。 朝食、お雑煮・おせち料理も豪華でした。 8時半、瑠璃光寺に向かいました。
瑠璃光寺
瑠璃光寺高台からの眺望
瑠璃光寺の国宝・五重塔
国宝の五重塔はきれいでした。
前夜、降った雪が朝靄になる景色はきれいでしたが、木に積もった雪が、溶けて雨のように降るのが困りました。
防府天満宮
錦帯橋
以上で観光を終わり、広島駅に向かいました。
広島駅で1時間半ほど待機時間だったので、喫茶店でワインを飲みながら佐野さんの本を読み、17:24発の新幹線に乗りました。
車内で、駅弁の夕食を食べ、東京駅に着いたのは、21:30でした。
ツアー料金は89,800円、その他オプションの弁当や秋芳洞入場料など3,700円ほどかかり、計93,500円でした。
毛利家は中国地方を一時その版図に収めましたが、関ヶ原の戦いで敗れたため、今の山口県一帯となりました。
それでも幕末までに、殖産に努め、その実勢は100万石ほどだったと言われます。
長州藩がイギリス海軍軍艦に攻撃を仕掛けた下関・関門海峡はとても狭く、小さな大砲でも届きそうです。
この地が、軍事的・経済的つまり政治的に重要な地域であることは容易に窺い知ることが出来ます。
ですから、のんびり回るととても面白い歴史的場所だなと感じました。
吉田松陰の松下村塾は多くの明治維新志士とその後の政治家を生み出しましたが、松陰神社は決して大きくはありません。
私としては、吉田松陰歴史館や松陰神社宝物館を覗いて見たかったです。
長州藩は、萩に城を築いたため萩藩とも言われます。
津和野藩は山間の3万石ほどの所領の小さい藩で、萩藩には含まれません。
厳島神社は安芸藩、錦帯橋は岩国藩でした。
安芸(広島)藩は大藩で、岩国藩は毛利家の一族で関ヶ原で徳川に味方した吉川家の所領です。
町中のガイドをお土産屋の店員に頼むというのはどのような理由があるか分かりませんが、
あまりにも安易というものでは無いでしょうか。しかも、今回は確か三箇所と多過ぎでした。
バスの駐車場、待ち合わせや集合時間などのことが関係するのかもしれませんが、決して良いことではありません。
ボランティアガイドはしゃべり過ぎだし、簡潔にポイントだけ説明出来るプロのガイド、その後自由とするのが良いのですが。
年末年始の一人旅、ちょっとした不満はありましたがのんびり楽しむことが出来ました。 【終わり】