西念寺
1月13日、今日は待望の西念寺を参拝しました。
冒頭に記しましたが、ちょうど800年前に親鸞さんは、笠間市稲田移り住み、20年間過ごしました。
なぜ、当時かなり辺鄙であったこの地を選んだのか、私は不思議に思って来ました。
西念寺の周りには塔頭も少なからずあり、大きな門前町をかたち作っていると想像していたのですが、
人家はまばらでほとんど田んぼでした。
昨日と同じ出発でした。8:43水戸発→福原着9:15
福原駅も小さいです。 福原駅に向かう電車から
出雲大社常磐分社 林彩館 拝殿
天井 拝殿中央
本殿
樹木葬の案内
龍蛇神社
源慶院・曹洞宗
西念寺に向かう竹下バス停がわかりませんでした。地図では、バイパスと旧道の交差点にあるのですが、旧道でした。
私はバイパスを歩いたのですが、高いバイパスから旧道に降りる階段は無く道ははるか遠くでした。
バスの時間は9:54、バスの本数は1日5本、これを乗り過ごすと2時間後です。
私は、田んぼに降りる道が途中にあったのでそこを降りてあぜ道を歩いて旧道に入り、バス停に戻ったのでした。
源慶院に行く途中に同仁堂という祠があるのですが、そこは寄ることが出来ず、急いだため汗が出ました。
バスでしばらく走ると西念寺の看板が目に入ってきました。西念寺バス停で下車、170円。乗客は私一人でした。
いよいよ、今回の旅の最大の目的地・西念寺で、私は少し胸の高鳴りを覚えました。
聖橋 鉾田八幡神社(西念寺入口手前にあります。)
西 念 寺
西念寺参道 林照寺
親鸞さんがこの地に訪れ、庵などを作った経緯などが記されています。 その再建された庵=本堂です。
山門 太鼓堂
弁円回心の所
親鸞聖人の殺害を企てていた弁円が親鸞聖人に出会って瞬時に回心したのを記念して植えた桜と言います。
本堂 御葉つき銀杏
御杖杉、親鸞さんが杖を指すとそこから芽が出たと言われます。明治4年の火事で焼失。 神原の井戸
本堂内は私一人、凜とした空気が流れていました。
太子堂 境内は霜柱でした。
業頂骨堂、親鸞さんの死後、骨の一部が密かにここに祀られたそうです。 教養上人墓標記
唐木一切経 本堂と吾国山
庵田米、親鸞さんが耕作した田んぼです。道路の右側が西念寺です。
稲田神社
稲田神社本殿 大山社神社(右の白い石碑)
円光寺・日蓮宗
大日如来堂
ここから右に折れ、山道を登ると稲田御影石の採掘場に通じるのですが、バスの時間があるので行きませんでした。
普門寺(観音堂)
バスの時間は12:10、20分ほどあったので一つ先のバス停・飯合まで歩きました。
途中で
バスを待つ間、バス停でサンドイッチとおにぎりを食べました。笠間駅までバス代240円
笠間12:59発→友部乗り換え、水戸駅着13:26。途中、家の鍵が見当たらないことに気づきました。
電車の発車まで少し時間があったのでコインロッカーから鞄を出し、喫茶店で少し時間をつぶしがてら、
鍵を捜すと本のカバーの中に挟まっていました。13:52水戸発ひたち40(特急自由席1340円)、上野着15:06
上野駅で電車を待っていると、山の手線が…
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今回の旅は、実は12月始め頃から漠然と行きたいなと思って、地図などは調べていたのですが、
寒さや雨など天候の問題もあり、宿などを手配したのは前々日でした。
笠間にはビジネスホテルはありません。友部に「あさひ」と言うビジネスホテルがあり、11日は空いていましたが、
電話での申し込みなので迷いながら、"じゃらん"で検索している時、以前水戸を訪れた時泊まった水戸駅前の
"スマイルホテル"を思い出し、空いていたのでそこに決めました。
電車や交通、コインロッカーなどのことを考えると一長一短かも知れません。
西念寺は、予想していたより、小さかったです。
参拝者は私一人で、周囲は田んぼ・小高い丘の上の森の中は苔むし、霜柱の上には人の靴跡もありませんでした。
お堂などもっとたくさんあるのかと思ったのですが、本堂だけでした。
周囲には、塔頭や周辺にはお寺もありません。
私は、浄土真宗の信者ではありませんが、法然さんと親鸞さんの教えが好きです。
京都の本願寺は大き過ぎ威圧的ですが、ここはとても穏やかでした。
鶴見の曹洞宗本山総持寺も大きく威圧的ですが、能登の総持寺祖院は森の中に時代を越えてひっそりたたずみ、
それらと似ているなとなどと感じました。
両者とも交通の便が良くないのが最大のネックです。
笠間市は、西念寺との関係ではなく、水戸藩の領地内と言うことで栄えたのでしょう。
浄土真宗のお寺が多い訳ではありませんでした。
水戸線は1時間に1本、バスは2時間に1本、旅するには不便で、時計を気にしなければなりませんが、
それでもやはり、バスや電車を30分や1時間以上も待ったり、またあちこちとは行けないので
かえってのんびりと時間が過ぎるように感じます。
林や森の中、たんぼ道を1時間も歩いていても人と全く出会いません。
バイパスを通った時は、脇を車が猛烈な勢いで通り過ぎていきます。
笠間市は電動アシストで走り回りましたが、疾走という感じではなくゆっくり走りました。
気温が低く寒かったです。二日目は風も強く、自転車でしたので冷たさが格段でした。
でも、今回も旅・ウォーキングを十分楽しむことが出来ました。
【終わり】