風そよぐ部屋

ウォーキングと映画の無味感想ノート

映画/ARGO、ルート・アイリッシュ

2013年01月28日 | 映画

かなりちゃちな作品でした。実話というだけで、面白い映画になるとは限りません。
当時も、そして現在もアメリカはイランをはじめ自分に敵対する国々や人々を理解しようという姿勢はありません。
差別意識の背景には、自分たちと異なる文化・価値には、拒否と恐怖があるのだと思います。
イランでは、この映画は「歴史的背景をしっかりと描ききれていない、反イラン的」映画だという意見があり、
アタオラ・サルマニアン監督による「The General Staff」の製作が発表されました。
来年より制作が開始される予定だそうです。
贔屓目に見ても、イランは遅れていて野蛮だとアメリカは思っています。
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イラクで民間兵・ガードマンとして働くファーガスは親友・フランキーの死の真相を探り出そうとします。
フランキーは、自分たちの仲間がイラクの子どもを「テロリスト」と思って殺す現実を認められませんでした。
会社の幹部はそんなフランキーを殺害します。
ファーガスも彼らとほとんど同類なのですが、彼らに復讐するのです。
映画としては『ARGO』よりスリリングで面白いのですが、何とも後味の悪い映画でした。
真の敵・悪は、暴利を得る企業とアメリカ政府なのですが、映画にそれを求めるのは無理なのことはわかるのですが。
ファーガスは決して善き人ではありません。ほとんど精神を病んでいます。
彼がフランキーの彼女と出来てしまうのはま不快です。こんなストリーは全く不要です。
善意に解釈して、彼も、企業もそしてアメリカも「心を病んでいる」と言いたい映画なのでしょう。
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イラク・イラン・アフガニスタンなどに浸出する欧米諸国の目的は、自分たちの権益を守ることでしかありません。
アメリカは、イランの腐敗したパフラヴィーの独裁と暴力を支持し擁護しました。
その結果、アメリカはイランから追放されたのです。
こうした事例はベトナム戦争でも同様で、アメリカは全く反省も学んでもいないのですね。
ちょうど、アルジェリアでの出来事が起きました。
「テロとの戦い」と言いますが、『テロが起きる社会的要因との戦い・根絶』こそが重要だと思うのですが。
それなしには「テロ」がなくなることはありえないのですから。
欧米諸国にメソポタミア文明を作り出した人々への崇高の念があれば、こんな破壊は起きないはずです。
イタリアを除いては、イギリスもフランスもアメリカも彼らのような古代文明を作ってはいないのです。
フランスでは最近、女性モスリムのスカーフを禁じました。
キリスト教徒もかつては多くはスカーフをしていましたし、十字架のネックレスなどをしているのにです。
この二本の映画を見て、つくづく大国、とくにアメリカとロシアとイギリスはいやだなと思いました。【1月21日鑑賞】

                                             


映画/星の旅人たち、キリマンジャロの雪

2013年01月17日 | 映画

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題名の『キリマンジャロの雪』は、ヘミングウェイの小説からとられたものではなく、
1966年にフランスで大ヒットしたパスカル・ダネルのシャンソンのタイトルだそうです。
港町マルセイユに住むミシェルとマリ=クレールは、結婚30周年をむかえる熟年夫婦です。
そのお祝いに、キリマンジャロへの旅をプレゼントされます。
造船所の労働者にリストラの波が押し寄せます。
労働組合の委員長をしているミシェルは、リストラ対象者を「くじ引き」で選びます。
委員長の彼は自分の名をリストから外すことが出来るのですが、彼は公平を期すために自らの名を外しませんでした。
くじ引きの結果、彼もリストラされることになりました。
二人は、キリマンジャロへの旅を楽しみにしていたのですが、押し入った強盗にそのチケットなどを奪われてしまいます。
犯人はミシェルと一緒にリストラされた元同僚の青年でした。
幼い弟二人を抱えていた彼は、借金に行き詰って犯した犯行でした。
彼は、ミシェルに言います。
「リストラではなく、他にも方法があったはずだ。 ワーキングシェアーとか、給料を下げるとか、…」。
ミシェルは、「そうだったかもしれない」と、悩みつつ、戻ってきたチケットを換金して、残された弟たちを助けようとします。
マリも、彼に黙って弟たちの面倒を見ていました。
この二人の気高さに私は心が洗われるのでした。
もし、この映画の舞台がフランスでなく、アメリカだったら、私はおそらく"胡散臭い"と思ったでしょう。
アメリカには左翼はいないし、宗教的善意だったらイヤミっぽいから。
でも、舞台はフランス、ミシェルはオールド共産主義者のモラルの持ち主であり、
フランス・イタリアの左翼にはこんな心意気が残っているに違いないと私は勝手に思い込んだのでした。
過日見た、『ル・アーブルの靴みがき』もフランス庶民のアフリカ系移民たちへの優しさがあふれていました。
「きれい事」過ぎるのですが、イタリア・フランス・スペイン・トルコにはこんな「きれい事」が似合い、許したくなります。
現在、ハリウッド映画『ミュージカル レ・ミゼラブル』がヒット中だそうですが、
この映画もヴィクトル・ユゴーのその名作から着想されたと、映画の末尾に紹介されました。           【1月7日鑑賞】

年末年始東北を旅しました。1。松島、十和田湖

2013年01月13日 | 国内旅行
2012年12月30日から1月3日まで、東北を旅してきました。
『東北の風物語・寒立馬やなまはげを見物/十和田湖・大間崎・男鹿・松島・平泉
津軽鉄道ストーブ列車とぐるり東北周遊5日間』という長い名前のクラブツーリズムのツアーに参加しました。
延べ五日間で移動したバスの距離は2300kmを越えたと言います。つまり、ほとんどバスで移動という感じでした。



一日目/12月30日
家を出る時小雨が降っていました。予定していた電車の一本前の電車に乗りました。これは正解でした。
鶯谷駅で人身事故があり、電車が遅れたのでした。日曜の朝なのに電車は満員で座れませんでした。
上野8時出発。参加者は40名、バスは満席でした。
運転手二名、バスガイド無しでした。とても安心感があって良いことです。
途中二箇所のPAでトイレ休憩し、全く渋滞なしで、松島に着いたのは1時30分でした。
オプションの遊覧船(45分、1250円)に乗りました。

                                     双子島
 
                                     千貫島
 
                                     在城島
 
 
よろい島
                                      鐘島
  
仁王島
  

鳥は、海猫です。遠くにいたのですが、船で売られている"かっぱえびせん"が撒かれると、あっという間に集まりました。
投げられた餌を空中でキャッチする鳥もいました。塩・油の高カロリーで「成人病」にならないのでしょうか。
冷たい雪混じりの雨が降っていましたが、船の後尾の甲板で写真を撮りましたが、凍える寒さではありませんでした。
松島での自由時間は90分しかいないのに、船の時間は50分、長すぎでした。
松島に来て、島巡りをしないのも画竜点睛を欠くと思い申し込んだのですが、結果的には乗らないない方が良かったです。
瑞巌寺などをゆっくり参拝する時間は多くは残っていませんでした。大急ぎ早足で歩いて、大汗をかきました。

観欄亭・松島博物館
 


瑞巌寺(臨済宗妙心寺派)
瑞巌寺本堂は修復工事中でした。庫裡に本尊などが展示されていましたが、時間がないのでじっくり参拝できませんでした。
宝物庫も味わいがありましたがほとんど素通りでした。チケットは自動販売機で、スイカで買えるのでした。
参道                                   一門
 
本堂は工事中で庫裡が参観できます。(800円)
 
                                    
  
陽徳院御霊屋
 
宝物館                                 本堂
 
法身窟
   
   
洞窟群
 
 
 
                                      一門を入って本堂に向かう参道
  

円通院・臨済宗妙心寺派(300円)
 
                                      三慧殿(1646年)参道
  
  
本堂「大悲亭」
 
円通院は、妙心寺派の特色が出ている苔むした庭がとても綺麗でした。
三慧殿も、ひっそり・ぽつんと立っていて何とも味わいがあるのですが、ゆっくり味わう時間は皆無でした。

五大堂 
 

みちのく伊達政宗歴史館(入る時間はありませんでした。)  松島十二支記念館
 
慌ただしい松島観光でした。最低でもあと1時間は欲しかったです。
3時半過ぎに松島を出発、北上に着いたのは5時でした。
4時を過ぎるともう暗く、近くを散歩する時間はありませんでした。
北上は歩道には雪が少し積もって居ましたが、暖かったです。
ホテルメッツ北上[北上駅に隣接、ビジネスホテル]に宿泊。
こちら側には、店がなく、地下通路を使って駅の反対側に向かいました。
夕飯は、コンビニのお寿司などを買い、ホテルでウイスキーを飲みながら頂きました。
北上駅(12月31日朝撮りました。)ホテルは向かって左。
         【1日目、12/30終わり】
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二日目/12月31日
北上駅前広場

8時前出発なので、6時20分に起床、6時半の朝食でした。
北上出発は、7:50。このツアーの一つの目玉でもあるストーブ列車の走る五所川原に向かいました。
かなりの雪が降っています。


JR五能線・五所川原駅(JRに隣接です。)                           
  
  
津軽鉄道五所川原駅
 
乗車券530円、ストーブ゛室300円                 ストーブ(スルメを焼いてもらえます。300円)  車内に神棚が
   
ストーブ列車前と後ろ
 
車窓から。外は、積雪の量は多くはありませんが、強い風に雪が舞っていました。
  
SMAPの香取慎吾が来た時、車体にペインティングしたとか
  
金木駅ホーム                             金木駅
      
列車は3両、最後尾の車両はストーブのない一般車両、前二両がいわば観光客用のストーブ列車です。
一両に二台のストーブがあり、スルメや酒などの車内販売とガイド付きです。
津軽鉄道は、このストーブ列車のおかげで存続できているとか。
車両はとても古く、きちんと閉まらない窓から雪と風が入ってきました。
五所川原駅に11:30着、金木駅出発12:15、この列車に乗るために長時間かける価値があるかの判断は微妙に難しい所です。
私としては、ここは省いてその分松島や中尊寺をゆっくり散策したいです。
慌ただしく電車に乗って、わずかな時間五所川原に滞在しあっという間に去って、十和田湖に向かいました。

十和田湖
十和田湖は、積雪もあり、そして射すような冷たい風が吹き、路上は凍結しています。
私は、用意していった簡易アイゼン(滑り止め)、ネックウォーマー、二重の手袋、毛糸の帽子の異様な姿でした。
たった6つの小さな鋲が着いているだけなのですが、靴の上から装着するこの簡易アイゼンは優れものでした。
 
インターネットで1000円ほどで準備しました。
本格的登山用ではありませんが、路面が凍結していても全く滑ることなく安全でした。
  
高村光太郎の乙女の像
 
  
 
 
十和田神社
 
 
内陸の十和田湖から、太平洋側の八戸に向かうにつれて雪が徐々に少なくなっていきます。
順序だって雪がなくなるのではなく10キロほど走ると雪、もう10キロ走ると雪は止み、
更にもう10キロ走ると雪が降る、と天候は目まぐるしく変化し、徐々に積雪量が少なくなって行きます。
おそらく遭難する時などは、この変化がもっと短時間・短距離で激的に変化するのかもしれません。
決して油断しているわけではないと思うのですが、ちょっと前まで何でもなかった天候が、
急激に激変した時はもう既に対応できなくなっているのかも知れません。
今日の宿、八戸には、5:30着。
八戸駅隣接の、ホテルメッツ八戸(ビジネスホテル)が今日の宿です。
八戸駅周辺は、賑やかではなく閑散としています。
今晩の夕食も味気ないですが、目の前のコンビニ弁当にしました。
大晦日なので、カップソバも買って食べました。久しぶりのカップ麺の年越しそばはおいしかったです。
明日も早いので11時には寝ました。                                      【2日目、12/31終わり】、【続く】 

年末年始東北を旅しました。2。大間崎、真山神社

2013年01月13日 | 国内旅行
三日目/2013年1月1日
ホテルからの初日です。
 
八戸駅
 
ホテルの部屋から八戸、八戸は積雪がありません。



今日は、本州の最北・下北半島の大間崎、寒立馬の尻屋崎だけを訪れます。
八戸からもかなり遠く、一日中移動のバスの中という感じです。
出発は、7時半です。6時から朝食をたっぷり頂きました。ほんの少しおせち料理がありました。
9時半、横浜と言うところでトイレ休憩。
 
電気自動車用の充電施設でしょうか初めて見ました。無料でした。 下北半島には風力発電がたくさんありました。
  
下北半島は風が猛烈に強く、天候も目まぐるしく変わるようで、雪が降っているのに太陽が顔を出しました。
横浜八幡神社(車窓から)
 
 

11時尻尾崎に着きました。かなりの積雪で、途中バスの通過に難儀した道もありました。
こんな中、馬たちが見えるのかと思っていました。
 
林の中に走っている馬が見え、バスを降りて牧場の柵に近づきました。
 
寒立馬は、野生馬ではなく、農耕馬だそうです。一時絶滅しかけましたが、保護策が実り増えているそうです。
民間の牧場で育てられているそうです。とても人なつこく、すり寄ってきました。
今回一番上手く撮れた一枚です。 
 

 
 
トイレ
 
途中の集落で子ども達(バスの中から)
   

本州最北端の大間崎
  
 
雪は降っていませんが、すごい強風で直立は出来ません。灯台の先は函館の町だそうです。
 
石川啄木の歌碑
 
 
 
路線バスもあるようです。[むつ・下北駅から出ているようです。]
 
大間崎のマグロは有名ですが、地元では高価すぎてなかなか食べられないそうです。
マグロの心臓と胃袋を焼いて売っていました(300円)
 
大間崎に滞在したのは、1:30~2:00の30分だけでした。
平野PAでトイレ休憩(16:45)、弘前に着いたのは午後6時半でした。
今晩の宿泊は、弘前パークホテル。ビジネスホテルですが、大きく立派でした。
今晩の夕食は、ホテルのレストランで津軽三味線のライブを聴きながらの豪華な食事でした。
ワインとウイスキーはちょっと高めでしたが、ダブルを頼みました。
新年サービスということでトリプルの量で、シングル料金、楽しく頂きました。(各600円)。
三味線は、コンクールで数々受賞している渋谷幸平さんという若い人でした。
 
高橋竹山さんの音楽など30分の演奏はあっと間でした。
食事料金は3500円位だと思うのですがとても豪華でおいしかったです。
今日も、一日ほとんどバスの移動でした。
むつは、すごい過疎でした。見渡す限りの雪原や森、もう人は住んでいないと思っていると、突然集落が出現します。
人はすごいです、都会に住む私たちの想像を越えて人々は生活しているのですから。
原発に「依存」する下北に風力発電はミスマッチのようですが、下北半島にはたくさんの風力発電がありました。
風が強いと想像できます。下北の人々には、原発の電力は不要ですが、原発の廃棄物などがこの地にたくさんあります。
バスの中からはそれらは見えませんでした。
原発の廃棄物をどうするかは深刻な問題です。
科学技術への過信は決してあってはならないのですが、地下深く埋め立てられれば良いのですが。
将来的には、宇宙の彼方に廃棄するなんてことを考えるかも知れません。
電気の安定的供給という目先の利益に誘惑されて原発に依存するのは止めるべきと私は、思います。
経済の観点から言えば、原発を作り、その廃棄に莫大のお金を投資するのは儲かることだと思いますが。
話がそれましたが、尻屋崎方向とは反対に、多くの添乗員達が勧めている仏ヶ浦という絶景地があるようです。
今回は寄りませんでしたが、函館からフェリーを利用して、いつか行きたいなと思いました。
大間崎では、緊急の時は、車でむつや八戸に出るより、フェリーで函館に出る方が簡便だそうですから。
帰りのバスでもそうでしたが、バスが十分ほど走るだけで、吹雪いていいたり、晴れていたりと変々します。
不思議です。気温はマイナス3度ほどらしいのですが、風がなければ寒さは感じませんでした。
しかし、大間崎は別で直立していられないほどの強風で、肌に突き刺さるかのようでした。        【1月1日終わり】
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四日目/1月2日

この日は出発がゆっくりなので、ホテル周辺を少し歩こうと思って早起きしたのですが、
暗かったので7時位まで待って、弘前市内をほんの少し散歩しました。
ホテルの部屋からの弘前の街、弘前は晴れでした。          昇天教会
 
                   
弘南鉄道大鰐線中央弘前駅
 
 
 
ホテルのレストランから津軽富士・岩木山  かなり豪華なバッフェ朝食で、おせち料理も豊富でした。
 

9時出発、10:50道の駅二ツ井・きみまちの里で休憩、弘前は晴れでしたが、日本海側は大雪でした。
この道の駅には、お握りやお弁当がありませんでした。高速道路はないのでSAやPAも利用しません。
食堂のカツサンドを買いました。このツアーには夕食と昼食は付いていません。昼はオプションの弁当ですが、
私は、朝食をたっぷり食べますし、ほとんどバスで移動なので、弁当では食べ過ぎと注文しませんでした。

真山(しんざん)神社









男鹿真山伝習館 [なまはげの実演が行われます。]





とても迫力ある演技でした。観光客の子どもには、恐怖を与えないようにさわったり、怖がらないように注意していました。
私は、テレビなどで見たなまはげは子どもに恐怖だけ与えると思っていたのですが、それは真実ではありませんでした。
なまはげが、子どもや嫁達は怠けていないかと問いただすと、主人は良い子ども・良き嫁たちですと、一生懸命かばいます。
隠れている子どもがなまはげに発見され、連れ去られのですが、主人は子ども達を取り返し、抱きしめます。
子どもは恐怖を受けますが、家族が優しく強く守ってくれるのです。子ども達は家族に強い絆と愛情を覚えるに違いありません。
東北の方言はとても心地良い優しい響きをもっています。
なまはげは、決して邪鬼ではなく、怠けることを戒め、地域と家族を山から身守り守っているのです。
なまはげ会館(男鹿真山伝習館の隣です。伝習館との共通券:1000円)  右は、入り口のあるモニュメント
 
 
  
  
 
伝習館の実演は必見ものです。なまはげ館ではビデオで見ることが出来、各地のなまはげの面などが展示されています。
伝習館・東北地方の曲り屋(母屋と馬小屋が一体となっています。馬は家族同様で大切にされたのですね。)で作られています。
   

この日の観光は、真山神社でけ、秋田には4時秋田に着きました。雪が降っていましたが、ほんの少しホテルの近くを歩きました。
當福寺・浄土宗
 
西善寺・大谷派                             鱗勝院・曹洞宗
   
声体寺・時宗                             来迎院・浄土宗
 
蓮住寺・法華宗、この近くにはたくさんのお寺があるのですが、吹雪き、暗くなってきたので帰りました。

 
夕飯は、ホテル近くのレストラン・無限堂で、オプションのきりたんぽ・はたはた・稲庭うどん(2500円)
    【1月2日終わり、続く】


年末年始東北を旅しました。3。平泉・中尊寺

2013年01月13日 | 国内旅行
五日目/1月3日
イー・ホテル秋田

朝8:30出発しました。平泉に向かう風景。
 

 
錦秋湖SPでトイレ休憩(10:30)
 
 
 


中尊寺


一般参拝者は、地図右下の中尊寺案内所から、月見坂を登るのですが、バス団体は団体バス降車場で降りて、
拝観券発券場に向かいます。
これは、とても楽です。月見坂からは坂を上り降りしなければならないのですが、登らなくて良いからです。
折しも、月見坂は凍結していて、多くの人が転んでいました。
参道入り口に、靴に装着する、ワラで出来た滑り止めが無料で置いてあるのですが、気づいた人は多くはないようでした。
もっともかじかんだ手で付けるので、しっかり縛れず途中ではずれてしまうようでした。
無料ですので仕方ないのですが、プラスチックヒモで縛るのではなくゴムバンドで挟むとはずれないでしょう。
   
坂道では職員が、滑り止めの砂を撒いていました。
私の簡易アイゼンは、優れもので、急ぎ足で歩いても全く滑りませんでした。

拝観券発行所・讃衡蔵(宝物館、金色堂と共通券で団体800円)        金色堂
 
芭蕉句碑                                経蔵
 

旧覆堂                                大長寿院
 
釈迦堂                                 白山神社鳥居
 
白山神社能舞台                           白山神社拝殿
 
西物見                                 十二支神社
 
弁財天堂
 
阿弥陀堂                                鐘楼
 
大日堂
  
峯薬師堂                                                  宝塔
  
  
不動堂
  
本堂
   
  
山門
 
観音堂                                                 奥の細道展(茶屋)
  
奥の細道展とその庭園
 
薬師堂                                
  
地蔵堂                                               瑠璃光院
   
東物見                                梧逸句碑               西行歌碑
  
弁慶堂
 
地蔵院                                 平泉の街(東物見から)
 
総門跡                                 月見坂(参道)
  
参道入り口
  
参道入り口付近から                         平泉文化史館
 
中尊寺周辺の食堂は混んでいると思い、"中尊寺精進料理"(1050円)をオプションしました。
 
中尊寺参拝も慌ただしかったです。昼食も忙しかったです。中尊寺で、昼食込みで1時間半は短すぎます。
周囲も参観するには最低でも後1時間半は必要です。

13:45に中尊寺を発ち、途中2箇所ほどのSAでトイレ休憩をして、上野に着いたのは確か21時半頃でした。
帰り少し渋滞があり、それでも遅れたのは、予定より約一時間ほどでした。
お正月の3日の夕方なのに渋滞は那須高原・大田原周辺でほんのわずかで、停止状態はありませんでした。
車で東北に帰省する人は少ないのでしょうか。
東京はやはり暖かかったです。でも、電車は混んでいて座れませんでした。事故があったようです。

今回、3泊4日の別の東北・中尊寺方面のツアーを申し込んでいたのですが、直前になって催行されないと連絡があり、
このツアーの最終の二人に滑り込みセーフとなりました。40人でバスは満席でした。
朝食付、夕食は1回だけ、宿泊はビジネスホテル、松島・中尊寺・観光料金はオプションで53,000円でした。
私は、豪華な食事や温泉は必要ないので、宿・食事については全く不満はないのですが、バス移動時間が大過ぎ、
観光地での自由時間がないのは非常に不満が残りました。この日程でどこを削るかは難しいですが、
私としては、思い切って十和田湖を割愛しても良かったのではないかと思いました。
催行されなかったツアーは3泊なのですが値段は少し高いのですが、私の要望に少し近かったと思います。

出かける前は、東北は大寒波と言われていましたが、それほどではありませんでした。
日本海側は、積雪がありましたが、豪雪ではなく交通が遮断されるほどではありませんでした。
私は、昔は寒さは苦手で、雪国に行くなんてことは想像だにしませんでしたが、数年前から雪国にも行くようになりました。
雪の永平寺、白川郷、萩なども訪れ、大丈夫でした。
年末・年始の北海道ツアーがあれば行きたいなと思っています。
年末年始に特別の感慨や、イベント・慣習は私にはありませんので、旅行が良いです。
個人旅行では、宿や鉄道や飛行機の確保が大変だと思いツアー旅行にしています。
本州最北の大間崎は晴れで積雪はなかったのですが、風は強烈で、直立しているのが難しかったです。
手が揺れ、カメラを持つ手が揺れました。
十和田湖・中尊寺では道が凍結し、中尊寺ではたくさんの人が転んでいました。
トレッキングシューズか長靴が良いですが、その上に簡易アイゼンを装着するのがより良くお薦めです。
今回下請けのバス会社は、埼玉の東栄観光バスでした。
移動距離は5日で2300キロほどだったそうですが、運転手が二人で、とても安心感がありました。
観光バスの大事故がしばらく前にありましたが、この会社ではその前から長距離二人体制を取っていると言っていました。
バスガイドなしもとても良かったです。多くのバスガイドは、しゃべりどおし、私にとってはほとんど騒音状態ですから。
添乗員も最低限以上のことは言わないので、バスの中は静かで良かったです。
私は、MP3で音楽を聴いたり、景色を楽しんだり、時々昼寝もしました。

2005年9月に十和田湖・白神産地を訪れました。そのブログは2005年の夏休み・白神山地ウォーク 
2008年5月に訪れた時の中尊寺のブログは、黒石寺・中尊寺と奥州仏教美術特別拝観~その一           【終わり】                                 

謹賀新年/東北に来ています。

2013年01月02日 | 国内旅行
謹賀新年
本年もよろしくお願いいたします。
弘前での初日の出


弘前の町で


岩木山(ホテルの13階食堂で)


尻屋崎の寒立馬


昨年12月30日から4泊5日のツアー旅行で東北に来ています。
ほとんどバスの移動ですが、寒さ嫌いの私が信じられない冬に雪景色を楽しんでいます。
本州の最北端や男鹿半島の真山神社での初詣やなまはげ、松島や中尊寺を観光します。
帰宅してから報告します。