5月4日、私は、私のブログで『休題:コロナ考え』を書き、その最後に【これに関連するだろう、パンデミック後の労働・生活環境についての変貌の妄想は、後日とします。】と記しました。今日は、ポストコロナについて思う三つの大きな不安、恐れについて記します。
第一は、社会の暴力性の拡大です。大人(職場や家庭)と子ども(学校や家庭)の両方での、「暴力性」、「いじめ」、「ネグレクト」などです。
「自粛警察の現れ」、「医療従事者やその家族への差別」、「被感染者への偏見」などは、それらの萌芽的現れです。この根底の大きな部分は貧困、貧富の格差です。同時に、人々には「社会的知恵」や「資質」、「能力」などの差もあります。それらは重なって、「家庭力」=家庭・家族が総体として持つ「知恵」や「諸能力」に現れると思います。その一部は、子どもの心の中に色々な悩み、苦しみ、劣等感そして希望の喪失などを押しつけます。反面、金銭力のある所では、家庭教師やマンツーマンの塾や様々なITの使用などが可能です。こうして総体として格差の一層の拡大が増します。一度陥った子どもたちのスマホ、ゲームの楽しさ・極度の依存を捨て去ることは簡単ではありません。
職場や業種間での小さないさかいやもめ事や、パラハラ・セクハラなどの様々な深刻なハラスメントが確実にじわじわと押し寄せます。
第二は、テレワーク、在宅ワークの後遺症です。職場に於ける社会的人間関係に関わる変化・問題はここでは触れません。これらの「新たな」と呼ばれる職場・仕事のあり方は、リストラや非正規労働への誘い水となり、凄まじい勢いで進行することは確実です。「社会的人間関係に関わる変化・問題はここでは触れません」と言ったばかりですが、人と人の交流の希薄さと職を失う心配や恐怖などの心・精神的苦悩、恐怖、寂寞は、確実に人々の心をむしばんで行きます。そしてこのことは、第一の家庭や子ども達にも確実に反映・影響します。こうしたことは悲しいかな「自死」や「精神的病」の拡大を進めます。
IT、AIにかかわる家庭や労働環境の変化や影響は、今回は触れません。
以上とは関係ないのですが、テレワークの拡大は「非常なコンピューターウイルス感染とハッキングによる情報漏洩」がもたらされます。
私は、貧乏人も大金持ちも同じように扱う一律10万円給付には反対です。日本の大金持ちから税金をがっぽり取らなければなりません。また、社内留保で財テクしている大企業から法人税を増税して取らなければなりません。一時休業などで支払われる「休業特別給付金」も大問題です。中小零細企業は雇用確保は容易ではないので当然必要ですがが、大企業は休業補償が出るので、困らないのです。
第三は、国の財政の問題です。日本政府の大量赤字国債などによる「財政赤字」の問題です。1000兆円を越えているそうです。私は、正直この財政赤字問題はほとんどわからず、理解できません。その是非や評価について、学者や政党などで様々に別れているそうです。極端な意見は、家庭の借金や財政危機に陥ったギリシャなどの外国は国際金融機関などから借りた(融資を受けた)借金なので返済しなければならず、「まさに債務奴隷」となりましたが、日本の場合はほとんどが日本銀行からからの「借金」なので返済の義務はなくほとんど問題ないという意見です。もしこの考えが正しいなら、どんどん赤字国債を発行すればいいのです。私は、日本の国家財政はどう考えても「健全」ではないと思います。その額は、支出の削減や低い大企業法人税はもちろん大問題ですが、その増税で賄える規模をはるかに越えています。これはいつか必ず破綻が来ると私は思います。今回の、「コロナ禍」の「大判振る舞い」は、一層日本の財政赤字を飛躍的に増大させ、今や際限なしです。
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日本では「非常事態宣言が解除」され、欧米や一部アジア諸国での大流行は、今ひとまず落ち着いているように見えますが、アジア、中南米や一部アジアでは今後大流行が予想されます。私は、今年4月の韓国旅行、再来年(2021年4月)のピースボート乗船を予定していましたが、両方ともキャンセルしました。世界が落ち着いたらぜひもう一度挑戦したいですが、その日は来るでしょうか。私の健康や気力が果たしてそれまでもつか自信はありません。
「私たちの生きる意味ってなにかしら?」、「毎日特段のことを感じることなく過ごし、そうして死んでいくのかしら?」、そんな思いがよぎります。 【終わり】
第一は、社会の暴力性の拡大です。大人(職場や家庭)と子ども(学校や家庭)の両方での、「暴力性」、「いじめ」、「ネグレクト」などです。
「自粛警察の現れ」、「医療従事者やその家族への差別」、「被感染者への偏見」などは、それらの萌芽的現れです。この根底の大きな部分は貧困、貧富の格差です。同時に、人々には「社会的知恵」や「資質」、「能力」などの差もあります。それらは重なって、「家庭力」=家庭・家族が総体として持つ「知恵」や「諸能力」に現れると思います。その一部は、子どもの心の中に色々な悩み、苦しみ、劣等感そして希望の喪失などを押しつけます。反面、金銭力のある所では、家庭教師やマンツーマンの塾や様々なITの使用などが可能です。こうして総体として格差の一層の拡大が増します。一度陥った子どもたちのスマホ、ゲームの楽しさ・極度の依存を捨て去ることは簡単ではありません。
職場や業種間での小さないさかいやもめ事や、パラハラ・セクハラなどの様々な深刻なハラスメントが確実にじわじわと押し寄せます。
第二は、テレワーク、在宅ワークの後遺症です。職場に於ける社会的人間関係に関わる変化・問題はここでは触れません。これらの「新たな」と呼ばれる職場・仕事のあり方は、リストラや非正規労働への誘い水となり、凄まじい勢いで進行することは確実です。「社会的人間関係に関わる変化・問題はここでは触れません」と言ったばかりですが、人と人の交流の希薄さと職を失う心配や恐怖などの心・精神的苦悩、恐怖、寂寞は、確実に人々の心をむしばんで行きます。そしてこのことは、第一の家庭や子ども達にも確実に反映・影響します。こうしたことは悲しいかな「自死」や「精神的病」の拡大を進めます。
IT、AIにかかわる家庭や労働環境の変化や影響は、今回は触れません。
以上とは関係ないのですが、テレワークの拡大は「非常なコンピューターウイルス感染とハッキングによる情報漏洩」がもたらされます。
私は、貧乏人も大金持ちも同じように扱う一律10万円給付には反対です。日本の大金持ちから税金をがっぽり取らなければなりません。また、社内留保で財テクしている大企業から法人税を増税して取らなければなりません。一時休業などで支払われる「休業特別給付金」も大問題です。中小零細企業は雇用確保は容易ではないので当然必要ですがが、大企業は休業補償が出るので、困らないのです。
第三は、国の財政の問題です。日本政府の大量赤字国債などによる「財政赤字」の問題です。1000兆円を越えているそうです。私は、正直この財政赤字問題はほとんどわからず、理解できません。その是非や評価について、学者や政党などで様々に別れているそうです。極端な意見は、家庭の借金や財政危機に陥ったギリシャなどの外国は国際金融機関などから借りた(融資を受けた)借金なので返済しなければならず、「まさに債務奴隷」となりましたが、日本の場合はほとんどが日本銀行からからの「借金」なので返済の義務はなくほとんど問題ないという意見です。もしこの考えが正しいなら、どんどん赤字国債を発行すればいいのです。私は、日本の国家財政はどう考えても「健全」ではないと思います。その額は、支出の削減や低い大企業法人税はもちろん大問題ですが、その増税で賄える規模をはるかに越えています。これはいつか必ず破綻が来ると私は思います。今回の、「コロナ禍」の「大判振る舞い」は、一層日本の財政赤字を飛躍的に増大させ、今や際限なしです。
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日本では「非常事態宣言が解除」され、欧米や一部アジア諸国での大流行は、今ひとまず落ち着いているように見えますが、アジア、中南米や一部アジアでは今後大流行が予想されます。私は、今年4月の韓国旅行、再来年(2021年4月)のピースボート乗船を予定していましたが、両方ともキャンセルしました。世界が落ち着いたらぜひもう一度挑戦したいですが、その日は来るでしょうか。私の健康や気力が果たしてそれまでもつか自信はありません。
「私たちの生きる意味ってなにかしら?」、「毎日特段のことを感じることなく過ごし、そうして死んでいくのかしら?」、そんな思いがよぎります。 【終わり】