風そよぐ部屋

ウォーキングと映画の無味感想ノート

映画/ショート・ターム12、悪童日記

2015年03月30日 | 映画

文句なく秀作です。

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以下煩雑ですが、受賞・ノミネート(一部)した賞を列挙します。
■サウス・バイサウスウエスト映画祭 長編ナラティブ部門審査員賞、長編ナラティブ部門観客賞 ■リトルロック映画祭 長編ナラティブ部門ゴールデン・ロック賞 ■マウイ映画祭 長編ナラティブ・ドラマ部門観客賞、ライジング・スター賞 ■ロサンゼルス映画祭 長編ナラティブ部門観客賞 ■ナンタケット映画祭 長編映画脚本賞 ■ロカルノ国際映画祭 女優賞/ジュニア審査員賞(国際コンペティション)/エキュメニカル審査員賞/金豹賞 ■アテネ国際映画祭 観客賞 ■ハンプトンズ国際映画祭 ブレイクスルー演技賞 ■ヘント国際映画祭 ヘント港パブリック・チョイス賞 ■バリャドリッド国際映画祭 観客賞 ■タリン・ブラックナイト映画祭 作品賞/若手作品賞 ■ゴッサム・インディペンデント映画賞 女優賞 ■ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞 インディペンデント映画トップ10入選 ■サンディエゴ映画批評家協会賞 作品賞/監督賞/脚色賞/主演女優賞/アンサンブル演技賞 ■デトロイト映画批評家協会賞 主演女優賞/ブレイクスルー賞/作品賞/脚本賞 ■サンフランシスコ映画批評家協会賞 主演女優賞 ■シカゴ映画批評家協会賞 有望監督賞/主演女優賞 ■オンライン映画批評家協会賞 作品賞/脚色賞/主演女優賞 ■オースティン映画批評家協会賞 主演女優賞/ブレイクスルー賞/作品賞 ■フェニックス映画批評家協会賞 作品賞/見落とされた作品賞/若手女優賞/ブレイクスルー演技賞 ■セントラルオハイオ映画批評家協会賞 見落とされた作品賞/脚本賞次点/主演女優賞次点/レイクスルー映画人賞次点/ブレイクスルー映画人賞/アンサンブル演技賞 ■放送映画批評家協会賞 主演女優賞 ■サンタバーバラ国際映画祭 ヴィルトゥオーソ賞 ■ブラック・リール賞 助演男優賞/ブレイクスルー演技賞/サテライト賞/歌曲賞 ■インディペンデント・スピリット賞 編集賞/主演女優賞/助演男優賞
アメリカのアカデミー賞は、全くの商業主義で問題外ですし、映画祭賞のいくつかはなぜ受賞作品なのか、
よくわからない作品もありますが、この映画は、制作費もあまりかかっていないと思われる小作品ですが秀作です。
ショートタームとは、家庭の事情などで成育環境が十分でない18歳までの青少年を短期預かる短期保護施設のこと
のようで、日本の児童相談所の一部のような気がします。
映画でのここは、とても小規模で、塀や囲いはありません。
冒頭のポスターのシーンは、施設を脱走する子を追いかける職員の姿で、映画の最後のシーンでもあります。
奇を衒う特別すぎるエピソードはありません。
ここの若い恋人同士の男女職員と子ども達の格闘を描いています。
映画ですから、子ども達の抱える問題はかなり大袈裟・深刻に描かれていますが、二人の職員は権力を振りかざさず、
非常なるユーモアとゆとりを持って接しています。
この穏やかさは、施設全体のものなのか、二人の徳性なのかはわかりません。
グレイス自身も、子どもの頃父親から性的虐待を受けています。
この映画では、そうした出来事の映像を映しません。
他の子どもの自傷行為や家族の暴力など過去の出来事の映像もありません。
映画では、過激なセックスシーンや暴力シーンを入れがちですがほとんどの場合不要です。
たくさんの受賞は納得です。
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こちらも過酷な運命を背負った子どもの話しですが、ストリーに違和感があって失敗です。
双子の男の子が疎開に行くのですが、その切実な理由、疎開先の祖母が彼らに愛情を注がない、
母親が夫ではない男性とともに彼らを迎えに来るのですが彼らは会おうともしない、
最後に一人だけが国境を越えて脱出するのはなぜか、などがどうしてなのかよくわかりませんでした。   【3月23日鑑賞】




三島/四日目・龍澤寺

2015年03月27日 | 国内旅行

前日の天気予報では、午前中は晴れ、午後から雨でした。午前中は電動アシスト自転車を借りて龍澤寺を参拝し、
午後は、三島駅の北側を歩こうと計画していたのですが、朝からすでに小雨が降っていました。
そこで、計画を変更して、バスで龍澤寺に行くことにしました。
急いでバスの時刻表を調べると、朝一番のバスは8:55、帰りのバスも10時台は二本ありました。

9:10分に龍 澤 寺に着きました。バス代は220円、雨は止んでいました。
龍澤寺は、臨済宗の修行道場で、お墓が山全体に点在しているようでした。
  
 
まん丸い石の墓石がずらっと並んでいました。
 
庫裏                                  庫裏入り口
 
台所                                  風呂 
 
全景                                  本堂への門
 
方丈(本堂)は工事中でした。
 
経堂                                
  
不動堂                                  
 
禅堂
 
鐘楼                                                         鐘の下に穴が空いていました。
   
弁天堂
 
  
   
   
10:35のバスに乗って、三島駅北側の東レ入口バス停で降り、遠成寺まで北上しそこから引き返しました。
北小学校入り口に旧陸軍の野戦重砲兵兵営跡がありました。  日大、日大三島高
 
耳石神社 この石が耳に似ているので耳の病気回復祈願の御利益が信じられているそうです。
 
 
遠成寺・日蓮宗
 
福昌寺・曹洞宗                            如来寺・曹洞宗
 
如来寺本堂                             佐奈田堂(鎌倉時代の戦国武将由来の寺)
 
   
円久寺・日蓮宗                            日吉神社
  
山の神神社、地図では大きく表示されていますが、実際は…。      長霊神社
 
清躰寺・浄土真宗(幼稚園で入れません。)
 
 
願成八幡神社                             本向寺・日蓮宗
 
泉来寺を探していると帝釈堂と          庚申堂が、                   泉来寺
  
泉来寺は、境内のあるお寺と思っていたので、道路に背を向け、小さなお堂で見つからず、あたりを何遍もうろうろしました。
ここから三島駅に向かい歩き始めると、予報通り途中で雨が降って来ました。
 
予定よりだいぶ早い時間でしたので、帰りは新幹線を使わないで在来線で帰ることにしました。
ホテルに預けていた荷物を引き取り、13:51熱海発上野東京ライン(3月14日に開業した上野駅と東京駅を経由して
宇都宮線・高崎線・常磐線と東海道線を相互直通運転する路線。何と約220km4時間のローカルです。)
の前橋行きに乗り、東京駅に15:38に着きました。
新幹線だと50分ですので、2時間を2000円(約新幹線特急代)で買うことになるのでしょうか。
平日の午後というのに、全員は座れないほどのかなりの混雑でした。
「エリアをまたいでスイカ等は使えない」という看板が出ているのですが、熱海以降はスイカを使えません。
現代は、電子マネーの時代なのに、不可思議・不便そのものです。
私が三島駅職員に事情を聞くと、案内表示を示し、「エリア(会社)が異なるから使えない。」と全くぶっきらぼう、
さらに、「熱海までスイカで買って、熱海で途中下車して切符を買えば良いです。」
問い合わせが多く回答・説明が面倒なのかも知れませんが、これほど無愛想な接客は昨今接したことがないほどでした。
地下鉄やバスなどは全く違う会社なのに使えるのに、エリアが違うから使えないは、私には合理的には思えないのですが。
みどりの窓口に行ってみると窓口が少なく長蛇の列。私は熱海まで自動券売機で切符を買い、
蕨駅では自動精算機は使えないので、出口改札口でスイカで精算しました。
帰宅後、調べてみると相互利用できるにはシステム整備にたくさんのお金がかかるから、と言う事情のようです。
両会社に先を見る力が無かったというより、私は、国鉄民営化=分社化での指導権争いがあったと思うのですが…。
遠因は、明治時代、東京はドイツから50H発電機を、他方大阪はアメリカから60H発電機を輸入した事情からかも知れないのですが、
より根源的には、武士の江戸と天皇の京都の対立がさらにその遠因にあるのでしょうか。
日本を旅する外国人にもわかりづらいでしょう。
でも、こんな事情は日本だけのことではなく、私がヨーロッパを旅した時ですが、どこの国か忘れましたが、
鉄道の自動券売機に、現金用・クレジットカード用・現地交通カード用の三つがあって混乱しました。
目先の便利さとテクノロジーと人の先見性・想像力は一体的には進まない、と言うことでしょうか。
だいぶ余談となりましたが、今回の旅も十分堪能しました。
快晴の時が少なかったので、富士山がきれいに見られなかったのは残念でした。
最後に訪れた龍澤寺は、広く薄暗い境内に参拝者は私以外に誰もなく、静かで穏やかでした。
何の建物かわからないので、食事作りの修行をしているお坊さんに再三お聞きしました。
出かける1週間前、日曜日が雨との天気予報で行くか行かないかだいぶ迷ったのですが…。
一日目はかなり強い風に吹かれましたが、大雨に降られることはありませんでした。
計画通りには進まなかったので、出かける直前にバスの時刻表を調べたり少し慌てましたが…。
日蓮宗、臨済宗、曹洞宗のお寺が多かったです。
三島の電動アシスト自転車は、有料(500円~1000円)ですが、バッテリー容量が少なく馬力も弱かったです。
アルファーワンホテルは、朝食は当日1000円(予約900円)ですが種類も多くおいしかったです。
室内に無料のパソコンがありますが、持参した使い勝手の良い自分のパソコンを使いました。
部屋は狭いのですが、ガウンもありました。無料で自転車も貸してくれるようです。
1階にファミリーマートがあるので便利でした。
修善寺の修禅寺は今回行けませんでしたので、4月になったら再訪し、その後沼津を歩こうかと思っています。   【終わり】

三島/三日目・山中城跡・三嶋大社

2015年03月24日 | 国内旅行

3月15日(三日目)
朝食の模様。種類も多く、季節の料理も工夫され、十分いただきました。
 
  

天気予報では雨で、その時は三嶋大社周辺だけを歩く予定でしたが、晴れたのでまずバスで山中城跡を訪れました。
気温もぐんぐん上がり、その後バスで三島市内に戻り市内を散策しました。
9:15発元箱根行きバス→9:43山中城跡着 約30分、610円だったと思います。
バスを降りて地図を見ていると地元のお年寄りが来たので芝切地蔵尊の場所を聞くと親切に教えてくれました。
元箱根方面バス停前広場(三島方面バス停は地図上左45度上方100メートルほど先) 旧箱根街道と左は岱先出丸方向
 
芝切地蔵尊
 
宗閑寺 豊臣と北条の武将達の墓が並んでいます。
 
山中公民館(宗閑寺隣接)、右側を入ると西ノ丸に出ます。            箱井戸
 
田尻の地                               元西櫓下の堀
 
西ノ丸畝堀                              障子堀
 
障子堀は、攻め方に有利のように見えますが、敵は畝を渡ってくるので、少ない人数で防ぐことが出来たようです。
西櫓                    西ノ丸見張台からの富士山・三島市内(晴れていると美しい富士山が見られるそうです。)
 
土塁                                  本丸櫓堀
 
架橋                                  天守台跡
 
 
兵糧庫跡の柱跡                           樫の木
 
駒形諏訪神社                             八幡神社
 
雲助徳利の墓(元は武士でしたが事故で籠担ぎになりましたが、出来た人物で、仲間・百姓・商人からも大変慕われたそうです。
大の酒好きだったようで墓にはとっくりが彫られています。)   
 
旧街道(石畳)                             駒形諏訪神社を降りて来て、国道1号線への出口 
 
国道1号線に下ってくると、目の前を三島方面に行くバスが通り過ぎて行きました。次のバスは1時間後です。
国道を挟んで反対側の出丸方面を歩きました。         すり鉢曲輪
 
一ノ堀
 
 
山中城跡は、かなり広かったです。戦国時代の山城はこんなだったでしょうか。
三方が川、一方が急峻な山という城はかなり多いように思いますが、山だけの山中城は珍しいのではないでしょうか。
中世のヨーロッパの町は、小高い丘の回りを堅牢な城壁で囲い、その中に住宅と人々が密集していますが、
日本の山城は、その中に人は住まない、防御だけです。食料、水の補給は大変でしたでしょう。
旧箱根街道は、江戸時代に造られ整備されたのです、その街道が城の真ん中を通っているのです。
北条氏滅亡後もこの地は交通の要衝だったのでしょうか。
晴れていると、富士山が雄大にきれいに見られるそうです。この日は雲に覆われていました。
30分ほどバスを待ち、やっと11:39発三島駅行きバスが来ました。愛宕町バス停で降りて、そこから歩き出しました。

箱根旧街道                               愛宕坂
 

川原ケ谷の宿                              
 
真立寺・日蓮宗                            宝鏡院・臨済宗 
  
宝鏡院・足利義詮の墓塚
  
宝鏡院・浄土宗 源頼朝の三島神社百日詣で宿舎となった寺だそうです。    
  
宝鏡院・観音堂
 
加茂川キリスト教会
 
三嶋暦師の館、落語を聞くイベントが行われていました。   暦の版木
 
   
薬師院・真言宗                            空海さんのいろは歌の碑
 
空海上人像                空海さんが腰掛けたという石
 
光安寺・時宗                             六所王子神社
 
守綱八幡神社                             妙行寺・日蓮宗
 
妙行寺・本堂                             天神社
 
三 嶋 神 社
若山牧水歌碑「のずゑなる 三嶋のまちのあげ花火 月夜の空に 散りに消えなり」、後ろは神池  厳島神社
 
                                     源頼朝・北条政子腰掛け石          神馬
   
三嶋の金木犀
 
拝殿                                  本殿
 
 
伊豆魂神社                              芸能殿
 
宝物館                                 神池
 
たたり石「東海道の道の中にあって交通の流れを整理していた石、移動するとたたりがあったと言われます。
「たたり」の元々の意味はもつれて糸を防ぐ具だそうです。
      
モツテグ(500年)の巨木             ケヤキ(600年)
  
祓所神社                                円明寺・日蓮宗
 
円明寺本堂                              孝行犬の墓
 
「子犬を亡くした母犬が他の子犬が運んで来るえさで少し生きながらえたがその後死んだと言います。」   水辺の文学碑
 
心経寺・臨済宗                              
 
  
西福寺・時宗水上の成就地蔵
   
 
右のボタンを押すと飲める水が出てきます。           白滝観音堂(平安時代)        
 
白滝観音堂の観音      白滝観音堂の案内版            平井源太郎の歌碑(農兵節の歌詞を作った人)
   
白滝公園の熔岩                                    三嶋大社斎場
  
山中城跡は、面白かったです。天守台や建物などは跡形もありません。     【三日目終わり】

三島・二日目、玉澤妙法華寺

2015年03月21日 | 国内旅行
玉澤妙法華寺百間塀
今日は、電動アシスト自転車で三島駅南側を散策します。
駅前に三島市観光協会があって自転車を借りることが出来ます。
3時間500円、1日1000円です。ところが、バッテリー容量がとても小さいのです。
これまでの計画では、伊豆箱根駿豆線伊豆仁田駅まで行ってそこから三島駅目指して北上する予定でしたが、
走り始めると、パワーも弱くとても一日バッテリーが持ちそうもないので、その一つ手前の駅、大場駅からにしました。
そして平地を走る時はアシストを使いませんでした。
それでも終わり頃にはバッテリー残量はがほとんど無くなってしまいました。

三島駅から南側に向かっては、緩やかな上り坂でした。大場駅から養徳寺に向かってはかなりの急勾配です。
 
養徳寺・臨済宗
 
 
 
不動堂                                 
 
霊光寺・日蓮宗
 
道を間違えるやら、ウインドブレーカーのポケットにしまった地図を3回も落としてしまって、
そのたびに引き戻って探したので養徳寺をスタートしたのは10時を過ぎてしまいました。
妙高寺・日蓮宗
 
      
清水寺・真宗
 
廣渡寺・浄土宗 侠客大場久八の墓(3000人の子分から慕われ、伊豆の大親分と言われ、東京のお台場の製造に尽力したそうです。)
  
妙蔵寺・日蓮宗                            光明寺・浄土宗
 
 
田種寺・臨済宗(臨済宗中興の祖・白隠禅師ゆかりの寺と言われています。)
  
トイレの入口
 
開田院・臨済宗
 
 
持珠院・臨済宗
  
真明院・浄土宗
  
梅龍寺・臨済宗
  
周福寺・臨済宗
 
  
この周辺への地図は縮尺が大きかったので、このお寺の場所がよくわからず苦労しました。
交差点で停止している私に、右折して来た軽自動車がぶつかって来ました。
対向車が来ていたので、その前に右折してしまおうと全く右側道路を見ず、しかも左車線へではなく私のいる右車線にです。
70歳を越えた男性で、驚いた彼は、その場を通り過ぎようとさえしましたが、同乗していた奥さんが声を上げて止まったようです。
私はああ、事故はこうして起きるんだなぁと思いました。
私は手首を少し痛めましたがたいしたことは無かったし、ハンドルが少し曲がっただけでしたので、
「気をつけて下さい。」とだけ言って分かれました。
旅先で、私の不注意での失敗はたくさんしてきましたが、私が交通事故に遭遇したのは初めてでした。
ここから地図が変わります。今日のメインの玉澤妙法華寺に向かいます。かなりの急勾です。

松岩禅院・曹洞宗
 
妙隆寺・日蓮宗                            長泉寺・曹洞宗
 
長泉寺・本堂
 
    
八王子神社
 
通猛寺・日蓮宗
 
正眼寺・曹洞宗                             覚林院・日蓮宗
 
覚林院・本堂
 
玉澤妙法華寺・日蓮宗                       道場(大書院入り口・事務所)
 
大書院入り口                 題目宝塔          書院
  
本堂への門                              道場(本堂)
 
宝物殿                    祖師堂
   
中鐘楼(鎌倉時代)                          忠霊殿
 
鐘                 収蔵庫                 日蓮上人像
  
百間塀
 
一帯は、かなりの山奥で大きな老人ホームがありました。帰りは下り坂で快適に疾走しました。
受法寺・日蓮宗                            宝光寺・曹洞宗
 
宝光寺からの三島市内                       間眠(まどろみ)神社
  
三島神社に百日参籠する途中、源頼朝が仮眠したとき夢のつげがあったと言う。
妻塚観音堂                             言成地蔵尊
 
源頼朝暗殺をもくろんでいた豪族(大庭景親)が、源氏ゆかりの出で、暗殺を止めさせようと願っていた妻を頼朝と間違えて、
殺害してしまい、後悔してお堂を建てたと言われています。)
法華寺・曹洞宗
 
成真寺・真宗
 
                                   日隅神社
  
本妙寺・日蓮宗
 
祐泉寺・臨済宗                            国分尼寺跡         国分寺礎石跡
  
第六尊天         北条新三郎(北条早雲の孫)墓
  
誓願寺・浄土宗
 
                               道端にあった新田義貞にまつわる掲示板
  
楊原神社                                福聚院・臨済宗
  
日本キリスト教団三島教会                     佐野美術館  
 
合掌の瀧                               水の苑緑地
 
三島梅花藻の里                            御殿神社
   
小雨がちらつき始めました。自転車の電池残量も少なくなって来ましたので、自転車を返し、ホテルに戻りました。
三島市は、伊豆半島の付け根にあります。
源頼朝にまつわる色々な言い伝え、伝説が各所に残っているようです。今日は、そのうちのいくつかを訪れました。
北条早雲の孫の墓も、明日訪れる足利義詮の墓塚もかなり質素なものです。
また、昨日訪れた国分寺跡、今日訪れた国分尼寺跡も往時の名残は皆無ですが、良く残っていたなと思います。                【二日目終わり、続く】

三島市を歩きました。三島駅南側

2015年03月18日 | 国内旅行

3月13日~16日、静岡県の三島市を歩いて来ました。

三日間で歩いた所。                                        3月13日歩いた所

  
ホテルアルファーワン三島 3泊 16200円(朝食込み)
   
ホテルに荷物を預け、11:55発大平車庫行きの沼津登山東海バス(280円)に乗りオムロン前で降り、
三島駅に向かって歩きました。
泉福寺・真言宗
 
  
 
                            養光寺・臨済宗
  
慈音寺・臨済宗
 
法善寺 
  
宗徳院・曹洞宗
 
天神社                                藤泉寺・曹洞宗  
 
藤泉寺本堂、今川義元縁の寺
 
吉祥寺・臨済宗                            正眼寺・曹洞宗
 
正眼寺鐘
  
善叢寺・臨済宗 鐘楼門
 
善叢寺・観世音大士像         観世音菩薩像     一石一字一社塔  法華経を一つの小石に一字ずつ記埋蔵した塔
  
東海道
   
愛鷹神社                               福泉寺・臨済宗
 
  
円泉寺・臨済宗
   
清霊神社                               善教寺・浄土真宗
 
善教寺本堂
 
林光寺・浄土宗
 
林光寺鐘                               地方神社と言う珍しい名前の神社
 
妙境寺・法華宗                            三島西キリスト教会
 
若宮神社                               天神社
 
伊豆国分寺・日蓮宗
 
伊豆国分寺・観音堂
 
国分寺塔跡  
 
蓮馨寺・浄土宗
 
     
時の鐘と奥が三石神社
    
常林寺・曹洞宗
  
                                     源兵衛川
 
本陣跡                  本覚寺・日蓮宗
 
本覚寺本堂
 
七面堂
    
蓮沼川
  
長圓寺・浄土宗
  
白滝公園・めぐみの子・富士山の伏流水(ポンプが上下に動いて水が出ます。)    浅間神社
 
楽寿園入り口                             市民文化会館
 
愛染院跡の熔岩塚                          交通安全祈願
  
柿田川、蓮沼川、源兵衛川など富士山の伏流水があちこちで湧き出、町の中を縦横に流れています。
水量は多く、大きな音を立てて速く流れています。
あるお寺の住職が、「昔は川が氾濫して多くのものが流されました。沼津では米軍の大空襲を受けましたが、
三島は空襲が無かったですが、氾濫との長い戦いが続いて来ました。」とお話ししてくれました。
今でも市内各所で道路拡張と水路の整備の工事が行われて居ました。【一日目終わり、続く】


白内障手術について

2015年03月09日 | 雑談
今回は、私のブログのテーマとは関係ないことを少し記します。
1月、2月と私は、白 内 障の手術を受けました。
昨今、旅行に出かけた時、街路標識や交通案内などが見えにくく感じていました。
また、映画の字幕も読みにくく感じていました。
昨年7月、眼鏡屋に行くと「目医者で検査を受けた方が良い」と言われました。
自宅近くの医者に行くと白内障と言われました。
実は、10年位前から光がまぶしくまた見えにくくなっていたのでその頃から始まっていたのでしょう。
若年性白内障もあるそうですが、一般的には加齢により眼球の水晶体が濁る病気でだそうです。
白内障手術について
次は、"眼科手術開業医の会"のHPから転用・編集したものです。

日常生活に非常な困難はありませんが、見えにくいことと緑内障などの要因になるとも言われています。
最初に行った医者はちょっと生意気な感じの若い個人開業医でヤだなと感じ、また日帰りの治療でした。
インターネットで調べると、白内障の手術技術は大いに進歩し、日帰りでも問題ないとも言われています。
注意事項などを見るとかなり細々しています。
例えば、瞳孔を開く目薬を使用した後は自転車や車の運転は控える、
手術後1時間は安静にする、洗顔・洗髪・ひげ剃り・入浴は一定期間控える、
重いものを持たない、手術前後は1日数回の点眼をする、などです。
日帰りの場合、通院にはやはり介助者が必要ですし、家にいれば妻に余計な心配や負担をかけることになります。
私は、日帰りより入院の方が良いと思い、蕨市民病院を受診しなおしました(7月、7460円)。
[金額の表示は、窓口支払い額ではなく、保険適用前の金額としました。]
この病院は、火曜日手術は2泊3日、金曜日手術は3日目が日曜なので3泊4日でした。
手術予約はとても混んでいるので、10月になったらもう一度受診してと言われました。
10月2日(5050円)、行って見ると火曜日は半年先まで予約でいっぱいでした。
[この病院では、週2回、1日3人の手術です。]
仕方なく、金曜日手術にしました。でも結果的には3泊の方が私にはのんびり出来て良かったです。
右目は最短でも3ヶ月も先の1月23日 、左目はその1ヶ月後の2月20日でした。
11月中旬に診察(24320円)、手術1月前の12月中旬(3630円)に付添人と一緒の手術説明と診察がありました。
[事前説明と手術時に付添人が必要とされましたが、必要かどうかは大いに疑問です。]
入院の3日前から抗菌の点眼を1日5回します。
1月23日9時に入院し、10時過ぎに診察、1時半に点滴しながら車椅子で手術室に行き、
2時から手術、手術時間は15分程度だったそうですが、私には25分ほどの長さに感じました。
痛みはないとのことでしたが、我慢できないほどの痛みではなかったですが、かなり痛みました。
通常は、目薬だけの麻酔だそうです。
目だけの麻酔ですから、当然意識はあり、眼球も動きます。
手術中、目にかなりの光が当たっていました。
鮮やかな薄緑色とその回りは薄いブルーで、とその回りが薄い黒でした。
光の強さがどれほどのものかわかりませんが、私には目はこんなに強い光でも大丈夫なんだと思いました。
私は、寒いと思って、下着と股引を身につけていたのですが、熱く・冷や汗でずいぶん汗をかきました。
車椅子で病室に戻り、ベッドで仰向で1時間半ほど安静です。
白内障手術は、濁った水晶体を抜き、眼内レンズを入れます。
手術後一番危険なのは、傷口がふさがらないこと、傷口からの細菌、合併症等のようです。
ですから、右目はメタル製の隙間が空いた眼帯でがっちりガードされています。
細菌が入らない様に洗髪・入浴・洗顔はしばらく出来ません。
3種類ほどの目薬を一日4回きちんと差し、抗生物質を4日ほど服薬します。
目に圧力をかけてしまうので、手術した方を下にして寝てはいけません。
目に力が入ってしまうと傷口が開いてしまうからです。
運動や力仕事も一定期間出来ません。
クシャミや鼻をかむのも本当は避けたいのですが、こればかりは仕方ないですね。
最低1時間は絶対安静、その日は安静にしなければなりません。
従って、私としては日帰りより、入院の方が良かったと思っています。
3日目に希望すると洗髪してくれます。
トイレに行く程度の運動は問題ありません。
テレビも長時間でなければ良いのですが、目が疲れますし、片目で見にくいので私はほとんど見ませんでした。
病室とテレビ
  
私は、事前にMP3に落語をたっぷり入れて来ました。
図書館でCDを借りてMP3に入れました。
桂枝雀、柳家小三治、桂米朝、そして林家彦六を少しと綾小路きみまろと西川きよし・やすしの漫才を少しです。
枝雀は大好きです。改めて聞くと彼の病がもう若い頃から所々に出ている様にも感じました。
彼の落語は、動きが激しすぎて「邪道」とも表されましたが、型を打ち破るものすごいエネルギー、
英語落語の果敢な挑戦、海外での公演など本当に素敵で、まさに「疾風怒濤」すぎる活躍と突然の自死でした。
若い頃の小三治はかわいらしくて、やんちゃのかわいらしさがあって小三治さんと言いたい気分です。
薄い唇を少しとんがらせ、とぼけた表情が音からだけでも目に浮かぶようです。
私が二番目に好きな落語家ですが、図書館にはCDがあまりありませんでした。
私は日本の伝統的大衆芸能では、落語が最高で一番素晴らしいと思っています。
しかし、言葉の壁があって、外国・外人への浸透はありません。
歌舞伎などは元々は大衆芸能だったのに「芸術」などともてはやされ、すっかり大衆性を失い、
また、家制度の超保守性・閉鎖性・高価格は言語道断、全くイヤです。
思わぬ脱線をしました。
テレビも本も新聞も、そして携帯もインターネットもなかったのにMP3のおかげで全く退屈しませんでした。
食  事について少し。写真の様に昔日の病院食ではありません。

朝食は7時過ぎ、昼食は12時、夕食は6時過ぎと日常と全く同じで、良かったです。
内容も、おいしかったです。味噌汁だけは全くおいしくなかったです。
私には少し味付けが濃すぎるほどでしたが、野菜も多かったです。
私に足りなかったのはヨーグルトと牛乳(インスタントコーヒー)と魚でした。
売店で買いました。最後の日には甘いおやつが食べたくなりました。
[二回目の時は、学習したのでそれらをしっかり準備しました。]
テレビ、冷蔵庫は有料です。千円のカードがたしか2000分単位だったと思います。
冷蔵庫は1日300分単位だったと思うのですが不正確です。
私は、1回目は少し残り、2回目は半分ほどしか使いませんでした。(残りは手数料を引かれて現金が戻ります。)
さて、診 察 費について。
保険支払いの実費ではなく保険適用前の金額で記します。
初診(7月):7460円、手術前診察(10月、11月、12月の3回):5050円+24320円+3630円=43000円
入院(270930円+食事;5760円)=276690円
手術後診察(1月):8050円
二回目入院(270930円+食事;5760円)=276690円
手術後診察(2月):6450円     計610880円(その後は除く)
さて、この金額高いのでしょうか、高くはないでしょうか。
保険での支払い=実費はその3割負担ですから、183270円です。
市民税を払っていない市民には「国保限度額適用制度」があり、承認・適用されると、
入院費用が減額されます。
私は、この制度を利用し入院で実際の支払いは、2回で60340円×2=120680円でした。
この後、2週間毎の診察があり、約1月後安定し、眼鏡の処方箋が出る予定です。
いくつかの驚きと疑問
事前説明と手術時に付添人が必要とされましたが、必要かどうかは大いに疑問です。
支払いが現金のみで、クレジットカードが使えないのは大きな問題です。
セキュリティボックスがあるとは言え、多額の現金を持参しなければならないのですから。
私は、差額ベッド代の不要な8人部屋の大部屋でした。
しかも、実際の患者数は3~4人、しかも4日間なので全く問題はありませんでした。
一人室特:14040円、一人室:7560円、2人室:2160円(市内在住)には、驚きました。
貧富・格差は大きいなの実感です。
私の加入している入院保険は5日以上なので、保険金支払いはありませんでしたが、
手術保険に入っていたので入院・診察費以上の保険金がに入ってきました。 【終わり】

映画/蜩ノ記、舞妓はレディ

2015年03月03日 | 映画


大いなる期待外れ。ストリーに無理が多すぎるし、下手な岡田准一もご勘弁を。
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全くの駄作、わざわざ映画館に見に行く映画ではない。
唯一素敵だったのは富司純子の美しさとうまさ、特に京言葉の素晴らしさでだけでした。【3月2日鑑賞】