風そよぐ部屋

ウォーキングと映画の無味感想ノート

映画/エール!、ヴィンセントが教えてくれたこと

2016年03月30日 | 映画

四人家族のポーラ、彼女以外はみなろう者の物語、予告編で大期待したのですが、期待外れ・残念でした。
手話がいかにもぎこちなく不自然だし、三人のろう者がただ一人聞こえるローラに手話通訳やいろんな支援を要求し、
依存するなどおかしいです。
ただ、コメディタッチで描いているので「深刻」、「障害者もの」となっていないのはせめてもの幸いですが、何を描き、
訴えたいのか私にはさっぱりわかりませんでした。
彼女が、通訳を正直にしないのは笑えましたが、でもそれで良いの?とは思いました。
この映画の中で彼らは、耳が聞こえないため、音をたてることを全く気にせず、大きな音をたてます。
映画ではそのことをことさら強調しているように私には感じ、違和感を覚えました。
私が知っているろう者の多くは、それが聞こえる人に迷惑をかけることを知っているので不必要に音をたてません。
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一寸の虫にも五分の魂と言うが、嫌われ者のヴィンセントは実はとても善人で良い人だった、
とはいかにもアメリカ映画らしい安っぽさですが、結構楽しめました。
オリバーの母親の描き方が素敵でした。              【2.21鑑賞】

映画/光のノスタルジア、真珠のボタン

2016年03月29日 | 映画

二つの映画は、それぞれ独立した映画です。
ドキュメント映画と言いますが普通のそれではありません。
1970年、南米チリで世界で初めて自由選挙による画期的な社会主義政権が誕生しました。
当時、ベトナム反戦運動と異議申しての世界的うねりが地球を覆い、チリはベトナムと並んで人々の希望でした。
アメリカ(ニクソン)CIAは1973年、ピノチェト将軍らを使って軍事クーデターを起こし、その政権を転覆しました。
アジェンデさんは、銃撃戦の中、亡くなり、軍事政権の独裁政治が始まり、多くの人々が逮捕、監禁、拷問、殺害されました。
包囲された大統領官邸からラジオ放送を通して最後の演説をするアジェンデさん

それらの遺体は、砂漠に放置され、あるいはおもりをつけて海に投げ捨てられました。
砂漠の中を、遺体を探し続ける人々がいます。【光のノスタルジア】
数十年後、海底から鉄道のレールが発見されました。
それは軍事政権が遺体を海底に沈めるためにつけたおもりでした。
そこには真珠貝のボタンが付いていました。
それは奇しくもスペイン人によって虐殺された先住民の人々のものでした。【真珠のボタン】
この映画の取った手法は情緒的というか、奇を衒っている・一人よがりの感じも私はしましたが、
砂漠で遺骨を探し続ける人々、先住民族の歴史、アメリカCIAとピノチェト政権の弾圧の実態だけを描くドキュメント
だけだと人々は映画を見ないかも知れません。チリの天体望遠鏡の映し出す星空の世界とスペイン人によって
大虐殺され海に沈む先住民の人々とピノチェトによって殺された人々とを結びつけて描くことで映画となり、
人々に、先進諸国の非道さとアジェンデさんとチリの革命を人々に知らせることが出来ました。
アメリカもスペインもチリの人々に今なお謝罪すらしていません。
私は、忘れかけていたチリ・アジェンデさんのことを熱く思い出していました。  【2.29、3.7鑑賞】

家康誕生の地・岡崎市⑧/岡崎子ども美術博物館

2016年03月26日 | 国内旅行

3月16日、岡崎子ども美術博物館に行きました。

8時47分東岡崎発の電車で、美合駅へ、岡崎に来るまではこの施設を知らなかったので地図を用意していませんでした。
手書きの地図メモでしたので、タクシーを利用しました。960円、わかりやすい道でした。
  
   
妖精の棲む浮かぶ島
 
 
入口
  
おいでんポスト                                  喜ぶ人
  
筆を持つ少年・福岡繁雄                               午後の日
  
体験教室
 
 
 
以下の彫刻は、おそらくレプリカと思います。
縛る・重村三雄            風景のぬけがら・重村三雄           対話・Berrd Altenstein
  
中村晋也             クスコの少女・富永直樹  光のどか・柴田鋼造   母と子・バルタサール・ロボ
    
母子像            夏1999・掛井五郎      海辺の女・淀井敏夫        道標の鳩・柳原新造
   
ブーツの少女                            子どもの作品コンクール入賞作
 
世界の子ども絵展示室                       世界の模型クラフト、イギリス
  
イギリス                     ドイツ
 
ペルー                                 ペルー
 
広井敏道のペーパークラフト                    展望台の丘から
 
クロード・モネ、ロートレック、パウル・クレー、山下清など世界の有名画家たちが10代の頃に描いた作品と歌っていますが、
それらはなく、羊頭狗肉でした。この展示室へは企画展の部屋を通るため100円かかりますが、撮影は出来ません。
  
                             入り口のアーチ
 
帰りは、歩きました。2kmちょっとのようですがわかり易い道で20分弱で着きました。
総持院・臨済宗妙心寺派                       宝性院・浄土宗西山深草派
 
法泉寺・浄土宗西山深草派

岡崎子ども美術博物館の存在は旅先で知りました。
世界の有名画家たちが10代の頃に描いた作品に惹かれて行ったのですが、平山郁夫さん以外はそれほど有名でない
日本人の作品が10枚ほど展示されているだけで、ピカソなど外人のは皆無で、まさに羊頭狗肉、ダマされたという感じでした。
しかし、施設そのものはユニークで、子ども達が様々な体験できとても魅力的でした。
私が訪れたのは平日水曜日の朝早くでしたせいか私以外の利用者はほんの数名でした。
体験には費用が必要です。特別展示は100円必要ですが、その他は無料です。
幼稚園や小学生の子ども達が遠足などで来ることを期待しているのでしょうが、岡崎市が設置しているものと思いますが、
民間ならとっくに赤字倒産と思います。公共交通機関のアクセスがないのには全く驚きました。  
東岡崎駅に戻り、コインロッカーから荷物を出して名古屋に向かいました。
豊橋駅からの新幹線は各駅停車のこだま以外は、偶数時間に1本、奇数時間は0本です。
急ぎ旅ではありませんが、殺風景な新幹線の風景の長時間は退屈ですし、まさにタイムイズマネーで、
一度名古屋まで行って戻る等というばかげたルートで、名古屋まで660円、名古屋からの電車賃は10360円、
つまり、1420+660=2080円も余計で無駄になります。11:27分の電車に乗ることが出来ました。すいていました。
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タイから帰国後、旅に出て居なかったので何かむずむずし、旅に出たいなと思いました。特別な理由もなく、以前から訪れていたいと思っていた岡崎をふと選びましたが、十分な準備時間はありませんでした。
ビジネスホテルが皆満員で予約できませんでした。名古屋国際ウイメンズマラソンの影響のようです。
一度すっかりあきらめていたのですが、再度何度か検索して、たまたま、岡崎第一ホテルが空いていました。
そのホテルは金・土は満席でしたが、これまた珍しくその日空いていたホテルクラウンパレス知立がヒットし申し込みました。
ホテルクラウンパレス知立は値段が少し高いだけあって、普通のビジネスホテルより快適で良かったです。
朝食は1200円でしたが、申し分ありませんでした。
部屋とバスタブも広かったのですが、禁煙室でなかったので部屋と廊下はたばこ臭く、またインターネットが
Wifiの無線ランで速度が遅くいらいらしました。
知立から東岡崎までは急行・特急で10分足らずで運賃も350円なので移動は、問題ありませんでした。
ホテルの裏にスーパーもあって便利でした。
一方、岡崎第一ホテルは、有線ランなので良かったのですが、トイレがシャワートイレでないことが不満でしたし、
朝食が800円でしたが内容が不十分でした。また、スーパーはちょっと離れて居ました。
岡崎市は、行政面積は広いようで、私が散策したのはほんの一部ですので軽々には言えないのですが、
名鉄・東岡崎の駅は小さいのですが、市役所や岡崎城もあってJR岡崎駅よりるかににぎやかでした。
徳川家康が生まれた地ですが、家康縁の地の歴史的施設は余り多くないようでした。
お寺はたくさんありましたが、特別大きい寺院や神社もありませんでした。
三河一向一揆のお国柄、浄土真宗のお寺が圧倒的に多いです。真宗西山深草派のお寺や浄土宗のお寺も多かったです。
日蓮宗のお寺はとても少なく、曹洞宗や臨済宗と言った武家と関わりの深い禅宗のお寺も多くは無かったです。
私は、北陸の一向宗については興味を持っていたのですが、三河についてはよく知りませんでした。
蓮如さんの果たした役割は大きかったのですね。家康の辛抱強さと江戸幕府の長期に渡る安定の根拠の重要な要因の一つに、
この一向宗の存在の大きさと彼らの弾圧や懐柔・鎮撫や施策などがあると想像しました。
いつかその辺の事情も学習したいなどと殊勝に思いながらの旅でした。          【岡崎の旅終わり】

家康誕生の地・岡崎市⑦/美合・一畑薬師寺、藤川宿、名電山中・山中八幡宮、岡崎城

2016年03月25日 | 国内旅行

3月15日 今日は、岡崎市南部を歩きました。初めの計画では、名鉄・見合駅から東海道・藤川宿を経て、
名電山中駅まで歩く予定でしたが、見合駅改札口を出ると「一畑山薬師寺行きバス停」の案内が目に入りました。
一畑山薬師寺は途中から歩いて行く予定でしたが、バス時刻表を見ると9:50でした。
そこで急遽計画を変更し、一畑山薬師寺に向かうことにしました。
出発時刻まで20分ほど時間があったので、近くのお寺に向かいました。

徳応寺・真宗本願寺派                        本宗寺・真宗本願寺派
 
本宗寺本堂
 
本宗寺内石川数正墓

駅に戻り、一畑山薬師寺が運営する無料送迎バスに乗りました。藤川駅を経由して10分足らずで着きました。
一畑山薬師寺・臨済宗妙心寺派のお寺は想像以上に大きく、境内に温泉(霊泉)があり、
食堂なども豊富で一日過ごせるようなまさに健康ランドの様でした。
禅寺とは思えないけばけばしさがあり、臨済宗妙心寺派のお寺とは想像付かない派手さがあります。
また、祈祷がお薦めのようでまるで真言宗のような雰囲気のお寺でした。
本堂                                  日本一大きい木魚
   
 
  
地下に観音堂                             護摩で作った富士山                            
  
本堂前文殊菩薩の輪
 
水子地蔵堂
  
瑠璃光殿(涅槃像)
 
本堂前                                 鐘も撞きました。 
  
御霊泉(温泉です。祈祷料混みで1500円とか)
  
不動明王殿
 
 
美合・藤川宿の町を「一望できます。帰りのバスが10:35なので急いで参詣し、見合駅に戻りました。

地蔵寺・浄土宗西山深草派
 
西福寺・浄土宗本願寺派                       美合駅
  
林福寺
 
松尾神社                               長福寺・法華宗、新田義貞が法華経を奉納したそうです。
 
吉良道道標(東海道が右:土呂、左:西尾・吉良に分岐する。)     藤川一里塚(東海道は、一里毎に塚を造っていたそうです。
                  古代ローマは主要な街道に1ローマ・マイル(1000歩)ごとにマイルストーンを設置しました。)
 
十王堂(冥土で亡者の罪を裁く十人の判官)
  

藤川宿・西棒鼻(宿場の入り口)跡(東海道37番目の宿、1843年・人口は1200人だったとか、江戸へ78里、京へ48里)
   
伝誓寺・真宗大谷派                         藤川宿資料館
 
藤川宿資料館内                          本陣跡
 
藤川地区は、東海道藤川宿の歴史的地名や本陣跡等の案内がとても親切でした。
稱名寺・浄土宗西山深草派                    明星院・真言宗
 
明星院内                               徳性寺
 
阿弥陀寺・浄土宗西山深草派 尼僧寺院時代、尼僧が食中毒で亡くなったり、その後の住職が交通事故で亡くなったり等が
ありましたが住民が支えてきたそうです。             津島神社[阿弥陀寺隣接]
 
山中八幡宮                             大クスノキ            奥宮神籬(かき=垣根の意味とか?)
  
山中八幡宮の鳥居                         永證寺
 
順念寺・真宗大谷派                         興円寺・曹洞宗
 
愛宕社                                浄信寺
 
名鉄・名電山中駅

一畑山薬師寺へは歩いて(片道30分)行く計画でしたのがバスで行ったので少し時間が余ったので、明日行く予定に
していた岡崎城に行きました。
岡 崎 城


家康産湯の井戸                           胞衣(えな=衣服)塚を埋めた塚
 
寺島しのぶの手形        竹下景子手形           三河の花火発祥の地
  
  
龍城神社                               松平元康の像
 
家康の像          本多平八郎像      しかみ像                 
    
三河武士のやかた家康館                     家康公遺言  
家康遺訓石碑
 
からくり時計
    
能楽堂                                能楽堂外景
 
城の入口の展示物(ここのみ写真OK)
 
天守閣から岡崎市内 
   
内堀                                  大手門
 
一畑薬師寺は臨済宗のお寺としては華やかで商売気もたっぷりあってユニークでした。
お寺が運営する送迎車(1時間2本)があり便利でしたし、そのドライバーがとても穏やかな人でした。
藤川宿の旧東海道の町並みも落ち着いて案内看板も親切で良かったです。
山中八幡宮は裏山から登りました。かなりの急勾配の山・林の中でした。
腰も足も痛くならずたくさん歩きました。岡崎城は、夕方になったので少し急ぎ足でした。  【7日目終わり】


家康誕生の地・岡崎市⑥/本宿・法蔵寺、西岡崎・上宮寺、北野桝塚・北野廃寺跡

2016年03月23日 | 国内旅行
 北野廃寺跡
3月13日、天気予報では午前中は雨、午後から晴れでしたので、電車で移動し、歩く距離を少なくしました。

名鉄名古屋本線の本 宿をまず歩きました。東岡崎から5つ目で、東海道の宿場町です。

駅前に昔の本宿駅の模型がありました。             揚珠院
 
 
欣浄寺・浄土宗西山深草派 
 
不動院                                  法 蔵 寺・浄土宗西山深草派
 
法蔵寺三門                              賀勝水
 
鐘楼門                                 本堂
 
本堂内                                          六角堂
  
近藤勇首塚                             松平家霊廟
 
三方ケ原戦忠死者の墓                       東照宮
 
客殿                           慈光院・浄土宗西山深草派
  
法蔵寺は、古刹でした。近藤勇首塚、三方ケ原戦忠死者の墓などよく手入れされていました。
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電車で、東海道本線の西 岡 崎に移動し歩きました。 
東岡崎まで戻り、愛知環状鉄線・中岡崎駅に乗り換え、岡崎駅に行き、そこで東海道本線に乗り換え、次の駅です。

西岡崎駅                                宝乗寺・浄土真宗高田派
 
正福寺・真宗大谷派                         浄慶寺・真宗大谷派
 
上 宮 寺・真宗大谷派
永禄6年(1563年)、に家康の家臣・菅沼定顕が、上宮寺から糧米を強制的に徴収しようとしたため、
これを契機に三河一向一揆が勃発しました。上宮寺・勝鬘寺・本証寺はその拠点の一つでした。家康は、
長年この一向宗に手こずりましたが、そのことが家康には農民鎮撫に効果したのではないでしょうか。
 
  
三河一向一揆のかつての面影はありませんが、本堂とその中は何とも美しいです。歴史的なものも良いですが、
このように極めてモダンなものも良いですねぇ! かなり冷たく強い雨でしたが、この広い境内に私たった一人でした。
背後から目に入った時は、倒れているのかと…          聖禅寺
 
白鳥神社                               浄龍寺
 
妙源寺・真宗                              三門
 
妙源寺本堂                              柳堂
 
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西岡崎を後にして、名古屋環状鉄道線の北野桝塚駅に向かいました。(中岡崎駅から三つ目です。)

天気予報では、午後から晴れでしたが、相変わらずかなり強い雨が降り続け、夕方まで止みませんでした。
北野廃寺跡(白鳳時代この地にあった北野寺の土台が残っています。)こんなに立派とは想像していませんでした。        
 
寿松寺報恩寺・浄土真宗本願寺派(西本願寺)          清安寺
 
清安寺本尊        行福寺・浄土宗
  
願正寺・真宗大谷派
 
立派な藤棚                                       八幡社
  
天道院・浄土宗                            八幡宮
 
浄願寺・真宗大谷派
 
浄願寺本堂内にたくさんの仏画が描かれていました。     誓願時・浄土宗
 
三河土郷駅から東岡崎のホテルに戻りました。しばらくすると、橋はライトアップされ夕焼けでした(ホテルから)。
 
一日中、冷たくかなり強い雨の中、三つの地域の散策を楽しみました。
最後の北野桝塚は雨が止むと思っていたので、少し欲張ってしまいました。
法蔵寺、上宮寺、北野廃寺は、いずれも往時の賑わいは残っていませんし、私一人だけでした。
いくつかのお寺では、本堂が開放され中に入って参詣でき、とてもうれしかったのですが、
不審者と思われる心配もありました。                            【6日目終わり】


家康誕生の地・岡崎市⑤/岡崎駅、土呂神社、等

2016年03月22日 | 国内旅行
 土呂神社

3月13日、JR東海道本線の相見駅から岡崎駅を通り、名鉄・東岡崎駅まで歩きました。
JR線と名鉄の接続は良くありません。名鉄・岡崎公園前駅で一度改札を出て愛知環状鉄道の中岡崎駅に乗り換え、
岡崎駅JR線が構内で接続しています。岡崎公園駅は各駅停車しか止まりません。
知立駅から岡崎公園駅の出て、東海道本線の岡崎駅の次の駅相見駅で降りて歩きました。

愛知環状鉄道・中岡崎駅                     東海道本線・相見駅
 
岡崎駅は大きかったのですが、相見駅を出るとすっかり農村でした。
 
円覚寺・真宗                             菅園八幡宮
 
本光寺                                本郷八幡宮
 
顕宗寺・大谷派
 
専念寺・大谷派                            越崇寺
 
無禿禅寺・臨済宗妙心寺派                     浄専寺・浄土宗
 
浄専寺本尊             土呂八幡宮・土呂城址
    
弘福寺・真言宗
  
   
観音寺・浄土宗西山深草派                     等周寺・真宗大谷派
 
等周寺本堂
  
春日神社                         勝鬘(しょうまん)寺・真宗 三河一向一揆の三ヵ寺の一つ(1563年)
   
徳円寺・真宗                              
 
綿積神社                                正覚寺
 
薬王寺                                 妙国寺・法華宗
 
犬頭神社                                法性寺・天台宗
 
                                法性寺本堂
  
比蘇天神社                              宝珠寺・浄土宗 
 
西光寺                                西光寺本堂内
  
西光寺本堂内
 
心城寺・大谷派                            教照寺・大谷派
 
蓮珠寺・真宗高田派                         カトリック岡崎教会
 
金峰山修験本宗神聖講本部                    重幸寺・大谷派
 
円通寺・曹洞宗                            
  
無量寺・三河善光寺                       
 
無量寺本堂内                            神明宮
  
今日はたくさん、おそらく18kmほど歩いたと思います。腰は痛くなりませんでしたが、足が痛くなりました。
知立のホテルに戻り、荷物を引き取って、東岡崎の第一ホテルに再チェックインしました。
今度の部屋は、景色が良かったです。
 
私は、JR岡崎駅・東海道本線沿線があまり賑わっていないことを少し疑問に思ったのでネットで調べたところ、
諸説あるようですが、東海道沿いは山なので、急勾配を避けるためにこのルートが選ばれたようで納得です。

東海道本線開通の後に名鉄が東海道沿いに作られ、岡崎城等のある旧市街地に東岡崎駅が作られたそうです。
上の地形図を見ると、広い濃尾平野の中央に名古屋があり、岡崎城は濃尾平野の東端に位置し、前方を矢作川、
その周辺に広い水田地帯を擁し、背後は丘陵地に守られ、丘陵地のわずかな隙間を東海道が走っていることがわかります。
家康が生まれた頃の岡崎城の石高は1~3万石の小大名だったようです。       【5日目終わり】

家康誕生の地・岡崎市④/三河別院、随念寺、岡崎東公園など

2016年03月21日 | 国内旅行
 三河別院
大きい本堂です。オレンジ枠内は親子連れです。
3月12日、今日は、東岡崎駅から東海道沿いの三河別院・随念寺・岡崎東公園を経て男川駅まで歩きました。

知立駅                                知立駅地下通路                                
 
東岡崎駅で降りて、歩き始めました。六地蔵堂                               
 
恵比寿神社                             東泉寺・真宗高田派
 
満性寺
 
満性寺本堂内                            蜜峰寺・真言宗 
   
蜜峰寺、本尊・さば大師       高岩弁財天堂(右)と地蔵堂
   
乙川のほとりで                           
 
若宮八幡神社                            旧額田群公会堂(大正時代)
 
祐伝寺・真宗  築山御前の首塚(家康の正室ですが、武田家から嫁いだため敵に通じていると責められ生害に追い込まれました。)
   
三河別院・本派本願寺[後述の三河別院とは別です。]      西照寺・真宗大谷派
 
西照寺本尊          善立寺・日蓮宗(岡崎では日蓮宗の寺は少なく、珍しいです。)
  
善立寺庭の見事な木                        専福寺・真宗大谷派
 
専福寺本堂                              お菓子屋の看板
 
日本福音ルーテル岡崎教会 ルターの宗教改革500年 プロテスタント教会ではキリスト像がないです。
   
円頓寺・日蓮宗
 
円頓寺本堂                             宝福寺・曹洞宗
 
宝福寺内                               諏訪神社
 
誓願寺・浄土宗深草派 古刹ですが、壁が傷み、どこか寂れています。
 
興連寺・大谷派                           貞松寺・曹洞宗
 
宝林寺                                 崇源寺
 
随 念 寺・浄土宗 本殿
 
 
 
随念寺本堂                              随念寺舎利殿
 
  
東林寺・日蓮宗                            千祥寺・浄土宗
 
春谷寺・浄土宗
 
三 河 別 院・真宗大谷派
 
三河別院本堂
 
 
 
三河別院岡崎教務所
 
教徒の真宗本願寺派の本山もそうですが、敷地・本堂とも巨大です。おそらく千人以上の人が参詣できる程の
広い本堂内にただ一人坐すと心穏やかになります。不思議な空間です。
法会の時、大勢の人の読経の声はそれはまた別の世界となるのでしょう。

岡崎天満宮
 
極楽寺・曹洞宗
 
総持尼寺
 
大泉寺・曹洞宗
 
白山神社                              築山御前御塚
 
八柱神社                               法光寺
 
                旧本多次郎邸(1932年、旧岡崎藩主本多家の末裔本多忠次の東京の住宅等を移築・復原したもの)
 
岡崎東公園                              動物園などもあります。
 
                                    本多光太郎(冶金学などの学者で「鉄の神様」などと呼ばれました。)
  
本多光太郎資料館
 
世尊寺・超宗派(志賀重昴=地理学者の発願したかなりユニークなお寺で、多くの人が信仰しているようでした。)
 
           志賀重昴像 
  
東公園展望台から岡崎市内を

白鳥神社                               名鉄線男川(おとがわ)
 
名鉄名古屋本線の各駅停車は、1時間3本程と少ないです。ホテルのある知立駅に戻りました。
何度もこのブログで書いたことですが、仏像を拝顔するのも良いです。
しかし、昨今は仏像や仏具が盗まれるなど物騒で世知辛い世の中ですので本堂が開放されていないことは仕方ないことです。
500円ほどの拝観料では、採算が合いません。ご挨拶をして参詣を依頼すればほとんどのお寺で出来ますが、一般の観光客が
そのようなお手数をかけることは私はやはり遠慮します。
もっとも、かつてのイギリスやフランスやスペインなどの帝国主義列強は、武力で諸民族の富と歴史的遺産を強奪しましたし、
アメリカなどは札束で買いあさってきましたが…。
浄土真宗三河別院、随念寺は大寺院でしたし、世尊寺は超宗派のユニークさでした。
東公園には無料の動物園もありました。開放的で小さい子向けの感じで家族連れで賑わっていましたが、
私はちょっと疲れて来たので少しだけにして帰路につきました。   【4日目終わり】


家康誕生の地・岡崎市③/奥殿陣屋、円福寺、幸福寺、真福寺・知立

2016年03月20日 | 国内旅行
奥殿陣屋
3月11日、岡崎市の北部と本日のホテルがある知立(ちりゅう)駅周辺を歩きました。

奥殿陣屋は、昨夜地図を眺めている時偶然発見し、観光案内を調べ、急遽行くことにしました。
岩津天神バス停・奥殿陣屋へのバスの便はけっこうあってスケジュールに余裕が持てました。
しかし、岡崎駅からバスで40分ですからかなりの山奥です。8:41発のバスで奥殿陣屋に向かいました(550円)。
岡崎藩とは別に、松平家が支配する奥殿藩(1万5千石)と言う藩があってその陣屋跡です。
無料です。かなり立派な施設です。
入り口                                資料展示室
 
金鳳亭(レストランなど)                        書院と中庭
 
七神宮                                 歴代藩主の廟所
 
熊野神社                               花火資料室
 
花火資料室内                            再度書院
 
庭全景                                書院内
 
 
  
9:54のバスに十分間に合いました。バスで東岡崎方面に戻り、岩津天神バス停で降り、歩きました。
圓福寺・浄土宗深草派
 
圓福寺本堂                              大クスの木
 
真浄院                                 矢作川
 
阿弥陀院福林寺・浄土宗
 
祐専寺・真宗大谷派                         願成寺・真宗大谷派
 
幸福寺・浄土宗 少し離れていましたがその名前に惹かれて参詣しました。
本堂の写真撮り終え帰ろうとすると、庭を掃除していたご住職が天井画も見てくださいとお声を掛けてくれました。
 
本堂は開放され、阿弥陀三尊像と天井には鮮やかな絵がありました。
   
  
その後、ご住職がどこからおいでですかとお声を掛けてくれ、30分以上色々なお話をしました。
とても謙虚な方で、別れ際の「お茶も差し上げませんで」はなかなか出ない言葉で、本当にうれしかったです。
来た道を戻り、岩津天満宮に向かいました。途中、智教院不動堂[業者のようです。]
 
信光明寺・浄土宗 古いお堂/観音堂              本堂
 
 
岩津天満宮                              岩津観音(小さい社)
 
厄割り石                人形さん(人形の形をした紙を流れに流し厄を払う)     願掛け撫で牛
  
本殿                                  御神酒壺                                 
   
絵馬
  
真福寺・天台宗 山岳密教のお寺なのでかなりの山奥です。 三枝神社(弁天堂)
 
仁王門
  
千手観音
    
本堂
  
寺宝館(閉館)                             慈恵大師堂
 
  
招福の鐘(100円)
 
万年かねおいの亀                          水掛不動(左・本堂、右・八所神社)
 
多宝塔                        毘沙門天堂(開山堂)
 
毘沙門天堂内
  
本堂を見る                               杉林
  
ほら貝の穴(穴の中からほら貝が出てきました。古来はこの地は底だったそうです。
このほら貝を吹くと戦に勝ったという。)
 
金蔵院
 
八柱神社                              竹林
 
竹林を過ぎると、西居院
  
西居院を過ぎると、この標識がありました。
    
岩津天神バス停まで戻り、バスで東岡崎駅に戻りました。
ホテルで預けていた鞄を受け取り、東岡崎駅に向かいました。途中で、万徳寺・真宗に寄り、
 
15:18発の急行で知立駅へ。
岡崎駅(北口)                            知立駅  
  
私は、知立という地名を知りませんでした。東海道沿いの宿場町のようです。
日曜日、名古屋国際マラソンのために安めのビジネスホテルはどこも満室で、岡崎の第一ホテルは、
予約が取れませんでした。唯一開いていたのが、ホテルクラウンパレス知立でした。このホテルは、
結婚式場やホールなども持ち、ビジネスホテルとシティホテルの中間のようなホテルで、部屋、バスタブも広く、
部屋の設備も一般のビジネスホテルよりは良い分、宿泊代も少し高く、2泊15600円、朝食は別料金で1200円でした。
  
                                     部屋からの景色
 
チュエックイン後、駅周辺を少し歩きました。
宝蔵寺・曹洞宗

追腹塚                               
 
                                     総持寺・天台宗 
 
総持寺本堂
 
総持寺鐘楼門                            知立神社 立派な神社でした。
 
知立神社の拝殿に続く本堂は珍しい構造でした。  多宝塔                千人針ならぬ千人燈
  
石橋                                  知立公園と土御神社
 
了雲寺・浄土宗
  
知立毘沙門寺                            知立城址
 
                                       称念寺・真宗
    
今日回ったいくつかはとても見所がありました。
奥殿陣屋は、立派な施設なのに無料でした。花々もきれいでした。
圓福寺は、浄土宗深草派の総本山と言うことですが、少し寂れた感じがしました。
岡崎市内には、浄土宗深草派のお寺がたくさんありました。
本文で触れましたが、少し離れていましたがその名前に惹かれて訪れた幸福寺は決して大きなお寺ではありませんが、
ご住職と親しくお話しできてとても楽しかったです。
天台宗の真福寺は、山岳信仰と仏教の一体した天台宗のお寺でちょっと山の上にあり、鬱蒼とした木々に覆われていました。
鐘も撞くことができ良かったです。
東岡崎駅近くのビジネスホテルの予約が取れず、仕方なく東海道五十三次39番目の宿場町知立市のホテルに
泊まることになりましたが、知らなかった土地を訪れることも出来、変化もあって結果オーラーでした。
朝食のレストラン会場のトレンタノーべはイタリア語で39(東海道53次の39番目の宿場祭り)だそうで、
宿泊代は、朝食込みでなかったせいか、バッフェ式の食材も豊富でしたし、何より空いていて良かったです。
ただ、禁煙ルームが空いていなかったので、室内・廊下は煙草の臭いがし、イヤでした。  【三日目終わり】

家康誕生の地・岡崎市②/滝山寺・大樹寺

2016年03月18日 | 国内旅行
大樹寺三門
3月10日、今日は滝山寺と松平家の菩提寺・大樹寺を訪れました。
 
9時発のバスで滝山寺に向かいました。25分380円、バスは1時間1本、帰りのバスは10:13なのでちょっと急ぎ足でした。
滝山寺・曹洞宗の古刹です。                   本堂
 
 
  
滝山東照宮                              宝物殿
 
参詣に時間がかからなかったので少し歩きました。 弘願寺・真宗                        滝山寺仁王門
 
ここからバスに乗って真伝町バス停まで行き、そこから歩きました。一帯はこんなです。

九品院・浄土宗
 
  
鴨田天満宮                              回向院・浄土宗                         
 
大 樹 寺・浄土宗 松平家の菩提寺、岡崎で一番大きく有名な古刹です。 三門       本堂
 
本尊                     法然像                       春日局念持仏
  
松平家墓所 
  
総門(大樹寺小学校にあります。)                 反対から見た 総門
 
真如寺・浄土宗                             慈光寺・浄土宗
 
西光寺・浄土宗
  
千人塚古戦場跡[松平家は、この地で何度も戦い、多くの兵が亡くなりました。]
 
井田八幡宮                              御霊神社
 
くろがねもちの木                          泉龍寺・真宗
 
明願寺・真宗                              
 
明願寺庭                              伊賀八幡宮
 
伊賀八幡宮楼門と放生池
  
昌光律寺・時宗
 
松林律院
  
連馨寺・浄土宗                             弘正寺・古義真言宗 本堂、下から撮影
 
弘正寺・本堂、上から撮影                      本堂天井
 
五鈷杵                           
  
万体地蔵                               水子地蔵
 
岡崎善光寺別院                           本堂正面から                          
 
岡崎善光寺別院ぼけぼうし堂                    苦ぐり柱 
  
信楽寺・本門仏立宗                          永泉禅寺・曹洞宗
 
永泉禅寺本堂                            大黒天
  
貞寿寺・真言宗
 
                                覚恩寺・真宗
       
源空寺・浄土宗                             御獄教岡崎天王教会
 
一乗寺・浄土宗                             薬師寺・天台宗
  
甲山寺・天台宗                            あかがしの木
 
本殿内                                 
  
供養殿「空」                               甲山八幡宮
   
記念寺・浄土宗                            凛情の塔
 
紀念寺から岡崎の町
   
岡崎信用金庫資料館(大正時代)                 西岸寺・浄土宗
  
西岸寺・千手観音
   
菅生神社                               浄瑠璃姫の墓
 
岡崎公園                                岡崎城東櫓
 
滝山寺、大樹寺はとても静かで穏やかでした。    
西光寺と千人塚一帯は、小高い丘の上にあります。激戦が何度と行われ、たくさんの兵が死んだそうです。
今川義元側で戦った桶狭間の戦いで家康は、織田信長に負け、自死寸前だったと言われています。
家康は何度となく死の危険を乗り越え生き延び、天下統一を成し遂げました。岡崎の町を歩いていて、
そうした歴史を感じることはありませんが、西光寺と千人塚一帯はそんな歴史を感じさせます。   【二日目終わり】

家康誕生の地・岡崎市①/岡崎城周辺

2016年03月17日 | 国内旅行
 岡崎27曲り
3月9日~16日、前から訪れたいと思っていた愛知県岡崎市を歩きました。
岡崎市は、徳川家康の誕生した町です。家康を苦しめたのは、戦国大名だけでなく三河一向一揆を起こした百姓でした。
家康の旗印は、「厭離穢土欣求浄土」です。
それは、穢れた国土を厭い離れるには阿弥陀如来の極楽浄土への往生を望むと言う意味の様ですが、
一向宗徒への恐れと、鎮撫があると私は思うのですが、果たしてどうでしょうか。
日程的に少し余裕がありましたので、周辺の町も少し歩きました。降りた鉄道の駅です。

3月9日

10:33発の新幹線ひかり→豊橋着11:56(8940円) 名鉄特急12:15発東岡崎着12:36(550円)
岡崎第一ホテルチェックイン 5800+朝食800円=6600円
  
あいにくの冷たい雨が降っていましたが、東岡崎駅の南側をまず歩きました。
金剛寺・曹洞宗                            龍海院・曹洞宗
 
東岡崎駅南口                             六所神社・徳川家の産土神社
 
楼所神社楼門                             安心院・曹洞宗
 
家康の手形、小さいです。電車で岡崎公園駅に向かいました。170円 左に名鉄東岡崎駅、右は愛知環状鉄道線中岡崎駅
   
地蔵堂                 岡崎交流プラザ、歴史観など併設(休館でした。)
    
岡崎交流プラザ内に外科医師・内田修さんが寄贈したジャズレコード12,000枚、雑誌、オーディオ機器などがあり、
視聴できます。岡崎市はジャズの町と言われています。
浄瑠璃寺                               光善寺
 
大林寺                                 安養院
  
徳寶院(真言宗、廃寺か)                      白山神社
 
地蔵院・浄土宗                            松本観音浄誓院・浄土宗
 
浄誓院本堂                              松応寺・浄土宗
 
松応寺周囲は松応寺横町言われ、居酒屋や喫茶店などがありとてもユニークでした。松応寺聖徳太子堂
 
浄専寺                             観音寺・曹洞宗 ごま油の良い臭いが漂います。それを仏像にかけます。
  
 
相変わらず冷たい雨が強くなって来たので、ここで引き返しました。        【一日目終わり】  

映画/セバスチャン・サルガド[地球へのラブレター]

2016年03月03日 | 映画

全財産を持って、「不毛」の地から「希望」の地に向かって凜と立つ少年の何と力強いことか。

すでに死んでしまったのか知れない幼子を抱えるこの人は何故かモーゼを想像させます。
この二枚の写真が私は印象深いです。
文句なく秀作です。
私は、サルガドと言う報道写真家を知りませんでした。この映画は彼が撮った写真を通しての彼の伝記です。
その流れは三つに分かれます。
初め、彼は、アジア、アフリカ、ラテン・アメリカなどで、貧困、飢餓、過酷な労働、難民、内戦など撮ります。
彼は、そこで精神を病みます。彼は、「GENESIS(ジェネシス)」=ガラパゴス、アラスカ、サハラ砂漠、アマゾン熱帯雨林など、
生と死が極限に交わる地球の姿を撮り始めました。
彼の生家は金持ちで広大な農地を持っていたのですが、ブラジルの軍事政権が打倒された後、
祖国に戻るとかつての牧場農地と周辺の森林は伐採され、枯れ野になっていました。
彼とその家族は、250万本の植林をし、見事な森林を復活させました。その私有地は今国立公園に指定されています。

サルガドのフランス語、英語のナレーションが低音で何とも美しいです。
邦題「地球へのラブレター」は陳腐です。原題「The Salt of the Earth」=地の塩の方が良いです。  【2月29日】