風そよぐ部屋

ウォーキングと映画の無味感想ノート

マオリ伝統工芸展

2019年08月29日 | ウォーキング

8月28日、東京ミッドタウンで開かれているマオリ伝統工芸展、ニュージーランドの先住民マオリの工芸作品を
展示する「TUKU IHO 受け継がれるレガシー」展に行ってきました。8月31日まで「21_21 DESIGN SIGHT」の
ギャラリー3で開かれています。主催はニュージーランド北島ロトルアにあるニュージーランド・マオリ美術工
芸学校[NZMACI]です。1840年2月6日ワイタンギ条約が締結されましたが、この条約は極めて不平等でした。1843
年からマオリ族の反乱が始まりました。この運動は30年間続けられました。1975年に至り、ワイタンギ条約で認
められた権利について再度審議が開始され、一部強奪された土地を返還し、英語だけだった公用語にマオリ語を
加えられました。
マオリ族の伝統工芸学校は1963 年ニュージーランド・マ オリ美術工芸学校法に基づき設立された法人です。
この法律では、この学校の役割を
① あらゆる種類のマオリ文化ならびに美術工芸にかかわる技術と認識を奨 励・育成・促進する。
② マオリ美術工芸の技術をマオリの次世代に教える。
③ マオリ美術工芸の実演・展示機会を提供すると共に、その場所を確保する。
④ マオリ美術工芸展ならびにマオリ美術・文化の実演者を訪ねるツアーを企画・実施する。
⑤ ロトルア地域をはじめとした各地域内の対象地区を景勝地・観光地として開発し、維持する 
 としています。

東京ミッドタウン(旧防衛庁の跡地の広大なエリア)入り口 ミッドタウンビル
 
公園
 
マオリ伝統工芸展が行われたギャラリー3
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
広くはない会場でしたが、力作ばかりでした。
六本木に着くとかなり強い雨でした。ギャラリー3では「昆虫展」なども開かれていましたが見ないで帰りました。
周囲を少し散策したかったのですが、雨だったので他は寄らずに帰りました。
私が、2017年にニュージーランドを訪れた時のマオリ文化の一部を記したブログは、
ウエリントン/ニュージーランド国立博物館=テパパ・トンガレワ 
カンタベリー博物館  オタゴ博物館  他にあります。
8月1日~14日カパ・ハカ舞踏パフォーマンス
8月3日 神田明神で日本の和太鼓とカパ・ハカ舞踏パフォーマンスが行われましたが行きませんでした。

映画/運び屋

2019年08月22日 | 映画


どおってことない映画です。監督出演のイーストウッドは上手いし面白い映画に仕上がっていますが、
上の案内のような「社会派」ドラマでは全くありません。90歳の老人が麻薬の運び屋をするだけの話。
大筋は実話のようですが、老人であろうが麻薬の運び屋をまるで容認するような話にはもうウンザリ。
イーストウッドは、偏屈で変わり者の退役軍人の話が好きなようで、『グラン・トリノ』もそうでした。
でもグラン・トリノではギャングに射殺されましたが、今回は、まるで無罪かのような扱い。運び屋の仕
事を放棄した彼を殺さないであたかも同情するかのようなギャングにはもうほとんどコメディのよう。
彼らをほとんど補足できないこれまたほとんど無能の警察です。
面白かったのは、彼の監視役のギャングのお話し。はじめナンバー2のような割には、チンピラ風でした
が他の子分のクーデターでボスが殺され立場が悪くなると、すっかりおとなしくなり、この運び屋を擁
護するような感じになります。
映画の最後、別れた妻や娘たちとよりを戻し、刑務所で花を世話する結末にはもう何をかいわんや、です。
ギャングに射殺された終わり方の方がよかったです。    【8月19日】