風そよぐ部屋

ウォーキングと映画の無味感想ノート

映画/マルクス・エンゲルス

2018年05月30日 | 映画

原題:The Young Karl Marx 監督:ラウル・ペック(ハイチ出身) 2017年/フランス・ドイツ・ベルギー/118分
マルクスは、1818年5月5日生まれ、つまり今年はマルクス生誕200年、それを記念して作られた映画で、
鳴り物入りの評判でしたが、映画は凡作でした。
近代世界で最も社会的影響を与えた人物を125分で描くことがそもそも無謀です。
映画は、若きマルクスとエンゲルスが出会い、1848年革命、共産党宣言を執筆する数年に限定したのですが、
それでも全く成功していません。
その理由は、この映画の目的、意図が全くわからないからです。
共産党宣言が生まれた背景は、ヨーロッパを席巻した1848年革命です。
その革命は、フランス革命とナポレオン戦争で荒廃・混乱したヨーロッパ秩序をそれ以前の従来の
君主制・絶対王制への回帰によって安定させようとした反動的なウィーン体制を打ち砕く運動で、
ヨーロッパ各地で勃発しましたが、結果は失敗に終わりました。
その革命は、「諸国民の春」とも呼ばれました。
エンゲルスは、蜂起に武器を持って参加しますが、映画はこの肝心の人民の蜂起には触れません。
1848年当時の日本と言うと、この5年後に黒船が来た幕末の時代です。
イギリスで起きた産業革命は、多くの労働者を生み出しましたが、プロレタリアートという、
階級の概念はまだまだ希薄でした。
激動のヨーロッパは様々な社会思想と運動潮流を生み出していました。
プルードンの無政府主義が強い影響力を持つ一方、キリスト教的社会主義などまさに「百花繚乱」でした。
さて、若きユダヤ人マルクスは、頭脳明晰でした。
ボン大学在学中に貴族の娘・イエニーと結婚し、ベルリン大学に編入します。
大学卒業後、妻の父親コネでベルリン大学の哲学教授の椅子を姑息に狙いますが、ダメでした。
失意のなか、ジャーナリストとして生計を立てますが、彼には家庭経済観念がほとんど皆無だったそうです。
その後、パリに出て、若きエンゲルスに運命的に出会い、48年革命に出合います。  晩年の二人

彼は、マルクスより2歳若いのですが、マルクスよりはるかに大人で、すでに経済学に関心を持っていました。
マルクスは、貴族の娘・イェニーを妻としますが、エンゲルスはアイルランド出身の娘・エメリーと結婚します。
彼女は、エンゲルスの父親がマンチェスターで所有するの紡績工場で働く労働者でした。
イエニーはインテリ、エメリーはかなり過激なリブ的活動家だったようで、
映画の中でも「私は貧しくても自由が良い、子どもはいらない、妹はエンゲルスが好きだから、
彼女が彼の子どもを産めば良い」なんて言っていました。
女性は立派なのに、エンゲルスは「女たらし」と揶揄されるほど、またマルクスもイエニーの使用人・レンヒェンとの
間に子どもまでもうけていたそうです。
なんとイエニーは実家のメイドをそのまま連れて来ていたのです。
だいぶ脱線してしまいましたが、映画ではこの時代彼らが何と格闘したのか、が実に曖昧なのです。
48年革命こそが二人を根本的に動かしたはずです。
映画は、それをもっと具体的に映像的にも描くべきでした。
彼らの思想もまだまだ未成熟・未分化でした。
共産主義とその革命観、唯物史観と哲学、資本論に結実する経済学などいずれも確立されていません。
当時の思想状況に対する彼らの思想的格闘についても描くべきでした。
この二つを描かないのは、若き彼らの人間的魅力をもほとんど描いていないと言うことです。
映画前半、全く不要の、マルクスと妻とのベッドシーンなどを入れ、冒頭から興ざめでした。
そんな映像より、マルクスもエンゲルスも子どもを背中に乗せてお馬ごっこして機嫌を取ったそうで、
それらのシーンの方がよっぽど気が利いていると私は思います。
いずれにしても、期待した作品であったが故に、大いに落胆しました。
【岩波ホール創立50周年記念作品だそうです。】【5月28日鑑賞】
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以下、蛇足です。
私は、2016年5月、マルクスが生まれたトリーアを訪れました。
トリーアは、ケルンから南西に180kmほど、ルクセンブルクの国境の近くにあります。
  
古代ローマ時代の遺跡の残るドイツ最古の町とも言われているそうです。
200年前のトリーアは想像できませんが、若きマルクスが、大聖堂や黒い門(ポルタニグラ)・浴場跡等の古代ローマの遺跡を見、
散歩してしていたのかと思うと不思議な気がしました。
彼の父はユダヤ教ラビで弁護士でした。
古代ローマ人は、ケルンやトリーアなど今に至る要衝の地を発見し、建設したのはやはり偉大でした。
その時のブログはドイツの旅7/ケルン3・マルクスの生まれたトリーアを訪れる。 です。
その時のマルクスの生家の写真[転載]
   
蛇足ついでに、
中国政府は、トリーア市に「マルクス生誕200記念のマルクス像」を送ったそうです。

序幕から5日後放火にあったそうです。ドイツでは、マルクスの評価は分かれているそうです。  【終わり】

映画/gifted・ギフテッド

2018年05月28日 | 映画


Giftedは、先天的に、平均よりも、顕著に高度な知的能力やそれを有している人のことらしいです。
日本では、ほとんどなじみがありません。欧米や、中国では一定求められているようです。
数学に特別の能力を持つギフテッド少女・メアリーをとりまく物語です。
「一定や普通」とは何か、は見解が分かれる所です。
凡人の私たちは、自分と子どもが「一定・平均」よりちょっと上だけで大喜びです。
ギフテッドの評価が極端にわかれる両者がドタバタする物語です。
メアリーの担任が良いキャラで、彼女とメアリーの育ての叔父さんとが出来てしまうのも良いですね。 
映画全体は、ありふれた所に着地する、面白けど普通作でした。  【5月21日】

映画/はじまりのボーイ ミーツ ガール

2018年05月26日 | 映画


原題は、Le Coeur en Braille 点字で書かれた心。Coeurは心、Brailleは点字だそうです。
邦題は、余りに幼稚、なんてこった です。
結構楽しめますが、普通作です。
失明が近い優等生マリーは、劣等生ヴィクトールをアッシー代わりに使います。
テストの前日、二人は家出します。
このエピソードは良くなかったです。
マリーの父親がヴィクトールをたたきます。それを見たマリーの母親は夫をたたきます。
良いシーンでした。
私は、チェロの音は大好きです。特に低音が。
なのに映画の最後、マリーの演奏がオーケストラになってしまい、興ざめでした。【5月21日】

狭山事件の再審を求める市民集会、2018.5.23

2018年05月24日 | 学習

5月23日、日比谷野外音楽堂で『狭山事件の再審を求める市民集会・不当逮捕55年!今度こそ事実調べ、
再審開始を!』が、小雨の中開かれました。
55年前1963年5月1日に埼玉県狭山市高校1年生の少女が強姦され、殺害されました。
5月23日、当時24歳の被差別の石川一雄さんが逮捕されました。
石川一雄・早智子さん夫婦

袴田秀子さん(袴田巌さんのお姉さん)    志布志事件の川端幸夫さん
 
足利事件の菅谷利和さん         布川事件の桜井昌司さん
 
インドの被差別民(ダリッド)            漫画家石坂啓さん
 
鎌田慧さん                    福島瑞穂さん
 
私は、狭山集会に参加するたびに、冤罪事件に身が震えさせられます。
日本の警察、検察、裁判所がいかにに差別的でデッチあげに平然としていることに驚愕します。
弁護団が新たにこじ開けてきた数々の新証拠・新鑑定の事実調べをすれば、真実は明らかになるはずです。
ところで、今日、SNS、インターネットの時代。
私は、この度、インターネットで「狭山事件」を検索してみました。
「狭山事件は冤罪のはずが無い」などの記事もたくさんあるのです。
先日見たナチスホロコーストはでっち上げかどうかを巡る映画「否定と肯定」を思い出しました。
静岡駅近くの小川秀世法律事務所に『袴田巌の壁』が設置されたそうです。
その壁に、袴田さんは「幸せの花」と書いたそうです。
秀子さんは言います、「巌が肯定的なことを言ったのは初めてです。」と。 【終わり】
昨年の集会の様子の私のブログは、昨年の集会の様子です。

            

お台場を歩く、アイラント・ミュージック・フェスタ、2018.5.19

2018年05月20日 | ウォーキング





5月19日、お台場、夢の広場・シンボルプロムナード公園内で"アイランド・ミュージック・フェスティバル"が行われました。
在日ニュージーランド人パフォーマンスグループ・Nga Hau E Wha-Japanの出演を見るために出かけました。
そのパフォーマンスの前にお台場の周辺をウォーキングしました。
ゆりかもめ・テレコムセンター駅から歩き始めました。  大江戸温泉物語[東京新名所、温泉テーマパーク]、入りませんでした。
 
産業技術総合研究所                 日本科学未来館
 
東京国際交流館                   国際研究交流大学村
 
船の科学館                     南極観測船宗谷
 
自由の炎像                     東京港トンネル入り口                                             
 
ヒルトンお台場                   夕陽の塔
 
レインボーブリッジ                 東京タワーとレインボーブリッジ、緑は台場公園
 
お台場自由の女神像
 
お台場海浜公園                  フジテレビ
 
ユニコーンガンダム
 
キュリオス                     観覧車
 
ゆりかもめ東京テレポート駅             アイラント・ミュージック・フェスタ会場入り口(このイベントは、コニシキさんプロデュース) 
 
アイラント・ミュージック・フェスタ会場
 
沖縄のパフォーマンスグループ
 
Nga Hau E Wha-Japanのパフォーマンス
 
この日の、Nga Hau E Wha-Japanのパフォーマンスのビデオはここ
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イベントの前にお台場周辺を歩きました。お台場は、かなりユニークな所です。
東京のウォーターフロントは、みな埋め立て地です。最も、江戸の町は、埋め立てで拡大整備されました。
お台場周辺は、中央区、品川区、江東区の三つ、五輪会場の所属を巡って江東区と大田区が争ったりしています。
中央区は、超高層マンション群が林立しています。
お台場周辺は、日本近代科学館や巨大ショッピングモール、広いプロムナードエリアなどかなり人工的ですが、
無機質な感じではありません。
若者、家族連れ、外国人が行き交います。
東京国際交流館・日本科学未来館・産業技術総合研究所臨海副都心センターを擁する国際研究交流大学村の
存在を私は知りませんでした。
大江戸温泉物語も人気のようです。
Nga Hau E Wha-Japanのメインパフォーマンスが4時からとは知りませんでした。
気温、湿度はそれほど高くなく、風も少しあったのですごしやすかったのですが、疲れたので、
それは見ないで帰りました。
アイランド・ミュージック・フェスティバルでは、小ジョッキビールが500円、高すぎでした。
レインボーブリッジなどの私のブログは、
浅草~レインボーブリッジを歩く
日本科学未来館・船の科学館 
湾岸・お台場エリアを歩 
2017年憲法集会、ついでに築地市場と池袋でのニュージーランドフェア
5.3憲法集会と東京ビッグサイト周辺の散歩
など、結構歩いています。 【終わり】

Islamd Music Festival at Odaiba

2018年05月19日 | 学習

2018年5月19日、お台場夢の広場・シンボルプロムナード公園で、「Islamd Music Festival at Odaiba」が開かれました。
 
"Nga Hau E Wha-Japan"がパァフォマンスをしました。
16:00からメインステージで、14:00からはワークショップでした。私は、ワークショップだけ見ました。









ワークショップなので、フルパァフォーマンスではありませんでしたが、楽しい一時でした。
このイベントの前に周辺を少し歩きました。その様子は、項を改めます。 【終わり】


映画/否定と肯定[Denial]

2018年05月18日 | 映画


面白かったです。でも、映画としては普通作です。
ホロコーストがあったか無かったかを法廷で争うかなり異色の物語です。
ホロコースト否定論者アーヴィングは、ユダヤ人歴史学者デボラがその著書で名誉を毀損したと訴えました。
弁護団は、ホロコーストが存在したことの証明を生存者の証言ではなく、アーヴィングの矛盾・嘘をつくことで、
それを暴くことを主張します。
デボラは頑なに前者にこだわりますが、弁護団はそれを拒否します。
歴史、出来事で何が真実、事実かの判断は簡単ではありません。
日本の、植民地支配、創氏改名、慰安婦問題、南京虐殺、盧溝橋事件、731部隊など近代に限ってもそうです。
特に民族紛争と中近東の内戦、紛争により大量の難民が発生し偏狭なレイシズムとナショナリズムの
うねりで現代の希望であったユーロの内部に生まれた対立・分裂は深刻です。
そんな恐れを感じながら映画を見ていましたが、残念ながら映画のできとしては普通作でした。
特に、デボラがかなりヒステリックに大声を上げるのは特にいただけませんでした。
ホロコーストを否定するアーヴィングの主張ももう少し丁寧に扱う方が良かったと思います。
優生保護法による「不妊手術」の問題は、日本の今の人権を考える一大試金石です。
それは否定できない事実なのですが、そこで被害を受けた人々の名誉と人権の回復は果たして、
なされるのでしょうか。                 【5月7日】

指扇駅→大宮駅を歩く

2018年05月15日 | ウォーキング

5月14日、川越線・指扇(さしおうぎ)駅から大宮駅まで、久し振りのウォーキングでした。
 慈眼寺



指扇駅                      誓顕寺・真宗大谷派
 
稲荷神社                     氷川神社
 
高城寺・曹洞宗                      
 
荒川土手庚申塔                  寺の庚申塔、1663年
 
遊馬観音                      
  
11面観音堂                    西遊馬氷川神社
 
榎本稲荷神社                   金山神社
 
慈眼寺金山堂                   第六天神社
 
二ツ宮氷川神社                  右側・八幡神社
 
光善寺観音堂                   足立神社
 
観音寺・真言宗智山派
 
焔魔堂
 
林光寺・真言宗智山派
 
 
本堂
  
護摩堂
 
 
 
天神社
 
慈寶院・天台宗
 
慈眼寺・天台宗
 
                         観音堂
 
慈眼寺本堂山門
 
本堂                       慰霊鐘楼
 
鐘楼                       焔魔堂
  
茶堂・観音堂
 
大宮駅から3キロほどの荒川の東側の田園・住宅地を歩きました。
さいたま市の大宮西地区は広いです。道路と新興住宅地の開発が凄まじい感じがしました。
田植えを終えた田んぼと新興の住宅地が入り交じっています。小さな稲荷や祠がたくさんなります。
荒川の氾濫で人々が困り、祈り、豊穣を祈ったのでしょう。
慈眼寺と林光寺は、ちょっと大きいお寺でした。
日中の温度は29度という真夏並みの暑さでしたが、湿度が低く、かなり強い風が吹いていたので、
体感温度はそれほどではありませんでした。
計画では、バスで慈眼寺のある水判土(みずはた)まで行き、そこから林光寺から指扇駅まで歩く予定でしたが、
電車で、最初に指扇駅に行きそこから歩くことにしました。
疲れたら、水判土からバスで大宮駅に向かえば良いと思いました。
ちょっとがんばって歩きました。そこから大宮駅までは約3キロです。最後はやはり少し疲れました。
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今日のウォーキングで実に不快なことがありました。
私は、あるお寺に入って、本堂の表からの参拝後、境内にあるトイレを借り、帰ろうとすると、
その寺の関係者と思える人が血相を変えて走り寄って、「檀家ではないでしょ、トイレを無断使用しましたね。」と言うのです。
私は、「檀家以外入境内お断りとも無く、門も無いので参拝しトイレを使いました。」というと、
「水道代もかかります。他の所でもそうしているのですか?」と問うので、
「お寺は大衆に開かれていると思うので断りが無い限り参拝し、トイレがあれば使わせていただいています。」
「それは、あなたの考えでしょう。」 
その後、しばらくの問答の後、「不法侵入なので警察に連絡します。」、私が「連絡して下さい。」と言うと、
彼は、「トイレを無断使用されました」と本当に電話したのでした。もちろん警察は来ませんが。
この騒ぎを聞きつけ、住職と思われる人が出てきて、「入り口車を止めたり、檀家さんとのトラブルも起きています。
トイレを使用したいと一言お断り下さい。」というのです。
「屋外にあるトイレの使用ために、わざわざ呼び鈴を押して煩わすのは忍びないと思っていました。」
これ以上の、問答はきりが無いので、私は引き上げました。
お寺はたくさんあります。檀家以外は、入場お断りのお寺も当然あります。
そうした多くのお寺は、入り口にその旨一筆書いたり、扉や門を施錠しています。
昨今、お寺荒らしや窃盗事件が起きているので、警戒し、檀家以外を不審するのは仕方ないことです。
しかし、広い敷地の屋外のトイレを使用して、住居不法侵入、警察に電話すると言われたことは初めてです。
そんなわけで、楽しくない悲しいウォーキングとなりました。         【終わり】

                
                                            

Nocturnal Animals

2018年05月11日 | 映画


捨てた夫から届いた小説草稿を読む捨てた妻の物語です。
サスペンス風で楽しめました。でも、普通作です。
キィワードは、リベンジとノクターナルアニマルズです。
リベンジする主体は誰か、ノクターナルアニマルズは誰なのか、です。
小説草稿の内容もごくありふれたもので、創造性などありません。
私は、彼の作品は、彼に起きた出来事とはじめは思いました。
逮捕され、刑に処せられる前に送られたラブレターかと思ったのです。
そうでもなさそうです。
20年も前に捨てられた男が、元妻に作品の感想を求める「異常」=偏執性が恐ろしいです。
妻は、子ども時代もそして現在もものすごいセレブです。
でもそんな彼女は、現夫の不倫などで満たされず、睡眠薬頼みです。
うつつに見る夢=幻想がノクターナルアニマル=野獣と言うことなのでしょうか?
単数で無く複数になっているのはなぜでしょう?
最後、彼女は、意を決して彼に会いに行きます。
その時、彼女は真っ赤なルージュ・黒いマニキュアを落とし、豊かな胸元は広いですが、
かなり質素な服装で、密かに心躍らせてレストランに向かいます。
しかし、彼は登場しませんでした。
これがリベンジなのですか?

疑問がいくつもあります。
映画の冒頭、異常に太った女性達の踊る場面が延々と続いた意味も不明でした。
カンヌでは無く、ヴェネチア映画賞を受賞したそうですが…。
主演のエイミー・アダムスは、典型的なハリウッド白人美人です。

彼女が主演したビッグ・アイズの私のブログは、ビッグ・アイズ です。  【5月7日】

RWC500日前イベント、桜木町を歩きました。2018.5.6

2018年05月07日 | ウォーキング



5月6日、ランドマークプラザで『ラグビーワールドカップ2019開幕500日前イベント』が行われました。

在日ニュージーランド人のパフォーマンスグループ=Nga Hau E Wha-Japanがパフォーマンスをしました。
 

その他のビデオは、私のブログ ラグビワールドカップ500日前イベント、『Nga Hau E Wha-Japan』のパフォーマンス で見られます。
5m前で行われたパフォーマンスは、素敵な迫力でした。近すぎて、撮影が上手くいきませんでした。
アイルランド音楽の演奏も行われました。        イーリアンバグパイプ
 
バウロンと言う楽器
 
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このイベントの前後に桜木町駅周辺を少し歩きました。
ランドマークプラザ                   エアコンプレッサー
 
みなと博物館                      
 
日本丸 
 
タワーA,B
 
Hard Rocks
 
旧横浜船渠株式会社第二号船渠=近代化産業化遺産
 
宝光寺・真宗大谷派                 紅葉坂教会
 
横浜成田山・野毛山不動
 
萬徳寺・曹洞宗
 
萬徳寺水子地蔵                   稲荷神社
 
福満弁財天                     市民ギャラリー
 
伊勢山皇大神宮
 
 
掃部公園・日本庭園                 木陰で昼寝する人 
 
横浜能楽堂                    井伊直弼像
 
横浜奉行所跡(図書館前)              伊勢山ヒルズ(結婚式場)異様です。
 
妙玄寺・日蓮宗                  妙照寺・日蓮宗
 
妙照寺本堂

『Nga Hau E Wha-Japan』のパフォーマンスを見るのがメインの目的でした。
ついでに周辺を少し散歩しました。気温が高く、この一帯は丘陵、坂のアップダウンもきつく少しだけでした。
丘陵地側は、大きなマンション群がたくさんです。
他方、海側はショッピング施設や高層ホテルなどが林立し、横浜港の名所もたくさんです。
連休中、様々なイベントが行われたようです。
この一帯のウォーキングの私のブログは、横浜ベイエリアのウォーキング です。
【プリンタが故障し、スマホ無しの私は、手書きの地図でウォーキングをしました。
 地理がわからず苦労しました。ウォーキングから帰宅して、購入申し込みしていた
 プリンターが届いていました。新しいプリンタ取り込みでパソコンがハグ・故障して、
 その後、その修復に大苦労でした。何とか回復しほっとし、このブログを書きました。】     終わり
             

映画/IT-それが見えたら、終わり。

2018年05月04日 | 映画


私はホラー映画は好まないのでほとんど見ませんが、楽しめました。
ホラーですからストーリーは奇想天外、リアリティなしです。
単純なホラーでは無い魅力を持っているように私は感じました。
主人公は吃音の少年、転校生、母から過保護を受ける病気がちの少年、ユダヤ教のラビの息子、
父親に性的虐待を受けている少女、両親を火事で亡くした黒人少年などで、彼らは、
いつもびくびくしている臆病で、「負け犬(LOSER)」と呼ばれるいじめられっ子達です。
彼らをいじめる不良の少年も警察官の父親から弱虫と脅され暴力を受けています。
実は彼こそ、逆説的にいうとこの映画のシンボルでもありました。
彼は父親の虐待に恐怖して、いわばその恐怖から逃れるように虚勢的に他の子ども達を脅すのです。
舞台は、メイン州デリーで1990年、子ども連続殺人事件が物語が発生します。
子どもたちを誘拐し、食べてしまうピエロ=ペニーワイズが神出鬼没します。

大人にはその姿は見えません。
子どもたちが、恐怖を感じたときそのピエロは出現します。
どうしてピエロなのか、そのピエロは実在しているのかは、わかりません。
90年版ではそれの正体は巨大な蜘蛛の化け物だったそうですが、本作は、第一部ということで、
その正体は明らかにされないまま映画は終わります。
27年後に彼は再出現するそうで、大人篇「第2章」は2019年公開だそうです。
一人の少年が腕を骨折しギブスします。一人の少女がそのギブスに"LOSER"と落書きします。
少年は、Sの字を消してVとし、LOVER と書き換えました。面白かったです。
最大の難点は騒々過ぎる音です。音で脅かすのはいただけません。
ピエロを演じたビル・スカルスガルド 主人公の少年を演じたジェイデン・リーバハー

リーバハーは、『ヴィンセントが教えてくれたこと』でこれまたいじめられっ子・オリヴァーを演じました。
そのブログはここです。

小金井を歩く、2018.4.30

2018年05月01日 | ウォーキング

宇都宮線小金井(栃木県)を歩きました。
水田に水が張られ、田植えもすでに行われている田んぼもいくつかありました。
気温はかなり高かったのですが、かなり強い風が吹いていたので、気持ちよかったです。
下野市(しもつけし)では、「天平の花まつり」(3/20~5/6)が開かれて、駅からハイキングも
タイアップして行われていました。古代から下毛野氏の本拠地として栄え、
栃木県内最大級の前方後円墳である吾妻古墳・琵琶塚古墳・摩利支天塚古墳などがあり、
広大な国分寺・国分尼寺があったそうです。



宇都宮線小金井駅前から歩き始めました。      駅前広場に機関車の車輪
 
小金井一里塚                   慈眼寺・真言宗智山派
 
 
本堂                        観音堂
 
隣接する金井神社                  東山道跡(久保公園)                  
 
星宮神社                      麦畑
 
御使者橋・姿亭        川底、魚が遡上できるよう堰を作らず、また流れを穏やかにためのようでしょうか。
 
                         薬師如来堂
 

下野国分尼寺(天平の丘公園・花広場)
 
花まつりの様子
 
                         護国神社
 
からくり水車
 
栃木県埋蔵文化財センター(休館でした。)

下野国分寺跡




 
   
紫雲寺・真宗大谷派
  
天平の丘公園


 
紫式部の墓[この一帯は紫の里とも言われたためとか] 万葉植物園があり、たくさんの植物が植えられています。
 
                          坊ちゃん号
 
オトカ塚古墳                    子宝の橋
 
防人街道                    駅に向かいました。田んぼの隅に小さなほこらが
 
天平の丘公園は、とても広く、鬱蒼としていました。万葉植物園はたくさんの草木が植えられ、丁寧な案内版付きでした。
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下野に国分寺があるのは知りませんでした。現在その建物などの遺物はありません。

この地図から、この地が古墳、古代、交通の要衝で、政治・社会の中心地だったことの理由はわかりません。
現代では、二本の川に挟まれ、広大で豊かなな田んぼ・畑地域なのはよくわかります。
久し振りのウォーキング、しかも農村地域でした。都会も良いけど、田舎もいいです。
しかし、田舎は交通の便が良くないので、あちこち寺社巡りというわけにはいきません。
下野の「花まつり」も知りませんでしたが、かなり長期間にわたって盛大に行われているようです。
しかし、今年は季節の巡りが早いので、花の季節がうまく合わなかったようです。
小金井は以前に来たと思っていたのですが、はじめてでした。

日差しが強く、気温も高めで少し疲れましたが、気分は爽快でした。    【4月30日】