風そよぐ部屋

ウォーキングと映画の無味感想ノート

改憲の動きについて

2014年06月30日 | 学習
事実上の改憲が行われようとしています。
この問題は私のブログのテーマではありませんが記します。

「集団的自衛権・集団的安保権」の容認は、戦後の日本の社会システム全体の変革です。
それは日本が、「戦争放棄・非武装めざすユニークな国」から「普通の国」になることです。
戦争を放棄している国は、世界で中南米のコスタリカと日本の二国だけです。
日本は、この栄誉ある地位を捨て去ろうとしているのです。
私は、リタイア後、世界を旅することを楽しみとしてきました。
旅の途中で、「どこから来たの?」と聞かれる時、「日本人」ですと誇りをもって答えることが出来ました。
戦争を放棄する憲法を持つ日本と日本人に胸を張ることが出来たからです。
戦争放棄・非武装は、「空想論」と言う人がいます。
世界の「現実論」は、「やられたらやり返せ、やられる前にやれ」と、言うわけです。
この常識の行き先は、際限なき核武装しかありませんが、それで物事が解決出来ないことは明らかなのですが。
「唯一」のものを絶対とする立場は、それに対するものを絶滅するしかあり得ません。
すべてに神(仏)が宿るとする八百万の神(仏)を持つ仏教の国、戦争を放棄する日本の有り様は、
これからの世界が進む一つの方向と、私は確信します。
それは、日本と私たちが、何にもまして誇りうるアイデンティティと、私は思います。

映画/小さなおうち・そして父となる

2014年06月26日 | 映画

山田洋次監督の腕もだいぶ耄碌したなって感じました。
ストーリーも台詞もほとんど工夫や創造性、新鮮みが無いからです。
倍賞千恵子、橋爪功、笹野高史、小林稔侍など山田洋次ファミリーなどともてはやされていますが、辟易・うんざりでした。
松たか子が下手くそな吉岡秀隆と不倫するなんて問題外、ミスマッチです。
戦前の懐かしき昭和モダニズムなどと言いますが、庶民の生活とはほとんど無縁のプチブルの目線だけです。
小さなおうちなどと言いますが、決して小さくはありません。
この映画、つまり、お金持ちの家の不倫騒動だけのお話です。
さて、体が弱く招集されて来なかった正治(吉岡秀隆)も招集されることになります。
女中・タキは、女主人の時子に「不倫相手・正治と会うのはまずい、手紙を書け」、と言います。
ところが、タキは時子の手紙を正治に渡しませんでした。
彼女は、独身を通し、その手紙を死ぬ最期まで持ち続けます。
タキは手紙を渡さなかった負い目と時子が好きだったので義理を通したのか、
それとも自分が正治が好きで時子の邪魔をしたのか、
好きな時子が正治の虜になるのが耐えられなかったのか、結末はもったいぶってぼかされています。
いずれの筋書きも説得性はありません。
松たか子の美しさと艶っぽさがせめてもの救いでした。
なんと言っても、136分は饒舌すぎ、長過ぎで退屈しました。
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2ヶ月ほど前、フランス映画「もう一人の息子」を見ました。
同じように病院で赤ちゃんが取り違えられました。
こちらの映画は、一方はイスラエル人、他方はパレスチナ人と状況はかなりシリアスです。
と言っても、当事者に取っては状況は関係なく、シリアスさは同じですが。
「もう一人の息子」の主人公は思春期を迎えた青年です。
「そして父になる」の主人公は父親・親です。
この二つの映画は、題材がとても似ているのですが、親の視点から捉えるのか、子どもの視点から捉えるのか、大きく違います。
二つの家族にとってはどちらの親が真の親かは重要ですが、
自立し始めた青年には、それ以上に自分達のアイデンティティー・これからどう生きるかの問題がはるかに重大です。
日本映画、「そして父になる」は、残念ながら映画としては普通です。
何よりダメなのは、両方の親・家族の描き方が余りにステレオタイプ過ぎるのです。
福山雅治演じる父は、ハンサムで一流企業のエリート。
他方、リリー・フランキー演じる父親は、生活は豊かでは無いが電気屋を営み子煩悩な庶民。
福山は企業人間ですが、家庭や子どもも大事にするのですが、子を自分が描く理想とする姿に育てようとしています。
そう、途中で、映画の結論、以降のストリーが見えてしまうのです。
二人の子どもの体格が極端に違い過ぎるのも違和感がありますし、子役の芝居が余りに下手くそ過ぎです。
彼らの描き方もこれまたステレオタイプで、新しい現実に直面した二人の内面や彼らの疑問にはほとんど触れません。
「解決出来ない悩み・苦悩」の内面を徹底的にえぐりたいのだが、解決作は無い、どうしたら良いんだろう、
その判断を観客に委ねるのが良いのですが、それを映画でどう表現すれば良いのかは、私にはわかりませんが…。
親の一方的都合立場で双方の子どもを交換しますが、結局上手くいかず、再交換となります。
福山の両親の設定・登場も不自然・イヤミ、しかも父親の夏八木勲は例の通り大げさです。
「もう一人の息子」は、見終えた後、様々な思いが巡りましたが、「そして父になる」は余りに薄っぺらでした。 【6月23日鑑賞】

映画/鑑定士と顔のない依頼人、メイジーの瞳

2014年06月13日 | 映画


面白い映画ですが、良・悪の評価は分かれます。
良い点は、謎の依頼人は誰かという謎解きと、彼女に恋心を抱いたヴァージル・オールドマンの運命や如何に、です。
悪い点は、鼻持ちならないイギリス的「貴族趣味」と、どんでん返し後の後味の悪さです。
高い授業料だった、生身の人間は名画よりなんぼも素敵だと新たな女性を求める終わり方ならどんなに良かったでしょうか。
比類の鑑定眼を持つヴァージル、ろくに調査をしないで、謎の女・クレアに籠絡され、ついには詐欺されます。
彼は、やばい手で入手した数多くの女性達の肖像画で囲まれた秘密の部屋で過ごすことを至福としています。
生身の女性を知らないだけならそんなに特別では無いのですが、
食事を摂る時も手袋をするというのは、どう見ても尋常ではありません。
この映画のもう一つの恐ろしい面白さは、観客の持つ「覗き見」のスケベ心です。
ヴァージルは、クレアが扉を開けて出てくる様子や、彼女が椅子に座って怪我した足の親指をなめる姿、
その時、彼女の股間が見え隠れする様などを彼は盗み見します。
股間が見え隠れするシーンは、「エマニエル婦人」など映画で何度も使われています。
ヴァージルが覗き見していると同時に観客も同様後ろめたく覗き見しているのです。
彼女は実は覗き見されていることを十分承知し、演出し、彼を虜にしていくのです。
観客は、段々こうして彼女のこうした不可解な言動に疑問・作為を感じ始めます。
映画の最後の方で、ヴァージルは彼女に孤児院で育って這い上がってきたこと告白します。
母親、家族を知らないで育ち、這い上がってきたのだから、彼の貴族趣味もしょうがないか、
生涯で一度の恋愛の成就も認めてやろうかと思う反面、そんな単純なハッピーエンドはあり得ない……。
ヴァージルは結局の所、見事にダマされるのですが、その黒幕ははっきりと名指しされません。
それはおそらく、ヴァージルが絵を手に入れるために組んできたパートナー、ビリーでしょう。
彼は、ヴァージルの虚栄心や弱点や貴族趣味、女を知らないことなど彼のすべてを熟知しているからです。
この映画、イタリア映画ですが、台詞は英語です。
イタリアでは大ヒットしたそうですが、イタリアではイタリア語の字幕だったのでしょうか。
ヴァージルの名前が、オールドマン=老人というのは恐ろしいですね。
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登場人物がまさにステレオタイプ、安っぽいアメリカ映画って感じです。
ストーリーにリアリティがなさ過ぎます。メイジーの父親は彼女のベビーシッター・マーゴと出来てしまい、
ロック歌手の母親は若いバーテンダー・リンカーンと再婚してしまいます。
適齢期のマーゴがなぜベビーシッターをしているのか、リンカーンがなぜ母親と結婚したのか全くつじつまが合わないのです。
そんなディテールやシリアスさはこの映画には全く関係ないのですが。
父親と母親は仕事人間というより、幼稚でわがまま、他方マーゴとリンカーンは若いのに大人で人の面倒見が良く優しい。
「血よりも優しさ」、「大人度は年齢とは無関係」と、言いたいのでしょうか?
それよりも「安っぽいヒューマン」と言うのは言い過ぎでしょうか。           【6月9日鑑賞】



映画/偽りなき者、ハンナ・アーレント

2014年06月07日 | 映画


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彼女は、ハイデッガーに師事した哲学者のドイツ人で、ナチスの強制収容所から脱出し、アメリカに亡命しまし。
映画は、彼女がアイヒマン裁判を傍聴し、そのレポートをザ・ニューヨーカー誌に発表し、その反響・顛末を描きます。
1960年、アルゼンチンに逃亡し、最後のナチス戦犯と言われていたアイヒマンをイスラエル諜報特務庁(モサド)が探しだし、
イスラエルに連行し、裁判にかけます。
アメリカがビン・ラーディンをアフガニスタンやパキスタンの主権などお構いなしに殺害したように、
モサドも各国の主権など全く無視して行動します。
アイヒマンは、ドイツの親衛隊の中佐で、決して大幹部ではありません。当時の世論は「極悪非道な彼に弁護の余地は無い」です。
彼女は、「悪の凡庸さ」を言います。ナチスの犯した悪事は、特殊な「怪物」が成したのではない、人間的思考を停止し、
命令されるまま、己の「義務」とされることを淡々とこなす小役人的行動の帰結として起こったのだ、と言います。
また、彼女は「ユダヤ人指導者の中にもアイヒマンに協力した者がいた。それによってユダヤ人の犠牲が増えた」と言います。
それはそうしたユダヤ人指導者を糾弾するためでは無く、「悪の凡庸さ」は被害者側のモラルの崩壊をも引き起こすことを言いたいためです。
オーム事件も、連合赤軍事件も、ポルポトの悲劇、そして日本の皇軍等々の出来事も、「悪の凡庸さ」から来る悲劇かもしれません。
「人間は誰でも思考を放棄すれば悪になり得る」と言うのは一面の真実かもしれませんし、
「命令されない悪の凡庸さ」の危険さは、今の日本の感情的「右傾化」を支配している空気かもしれません。
むずかしいテーマを興味深く扱っています。しかし、この映画は成功しているとは言えません。
彼女のいわゆる伝記物にしなかったのは良かったのですが、彼女の夫とのエピソードなどは割愛し、
また、かつての友人達との軋轢や彼らの批判と議論などもっと冷静に静かに描いた方が良かったです。
一番嫌だったのは、彼女がいつもタバコを吸っていることです。                           【5月26日鑑賞】

映画/マッド、ジンジャーの春

2014年06月05日 | 映画

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いろんな賞を取っているようですが、つまらない映画でした。
ジンジャーとローザは、病院の隣同士のベッドで生まれ、以来、双生児のように育ちます。
時は、1960年、米ソの核競争は際限なく一度戦争が起きれば人類どころか地球すら破壊しかねないと言う「危機」の時代でした。
折しも、キューバ危機が起きます。フルシチョフも賢くないですが、ケネディはもっと阿呆です。
ケネディはフルシチョフを脅せば彼は身を引くと思っていたのですから。
ジンジャーは、高校生ながら核の危機を早熟に感じています。
ところが、ローザはジンジャーの父親と深い関係になってしまうのです。
ジンジャーの父親は、思想家と言われるが、これまた阿呆としか言いようがあり得ません。
「おいおい、こんなのありっ」、核の問題なんて「刺身のツマ」なんです。
今日の二本は映画は退屈でした。つくづく映画もギャンブルだと思います。見てみないとわかりませんから。 【5月19日鑑賞】

慶州(キョンジュ)・釜山(プサン)を歩いて来ました。1

2014年06月01日 | 慶州・釜山の旅、2014

5月7日~16日韓国の慶州(キョンジュ)と釜山(プサン)の町を歩いて来ました。       上は、仏国寺
7~12日がキョンジュ、13~16日がプサンです。

5月7日、日暮里10:05発スカイライナー、空港第二ビル10:43着、とにかく早いです(2465円)。
スカイライナーの乗車券は携帯電話のウエブでのペーパーレスチケットが選べます。
12:45発、15:00プサン着成田でのチェックイン、出国手続き等全く待つこと無くあっけなく終わりました。
12:45発、14:35着。プサンの入国手続きもあっという間でした。     プサン空港
 
プサン空港のお土産屋

預けたスーツケースすぐ出てきました。
空港で両替をしました。35000円と多めに両替しました。331,800Wでした。1000Wが100円の感じです。
結果的には、ほとんどすべて使いまたカードもだいぶ使いました。
「小さい紙幣にして」というと5万W、1万W、5千W、千Wと丁寧に小分けし、一枚ずつ数えてくれました。
インフォメーションでは地下鉄マップなどが載っている日本語で書かれた「まるごと釜山・春」という冊子をくれ、
釜山バスターミナルへの行き方を日本語で丁寧に教えてくれました。
まず、ライトレイルというモノレールで大渚(テジョ)に行き(1300ウォン)、そこで地下鉄3号線に乗り換え、
蓮山(ヨンサン)で地下鉄1号線に乗り換え、終点の老圃(ノポ)(1600ウォン)まで行きます。
 
老圃駅は、プサンのほぼ北端で、目の前に郊外に行く長距離バスの発着のプサン総合バスターミナルがあります。
このターミナルはとても巨大です。チケット売り場で、「慶州」と書いたメモを渡して切符を買いました。
4800ウォン。16:45発、着いたのは18:30ちょっと前でしょうか。      プサン総合バスターミナル
 
このあたりの事情は、ヨーロッパやトルコの長距離バスシステムと似ていると思います。
長距離郊外バスのターミナルは、市の中心部からかなり離れた所にあります。
キョンジュの郊外バスターミナルも慶州駅とは1.5キロほど離れています。
ここまで本当に順調に来ました。
ところが、ホテルは地図では歩いて5分ほどなので歩いたのですが、わかりませんでした。
若者に聞いたのですが、わかりませんでした。
仕方なく、ターミナルに戻ってタクシーに乗りました。タクシーの運転手もわからず、カーナビで住所を入力していました。
何のことはありませんでした。バスターミナルから350mほど、私が若者に聞いた所から100mほどの所にホテルはありました。
タクシーは3000ウォンでした。


BOOKING Com.ではプサンツーリストホテルとあるのですが、キョンジュDYホテルが一般的なようです。  ホテルの部屋から
 
真ん中の道路が橋で、手前右側がキョンジュ郊外バスターミナル

バスタブはありませんが部屋は広く冷蔵庫があり、フリーのミネラルウォーターが2本入っていました。
ウォシュレット、洗面室にはフリーのシャンプー・歯ブラシ・カミソリなどもありました。
  
早速、近くを散策すると、先ほどホテルを聞いたところがスーパーでした。
食品は豊富ですが、惣菜類は少ないです。
また、コンビニもたくさんあるのですが、いずれも小さく惣菜・弁当類は少ないです。
この日は、スーパーで夕飯に韓国式海苔巻きとその他、バナナ・リンゴ・ヨーグルトを買いました。
持参したウイスキーをちびちび飲みながらパソコンを使い始めました。
室内にWiFiがあるのですが、アクセスできません。
レセプションに事情をいうと、スタッフが部屋に来て、設定してくれました。
プサンのホテルでは簡単でしたので、このホテルでは何か事情が違い、多くの客がわからないのかもしれません。
しかし、多くのホテルでは「自分で何とかしろ」式が多いく、有料な所も少なくありません。
このようなサービスをしてくれるホテルは本当に珍しいことで私はすっかり気分を良くしたのでした。 【一日目、5月7日終わり】
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二日目、5月8日
5月8日、6:30に目が覚め、7:30朝食をたっぷりいただきました。(朝食は別料金で、16000W)
  
この日は、世界遺産の良洞民俗マウル(昔の農村の姿を残しています。マウルとは村・町の意味)に行く予定でしたが、大失敗でした。
9時前にバスターミナルに行って、ガイドブックにハングルで書かれたヤンドンミンソンマウルを書き写して案内人に見せて、
良洞民俗マウル行きをきいた所、彼が教えてくれたバスは間違っていたのです。
私の書き写したのが正確で無かったのかもしれませんが、彼はヤンドンとアンドンを間違えたようなのです。
彼はアンドン行きのバスを教えたのです。
アンドン(安東)にも同じような民俗マウルがあります。
ガイドブックの文字は小さいのでそのまま見せてもほとんどの人が読めません。
アンドンについて事前に少し調べましたが遠いので行く計画は立てませんでした。
『地球の歩き方』では、良洞民俗マウルまでの時間は記されていませんが、地図ではわりと近いのに、
8時50分発のバスに乗り、1時間も走ったのに着かないのでおかしいとは思っていたのですが、
言葉・英語が通じないので確かめようも無く、途中何度も降りて戻ろうとしたのですが……終点のアンドンまで行ってしまいました。
今日の教訓は、場所やバスの停留所名の韓国語を自分で書くのでは無く、ホテルのレセプションで書いてもらう、です。
バス代は12000Wウォン。ちょうど正午頃だったので、食堂でビビンバを食べました。5000W。

次のバスは15:10なので気を取り直して、アンドンの町を少し歩きました。歩いている人はほとんどいません。
 
アンドンのバスターミナルも市中心部まではだいぶ離れている上に、かなりの上り坂で疲れました。
  
ビルの壁の絵、私にはおしっこをしているように見えました。  マンションからソファーなどを下ろしていました。
  
2時頃ターミナルに戻り、ベンチでうとうとしました。 アンドンのバスターミナル

帰りのバスは、直行便なので早く、5時半頃着いたでしょうか。
ホテルに戻り傘などを置いて、付近を歩くことにしました。
キョンジュバスターミナル近くにある"観光インフォメーション"で日本語で、良洞民俗マウルを韓国語で大きく書いてもらいました。
バス乗り場を調べると、市外バスターミナル北側バス乗り場に市内バスのバスストップがありました。
片道4車線の反対側にもバス乗り場があります。バス停でバスナンバーを確かめるのですが、交通信号がなかなか変わりません。
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大陵苑(1000W) 新羅時代の古墳23基が散在しています。  東門
 
天馬塚 ここからは純金製の遺物がたくさん出土したそうです。
国立慶州博物館でそれらが展示されています。以下2点は、引用です(右は痛みが大きいので未公開)。
 
 
  

正 門
 
 
 
世界遺産・慶州歴史遺跡地区                    お店の装飾です。 
  
チョクセム地区新羅古墳発掘館
  
お寺のようですが名前はわかりません。
 
  
法源寺
 
    
路東里古墳群                             路西里古墳群
 
キョンジュ駅
 
駅前構内でお葬式の弔問者受が行われていました。       駅のフェンスに多数の願掛けが。
  
城東市場(慶州駅前から続く)
   
 
                        コンビニはとにかく多く、特に多いのがGS25         "たこ焼きならぬたこやみ"
  
寿司屋はそんなに高くなかったです。                                
  
SPAO(このビルでは、拡声器から日本語の宣伝が流れました。)   夕食、うどんとチジミ8000W、ビールはなぜかありませんでした。
  
大失敗の出だしで、一時はどうなるか前途多難の予感でしたが、夕方遅くまで市内散策を楽しみ、気を取り直しました。
暗く狭い路地に入らなければ治安は問題ないと思いました。もちろん油断は大敵ですが。
特に、ホテル周辺はバスの発着場ターミナルで遅くまで人通りがありました。
また私は慶州駅前付近はを夜歩きませんでしたが大繁華街で大勢の人々が行き交っていると思います。     【二日目、5月8日終わり】

キョンジュ2/仏国寺、石窟庵、瞻星台、鶏林、雁鴨池、芬皇寺、皇龍寺跡を歩きました。

2014年06月01日 | 慶州・釜山の旅、2014



石窟庵(引用)
8:45のバス(市内のバスは一律1500W)で仏国寺へ行きました。40分で仏国寺に着きました(拝観料は4000W)。
インフォメーションで見学時間と石窟庵行きのバスの時刻を聞きました。
バスは、毎時40分、見学はゆっくり見て1時間と日本語で教えてくれました。
仏国寺は見応えあるお寺でした。                 紫霞門
 
                                     天王門
 
 
紫霞門                                  紫霞門全景
 
多宝塔                                                        紫霞門から外を見る
   
三層石塔は修復中                大雄殿
   
無説殿                                観音殿
   
毘盧殿
    
羅漢殿
 
                                    美術館(売店)
 
鐘楼
 
                                     幢竿司厨
 
石槽                           裏門
 
早めにバス停に着き、門前のお土産街を歩いていると、「日本人ですか、食事はいかがですか」とおばあさんが声を掛けてきました。
これから石窟庵に行きますと断りました。
  
仏国寺前から石窟庵行きのバスが出ています。10:40分のバスで石窟庵へ(1500W)、乗客は私一人でした。20分で石窟庵。
降りる時、運転手が帰りのバスの時間を教えてくれました。毎時00分発でした。
石窟庵(拝観料は4000W) 入り口に鐘楼があります。1打1000Wで撞くことが出来るので撞かせて頂きました。
  
石窟までは10分ほどの長い参道です。
石窟庵入口 
 
 
 
石窟内の仏像は撮影できません。入口に大きな写真が飾られています。
 
ゆっくり歩いても30分で参拝できます。
ここから町が望めます。
 
再度、鐘楼                                鐘楼に描かれた像
 
駐車場で商売をしていました。
  
バスで仏国寺に戻りました。バスを降りると、先ほどの食堂のおばあさんが待っていました。
私は、待っていなくても寄るつもりでしたが…。おばあさんは携帯を操作、隣のお土産屋のおばさんに連絡したようです。
おばあさんは、注文も聞かずに、チジミと定食を持って来ました。
 
定食のイシモチの塩焼きはちょっとしょっぱかったですがおいしかったです。
朝食をたっぷり食べているので豆腐のスープや他のおかずは食べきれませんでした。10000Wでした。
隣のお土産屋のおばさんも日本語が出来、あれこれお土産を勧められましたが買いませんでした。
キョンジュ行きのバスをバス停で待っていると今度は、タクシーのドライバーが片言の英語で話しかけてきました。
60000Wで観光タクシーをすると誘いました。
断ると次は女性のいる店を紹介すると言います。 全て断りました。バスはなかなか来ません。
ドライーバーは釜山の地図を持って来て、キョンジュ市内まで15000Wでどうかと言います。
私は、バスの10倍の値段ですが、バスがなかなか来ないし、15000Wなら良いかとで交渉成立。
運転の乱暴なドライバーで、100km程のスピードを出すは、信号無視したり。他のドライバーも猛スピードですが。
ホテルに一度戻り、少し休憩し、また出かけました。
ホテルの近くのレンタサイクルで自転車を借りて、キョンジュの市内見物をすることにしました。
レンタサイクル・バイクは、民間の経営で市内の大きな観光スポットにもあります。これは大陵苑近くのお店。

ホテルの近くにも二軒ありました。自転車の整備は良くはありませんが、7段ギア、7時までで7000Wでした。
驚いたことに、パスポートの提示や住所・名前の確認など一切ありませんでした。
返却されないことや盗まれた場合などどうするのでしょう。
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興輪寺
  
 
五 陵 紀元前57年に建国された新羅の五人の陵墓が眠っています。1000W、広いです。
 
   
五陵の崇聖閣(1429年祭祀を行う場所としてに建てられましたが、豊臣秀吉による分禄・慶長の役で焼失してしまいました。
現存する建物は1694年に修理されたそうです。) 写真の三人は、消防の職員なのか、消化器や火災報知器などを点検していました。
 
 

東部史跡地帯
瞻星台(韓国の国宝、東洋最古の天文観測施設とも言われています。高さ、9m)     石氷庫(天然の冷蔵庫)
  
石氷庫の内部                            石氷庫の上部(通気口があります。)       
 
月城跡                                鶏林の前
   
鶏林(新羅の王姓でもある慶州金氏のルーツと言われています。)
 
慶州郷校、ここのインフォメーションも日本語が通じました。
 
 
                                    校洞崔氏古宅
 
新しく作られている橋・入口
 
雁鴨池(647年、文武帝が築いた庭園の遺構)1000W
 
  
  
                                     駐車場に、占いに用いられたサイコロのような物の巨大な模型がありました。
 
次の写真は、なんと墓石などのお店で展示品です。
 

芬皇寺(1300W)                          模塼石塔(塼は煉瓦を模して作られた石材のこと)
    
薬師如来堂
  
皇龍寺跡 芬皇寺の前の細い道の先にあります。案内板は無く、入口で聞いてわかりました。
 引用
 引用
皇龍寺址は、2万坪を越える東洋最大の寺だったと言われています。569年に完工しました。
今日、皇龍寺には巨大だった寺の姿は残っていません。訪れる人も多くは無いようです。
皇龍寺金堂址                              皇龍寺木塔址
 
                                     反対側の出口にお墓がありました。                                
 
地図を眺めていると、芬皇寺を北にかなり行った慶州駅から東方向に崇信殿などがあるので行ってみました。 
崇信殿                                 脱海王陵
 
光臨台
 
急な上り坂の上にある柏栗寺です。
 
李氏始祖発祥地 瓢巌遺墟碑
  
                                     キョンジュの町が見えます。
 
 
キョンジュバスターミナルに戻ってきました。駐車場に仏像が祀られていました。
  
18:15に自転車を返し、ホテルで入浴後、7:30に食事、定食(名前は忘れました。)とビール10000W  
この日は、仏国寺、石窟庵、東部史跡地帯(瞻星台、鶏林、雁鴨池)、芬皇寺、皇龍寺跡などの名所を盛りだくさんに訪れました。
キョンジュは歩道も広く、レンタ自転車は安く、大成功でした。でも、月城、石氷庫あたりは急な丘の上で汗だくでした。      【5月9日終わり】

キョンジュ3/南山石仏群を歩く。

2014年06月01日 | 慶州・釜山の旅、2014

5月10日 7時起床 今日は南山石仏仏群を見に出かけましたました。
南山は、東西4km、南北8km。ピークの高さは468mで決して非常に高くはありませんが、
新羅時代から仏教の一大聖地で、南山一円が世界遺産です。(2000年)
コースは色々あるようですが、短くわかりやすいと言われる「三陵→統一殿」コースを選びました。
コンビニで、おにぎりとパンを買いました。 
少し早めにバスターミナルに向かったのですが、バス停を間違えてしまいました。
通りのタクシープールで面白い風景を見ました。

乗客を待っているタクシードライバーが車を降りて車を押して移動させています。
前の車に近づくと車に乗って車を止めます。
初め、エコの為かと思ったのですが、スクワットをやっているドライバーも多く、運動不足解消の運動とわかりました。

南下するのでその方面と思ったバス停に行ったのですが、反対側でした。
今朝は、間違わないようにバス停の名前をホテルのレセプションで書いてもらいました。
500番・9:30発のバスで無事出発。バスは、北上し、次に西に行き、慶州駅を通って右折して南下するのでした。
9:50頃には三陵に着きました。
  
ガイドブックによると入口に案内所があるのですが、無人でした。そこで地図をもらえると思っていたのですが、
ガイドブックの大まかな地図しかないので心配でしたが、バスを降りた人達の後に恐る恐る付いて行きました。
しかし、この日は土曜日、途中からハイキングを楽しむ多くの人々がいて、「遭難・迷子の心配」不要でした。
 
                                     線刻六尊(岩に線で六つの仏像が描かれています。)
  
如来座像 
  
かなり険しい山道で、上着を脱ぎ、カッターシャツを脱ぎ、長袖Tシャツとなり、何度も休憩しながら昇りました。
11:05一つの頂上に着きました。頂上はいくつかあるようです。
さて、ここからどこに下ろうかと思って、英語がわかりそうな男性に聞きました。
統一殿に降りる道を聞くと、ああでも無いこうでも無いと相談していました。
彼らも統一殿方向なのでしたが、私の大まかな地図は日本語ですので、説明しずらかったのでしょう。
彼らは、「付いてきて」と言うようにゆっくりペースでしたが、私はお礼を言い、途中でお昼を食べ、分かれました。
案内板は要所要所にあるのですが、韓国語と英語だけでした。漢字表記があれば助かるのですが。
私は、統一の英語表記「トン…」を頼りに進みました。
もう一つの頂上          相思岩                                 三花嶺
  
統一殿口の道は険しくは無かったのですが、日陰が少なく、石仏も少なく単調でつまりませんでした。
でも、ここは外国、道に迷ったり、思いがけない怪我に合わないよう安全で時間がかからないコースを選びました。
石仏が思っていた以上に少なかったのは見落としたのかもしれません。でも、良しとしましょう。
 
水は飲めるようでしたが、私は飲みませんでした。小学生か中学生が団体で来ていました。
       
山を下り終え、統一殿駐車場の手前に着いたのは13:30頃でしょうか。池=書出池とお寺がありました。
 
曹渓宗無量寺
 
   
 
民家
 
しばらく行くと統一殿でした。
統一殿 [無料です。]


  
三国統一殉国無名勇士碑
 
興国門
  
三国の王達、武烈大王、文武大王、興武大王                     街で見かけた傑作風景
         
統一殿入口にインフォメーションがあり、バス停を聞くときれいな日本語で「日本人ですか」と聞かれました。
バスでホテルに戻り、カッパなどの不要な荷物を置き、お茶を飲み、再び出かけました。
昨日と同じレンタサイクル店に行き、自転車を借りました。今回はIDカードを求められ、パスポートの写しを見せました。
店の人は昨日とは違う人で、1万W札を出したのに、お釣りが来ません。「昨日は7000Wだった」と何度も言うとやっと3000w戻りました。
石室古墳                               金庾信墓、興武門(1000w)
 
                                     金庾信神道碑
 
永興寺                                                       永興寺・大雄殿
  
永興寺・三聖閣                            甘露堂
   
武烈王陵碑                     達武門
      
西岳書院
 
 
ホテルの前の路地裏を自転車で通りました。      大覚寺
 
交差点の真ん中に冷蔵庫が放置されていました。車が通れないようにしているんでしょうか?
 
車が通れないほどの細い路地ですが、高校があったり、昼間は治安心配は無いと思います。
早めにホテルに戻りました。夕食は、レストランが面倒なので、スーパーで海苔巻きとソーセージなどを買い、
持参したウイスキーを飲みながらPC操作をしました。
南山石仏巡りハイキングは、出かけるまで行くかどうか迷いました。
外国でハイキングして、事故に遭ったり、怪我でもしたら大変だからです。
結果論ですが、もう少し南側にも行った方が石仏にも多く会えたかもしれません。それにはもっと詳しい地図が必要です。 【5月10日終わり】


キョンジュ4/慶州博物館・新羅ミレニアムパークを歩く。

2014年06月01日 | 慶州・釜山の旅、2014

5月11日、国立慶州博物館、新羅ミレニアムパーク、慶州世界エキスポ公園を歩きました。
韓国に出かける前の天気予報では、日曜日から月曜にかけて雨でした。月曜日は、博物館は休館ですので、この日にしました。

9時、600番のバスでへ国立慶州博物館に向かいました。20分くらいでしょうか。
バスに乗る時、正しいバスとわかっていても、乗る時運転手に降りる駅名を書いたメモを見せ、なるべく前の席に座ります。
すると、運転手は目的地に着くと「ここだ」と合図を送ってくれます。
ほとんどのバスはすいているので、運転手に近い前の方に座ることが出来ました。
国立慶州博物館 (無料です。)               新羅歴史館
   
三層石塔                               聖大王神鐘                                
   
博物館屋外

博物館内(フラッシュをたかなければ撮影できます。)

以下特別展示館(天馬塚展は撮影禁)

新羅美術館



月池館
 
樹獣堂(イベントのための施設)・古青池              高仙寺址三層石塔(仏舎利)           釈迦塔
   
石槽
 
再度、新羅歴史館

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11時頃見終わりました。ここから道路を挟んだ反対側にある新羅ミレニアムパークに行きました。

ターミナルからは、いくつかのバスが出ていますが、博物館前からは10番か11番でした。
バス停、ミレニアムパークかエキスポ公園で降りましたが、場所がわからず、コンビニで聞くと親切に教えてくれました。
おにぎりやサンドイッチを買おうと思ったのですがこのコンビニには、なぜかありませんでした。買ってこなかったのは失敗でした。
チケット売り場で、私の失敗ですが、少しもめました。(シニア13000w)
「地球の歩き方」の説明は正確では無く、一般1.8万W、シニアは1.3万W、夜間は9千Wのようです。
私は、シニアは9千Wと思って少しもめていると後ろの青年が「それは夜間です」と日本語で声がありました。
「ありがとう」と言うと、日本語を職場で使っているので、とのことでした。赤っ恥をかきましたが大助かりでした。
案内板をよく見ると、確かに英語でシニア13000W、シニア17:00以降9000Wと、書いてありました。
 
十二支神像                              私の干支イノシシ                   これはスピーカーです。
  
                                     処容滝
   
伽藍滝                                エミレタワー(ハンバーグ屋です。適当なファストフード店が無く、ハンバーグを食べました。)       
  
4大都市のミニチュア
  
  
メイン公演場での「花朗の道公演」(12:30から30分)、迫力ある演技でした。

伝統的家屋などを展示しています。

「天櫃の秘」の公演(2時半から30分)、古代ローマのコロッセオでの水軍戦もこんなだったのでしょうか。

染色、焼き物などの体験コーナーもありましたが、私はもう一つ興味がわかず止めました。
後日訪れた良洞民俗マウルでもそうでしたが、「過剰な商業化」が希薄に感じます。
日本だったら、高いファストフードやお土産屋などがあちこちなのですが、韓国では遠慮気味で少ないのです。
バス停に戻る途中、河原でレンタバギーカー場がありました。
 
新羅ミレニアムパークを出て、反対側に慶州世界エキスポ公園があります。3:00~4:00
慶尚北道慶州市が、1998年、世界各国の多様な文化が体験できる文化博覧会「慶州世界文化エキスポ」をスタートさせ、
現在まで5回に亘り開かれ、2006年にカンボジアで開催された「第4回アンコール-慶州世界文化エキスポ」が成功したそうです。
その2年後の2008年、「慶州世界文化エキスポ公園」が作られたそうです。
  
慶州タワー(皇龍寺の9層木塔をイメージし作られています。)
  
タワーの高さは82m、展望台は65m、無料です。           新羅ミレニアムパーク
 
フライング
 
世界化石博物館                                
 
エキスポ文化センター                        慶州ワールド(遊園地)
 
                                      新羅庭園
       
エキスポ文化センター                        世界化石博物館
 
     
3Dアニメーション館                          フライング(エクストリームアーツパフォーマンス) 
 
  
展望台内展示室

慶州世界エキスポ公園は行く予定ではありませんでした。時間があればもう少しゆっくりした方が良いです。
3Dアニメーション、フライング館、踊りなどの公演などは有料です。
もし雨が降ったら博物館に行こうと思っていてその場合は4時間以上を計画していましたが、博物館はやはり疲れます。
しかし、ここの博物館は、展示がかなり工夫されていて、一方通行的・巡回式に出来ていてとても見やすかったです。
私は、壺や石器などは興味がありません、期待していたの仏像でしたが、それらの展示は多くはありませんでした。
ですが、さすが古都・世界遺産の慶州(キョンジュ)、見応えのある博物館でした。
歴史に「たら」はあり得ないのですが、皇龍寺が残っていたらどんなに雄大で素敵だったろうなとつくづく思いました。
テーマパーク・新羅ミレミアムは、予定外でしたが思わぬ息抜きができ、楽しくのんびりしました。
バスでホテルへ戻り、夕食はプルコギとビール(11000W)。            
     【5月11日終わり】

キョンジュ5/良洞民俗マウル、骨窟寺を歩く。

2014年06月01日 | 慶州・釜山の旅、2014
良洞民俗マウル
5月12日
昨深夜目が覚めると雨がかなり激しく降っていました。ところが7時に目覚めると雨は小降りとなり、出かける時は止んでいました。
8時半にホテルを出ました。今日は、初日に行く予定でバスを乗り間違え行けなかった良洞民俗マウルと骨窟寺に行きました。
ちなみに、マウルとは、村とか町とかの意味だそうです。

インフォメーションやガイドブックでは200~208、212、217のバスで行けるとありますが、
バス運転手に聞くと203だと言います。
203はマウルの入口に行きますが、他は「良洞民俗マウル入り」のバス停からさらに15分程歩かなければならないからのようです。
30分待つと良洞民俗マウルのゲートに行く203が来ました。40分ほどで着きました。
入村料は4000W。「見学には、どの位時間がかかりますか?」と英語で聞くと1時間ほどですとの答えがあり、韓国語パンフをくれ、
公開されている三つの家を紹介し、バスの時刻表をくれました(日本語のパンフはありませんでした)。
その時刻表は、バス停の時刻表とは異なっていました。季節で時間が異なるのかもしれません。
12:00のバスに乗ろうと思い少し急ぎました(10:40,12:00,13:40,15:00)。
 
 
パンフレットから

村に入るとすぐ、きれいな学校があり、しばらくするとこんな風景が。
 
公開されている民家への路地の入口がわかりません。思い切って、民家に入り聞きました。
おばあさんが、娘さんでしょうか、家の中の若い女性を呼んでくれました。英語で彼女に聞くと彼女もわかりませんでした。
すると彼女は、家を出て、隣の家を訪ねたのです。留守でした。更に隣の家に行き、聞いてくれました。
おばあさんがいて彼女に説明したようです。その若い女性は、私を案内してくれました。
この間ゆうに10分以上かかったと思います。何物にも代えがたい感動的思い出でした。
書百堂
 
 
    
お寺がありました。真覚宗恒説心印堂               この村では犬がたくさんいました。どれも吠えずおとなしかったです。
    
無忝堂
 
  
詠埽堂
   
 
村の風景
 
  
 
日本でも伝統的家屋が残っている白川郷や飛騨高山などが有名です。
それらはすっかり観光地化されていますが、ここ良洞マウルは観光地というより伝統的生活の地、です。
珍しいからと行って公開されていない民家に無遠慮に入ることは良くありません。
日本の観光地なら、案内板もたくさんあり、土産物屋レストランもたくさんあるのですが、ここではそれらは少ないです。
道は山道で入り組んでいるので何度も迷いました。思い切って山道を登って、下の景色が見えた時は安心しました。
11時半過ぎにバス停に戻ることが出来ました。コンビニで買って来たお握りをここで食べ、キョンジュに戻りました。
ホテルに戻り、傘やカッパなど不要で重い荷物を置いて再び出かけました。
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骨窟寺
午後は、骨窟寺と祇林寺です。100、150番のバス行けます。
インフォメーションで、バス停の安東里、祇林寺、魚日里などをハングルで書いてもらい大助かりでした。
100番のバスが来たので乗りました。1200wでした。300wほど安いのはこのバスは座席数が少ないせいでしょうか。
40分ほどで、骨窟寺入り口の安東里に着き、下車し歩き出しました。人通りはないし、間違うと一苦労なので、
途中にセメントなどを作る会社があったので思い切って入り、受付の若い女性に道を確かめると親切に教えてくれました。
 
日本で言えば、禅宗系のお寺でしょうか。入り口で、作務衣のような服を着た金髪の若い女性に会いました。(無料です。)
彼女は、仏像などを雑巾で丁寧に拭いていました。ここで修行しているのでしょうか。

  
 
スクールの建物や宿泊施設のようなものがあったので滞在型修行のようなものがあるのでしょうか。
 
  
犬の像がありました。すると不思議なことに目の前に実際の犬が。まるで私を道案内するようでした。
私が、写真を撮るために立ち止まると、彼も立ち止まり、私が再び歩き出すと彼も歩き出します。
私がここを後にしてもかなり遠くまで同行してくれました。
   
急勾配の道を登ると磨崖仏が目に飛び込んできました。古いものではないようですが、こんな厳しい所によくぞ造った、です。


  
  
  
   
先ほどの犬は、こんな所も登ってきました。                
  
これは小さい祠の小さい仏像です。                      遠くに見えるのは、どこの街でしょうか。
  
参拝は約一時間位かかったでしょうか。手摺り無しには歩けない急勾配で汗だくでした。
トイレもたくさんあり、飲み物の自動販売機もあり、きんきんに冷えた250ccの缶入りポカリスェットを1000wで買いました。
次の目的地、祇林寺は、ここから約4.8km、ガイドブックでは「安東里のバス停まで戻り、そこからバスか歩きで「魚日里」まで行き、
そこからタクシーに乗る(7000w)」ると有ります。5km弱・徒歩40分なので歩けない距離では無いのですが、
往復の歩きは難しいですし、道を間違えたら大変ですので、やはりタクシーが必要です。
道先案内の犬は、安東里のバス停より先まで付いてきて、引き返しました。
暑い中20分ほど歩き、何とか魚日里あたりまでたどり着いたのですがタクシー乗り場は見当たりませんし、時刻は15:30、
骨窟寺で少し疲れ、日差しの強い中を歩いて疲れてきたので、祇林寺は諦めることにしました。
この近くの海岸には珍しい海中遺跡・文武大王水中陵と感恩寺があるのですが、そこも行くことはできませんでした。
お寺の写真を一枚だけ撮って帰りました。

暫くしてキョンジュバスターミナル行きの100番バスが来ました。帰りは座席数が多いバスで1500wでした。
キョンジュバスターミナルに戻る途中、中央市場が眼に入ったので途中下車し、市場を約1時間散策しました。
 
 
すごい活気とささやかな商売にとても感動を覚えました。面白いのですがキリが無いので途中で諦め帰りました。
夕飯は、コンビニ弁当にしました。確か3800W、ホテルに戻り荷物の整理、洗濯、シャワーをし、夕食をゆっくり食べました。

キョンジュの街の様子、バスなどをやっと覚えたのですが、明日はキョンジュに別れを告げ、プサンに戻ります。
キョンジュ名物の“ファンナムパン”をお土産に買おうと思ったのですが、お店で聞くと賞味期限は5日なので諦めました。
真空パックにすれば問題ないのでしょうが、"生"と手作りとを誇りにしているのでしょう。
20個入り14000wですから決して安くはないのですが拘りと伝統・誇りを感じました。 
キョンジュの街は、初日は、大失敗でしたが、後は大過なく十分楽しみました。 【5月12日終わり】


釜山(プサン)1/通土寺・梵魚寺

2014年06月01日 | 慶州・釜山の旅、2014
 通土寺大雄殿と三層石塔
5月13日 キョンジュから釜山(プサン)に入りました。
この日の朝食がバッフェスタイルからセットメニュー方式に変わりました。
やはりバッフェスタイルの方が好みで選べるし、時間も早いので良いです。
今日は、キョンジュを去る日なのですが、セットメニューは、スクランブルエッグとソーセージ・パン・ヨーグルト・ポテト・ミニサラダでした。
ミルク・コーヒーも飲み、終わりかと思って席を立つとまだサラダがあるとのこと、でもここまでに30分もかっかってしまったので、
サラダは食べませんでした。ひょっとしたらデザートもあったかも知れません。値段は15000wですから。
8時半にホテルを出て、バスターミナルで釜山行きの切符を買うと、8:35発のバスで乗車するや否や出発しました。
4800w、1時間でプサンにバスターミナルに着きました。
プサンバスターミナルはとても大きいです。
 
日本での計画では、とりあえずホテルに行ってスーツケースを預け、ホテル近くを散策する予定でしたが、
ターミナルからホテルのある南圃駅までは45分程かかります。
通土寺はターミナルからバスですし、梵魚寺はターミナルのある地下鉄・老圃駅の次の駅からバスです。
そこで、コインロッカーにスーツケースを預け、通土寺と梵魚寺を参拝した後ホテルに行こうと前夜に決めたのです。
コインロッカーは2000w、失敗すると説明できないので、慎重に案内書を読み、現金を投入し、ロックできました。
メトロの駅で「cash bee」カードを買いました(2000w)。 スイカのようなカードでメトロ・バス・タクシーなどで使えます。

買い方がわからないのでメトロの事務所で聞くと若い職員が出てきて自動販売機での買い方を教えてくれました。
日本語モードがあるので、難しくはありませんでした。学習したので、その後何回かチャージしました。
メトロは1区間は1200W、おおむね10kmを超える2区間は1400W、バスは1200Wか1500W、30分似内にメトロとバスを乗り継ぐと割引になったり、
とても便利で、お得なカードなのですが、現金でしか買えないこととデポジット制では無いので、使い切らなくても、
余ったお金は戻らないなどの難点もあります。
どれ位使うのか見当がつかないので、チャージ金額も検討がつかず、とりあえずたったの5000Wチャージしました。
プサンバスターミナルで、通土寺経由彦陽行きバスに乗り(2200W)、通土寺シンピョン市外バスターミナルで下車(30分)し、少し歩きます。
念のため、タクシードライバーに聞くと、ガイドブックどおりターミナルから右方向に10分ほど歩くと通土寺の入り口です。
通 土 寺 通土寺境内も実に広大です。
 
拝観料3000W、ところがここから参道を延々25分ほど歩いてやっと通土寺に着くのです。
 
歴代住職の墓
 
                                     天王門
 
四天王(韓国のお寺では、仁王では無く、四天王でした。)
 
鐘楼
 
 
極楽宝殿                                 
 
雲山殿
  
 
売店                                  三層石塔
     
薬師殿
 
不二門 
 
観音殿
 
中庭と大雄殿(本殿)
 
この日は修行僧の修了式があったのでしょうか、記念撮影が行われていました。  大雄殿・金剛戒壇
   
山雲閣

三聖閣
   
大方広殿                                
  
冥府殿 世尊碑閣
 
大光明殿
 
龍華殿
  
   
伽藍閣
 
この他にも多数の閣、堂、殿があるのですが省きます。
入口に戻ると、博物館(宝物館)があります。無料ですが、靴を脱ぎ、リュックは入り口の棚に置か無ければなりません。
靴は、ビニル袋に入れて自分で持ち、リュックは預かりなら安心のですが、置き引きがとても心配でした。
写真は撮れません。またガイドが付きました。断れるのかも知れませんが…。
英語のとても良いガイドなのですが全部説明し、一つが長いので時間がすごくかかりました。
時々、「夫のスマートフォンです。」と言いながらスマホの辞書で言葉を探していました。
二人とも英語は十分ではありませんでしたが、儒教は英語で何というのだとか、日本の仏像は青銅製や木製があるとか、
新羅は英語で何というのとか、皇龍寺の話などもして、とても楽しかったです。
12時を過ぎたので、後はお断りして帰ることにしました。穏やかで美しい素敵な初老のご婦人でした。
良洞マウルでの女性と共に今回の旅での最高な出会いでした。名前を確認しなかったのは私の大失敗でした。
 
通土寺バスターミナル近くの食堂でポークの絵の看板のお店に入りました。
正式の名はわかりませんがポークキムチ鍋とでも言えるでしょうか。
私が注文を上手く言えないでいると、英語で話しかけてくれ楽しかったです。6500w

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13:15分のバスでプサンバスターミナルに戻りました。
梵 魚 寺

ここから梵魚寺へは、メトロ1号線で次の駅、梵魚寺駅で下車、7番出口を出て、90番のバスなのですが、バス停がわかりません。
近くのおじさんに聞くと右の角を「10メートル」と、教えてくれました。
実際は150メートルほどでしたが、それは「愛嬌」と言うものです。坂の上の方にバスが見えました。
あらかじめ梵魚寺をハングルで調べて置いていて正解でした。早速カードを使いました(1200w)。
15分足らずで終点の梵魚寺でした。拝観料は無料です。
                                                            曹渓門
  
天王門                                 四天王
   
不二門                                 普済楼・反対側は金剛戒壇
 
   
大雄殿                                 観音殿
  
                             地蔵堂
 
 
羅漢殿
 
 
山雲閣
 
 
梵魚寺僧伽大学                           鐘楼
 
  
聖宝博物館(無料ですが、靴を脱ぎ、荷物を預けなければなりませんし、時間も遅くなってきたので、入りませんでした。)

バスでメトロの梵魚寺駅に戻り、プサンバスターミナル=老圃駅に戻ろうとしたのですが、上りのホームでした。
プサンのメトロの大きくない駅では、反対側へのプラットホームへの移動は出来ません。
ローマやパリでもメトロでは同じような駅がありました。"行き先"が大切です。
学生風の男性に聞くと職員を呼べば良いとのことですが、十分説明できるかわからないし面倒なのでそのまま改札を出て、
再反対側のホームに入場しました。1200w損するだけですから。
5000wでは全く足りないので更に5000wをチャージしました。
老圃駅に戻り、コインロッカーからスーツケースを無事出し、ホテルに戻ることにしました。
メトロ1号線の南浦から5分と言うことでしたので、南浦駅3番出口に出ました。ホテルの場所がいまいち良くわかりません。
ちょうどタクシーが来たので乗り、ホテルの住所などが書かれた予約書を見せたのですが、「釜山ツーリストホテル」を知りませんでした。
彼は、途中、2回車を止めて、ドライバー仲間に聞いたのですがわからず、釜山観光ホテルでは無いかと言うことで向かいました。
釜山観光ホテルのレセプションで聞くと「釜山ツーリストホテルと釜山観光ホテルは同じだ」と言うではありませんか。
 
  
タクシーの運転手、メーターは8200wでしたが、トランクからスーツケースを下ろして、すまなそうに「7000w」と指で示しました。
二人は笑顔で分かれました。
チェックインの後、レセプションで「一番近いメトロの駅は?」と聞くと、「南浦駅7番出口」でした。
もらった周辺マップで行って見ると7番出口から300メートルほどでした。キョンジュと同じ恥ずかしい失敗、経験でした。
メトロ出口から歩いて5分、近くに日本語の看板や日本語が通じるレストラン、コンビニも多数あり良いロケーションです。
港街のせいか、ラブホテルやちょっと怪しげなピンクの店もなどもたくさんありました。スーパーの場所は聞きませんでした。

ミスは棚に上げて、ホテル側のインフォメーションでメトロ1号線南浦駅7番出口、山側に坂を登って300メートルと簡潔に記すべきです。
また、プサンツーリストホテルと釜山観光ホテルは同じであると明記するべきです。
事前に、BookingCom に載っている住所をGoogleマップで調べても広すぎて不正確でした。
このホテル1泊1万円と安くは無いのですが、キョンジュと比べると、フリーのコーヒー、お茶、水、セキュリティボックスが有りません。
テレビもブラウン管です。しかしバスタブ付きですし、インターネットのアクセスは全く簡単でした。
セキュリティボックスは無いですがレセプションのセキュリティに預けた方がはるかに安全ですので、一長一短です。
早速バスタブにゆったり浸かり、洗濯をして、食事に出かけました。キョンジュより2~3割高いようです。
しかし日本に近く日本人人観光客が多いのでしょう、ホテルのレセプションもレストランも日本語が通じ、日本語メニューもあります。
  
夕食は甘鯛の塩焼きを食べました。鯛の一種のような魚の干物を油で揚げたものでした(15000w)。
しょっぱくておいしくはありませんでしたが、やはり魚は良いですね。
今日は、キョンジュから釜山への移動し、プサンの二つの大きなお寺通土寺・梵魚寺を巡りました。 【5月13日終わり】

釜山2/海印寺を参拝しました。

2014年06月01日 | 慶州・釜山の旅、2014
海印寺
海印寺・大蔵経(パンフレットより)
5月14日
韓国の誇る世界遺産・海 印 寺に行きました。
海印寺は、世界遺産にも指定されている八万大蔵経(パルマンデジャンギョン)があります。
1236年から16年かけて作られた経板の枚数は8万1258枚あると言われ、世界最古の大蔵経です。
以来700年、保存されています。
ソウルや釜山から直接向かうバスはなく、大邱(デグ)へ行き、そこからバスで1時間ほどかかります。

釜山に来るまでは、海印寺は遠いので行けないと思い、予定に入れませんでした。
しかし、初日に通土寺と梵魚寺が参拝できて、時間的にも余裕が出来、行きたくなりました。
しかし、資料は準備してこなかったのでインターネットで調べ、ホテルのレセプションで地名などを韓国語で書いてもらいました。
朝食は、16000Wのバッフェスタイルで、たっぷりいただきました。ヨーグルトが無かったので言うと持ってきてくれました。

8時半頃ホテルを出 メトロで釜山駅へ
釜山駅近くに観光インフォメーションがあるので行ったのですが、9時オープンで民間の旅行店のようなので引き返しました。
釜山駅 広くきれいです。
 
 
大邱駅より東大邱駅の方が大きく、東大邱からもバスが出ているようですが、よくわからなかったので大邱にしました。
釜山駅で、大邱への韓国新幹線の切符は並ばず、すぐ買えました。
いくつかの駅に止まるムグンファ号(7400W)と快速のようなセマウル号(10900W)があるようです。
私の乗った電車は、9:25~11:00で時間のかかるムグンファ号のようでした。
ホームは、ヨーロッパ式で改札は無く、自由にホームに入れます。車内検札もありませんでした。
出発した時は2、3人でしたがいくつかの駅を過ぎるとほぼ満席となりました。

大邱メトロ1号線で聖堂ミッ駅(1200w)へ。地上に出て、すぐ左奥が西部バスターミナルでここから海印寺行きのバスに乗りました。
15分ほどで着くと思っていたのですがなんと約1時間半もかかりました。
本来ならチケットを買わなければならないのですが、私は近いと思っていたのでバスの中で支払えば良いと思ったのです。
終点について、運転手に幾らですかというと7100wでした。後ろの人が日本語で教えてくれました。拝観料は3000w。
帰りのバスの時間を調べていると先ほどのやりとりを見ていたのか若いカップルのうちの男性が、
「バス乗り場はここから300m程上ったところです」と英語で教えてくれました。
すぐ博物館がありました。(入りませんでした。)
 
   
厳景王師碑                               影池
 
  
鳳凰門                                 
 
                                     四天王でしょうか
                                                    
                                               扉は仁王でしょうか
     
解脱門                                 九光楼
  
九光楼中                                
 
 
                                     三層石塔と奥は大寂光殿 
      
応真殿
 
冥府殿
 
冥府殿中                               大毘慮殿
 
大毘慮殿中                              大毘慮殿中・天井
 
蔵経板殿(八万大蔵経)入口(ここから奥は入れません。)    須弥頂上(手前左右に大蔵経が置かれています。真ん中中央奥に仏像が見えます。)
   
展示されている大蔵経
  
引き戻って、隙間から見える大蔵経を撮影しました。
   
                                     須弥頂上(本堂でしょうか、入れません)
 
私は、1000年以上も前の経の版木が多数残っていることに感動を覚えました。
韓半島を占領した日本もこの山奥には入ってこなかったのか、またこれらの歴史的価値を知らなかったのか、
朝鮮戦争においてもよくぞ焼かれなかったものです。
行きたいとは思っていたのですが、遠いので難しいと思っていたので、来られて本当に良かったです。
以下の写真は、"プサンナビ"からの引用です。
       
獨聖閣                                 
 
一帯を学士台
  
引済庵                                  煙突でしょう。
 
修行する人の生活が感じられます。
 
出口に戻ると、達磨禅院の案内板がありました。
 
 
  
 
   
達磨禅院は急勾配の坂を登ったところにあります。
時計を見るとちょうど3時、バスは15:20、その次は16:00なので大急ぎで下り、バス停に向かいました。
すると乗ろうとするバスが通り過ぎていきました。始発の場所は、降車した所から急勾配を300mほど登った所。
100mほど前でバスが止まっているのが見え駆け出しました。
運転手が煙草を吸っていたのでわざと、チケット売り場を聞きました。間に合わなかったら待ってくれると思って。
私の乗車を待っていてくれたかのように乗った瞬間にバスは走りました。汗だくでした。欲張ってはいけませんね。
来る時、バス料金を教えてくれた人も乗っていました。「あなたは、地獄での仏です。」と言うと微笑んでくれました。
西部バスターミナルに16:35頃着、さてメトロの駅はすぐなのに気づかず反対側に歩いてしまいました。
男性が来たので聞くと、彼もメトロに乗るらしく着いてこいと案内してくれました。エレベーターを使って。
メトロで大邱駅に17:15着、大邱駅で切符を買うと17:51~19:19のセマウル号でした。
10900wとムグンファ号より3500wほど高いですが時間も早いし、座席は日本の新幹線よりゆったりでした。
掲示板では2番線でしたが、ひっきりなしの放送が入っていました。少し遅れて電車が3番線に入ったので、
駅員にチケットを見せると「これだ、乗れ」と言うわけで、慌てて乗りました。ホームが変わったのでした。乗り遅れたら大変でした。
電車はほぼ満席でした。ここまで来ればもう安心で、うとうとしてしまいました。
韓国の新幹線料金は、日本の料金よりはるかに安いです。
安圃駅に無事着き、昨日と同じ食堂に入り、ペグニド(牛肉の甘い鍋)、1万Wでした。 バスの中で撮影(電動バイクの後ろに座席です。)
       
思い切って海印寺に行って良かったです。準備不足のためかなりの綱渡りでしたが、韓国新幹線にも乗れ、
また、多くの親切で優しい韓国人に助けられました。博物館を見られなかったのは少し残念ですが。       【5月14日終わり】

釜山3/龍宮寺・三光寺・釜山博物館。

2014年06月01日 | 慶州・釜山の旅、2014

5月15日 今日は、龍宮寺、三光寺、釜山博物館を訪れました。


龍 宮 寺
龍宮寺は、これまでのお寺のように山の中では無く、海岸にあり、その名も「龍宮寺」。
メトロ①号線の西面(ソミョン)でメトロ②号線に乗り換え、センタムシティ駅で下車し、181番バスで龍宮寺へ。
「地球の歩き方」の案内は正確では無く、バス停はロッテ百貨店前では無くBEXCO ZUDITORUMビル前でした。
ホテルを9時前に出てセンタムシティでバスに乗ったのは9:45でした。
龍宮寺につくと運転手が「ここだ」と合図してくれ下車、お寺と反対側に歩くきだすと、クラクションを鳴らして戻れとサイン。
ここから海岸までは坂を上って10分ほどでしょうか。バス停近くには、2、3のお店があるだけで殺風景です。
帰りに気がついたのですが、参道入口に次のような、案内があったのです。
 
バスに乗る時、わかっていても降りる駅を書いた紙を見せると、ドライバーは着くと教えてくれます。
拝観料は無料、土産物屋が数軒あって12支像が出迎えてくれます。ウィークディですがかなりの人が来ていました。
  
                                     交通安全塔
   
入り口(観音聖地)                          得男仏             龍門石窟
  
  
                                   
 

日出岩                                                 祭龍壇
  

不二門                        幸福の銅銭占(お金を投げて占う、かなり距離があります。)
  
  
大雄宝殿                                弥勒菩薩
 
                                龍宮壇
 
円通門                                 海水観音大仏
  
地下の祭壇
   
   
韓国の多くのお寺で、瓦や提灯の寄進を受け付けていました。                                
    
お土産屋が将棋をしていました。

11:20頃バス停に戻り、20分ほど待つとバスが来ました。 
バスはとても混んでいました。途中で、若い日本人男性三人が乗り込んできました。
混んでいるのに座われて、大声の関西弁でカジノがどうのこうのと降りるまでしゃべりっぱなしで、実に不快でした。
韓国では若者も席が空いているとほとんど座りますが、ちょっと年配者が来ると多くの若者は席を譲ります。
近くの若い女性は席が空いたのですが、座らずずっと立っていました。
最も最近では、韓国の地下鉄では、スマホを使うために我先に座り、夢中になって席を譲らない若者も多いですが。
ソンタムシティ駅から内面駅の地下鉄の中での出来事。突然、おじさんが腰のサポーターの車内販売を始めました。

この他の路線でも、T字ひげそり、合羽などの車内販売が行われました。
コンビニで買ってきたおにぎりとパンを、ロッテデパートの地下入口広場のベンチで食べました。
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三 光 寺

このお寺も、日本では来る予定にありませんでした。プサン観光パンフで存在を知り、プサンナビで調べました。
ロッテホテル前の反対側・メディカルセンター前バス停より、小型マイクロバス15番(1100w)で向かうとあります。
三光寺は、次の写真のようにかなり急勾配の坂を上ったところにあります。
引用
  
  
   
 
 
 
 
以下の二つの建物は、すごい急坂を上り詰めたところにあります。入って良いのか迷いましたが、入りました。法要が行われていました。
 
 
  
  
帰りのバス停はわかりませんでした。三光寺は終点では無く、駅に行く方向と丘を巡っていく方向があるようです。
歩いて下まで降りて八百屋のおばさんに聞くと、客のおばさんに説明してと頼みます。
そのおばさんは、私に従えと言い、「このバスだ、乗れと言い」と合図し、彼女は急な上りを登った次の駅で降りました。
そのバスは、三光寺に行き、引き返し、丘を下って、駅に向かいました。
素敵なおばさんでした。こうして無事内面駅に着きました。
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内面駅で釜山博物館に行く68番のバス停を探します。
この駅は大きなバス停が三つあるようです。二つは普通の市内バス、もう一つはマウルバスという小型バスです。
おじさんに聞くと「あっち」と、もう一つのバス停を指さし、教えてくれました。
68番バスのドライバーは博物館前をいくつか通り過ぎた停留所で私に降りろと声をかけてくれました。
バスが混んでいて、私に合図できなかったのでしょう。私が気がつかなかったのかもしれません。
バスがすいて、運転手は私がまだいるのに気づいたのでしょうか、合図を送ってくれました。
ここから博物館にたどり着くのも大変でした。何度も聞きました。
朝鮮戦争で死んだ国連軍兵士をたたえるUN記念公園があり、その入口で聞くときれいな英語で教えてくれました。
通りの先はトンネルになっています。その手前に丘に上る小道があります。
トンネルを通っても行けますが、低い丘を越えた公園の中からも行けます。そこは正面入口で無く、公園内から入る入口でした。
私は、博物館のことが気になって、UN記念公園に入るのを追求しませんでした。写真だけでも撮れば良かったです。
釜山博物館 正面入口

公園側入口



無料ですが、釜山博物館は期待外れでした。もう少し豊富だと思っていたからです。
帰りの西面行きバス停を博物館入り口のガードマンにを聞いたのだが、違っていました。
自動車修理工場の人に聞いてもちんぷんかんぷんでした。すると交差点を目の前を68番のバスが通り過ぎました。
その後を追って初めて68番のバス停がわかりました。
バスは釜山行き、南浦行き、内面行きと色々有るようなので、内面行きのバス停を教えづらかったのかもしれませんが、
ちょっといらいらしながら、やっとの思いで内面行きのバスに乗り込むことが出来ました。
バスは混み、降りる内面駅が良くわからないので隣の若者、に三つくらい前で「近くか」と聞くとそうだと言います。
その彼はなんと内面駅で無言で降りました。人が多く降り、私の隣の空いた席に若い女性が座りました。
彼女に、内面駅はここかと聞くとそうだと言うので慌てて降りました。
一声「ここだ」と声をかけてくれれば良いものを、こういうふざけた若者はどこにでもいるのですね。
このように釜山博物館は、私にとってはとんだ「鬼門」でした。もう時刻は5時半を越えたでしょうか。
コンビニでインスタントラーメンとサンドイッチを買い、夕食としました。
韓国では、ファストフードでラーメンを頼むとインスタントラーメンが出てくるそうなので、経験しようと思った次第。
何年か前、ソウルを訪れた時、お店でラーメンを頼んだ時もインスタントラーメンでした。
また、たしかハノイの国内空港で食べた時は、カップに湯を注いだままのインスタントラーメンが出てきました。
日本のインスタントラーメンは、実に偉大な発明でしたね。
辛いと思ったので、粉末スープの素は少しにしました。唐辛子が利いていましたが、まずくはありませんでした。
写真を撮らなかったのは失敗でした。             【5月14日終わり】

釜山4/甘川文化マウル、釜山市内を歩く。

2014年06月01日 | 慶州・釜山の旅、2014
 甘山文化マウル
 引用
5月16日
6時前に目が覚め、メール等チェック後ゆっくり荷物の最終整理をして、7時に朝食をたっぷり頂きました。
朝食は16000wと韓国にしては高いですが、朝はゆっくりたっぷり食べたいのでホテルで食べました。
ここのホテルのチェックアウトは12時、日本への飛行機の時間が午後4時なのでそれに合わせているのかもしれません。
8時過ぎにチェックアウトしないで、韓国・東アジアのマチュピチュと言われる甘川文化マウルに向かいました。

ホテルから10分ほど歩いたフェニックスホテル前から文化マウルに行く17番のバスが出ています。
途中、甘山云々のバス停名が目に入ったので、運転手に聞くと違うと教えてくれました。15分ほどで終点でした。
韓国語の地図が売っているそうですが、私はこの村を詳しく散策するつもりはないので買いませんでした。
買っても韓国語ではわからないですし。案内板もありません。
早速こんな看板が
  
当てずっぽうに歩くとすごい急勾配の坂道でふうふうでした。
面白そうなのが見当たらないので引き戻り、違う道に進みました。
 
 
銭湯のようです。昼間からオープンしています。釜山は、漁村、漁を終えた漁師は早朝に戻ってきて、疲れ冷えた体を温めたのでしょう。
たくさんの銭湯がありました。                                                   ガチャガチャ
    
太極道の道場がありました。
 
途中に、Stairs to See Stars と言う路地が有りました。
住民は、この急な階段を昇る時、見上げると星が見えるということから、そのように言われたそうです。
  
道幅1mほどの狭く、急な階段です。しかも道は曲がりくねって本当に迷路のようです。
そこはそこに住む人々の私道のような感じがして入るのに少し抵抗感がありました。
するとしばらく行くと、矢印が目に飛び込んできました。
ここなら大いばりで通っても良いのだろうと、人の家の軒先のような道を歩きました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
                                     公衆トイレです。               ボランティアでしょうか。街を清掃していました。
  
バス停まで降りてきました。
 
ヨーロッパやトルコや南米や他のアジア諸国ではこうした一角の路地に入ることはとても危険ですが、
ここでは全くそうではないそうです。道々の落書きと銭湯も懐かしいです。
釜山は、漁村。かつて倭寇や中国の海賊などがこの漁村を襲ったのでしょう。
人々は、急な斜面を削り、人一人がやっと通れるような狭い路地に、長屋のように家々を作ったのでしょう。
漁村の屋根や壁がカラフルなのは、船を塗装したペンキの余りで塗ったり、漁師が沖からでも我が家がわかるようにとか。
こうした風景は世界各地で見られるようです。ベネチアや北欧では平地でしたが。
  
甘山の人々は、再開発では無く、この町並みを保存し、アートの街として再生させる道を選んだようです。
いくつかの高層ビルが不釣り合いにそびえていました。
広い道も急勾配で、息も絶え絶え、狭い路地は人が行き交うことは無理なほど狭く、車は通れません。
人々の「心意気、快なり」ですが、閉店に追い込まれたお店もちらほら。
日本なら差し詰めこぎれいでかわいらしい小物のお土産屋やブティックや喫茶店などで賑わっているでしょう。
1時間ほどで初めのバス停に戻るとバスが待っていたので乗って帰りました。バスの本数はとても多いです。
出発のバス停で降りて、釜山中心部を散策しました。
国際市場・富平市場(午前中のせいか、開いている店も少なく人通りは少なかったです。)
  
映画館がいくつかありました。        花屋の花々がとても色鮮やかでした。                           
 
ビートたけしらの手形
 
古本通り
 
近現代史館(入らず外観のみ)                40階段文化観光テーマ通り
 
 
40階段
 
 
釜山タワーに行きました。上りはエスカレーターが有ります。  途中にお寺があります。
  
  
  
頂上に鐘楼がありました。                    李舜臣像(文禄・慶長の役で朝鮮水軍を率いて日本軍と戦った将軍)
  
なぜか、棒高跳びの練習場が。     
  
願掛けです。(Nソウルタワー=旧南山タワーにもありました。)
 
釜山タワー展望台は4000w、高くはないのですが手持ち現金が少なくなってきたので登りませんでした。
今思えば、カードが使えたかもしれません。
英語教室へのお土産を買おうと思ってあちこち歩いたのですが適当なものがありませんでした。
南圃駅地下鉄1号線の北側の光復通りで
  
   
11:15になったのでホテルに戻りチェックアウトしてそのまま空港に向かいました。
ここから空港までは、地下鉄を乗り継いで45分ほどでしょうか。 
ちょっぴり残念だったのは、交通カードの残金が1490wだったことです。
日本円にすると150円ほどので些細なことなのですが、たった10w足りないだけで乗れない悔しさです。
このカードはデポジットではないので多くチャージして余っても戻りませんし、チャージは1000w単位です。
日本のように交通機関での乗り越し精算システムはどうも無いようです。
南浦駅から空港まではメトロ2区間、1600+空港鉄道1500wです。
軽電鉄(いわば空港モノレール線、切符では無くプラスチック制のコイン形のトークンです。) タクシードライバーが路上で将棋。
  
朝ご飯をたっぷり食べたので、昼はうどんが食べたかったのですが、見当たらないので、
コンビニのサンドイッチ2000wを余っていたコインで支払い空港で食べました。
さて空港でちょっぴりミス、空港駅を出て、ドメスティック空港の表示が目に入りました。
私は、デパーチャーと間違えて、ドメスティック・釜山国内空港に行ってしまいました。
チェックイン手続きをしようとして、職員に間違いを指摘されました。
国際空港との距離は300mほどですからたいした問題はありませんが。広くない空港で助かりました。
搭乗手続きは待つこともなく至極簡単でした。16:00発18:10着
こんなに近いのに機内食が出ます。これから後は心配は無いので、ワインを頼みましたが、無いのでウイスキーを頼みました。

スーツケースが出てくるのにかなり時間がかかりましたが、後は全く待たされること無く簡単でした。
日暮里までの適当な電車が無いので、スカイライナー(19:33~20:09)で帰りました(2470円、韓国と比べると驚くほど高いです)。
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今回の韓国の旅行はとても楽しかったです。
キョンジュは6泊しましたが5泊で良いかもしれません。
釜山は3泊でしたが4泊するとのんびりプサンの町歩きが出来たかもしれません。
乗るバスを間違えたり、上りと下りを間違えたりなど大きな失敗もいくつかしましたが、
スリや落とし物などの怖く、手痛い失敗が無かったのは何よりでした。
今回は短い旅だったので、妻も行く予定で飛行機とホテルを予約したのですが、娘の妊娠がわかり、妻は急遽キャンセルとなりました。
飛行機は、キャンセル料が必要でしたが、BookingComでのホテル予約はキャンセル料が発生しません。
今回、ホテルは1泊1万円ほどの高いホテルでした。
私が今回探した所では、シングルの部屋は少なく、ツインの部屋を一人で使うことになるので、割高となりました。
二人で使えば1泊5000円ほどですから決して高くはありません。
日本ではシングルのビジネスホテルがあるのですが、外国ではシングルの部屋は少ないようです。
交通の便の良い所を選んだのは正解でした。最もアクセスは苦労しましたが。
キョンジュのホテルは、バスタブ付きとあったのですが、バスタブはついていませんでした。
朝晩少し涼しく、日中は暑いくらいでしたので、洗濯は下着と靴下程度でしたのでバスタブが無くても大丈夫でした。
交通費・公共交通機関・通りのきれいさ・言葉 など
キョンジュもプサンも食事代・交通費がとても安いですし、コンビニがたくさんあるので昼食も困りませんでした。
ただ、スーパーとコンビニは、惣菜的食べ物が余り豊富ではありませんでした。
ウイスキーを持って行ったので、ビールは少し飲んだだけです。
キョンジュ、プサンとも治安は全く問題ないと思います。でも、私は夜の外出はホテルの近所だけにし、外でのお酒は控えました。
お酒を飲んで事件に巻き込まれたり、痴漢に間違われたり、思わぬ失敗をしても、弁護は出来ませんから。
街はきれいです。通りも電車もバスもゴミは無く、落書きも無いです。
日本語が通じる観光インフォメーションも各地にありました。
日本では有料の施設に入る時、チケットを買うとパンフレットをくれますが、
韓国ではパンフレットは、チケット売り場と別の所にあって、自分で取るところが多かったです。
プサンのホテルのレセプションは日本語が通じますが、町中では、多くの人が英語を話しませんでした。
最も、突然見知らぬ人から英語で話しかけられたら、慌ててしまうし、面倒なので仕方ないことです。
バスの運転手は、降りる駅のメモを乗車時に見せると、合図をしてくれました。
地下鉄の職員は、特に親切でした。乗換駅を教えてくれたり、切符を買ってくれたり、でも構内に職員は少ないです。
韓国で一番気になったのは、バス・自動車の「スピードと乱暴」さです。
郊外に出ると、一般道でも制限速度が70~80kmの所がたくさんあり、バスなども猛スピードです。
片道4車線の道路なども多く、信号が変わるまで時間がかり、横断歩道の時間は短いです。
信号の無い横断歩道でも車は止まってくれません。
この点、フランス、スペインなどは横断歩道で立ち止まっていると、車は止まってくれます。
アジアでは、車はステータスですから、乗っている人は威張っているのだと思います。
ゆっくり横断歩道を渡っていると、クラクションです。
バスで一番困ったのは、時刻表が無いことです。バスがいつ来るか皆目見当がつきません。
この点、日本のバスはほぼ時刻表通りですので、計画が立てやすいし、不安や心配が無いです。
バスは、ドアを閉めると急発進・急路線変更です。また、降りる時ももたもたするのはダメです。
この点、日本のバスは、降りる時はバスが止まってから・スタートする時は座った後、ととても良いです。
バスの車内放送は、良く聞き取れませんし、電光掲示板が無いので、降車がいつも心配でした。
地下鉄の放送案内は、英語・日本語・中国語の所もあり、乗り換えターミナルなどでは日本語のアナウンスがありました。
ホームに、地下鉄路線番号、駅名は韓国語・英語・番号・進行方向の駅名・過ぎた駅名が記載されているので安心です。
自動券売機も英語・日本語モードがあるので全く問題ありません。
しかし、職員のいる改札口は無かったように思います。別の所にインフォメーションがあるのでしょう。
それにつけても感じたのは、日本の公共交通のアナウンスの煩雑さとうるささです。
電車が来ます、危ないので黄色線まで下がって下さい、から始まって、吊革につかまれ、例の携帯電話云々の放送、
降りる時はドアに荷物を挟まれるな、リュックは前にしろ、……。
まるで乗客を子ども扱いですが、実は、注意しているのだから失敗は本人の責任、自分たちは責任を負わないよと言うことです。
そのうち、「会話は遠慮して下さい」、「化粧はしないで下さい」、「食べないで下さい」…∞、でしょうか。
多くの外国での大声の携帯、特にワイヤレスの大声通話は困ると言うより、驚きびっくりですが。
私は、スマホを持っていませんが、スマホ中毒者は韓国も例外無いです。
このことがそのうち韓国では問題になると思います。
韓国では、年配者は大事にするという儒教的道徳があり、年配者が来るとほとんどの若者が席を譲りますが、
スマホに夢中になって、そうしたことに気がつかない人が増えてきているからです。
トイレ事情
トイレについては、全く心配はありませんでした。
バスターミナル、メトロ駅、鉄道駅、大きなお寺・観光名所には必ずきれいな無料トイレがありました。
コンビニや食堂にトイレがあるかは確認しませんでした。
今回、町の普通の公園には行かなかったので、そこにトイレがあるかはわかりません。
食 事
私は全くグルメ派ではないので韓国で特別に食べたいものは無いのですが、辛さは気になりませんでした。
キムチなどは、日本のそれより辛くないと思いました。うどんはウドンでも通じるようでおいしかったです。
コンビニ弁当、カップラーメン、おにぎり、サンドイッチなどにも唐辛子が入っているものが多かったです。
困ったのは、ビールでした。ビールで通じると思ったのですが、ダメです。辞書で調べて「メクチュ」と言うと大受けでした。
初日に、スーパーでリンゴを買いました。一個から量り売りで買えます。バナナは塊が大きすぎたので、コンビニで買いました。
翌朝、ホテルのレストランで果物があったので後は買いませんでした。
飲 料 水
キョンジュのホテルでは、無料のミネラルウォーターがありました。
生水は飲まない方が良いと言われているので、水道水をホテルのポットで沸かして飲みました。
レストランでは、無料の冷たい麦茶のようなもの、冷水が出、私は飲みましたが大丈夫でした。
個人的なことでは、腰の違和感、痛風の予兆は全くなく、大きな自信となりました。
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さて、無粋ですが。   飛行機代:48040円、 保険:3980円、
ホテル:キョンジュ;624000W+朝食15000W×6=714000W、プサン;306300W+朝食16000W×3=354300W、
現金:35000円、クレジット:5700円+スカイライナー(2470円×2)=10640円、 
トータル:20.5万円(10ウオン1円で計算) と言うところでしょうか。        【慶州・釜山の旅終わり】
蛇足ですが、私のこれまでの韓国訪問のブログは、【私のブログのカテゴリー、"韓国の旅"と"初めてのソウル"】にあります。