風そよぐ部屋

ウォーキングと映画の無味感想ノート

川越再訪=喜多院などを歩く(前遍)

2010年04月06日 | ウォーキング
何年か前に川越を歩いた。
行く前には、細かいことは覚えていないのに、近くに行くと「この景色以前見た」と思い出すからおもしろい。
だが、前回気がつかなかった所も新たな所を発見したり、地図の見方も慣れたせいか、前の時より速いペースであった。
歩いたのは4月1日で、春休みでとても賑わっていた。
全部を回ることは出来なかった。前・後の二回に分ける。


ご覧のように駅が三つもある。
川越駅は、JR川越(埼京)線と東武東上線の共同の駅、本川越駅は西武新宿線で、川越市駅は東武東上線の駅である。
東武東上線の川越駅から歩いた。

妙善寺            本堂の扉が少し開いていて毘沙門天[高さ30cmほど]が見えた。  さつまいも地蔵と言うらしい
  

富士浅間神社                       占肩鹿見塚[東武東上線開設の時、そこにあった古墳がなくなったためここに碑を作った]
 

実在寺                                氷川神社
 

天然寺                                寿老人
 
願掛観音         不動明王        13仏
  

長徳寺                                観音堂                                稚児(いもっこ)観音
  

光西寺(浄土真宗)                          "願い"(親鸞の願い)を彫刻にしたという
 

天台宗別格本山中院
鐘楼門                                釈迦堂
 
歴代住職の墓                            不染亭[藤村が義母の為建てた茶室]
 
本堂
 
もう一つ門                                  焔魔堂[喜多院に向かう途中]
     

仙波東照宮
随身門                                石鳥居(家康は死んで神となった)
 
東照宮拝殿                              弊殿
 

喜多院
慈眼堂                                歴代住職墓                              苦抜地蔵
  
本堂                                 大黒天堂
 
多宝塔                                多宝塔内部[扉が開かれ拝観できた]
 
三門                                  喜多院斉霊殿
 

日枝神社                               川越歴史博物館[入らなかった]
 

成田山川越別院
三門
 
本堂
 
大師堂
 
恵比寿堂内恵比寿天                        阿弥陀如来像
 
本堂を始め太子堂全て開放し、自由に参拝できる。

浮島稲荷神社                            三芳野稲荷神社(小さい)
 

川越城富士見櫓跡                         川越城田曲輪門跡[左と同じ場所]
 
御嶽神社[上記丘の上に立つ]                     三芳野神社[我が方によると鳴くなり三芳野の田面の雁やいつかわすれむ(伊勢物語)と歌われた]
   

初雁神社[三芳野神社に隣接] 
わらべ唄[ここはどこの細道じゃ、天神様の細道じゃ]発祥の地   川越の七不思議
 

川越城本丸御殿[工事中](初雁神社前)             市立博物館{入らなかった}
 

完成したばかりの川越城中ノ門堀跡
 

太田道灌像と大手門跡[今は市役所]               高澤不動尊川越分教会
  

大蓮寺                                  大蓮寺延命地蔵                           
  

六塚稲荷神社
 

本應寺 力神門                            本堂
 

観音寺
 

見立寺                                布袋尊                  赤穂浪士・矢頭右衛門七の妹の墓
  

養寿院                                                                    川越太郎重頼の墓[娘は義経の正妻]
  

川越名物のお菓子屋
 
後編に続く

川越再訪(後遍)=蔵造りの町並みを歩く

2010年04月06日 | ウォーキング
川越再訪=喜多院などを歩く(前遍)[4月1日の]続き――――――――――――――――――――――――――――
雪塚神社                               長喜院
 

行傳寺                                 榮林寺
 

連馨寺                                 法善寺
 

妙養寺
 

妙昌寺                                妙昌寺・経ケ島弁財天
 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
4月6日、川越市を再訪、4月1日見切られなかった所を歩いた。


川越八幡神社                             
 
 
西雲寺                                 西雲寺境内・三体地蔵
 

古い町並み
 
                                     そば屋の看板
 

蔵造りの町並み
山崎美術館                             川越商工会議所ビル[国の登録有形文化財]
 
川越キリスト教会                          埼玉りそな銀行川越支店[国の登録有形文化財]
 
時の鐘                 薬師神社
 


銅鉄屋
  

蔵造り資料館(100円)
  
二階の窓から                     蔵の中・階段
  
大沢家住宅                              川越元町郵便局
 
川越まつり会館                           スカラ座映画館
 
風呂桶屋                               埼玉県信用金庫川越西支店
 

広済寺                                縛られている地蔵        金比羅神社(広済寺境内)
  

東明寺(時宗)
 
東明寺参道にこんな"立て札"が~大京=ライオンズマンションは各地でトラブルを起こしている。               真行寺
     

川越氷川神社 拝殿                        本殿
 
柿本人麻呂(人丸)神社                       山上憶良の歌碑
 
関東では唯一柿本人麻呂を祀る神社で、人丸=火止マルで火防、人丸=人産(ウ)マルで安産という説明を読んで失笑した。

川越市立博物館(4月1日は前を通っただけ。200円)       蔵の構造              水琴窟の仕組み
  
板碑(12、3世紀)                           木造阿弥陀如来像(灌頂院所蔵)
 
銅造阿弥陀三尊像(灌頂院所蔵)                 木造甲冑不動明王像(灌頂院所蔵)
 

市立美術館(入らなかった)                     そばや
 

市立博物館は少し見応えがありました。
蔵造りの町並み通りはかなり昔の町並みが残っています。
歩行者天国で車が通らなければもっと素晴らしいのだが。
埼玉りそな銀行川越支店の建物はとても異彩を放っていて素敵です。
東明寺は時宗の古刹で、16世紀の川越夜戦跡の史跡です。
その参道に大京建設・ライオンズマンションの不当な建設の立て札が立っていました。
大京は各地で利益優先・安全軽視・周辺住民との話し合い拒否でトラブルを起こしているようです。
これを見て毎日通るマンション住民の気持ちは如何か、こうした不愉快が起きないように大京は事前に住民と話し合うべきです。

少し暑いような春の陽気でした。
学校が始まり、4月1日ほどの賑わいではありませんでしたが、かなりの人出でした。

ゼロの焦点/けものみち

2010年04月03日 | 映画

過日、2009年版"ゼロの焦点"を見た。
へたくそな末広涼子主演でいささか欲求不満であった。
カラーが綺麗すぎ、衣服やセットも派手で、戦後直後とイメージがあわないし、時代性が感じられなかった。
過去と現在が何度も往復して煩雑になり、テンポも悪くなってしまった。
犯人・室田佐知子の弟への異常な愛情と最後に彼女が病む心の病はまるでカルトのようであった。

今回は、1962年版、久我美子主演であった。
この時期の女性の特有の甘ったるい言葉遣い(~~ですわ、みたいな)が耳障りだが、
久我美子は綺麗だけでなく、彼女の声は低音でしっとりして何より落ち着きがあった。
モノクロの画面は、北陸の冬景色によくあっていて、もの悲しく貧しい時代を上手く映していた。
前半は小気味よいほどテンポ良く進むのだが、後半に入るとちょっと間延びしてきた。
物語の大まかな流れ=犯人が分かってくるのだが、犯人の室田・高千穂が簡単に独白して、種明かししてしまう。
鵜原禎子(久我)の推理の過程も手際よくまとめられていてた。
以上から、軍配は文句なしに後者に上がる。
だが、両者に共通しているのは、夫の人間像の不可思議さと、その人物像がよく描けていないことだ。
内縁の妻がいながら、彼が新たな結婚を決めたのはなぜか、その説得さが希薄なのだ。
1962年版では、南原宏治が演じる夫・鵜原憲一はかなりぎらぎらしていて、野心・出世欲に満ち、妻を捨てるのが少しわかるのだが。
その捨てられる妻役・有馬稲子演じる田沼久子の描き方が少なく、不満が残った。

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2時間以上の大作なのだが、飽きることなく、文句なしにおもしろかった。
登場するのが善人ではなく、悪人だけ、というのが珍しく、良い。
テンポ良い展開は、主人公の人生の転落、悲劇的結末を予想させ、恐怖を強くさせる。
民子は、悪をする前は悩みビクつくが、夫を殺してからは、動じなくなり平気となる。
小滝が民子に"けものみち"へ誘う下りの怖さはすごい迫力であった。
それからの民子は美しさを増し、その化粧・特に眉が微妙に変わる。
民子は根っからの悪人ではなく、彼女を"けものみち"に誘った小滝に一途になってしまう。
池内淳子は若く綺麗で、つやっぽく、そのおっぱいは豊かで綺麗でった。
小澤栄太郎はちょっと元気がありすぎで、何十年ぶりに見た伊藤雄之助は最高によかった。
この当時のベッドシーンは直接的ではないが、イヤらしさは今以上の感がする。
だが、キスシーンはただ唇を重ねるだけの、いかにも芝居という感じで、ちょっと興ざめ。

二本とも、男も女もやたらと煙草を吸い、時代を感じた。
そう、昔は映画館の中で、ものを食べたり煙草を吸うのは普通で、紫煙に映写機の灯りがくっきり見えた。
「喫煙は上映効果を妨げるばかりか、他のお客様のご迷惑になる」と放送されたのはいつ頃からであったか。
うららかな春の日に、暗い映画館とは。
というのは、池袋文芸座は一日しか上映しないので、この日を逃すと次は?
土曜日、10時45分開演、7割りの入り、中高年の男性が多かった。【4月3日】

行田市=さきたま古墳公園周辺 を歩く

2010年04月01日 | ウォーキング
3月31日、行田市=さきたま古墳公園周辺 を歩いた。

JR高崎線行田駅から市内循環バスでさきたま古墳公園近くの富士山バス停に行った。

一日東循環5便、西循環5便[100円]       安楽寺                                心行地蔵尊[すでに廃寺となっている]
 

前玉神社 大鳥居(1626年)                    石灯籠(1697年)
 

さきたま古墳公園
二子山古墳                              将軍山古墳
 
稲荷山古墳                              丸墓山古墳[赤丸内は人]
 
公園の看板(後ろが丸墓山古墳)                 はにわの館
 
天寺
 
さきたま遺跡の博物館(入らなかった、200円)          旧遠藤家住宅
 

ここに温泉[茂美の湯]が。
 

妙音寺
 

大蔵寺                                 普通の民家の前に何故かこれが
 
 
遍照寺
 

成正寺                                清岩寺
 
                                  
天満社                                   水城公園[順番が少し前後するが]
    
 

高源寺
 

清源寺
 
 
新兵衛地蔵尊
 
これはおもしろかった[新兵衛地蔵尊の人気ランキング]    一葉観音
 

行田市郷土博物館・忍城                      門
 
                                     行田市郷土博物館[200円]、櫓(城)に登れるが窓が小さくあまり眺望できない。
 

                                        東照宮
     

電気施設を覆う箱の上にブリキ製の沢山の彫刻、これは楽しかった。
  

足袋とくらしの博物館[行田と言えば、"足袋"、だが入らなかった。]    さきたま古墳公園にあった埼玉県名発祥の碑
        


昔の足袋屋の蔵があちこちに
時田蔵                 旧小川商店
 
保泉蔵                                十万石のふくさ屋
 
                                        本陣跡         蓮華寺
     

大長寺
 
 

私は、古代史については邪馬台国が九州なのか近畿なのかについての漠然とした興味はあるが、
それ以上の特別な関心は持っていない。
さきたま古墳公園は広大で迫力があります。
詳しい歴史はまだ明かではないようだが、6世紀頃この地に日本書紀の世界があることの不思議、である。
この近辺にも古墳群がまだあるようである。さきたま古墳群は中央の下の方である。

流れる川は、利根川である。
何故この地が開かれ、どんな生活が営まれ、どんな人の墓であったのか、などを思い巡らすのも楽しい。
戦国時代になると、忍城が作られ堅城を誇ったようであり、城下町として発達した用である。
古代栄えた所がそれ以降も続いて栄えるのは少ないようだ。
どうしてそこが棄てられ廃れ、新たな地が選ばれたのにはどんな理由があったのだろうか。

春休みでもあり、家族連れも多く、大型観光バスもかなり来ていた。
入場は無料で囲いはない。その開放感はいいのだが、
パンフレットがあるのかないのか、どこでもらえるのか、どんな巡り方をすればいいのか、などはよく分からない、
それ以上に、困り問題なのは、ここに来る公共交通手段がほとんどない、ということ。
JR吹上駅、熊谷駅のバスの便はあるようだ。

私は、秩父鉄道の行田市駅まで歩いて行ったのだが、駅に着いた時、ちょうど熊谷方面の電車が出た。
実は、私は熊谷鉄道の時刻表を事前に調べなかった。
1時間に4本位あるのかと思っていたのだが、1時間2本であった。
駅の待合室で座っていてウトウトした。