四国・九州アイランドリーグの覇者・香川オリーブガイナーズと、BCリーグの王者・富山サンダーバーズによって争われた独立リーグチャンピオンシップは、2勝2敗のタイで迎えた第5戦、延長の末香川が3対2で勝利。昨年に続いての「独立リーグ日本一」の座に輝いた。
見事勝利した香川の選手、ファンの方にお祝いを申し上げるとともに、四国での連敗からその後最終戦まで健闘した富山の選手、ファンの皆さんにも拍手を送りたい。
最終戦には平日の夜、しかも魚津という富山からはちいと離れたところ(失礼!)での試合にも関わらず、2000人を超える観客を集めたという。香川と富山で日本一決定戦とは、やはり大都市に本拠地を構えるNPBの日本シリーズとはまた違った「地域性」を感じさせるイベントである。
ただ惜しむらくは、それぞれ「速報が遅い」ということ。最終戦の結果もBCリーグのホームページでようやく知った次第だが、勝敗投手とスコアボードだけしか載っておらず、決勝点は誰が挙げたのかの様子がわからない。四国・九州アイランドリーグのホームページに至っては、最新の試合結果が前日の雨天中止で停まっているという有様。
少ないスタッフで運営しているのだからリアルタイムの速報まで手が回らない・・・というのが実情だろうが、もし「本当にチームを応援する人は他のさまざなまツールで情報を入手するか、そもそもファンなら球場まで観戦に出かけるのが当たり前から別にいいでしょ」と思っているフシがあるのなら、それは改めてほしい。それぞれの圏外でもこんな感じで注目している輩がいるのだから。
さてこのオフはお互いのリーグともNPBへのドラフト指名への道が広がるだろうし、また来年からは関西の独立リーグも発足するということで、ますます独立リーグの注目度が高まると思う(ただし、関西のリーグは四国・九州と北陸・上信越に比べて、興行としては失敗に終わると予想します。まあそれはまた改めて)。それぞれしのぎを削った熱戦を見せてほしいなあ・・・。