東日本大震災以降のチャリティー活動などで、今年は日本の国営放送でもしきりに取り上げられたレディー・ガガ。私もそれまでは携帯電話のCMソングを唄っている人だな、というくらいの認識ではなかったのだが、震災以降の活動等をニュース等で見ていると、結構いろいろな活動もしているということで新たにリスペクトするような形になった。奇抜な衣装やPVでの演出だけでは語られない、エンターテイナーとしての要素が強いというのは天性のものとして貴重なものである。
その「レディー・ガガ」という名前も別のアーチストの名前をもじっていただいたものらしいが、このたびは「レディー・ガガ」の名前をベースにちょっと捻ってみました・・・というのがあるというのを、友人の書き込みで知った次第。
それが、「レディー・カガ」。または「レディー・加賀」とか、「Lady Kaga」とも書くか。
加賀の温泉郷、山代、山中、片山津などの温泉旅館・ホテルの関係者たちが和服やスーツ、舞妓さんに果てはメイドさん(はあったかな?)などの出で立ちでJR加賀温泉駅のホームに並び、レディー・ガガの「Bad Romance」のイントロに乗って次々にお辞儀する・・・という画像が流れている。何ともまあ、大胆な演出である。
なかなか集客に苦労しているのがこのところの温泉群らしいが、温泉自体の魅力がなくなっているわけではないし、要は「温泉地での過ごし方」というものが時代とともに多様化してきたということで。その微妙な変化を敏感にとって次なる手を打てたところは現在でも人気を博していることだろうし、それについていけなかったところは建物を残しながらシャッターを下ろす・・・昔ながらの業界とはいえ実に競争が激しいなと思う。ただ。競争だけでは共倒れになることだし、それならば地域全体の魅力をアピールして・・・というのも自然な流れだろう。
話が元に戻って・・・加賀温泉郷か・・・・。行こうと思えば大阪からサンダーバード一本で行けるし、時間的にも長すぎず短すぎず。ただここで降りると「これだからトーシローは困るんだよ・・・」という、鉄道を中心とした「その筋」からの白眼視も覚悟しなければならない。まさか命までは撮られ・・・もとい獲られはしないだろうが。
まあ、観光立国を掲げながら震災の影響もあり例年に比べて人出は少ないという。こういう時だからこそあちらこちらを見て回る、地元の人たちの日常を自分なりの視点で見る・・・これも必要かなと思った。またいずれの日か、多くのプロの方たちの手による技、そしてその技が生まれる瞬間というのをこの目で見てみたいなあ・・・・。