ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

マーユ伝説

2010年04月26日 | アホな小話
ちょっとここだけの話、わたしはせっせとお風呂に入る方ではない。
さらに細かく言うと、せっせと髪の毛を洗う方でもない。
なので、簡単に二日三日、汗をたくさんかかない日が続いたりすると、ま、いっか~みたいな気になって、気がつくとちょっと臭ってくる。

相方は、そういう臭いには平気な方で、別に気にする事も無く、朝のおはようハグの時に、頭のてっぺんにチュウをする。

一日目はまあ良い。
二日目の朝はちと気が咎める。
三日目の朝は、さすがに臭いを嗅がれないよう身を反らせたりする。
けれども、「ボクは気にならないからクニャクニャしない!」と彼は言う。

ある日、最長の三日半になり、さすがに気がひけて、相方に恐る恐る聞いてみた。
「臭ないん?」
「まあ、臭いことは臭い」
やっぱり臭いんやん……。
「けど、その髪の毛の脂、乾燥する季節には塗りたいぐらいや」などと言いながら、髪の毛を撫でた手で自分の頬や腕を擦ったりする。
かなり変態の域に到達している……。

さらに彼は、ちょっと自慢げに小鼻をピクピクさせながら、
「ボクはまうみの、シャンプーしてへん歴何日目かをぴったり当てることができる」と言うではないか?!
それからというもの、わたしは日数が延びるたびに「何日目やと思う?」と聞いてみる。
すると彼は、「一日半」とか「二日とちょっと」とか、「これは三日過ぎ」とか、それはそれは的確な数字を出してくる。
結婚恐るべし!

もしかして、このギトギトの脂、なんとかして抽出する技術を開発して、『マーユ』という名前で製品化できたらどうやろ?
そしたらきっと、ただ生きてるだけでわたしはお金を儲けることができるスーパーウーマンになれるやん!

「そういう夢のような儲け話が、わたしら夫婦にはあるねん」と今朝、あさちゃんに話したら、彼女はお腹を抱えて笑い出した。
「まうみってさ~、そういやうんちもコロコロで、それで儲けられそうな話してたじゃん!もうさ~上も下もバッチリじゃん!」と言ってまた大笑い。

『馬油』ならず『眞油』。
笑顔のわたしの顔写真がドカンと載った、添加物、香料無しの純正『眞油』クリーム。いかがでしょうか?潤いまっせ~!
コメント (19)
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