ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

幸福の黄色いゆり

2010年04月03日 | 音楽とわたし


おめでとうわたし!オーディション、受かりました!
ちょっとギリギリっぽかったけれど、それはもうすっかり横に置いといて、ここは単純に嬉しがろうと思います。
気心の知れた、歌手として憧れの、そして尊敬もしているA子と一緒に舞台に立てる。とても興奮しています。

カフェの一角に特別に用意された8人掛けのテーブルの周りに座る、我々ひとりひとりの前に集計表が配られている時、本当に胸がドキドキしました。
左側に書かれたA子と自分の名前の蘭を、右側にツゥーッと視線を流していって、けれども総合点の手前で目をつむってしまいました。
思ってるより肝っ玉がちんまい!なにやっとるか自分!
評価は11グループ中の後半でしたが、一人二役での拙い歌だっただけに、何点でも何位でもありがたくてありがたくて。
あとはA子が来週の月例コンサートにやって来て、本物を聞いてもらえさえしたら、審査をしてくれた人達もきっと納得してくれると思います。

カフェから地下鉄に乗って、バスターミナルのゲートに急ぎ、ギリギリセーフで間に合ったと思いきや、乗客が多過ぎたのか、わたしの二人前でアウト!次のバスは1時間後までありません?!うぇ~ん!!
仕方なくターミナルの中をうろうろしていると、小さな花屋さんを見つけました。

そうだ、自分に花を買ってあげよう。
すごくいいことを思いついた気がして、ニヤニヤしながらお店に入って行ったら、店員さんにちょっと危ないヒト?と疑われたようです。
いろんな小さな花束がありましたが、この黄色のゆりに一目惚れしてしまいました。
普段はどちらかというと『ゆり』は苦手な方なのに、今日は気温がコトンと下がって体が冷えたのと、3時間もの早口英会話にかなり疲れていたからか、柔らかな黄色がとても温かく感じられたのでした。
香りも控え目、よし、幸福の黄色いゆりさん、わたしと一緒に家に帰りましょう。

ということで、みなさんにもいろいろと祈っていただいたり、心配していただいたりのオーディションでしたが、嬉しい結果となりました。
取り急ぎご報告まで。
本当にありがとうございました。
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米国お隣さんの春事情

2010年04月03日 | 米国○○事情
裏庭同士続きのお隣さんにも春が来ました。

ピアノ部屋から見えるケリー&ブルース家のお昼寝ハンモック、昨日から親子昼寝が始まりました。



同じくピアノ部屋と二階の旦那のオフィスから見えるピンキー&ポール家のしだれ桜の老木さんも満開です。



我々が手にいれられなかった、このおうちの元庭に、ムスカリが群生しています。これからどのぐらいの時間、この庭を楽しむことができるのかなあ。




今日はまたACMAの会議があって、マンハッタンのイースト・ヴィレッジにあるカフェに行きます。
今日のような素晴らしい春の日は、自家用車ではなく、公共の乗り物で行くに限ります。
いつものように、旦那も同じぐらいの時刻に、マンハッタンで予定を作り、わたしと一緒にバスに乗って出かけます。
今日のは『京都で住んでいたアメリカンサミット』。たまたま向こうで友達になり、比較的近所に帰郷した3人のアメリカン野郎の飲み会だそうです。
旦那が楽しくビールを飲んでおしゃべりしている間、わたしは、先週のオーディションを審査した結果を集計した表をもとに、コンサートのプログラムをどのように組めば最良の演奏会になるか、英語人さん達とうんうん唸りながら知恵を寄せ合っているわけです。
そのプログラムのメンバーの中に、自分が入っていてもいなくても、喜び過ぎたりがっかりしたりしないで、冷静に臨みたいと思います。
コメント (2)
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続・坊さんが屁をこいたっ!

2010年04月03日 | ひとりごと


もう誰にも止めることができない勢いでもって、薄桃色ポップコーンと化した暴咲さくらちゃん。
てっぺんの数十個を残し、けらけら笑うように花びらを開いています。
日光浴をそれはそれは楽しんでいるようです。

木の真下に行って、幹を優しく撫でて、スピードダウンを目論むわたし。
だって……もう少しゆっくり楽しみたいじゃありませんか。

昨日、わたしをだましだまし、見事に開いた花びらさん達。

 

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