生徒の家から戻る道を走っている時のこと。
SUVのデカい車が、かなり長い距離を、わたしの車のすぐ後ろにつけて走っていた。
本当に近くて、もしわたしがブレーキを踏んだら、即ぶつかりそうなくらい。
車間距離については、自分には甘く他人には厳しいわたし。神経に障るな~と、かなりイライラしてきた。
運転中のイライラはろくなことにつながらない。わたしは気持ちを落ち着かせようと、ミラーいっぱいに映る後続車を見ないように努力した。
すると……、
すでにかなり危ない距離にいるのに、小馬鹿にしたように、車の頭をクイクイッと揺らしたのが目に入り、気がついた時には結構強くブレーキを踏んでいた。
ププゥ~!!
わたしのすぐ後ろのアホ車の後ろはかなり離れていて、事故になってもわたし達だけで済む。一瞬だったけど、ブレーキを踏み込む前に確認した。
タイヤの擦れる音がして、けれどもわたしの車には何もぶつかってこなかった。
いきなりブォ~ッと激しい音が聞こえて、わたしの右側にそのアホ車が並んだ。
窓がスゥ~ッと開き、すごい剣幕の黒人女性が、「あんた、いったいなに考えてんのよ!!」と怒鳴った。
わたしはその女性の方をしっかり向いて、ニィ~ッと笑い、「Yeah baby!」と叫んでやった。
女性はびっくりした後、呆れ顔になり、頭のすぐ横に人差し指を指し、クルクルと回しながら通り過ぎて行った。
きっと彼女にはわたしが、かなりクレイジーに見えたのだろう。
けどね、言っときますけどね、あんなに執拗に、危険極まりない車間距離で追いかけてたあんたこそが、本物のクレイジーなんだからね!
でも……もうしない。賭けをするには危な過ぎるから。良い子、良い大人の皆さん、ひとの振り見て我が振り直せ。ですぞ!
SUVのデカい車が、かなり長い距離を、わたしの車のすぐ後ろにつけて走っていた。
本当に近くて、もしわたしがブレーキを踏んだら、即ぶつかりそうなくらい。
車間距離については、自分には甘く他人には厳しいわたし。神経に障るな~と、かなりイライラしてきた。
運転中のイライラはろくなことにつながらない。わたしは気持ちを落ち着かせようと、ミラーいっぱいに映る後続車を見ないように努力した。
すると……、
すでにかなり危ない距離にいるのに、小馬鹿にしたように、車の頭をクイクイッと揺らしたのが目に入り、気がついた時には結構強くブレーキを踏んでいた。
ププゥ~!!
わたしのすぐ後ろのアホ車の後ろはかなり離れていて、事故になってもわたし達だけで済む。一瞬だったけど、ブレーキを踏み込む前に確認した。
タイヤの擦れる音がして、けれどもわたしの車には何もぶつかってこなかった。
いきなりブォ~ッと激しい音が聞こえて、わたしの右側にそのアホ車が並んだ。
窓がスゥ~ッと開き、すごい剣幕の黒人女性が、「あんた、いったいなに考えてんのよ!!」と怒鳴った。
わたしはその女性の方をしっかり向いて、ニィ~ッと笑い、「Yeah baby!」と叫んでやった。
女性はびっくりした後、呆れ顔になり、頭のすぐ横に人差し指を指し、クルクルと回しながら通り過ぎて行った。
きっと彼女にはわたしが、かなりクレイジーに見えたのだろう。
けどね、言っときますけどね、あんなに執拗に、危険極まりない車間距離で追いかけてたあんたこそが、本物のクレイジーなんだからね!
でも……もうしない。賭けをするには危な過ぎるから。良い子、良い大人の皆さん、ひとの振り見て我が振り直せ。ですぞ!