ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

初任給大盤振る舞い!

2010年06月20日 | 家族とわたし
今日は『父の日』。
息子Tは、前々から、「初任給が出たあかつきにゃ、これまでの感謝を込めて、ふたりを食事に招待したい」、と言っておりました。
丁度タイミング的にドンピシャだったので、今夜はTのおごりで、『父の日&母の日、ありがとうディナー』と相成りました。
その席にちゃっかり同席する息子K。「ほんと、偉大な兄を持って幸せです」などとヨイショトーク炸裂。さすが次男、世渡りウマ過ぎ!
すっかり上機嫌のT。「好きなもん頼んでくれてええから」と、かなり腹をくくっております。
それじゃ~と言いつつも、メニューを開くとついつい、あれこれと頭の中で計算してしまう我々親とは全く逆に、ホイホイと高そうな物を選ぶK。
おいおい!!

カメラを持ってったのに、あっ!と思い出したのは、ほとんどお腹に入った頃のこと。いつものことながら残念!

出かけた先は『智』という、少~し偏屈で、けれどもほんとは駄洒落好きな親父っぽい板前の智さんのお店。
それはそれは美味しい、上寿司、サンマの塩焼き、あんきも、天ぷら、酢の物、牛たたきなどなど、日本人が作る日本の味を堪能させてもらいました。

帰りの車の中、小さい頃、回転寿司に連れてってもらうことがすごい特別だったこと。あんなうまいもんは無いと思ってたことをしみじみと語るT。
「すっかりだまされてたな」
「いや、あれはあれで、すごいことやった」
「まあ、あの頃はものすごい貧乏やったもんな」
なんや、やっぱり知ってたんや……。
わたしがたまに、「あのほんとに貧しかった頃、なにもさせてあげられんで申し訳無かった」と謝ったりすると、
「え?僕らいつ貧乏やったっけ?知らんで。全然そんな感じせえへんかったで。それに、いろいろさせられるよりのんびり生きれて、僕としてはその方がよっぽどよかったし」と言ってたT。

子供って、知ってるふりしたり知らんふりしたり。親を傷つけまいと、子供は子供でいろんなことを考えてる。
家族っていいな……。

あ~おいしかった!!ありがとう息子よ!!

コメント (15)
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