今朝もきれいにスッカ~ンと晴れ。けれども今日からグングン気温が上がるらしい。
昨日、あ~疲れた!と家の中に入ると、TとTの友人D君が、カレーの残りを食べながらテレビを観ていた。
「あ、どうも、初めまして。お邪魔してます」とD君。
「はいはい、いらっしゃい」と旦那とわたし。
Tから事前に何の説明も無かったので、どういうふうに知り合った子なのかさっぱりわからないまま(いつもこんな感じで物事は進んでいくのだけれど……)話をしていたら、彼は日曜の朝、マンハッタン発のバスに乗り、ナイアガラの滝見物四日間の一人旅をすることだけはわかった。
そこへKも昔のガールフレンドを連れて帰ってきて、家の中はいっぺんににぎやかに。
そして今朝、さっさと起きてきてシャワーを浴び、出かける支度をしているT。
D君はまだ起きてくる気配ゼロ。
「じゃ、行ってきま~す!」とTがさっさと出て行こうとするので、
「ちょっとちょっと、あんたら一緒にマンハッタンに行くんちゃうん?」と聞くと、
「え?ちゃうで。僕は9時の電車に乗るけど、あいつは11時」
「ふ~ん……」
なかなか起きてこないD君。たまりかねて、10時40分に起こしに行った。
「あ、どうも、おはようございます」
ボサボサ頭で起きてきたD君。急いで身支度を始める。
「駅まで行ける?」と聞くと、「はい」と答えたが、なんせTのこと、きちんと説明なんかしているはずが無い。
心配だったので、一緒に駅まで歩いて行った。
「D君さあ、駅までの道、Tからちゃんと説明してもらってた?」
「う~ん、もらったようなもらってないような……昨日と逆行ったらいいって」
「やっぱり……」
「けど、もし僕ひとりだったら、さっきの曲がり角、反対側に曲がってました。だから助かりました」
さもありなん……
「で、D君は、アメリカで住んでるの?」
「はい、今は。コネチカットのニューヘィヴンで」
「大学?」
「いえ、ホームステイをしながら語学学校に通ってます」
「そっか。いつまで?」
「11月まで」
「じゃあ、Tとはどうやって知り合ったん?」
「こないだの、マンハッタンであったジャパニーズフェスティバルのボランティアで」
「ああ!炎天下の中で一日中立ちっ放しでなんか配ったやつ?」
「そうそう、あれ。僕なんか気合い入ってて、前日からマンハッタンに泊まり込んで行ったんです。めっちゃバカにされちゃいました」
さもありなん……
駅に着いて、長い階段をテクテク上っていると、上からどんどん人が降りてくる。
え?!もう電車が着いてたっけ?!と焦ると、「マンハッタン行きの電車がね、反対側のホームに着くってアナウンスがあったよ」と教えてくれた。
けれども、券売機がマンハッタン側にしか無いので、とりあえず券を買いにホームまで上らなければならない。
「アメリカって不便っすね~」
「そうだよ~、アメリカは電車については超原始国だよ~」
D君を見送ってホッと一息。家の外階段の側に露草の群生を見つけ、急にちっちゃいのを撮りたくなった。
あ、ここにもちっちゃいの。
どれどれ、後ろの庭にもあるかしらん……とドライブウェイを歩いていると、
はいはい、きみもちっちゃいよね、確かに。
無心過ぎて、わたしがけっこう近づいているのにも動じないリスくん。
葉っぱがついてるのもゲット!ちっちゃいけどよく食うなあ~。