夕飯を作る時には必ずCNNのニュースを観る。というより聞く。
あんたひとりとちゃうで~感が台所に漂うことがとても大切。
なので、別にラジオでもいい。
CDとかの音楽はだめ。ライブでないと。
最後の患者さんが来なかったので、早めに戻って来た旦那。
手を洗い、服を脱ぎ、アンダーウェアマンに変身してテレビを観る。
そして突然「アハハ!」と笑った。
それは先日のこと。
ある航空会社の客室乗務員の男性(38)が、旅客機の乗客の理不尽な振る舞いに怒り、脱出シュートを使って職場放棄し、逮捕された。
事の次第は以下の通り。
『AP通信などによると、この客室乗務員は米ジェット・ブルー航空のスティーブン・スレイターさん(38)。
ペンシルベニア州からニューヨークに向かう機内で9日、荷物の置き場を巡って苦情を訴える女性の乗客から、離陸前と着陸後に再三、悪態をつかれ、殴られて額に傷を負った。
業を煮やしたスレイターさんは、「尊厳と敬意をもって搭乗された皆さん、ありがとう」と機内放送すると、キッチンのビールをつかみ、脱出シュートで機外に立ち去った。その後、迷惑行為などの容疑で逮捕された。
ニューヨーク州の刑事裁判所は10日、保釈を決定。
スレイターさんは停職処分になったものの、インターネット上には、「誰もがやりたいが、出来ないことをやった」と、スレイターさんを支持する書き込みが数時間で1万5000件を超え、米メディアは「職場のイライラを抱える人たちの琴線に触れた」(タイム誌電子版)などと伝えている』
ほとんどが事実だけど、彼が機内放送した言葉はMワードやFワード満載で、そりゃもう強烈だったらしい。
持ち去ったビールは2本。逮捕されたのはクィーンズにある自宅。
ついさきほど、肝気鬱結(Stagnant Liver Qi)のことを記事にしたところだったので、旦那と一緒にわたしも大笑い。
もしそこに旦那が居て、もしそんなことが許されるのであれば、スレイター氏が後ろ手に取り押さえたその女性に『肝気鬱結』治療用の鍼を旦那が打てば、もしかしたら事の顛末は違うものになっていたかも知れない。
などと、好きなことを想像しながらニュースの続きを観た。
もちろんこのご時世だから、即ネットで広がり、「ようやった!」「あんたは正しい!」などと支持するコメントが数多く寄せられ、YouTubeには模倣ビデオやらミュージックビデオまで登場。大騒ぎもいいとこだ。
でもね、『誰もがやりたいが出来ないこと』を出来ないまま、うつうつとしている人達がこんなに多くて、少なくともその人達に、あっつぅ~い日にキリキリッと冷えたサイダーを飲んだ時のような、小さいけれど確実な幸せ(村上さん、またも拝借させていただきました)を与えたことは確か。
生きてりゃいろいろありまんがな……今日も暑かった。
あんたひとりとちゃうで~感が台所に漂うことがとても大切。
なので、別にラジオでもいい。
CDとかの音楽はだめ。ライブでないと。
最後の患者さんが来なかったので、早めに戻って来た旦那。
手を洗い、服を脱ぎ、アンダーウェアマンに変身してテレビを観る。
そして突然「アハハ!」と笑った。
それは先日のこと。
ある航空会社の客室乗務員の男性(38)が、旅客機の乗客の理不尽な振る舞いに怒り、脱出シュートを使って職場放棄し、逮捕された。
事の次第は以下の通り。
『AP通信などによると、この客室乗務員は米ジェット・ブルー航空のスティーブン・スレイターさん(38)。
ペンシルベニア州からニューヨークに向かう機内で9日、荷物の置き場を巡って苦情を訴える女性の乗客から、離陸前と着陸後に再三、悪態をつかれ、殴られて額に傷を負った。
業を煮やしたスレイターさんは、「尊厳と敬意をもって搭乗された皆さん、ありがとう」と機内放送すると、キッチンのビールをつかみ、脱出シュートで機外に立ち去った。その後、迷惑行為などの容疑で逮捕された。
ニューヨーク州の刑事裁判所は10日、保釈を決定。
スレイターさんは停職処分になったものの、インターネット上には、「誰もがやりたいが、出来ないことをやった」と、スレイターさんを支持する書き込みが数時間で1万5000件を超え、米メディアは「職場のイライラを抱える人たちの琴線に触れた」(タイム誌電子版)などと伝えている』
ほとんどが事実だけど、彼が機内放送した言葉はMワードやFワード満載で、そりゃもう強烈だったらしい。
持ち去ったビールは2本。逮捕されたのはクィーンズにある自宅。
ついさきほど、肝気鬱結(Stagnant Liver Qi)のことを記事にしたところだったので、旦那と一緒にわたしも大笑い。
もしそこに旦那が居て、もしそんなことが許されるのであれば、スレイター氏が後ろ手に取り押さえたその女性に『肝気鬱結』治療用の鍼を旦那が打てば、もしかしたら事の顛末は違うものになっていたかも知れない。
などと、好きなことを想像しながらニュースの続きを観た。
もちろんこのご時世だから、即ネットで広がり、「ようやった!」「あんたは正しい!」などと支持するコメントが数多く寄せられ、YouTubeには模倣ビデオやらミュージックビデオまで登場。大騒ぎもいいとこだ。
でもね、『誰もがやりたいが出来ないこと』を出来ないまま、うつうつとしている人達がこんなに多くて、少なくともその人達に、あっつぅ~い日にキリキリッと冷えたサイダーを飲んだ時のような、小さいけれど確実な幸せ(村上さん、またも拝借させていただきました)を与えたことは確か。
生きてりゃいろいろありまんがな……今日も暑かった。