ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

「日本はもう国の未来を諦めている。僕はくやしい。押しつけられた不条理を何とかしたい」by山本太郎

2013年07月08日 | 日本とわたし
ジョージさんのブログ『原発問題 -The Truth is Out There-』からお借りしました。

彼を応援したところで、なにが変わるん?
彼ひとりが国会に乗り込んだところで、なにが良くなるん?

そんな思いを感じてはる人もいはると思う。

けど、彼を応援せんと、腐り切っ世界の風穴を空けるチャンスを閉ざすのは、あまりにももったいない。

でっかいハゲができるほど、必死になって、この国の未来をなんとかして、もうちょっとでもマシなもんにしたいと、
自分のそれまでの、暮らし安かった毎日をほかして、闘いの先頭に立ち上がった人を、応援もできんような人間は、
それこそ、今まで周到にまき散らされてきた毒に、心の芯まで冒されてしもてるんちゃうのやろか。
日本とアメリカの間には、自民党が言われるままに承諾してきた、恐ろしい協定がある。
トモダチやて?
片腹痛いわ。
都合のええ時と悪い時では、大魔神も真っ青なほどに顔を変えて、無理難題を押し付ける。
こんな協定さえなかったら、
あんな原発さえなかったら、
ほんで、今度はまた、あのTPPさえ入ってなかったら……が増えるんか?

なんや知らん、どっかの週刊誌に、この山本氏の誹謗中傷記事が載るらしい。
怖いんやな。
こんな、たったひとりで、自分の思いを伝えてるだけの男が。

勝ってほしい。
勝たせてあげたい。
今回の選挙は、もう今までみたいに、あ~あ……で終ったらおしまいや。

日本の憲法が、第一次産業が、法律が、医療が、自然が、人々の命や健康が、

今さえ、自分の代さえ、自分の地位さえよかったら、あとはどうなってもかまうかっていう人でなしらに、
壊されてしまうんやで、大げさな話やなしに。


【東京都民必読】 山本太郎とはこんな人だ!

2013年7月5日 東京選挙区・山本太郎氏 新宿西口駅前演説

http://www.asyura2.com/13/senkyo150/msg/406.html より ←動画あり

山本太郎氏:
新宿西口周辺、ご通行中のみなさん、こんにちわ。
山本太郎と申します。
参議院選、東京選挙区から立候補です。

「なんだ、なんだ、素人が政治に参加なんかしやがって」

そういう厳しい声も聞かれます。
けれども、今までプロに任せてきた政治が、いまどういう状況にあるのか。
それを見れば、気持ちのある人が、大きな声を出せる人が、一歩前に踏み出す。
それが今、すごく大事なんだなということを、自分で感じて、今この場に立たせていただいてます。
よろしくお願いします。

2011年、原発震災。
ここから僕の人生、大きく変わったんですよね。
国が、どういったことを僕たちに説明するのか。
そして、それをメディアは、どのように伝えるのか。
それで、この国の姿が分かるんだ、と思いました。

そして、国が発表したことは、『直ちに健康に影響はない』と。

なるほど、今すぐは影響ないかもしれないけれども、あとあと分かんないよということを、公式の場で発表してしまうんですよね。
そりゃそうなんです。
放射性物質、放射能の影響というのは、よほどの高線量でなければ、その場で影響は出ない。
すぐに影響が出ない。

だいたいのものは、その後、晩発性として、身体に影響が出てくる。
そのことなんですよね。
『直ちに影響がない』といったことは、そのことなんです。
今すぐに影響が出ないけど、あとあと分かんないよって言われた時に、もう自分自身、凍りついてしまったんです。

そして、この事故について、メディアはどういうことを僕たちに教えてくれるのかと思ったら、大本営発表。
垂れ流しだったんです。
これはもう、自分たちで情報を得て、そして生き延びるんだ、という強い気持ちを持たないとまずいな、と思ったんです。
生き残れないなと思ったんです。

原発問題を入り口に、この2年間、仕事はもうほとんどないです。
干されてしまいました。
それもそのはず。
芸能界っていうのは、スポンサーによって支えられているんです。
テレビをつければ、15秒毎のコマーシャルが流れる。
当然ですよね。
15秒毎に、企業からお金が入るシステムなんです。

企業にとって、本当の都合の悪いことは、その核心の部分というのは、決して流れない。
大人の世界だったら当然ですよね。
取引先の企業の悪口、言えるわけないんですよ。

新聞を見てみてもそうですよね。
新聞を開けば。広告がたくさん載っている。
新聞を支えているのは、広告なんですよね。
6割から7割が広告だ。
だとするなら、テレビ、新聞から、本当のことが知れるはずがない。

みなさんは、テレビに対して、新聞に対して、大きなお金を支払っていますか?
企業は、たいへん大きなお金を広告宣伝費として、テレビ、新聞、大手メディアに支払っているんですよね。

例えば、東京電力、一年間で260億円
260億円のお金を、広告宣伝費で、一年間に大手メディアに流している。
260億円くれる人の悪口、なかなか言いづらい。
電力10社では1000億円
1000億円くれる人たちの悪口、言いづらいな。

原発産業、原子力産業で考えた時に、この1000億円以上の、いろんな企業が参加してますよね。

東芝、三菱、日立、メガバンク、巨大建設会社、保険会社、鉄鋼、ありとあらゆる会社が参入している。
そのすべての年間の広告宣伝費、どのぐらいの数になるんでしょうか?

言えるわけない。
知れるわけない。
一番大きなスポンサーは企業であって、みなさんではないんです。
民放にはみなさん、一円も払わないですよね。
みなさんのいのちにとって大切な情報、流せるわけないんですよ。


それが、企業にとって不都合な情報であれば。
芸能界にいた僕が、原発のこと、被曝のこと、TPPのこと、そんなこと話していれば、その場にいられないことは、もう確実なんです。
スポンサーにとって、大事な大事なスポンサー様にとって、不利益になるような発言は、絶対にしてはならない。
それは、子役でも分かっていることなんです。

でも、言わなきゃいけないんです。
どうしてか?
いのちに関わることなんですよ。
それまで、社会的な問題には、ほぼ目を閉じてきた。
なぜなら、そういう世界に生きてるから。
スポンサーにがんじがらめの、しがらみの世界で生きてるから。

まず最初に声を上げようとした時に、マネージャーに言われました。
『太郎君、あなた、ジャーナリストでもなんでもないでしょ。あなたのお仕事わかってる?』
それは、お前、黙れってことじゃないんです。
あなたにも生活があるだろ?
あなたは、お母さんを食べさせなきゃいけないでしょ?
そんなことしてたら仕事なくなるよって言われたんですけど、我慢できなかったんです。

このことに対して口を閉ざすということは、そのリスクを無視して、そして、そのリスクに晒された人たちを切り捨ててでも、原発を続ける。
活断層の上に原発が作られていても、それを動かそうとする。
100万年の核の発電によって、100万年もゴミができたとしても、その処理方法がなかったとしても、それを続けようとする。

その人たちに、その企業たちに、自分も賛同したと同じことなんです。
黙ってしまうことは、黙認していることと同じだ。
自分のなかで、もう我慢できなくなった。
ただ、それだけなんです。

おいおい、売名行為か?
勘弁して下さい。
収入が減る売名なんて、聞いたことないですよ。

ひとりの人間として、ひとつの生き物として、声を上げなきゃもうならないところに来ている、ということに気づいたんです。
ただ、それだけ。

考えてください。
いま、スーパーとか肉屋とかで、お買い物するときに、なんとなく、産地表示、見たりとかしませんか?

口には出さないけれど、あまり考えないようにはしてるけれども、なるべく安全であるものを食べたいなという無意識が、みなさんのなかにないですか?

今、国が与えている安全基準。
食品の安全基準を、考えてみてください。
一キロあたり100ベクレル。
そんなこと言われたってよく分からない。
なんだ、ベクレルって?
そりゃそうですよ。
ここ2年で出てきた言葉です。
広く知られた言葉です。

でも、事故前の基準と照らし合わせると、その数字が持つ不条理さがよく分かります。
一キロあたり100ベクレルは、東電原発事故前、放射性廃棄物と同等でした。
原子力発電所、その敷地内から出てくる、低レベル放射性廃棄物。
黄色いドラム缶のなかに入れて、厳重に管理されなければならなかったもの。
それと同じものを、僕たちに安全基準として、国は与えているんです。

『大丈夫ですよー。食べても安全です、放射性廃棄物でしたけど』

許せますか?
許せないんです。
どうして安全基準を上げたのか?
答えは簡単。
厳しい管理をしてしまうと、流通できないものがでてきてしまう。
流通できないものが出てきたとすると、生産者に対して、保障、賠償をしなくちゃいけなくなる。


誰が起こした事故でしょうか?
農家のみなさんが、爆発させた原発でしょうか?
福島の人々が、東日本の皆さんが、爆発させましたか?
違います。
安全性は無視をして、危険なことに目をつぶって、事業者が無理やりに推し進めた。
そして、それを後押ししたのが国だった。

それだけのことなんです。

ならば、その被害者である生産者、そして、それを食べて被曝して、応援しろという国。
どうして、そういうスタンスを取るのか?
保障、賠償が行われるべきだとみなさん、思いませんか?

話を、完全にすり替えられているんです。
僕たちが、事故前に食べていたもの。
それは、0.1ベクレルぐらいだったらしいです。
0.1ベクレル、0.059、それぐらいのお米の基準だったり。
2010年に調べられた、文部科学省が、福島県に要請して調べさせたお米、0.059、その程度の数値だったんです。

だとすると、いま僕たちが食べている、安全基準1キロあたり100ベクレル
いったい何倍ですか?
1000倍ですか?
10,000万倍ですか?
そんなものを許す国なんて、国って呼んでいいんでしょうか?


こんな国、国と認めて税金払うの、馬鹿らしいって話なんです。
何のために税金を払っているのか。
いま、本当に困っている人たちに、税金が使われているのか?
復興に使われているお金、本当に困っている人たちのところに、届いているんでしょうか?


環境省と国が、繰り広げたキャンペーン。
『きずな』キャンペーン。
なにが『きずな』だ!
ひとりも救われてませんよ。
原発で誰も死んでない?
何を言ってるんだ?
原発さえなければ、その言葉を残して、自分自身でいのちを絶たれた方もいる。

そして、何十万人という人たちが、もうふるさとを失った。
それでも平気な顔をして、原発を続ける。
この、地震の活動期のこの国で。
そして、外国にも売ろうって。
そして、日本でも原発を続けようって。


原発反対、再稼働反対。
もちろんですよ。
でもね、たくさんの人が集まって、その声を上げることは、すごく大切なことなんです。
けれど、原発反対、再稼働反対、その言葉だけ言ってても、どうしようもないんです。
ただの呪文なんです。

日本の原子力には、やめられない理由があるんです。
野田さんって人が総理だった時代に、原発ゼロを閣議決定しようとしました。
けれど、それができなかった。
それはなぜか?
日米原子力協定という、取り決めがあるからです。

日米原子力協定。
日本の原子力は、すべて、アメリカの管理の下に行われているんです。
日本が原発がやめられない理由は、この協定が理由なんです。


日本には、たくさんのプルトニウムがある。
売るほどある。
そのプルトニウムをずっと保有することは、『おまえたち、それ。軍事利用してるんじゃないか』っていう、いちゃもんをつけられることになるんです。

その原子力協定があるために、この日本では、このプルトニウムを減らさなきゃいけない。
じゃあ、どうやって減らすんだ?
プルトニウムを使った発電を、行わなきゃいけないんです。
原子力協定があるばかりに、プルトニウムをMOX燃料として、原子力発電所で使わなきゃいけない。
それを減らさなきゃいけないんです。


その圧力をかけられているんです。
すっとぼけて、再稼働反対だ。
原発をなくすだの言ってる政党のみなさん!
核心に迫ってくださいよ。
怖いんですか?

いのちを守るために、政治家になったんでしょ?
いま、何を守ろうとしてるんですか?
あなたの政治生命ですか?
あなたの政党ですか?
僕たちには一銭の得にもならない。
言いにくいことを言う。
僕たちのいのちを守るために、代表に選ばれたんでしょ?
でも、今なにをしてるんですか?


さきほどお話した、食品の安全基準、一キロあたり100ベクレル。
事故前は放射性廃棄物だったってこと、それが、国会の中で、大きな議論になりましたか?
テレビ、新聞でも、取り上げざるをえないぐらい、大きな扱いになりましたか?

僕たちはこのままだと、この国に殺されてしまうんですよ。
僕たちがこの国を愛するほど、この国は、みなさんのこと愛してない。

それが、この現実なんです。
切り捨てようとしてるんです。
だから、こんな僕みたいな人間が、じゃあ僕が、大きな声を出して言いたいと、前に進まなきゃいけないときが来てるんです。
それだけなんです。


政治家になりたい?
そんな夢なんてない。
でも、このままじゃ駄目なんだって。
僕も生きてたいし、みんなにも生きてて欲しいんです。
ちから貸してもらえませんか?

TPPの問題もそうです。

テレビ、新聞では、ほとんど流れない。
流れたとしても、農業問題に矮小化されて。
TPPに入らなきゃ、そのバスに乗り遅れちゃまずいぞって。

アジアの経済成長を取り込むんだって。
何を寝言言ってるんですか?
アジアの経済成長を取り込むのに、中国も韓国も台湾も、参加してないじゃないですか?
どこのアジアの成長を、取り込む気なんですか?


TPP、これははっきりと言って、不平等条約なんです。
一部の人しか、その内容に触れられない。
日本の国会議員でも、そしてアメリカの国会議員でも、なかなかその中身を知ることができない。
僕たちが知れるのは、それに参加するか、それが破綻するかしたあとの、4年後なんです。

4年間、知れない秘密条約。
これに僕たち、無理やり入ろうとしてるんです。
そして、日本は、12番目の交渉国。
その前の、11カ国が取り決めたことは、たとえ、この国にとってどれだけ不利益なことでも、受け入れなきゃいけないんです。

『大丈夫。安倍さんの交渉力、パネエから』

パネエですわ、本当に。
このTPPに入る事前協議、いろいろありました。
そして、11カ国が、色んな取り決めをした。
11の国が、取り決めをした。
そのなかに、はっきりと決まっていることがあります。
それは、そのなかの内容は、いっさい蒸し返せない。
その条文のなかに入れられたものは、一文字も変えられないってことなんです。


そんなこと、テレビ、新聞で言われますか?
言われない。
それはどうしてなのか?
このTPPが、国と国の取り決めのように、一見は見えるんですけれども、実はそうじゃない。

今はもう、国というレベルではなく、その上にある大企業、多国籍企業のための条約なんです。協定なんです。
自由に、世界中で、すべての決まり事を取っ払って、ルールを一本化しようぜ。
企業が、より経済活動をしやすくするためにって。

そのためには、この国の国内法、それよりも優先されるんです。
その国内法さえも、変更されてしまうんです。

こんなとんでもない協定に参加すること、許せますか?

TPPに参加してしまえば、脱原発が無理になってしまうんです。
非関税障壁。
国の産業を守るために、関税をかけたりとかするっていうルール以外のもの。
この国の産業だったり、色んなものを守るための取り決め。
それさえも取っ払ってしまう。

例えば、脱原発ということを決定したとしても、その脱原発というものの考え方、それ自体が、障壁になってしまうということなんですよね。
非関税障壁なんです、それさえも。


それだけじゃないです。
みなさんもご存知だと思います。
ISD条項っていう条項がありますよね。
どういうことなのか?
国と国との取り決めなのに、私、投資しましたという投資家が、投資家が、相手国を訴えることができる。

それによって、もし日本の原発、次々に廃炉が決まっていったとしたら、
『おいおい、俺の投資した原発はな、あと20年動くはずやったんだぞ!』
その前に、損害賠償請求されてしまうってことなんです。
実際にいま、ドイツの脱原発のなかでも、バッテンフォールという海外企業が、ISD条項で、ドイツ政府を訴えているんです。

2011年の上半期だけで、14億、そして、その下半期には、46億ドル。
上半期と下半期で、それだけ損害賠償が膨れ上がるぐらいの話なんです。
日本にある54基の原発、損害賠償の対象になったとしたら、いったいいくら掛かるんでしょうか?

原発が安い電力だなんて、大噓なんですよ。
バックエンドの問題は?
廃炉作業のお金は?
100万年のゴミの管理は?


日本中に、もうあふれんばかりにある、この核のゴミを、これ以上焼こうとしているんです。
国がいま、しようとしていることはなんなのか?
簡単。
僕たちに、放射性廃棄物レベルの食べ物を、食べて安全という国は、
地震の活動期に、原発をどんどん建てようとする国は、
もう、この国の未来を諦めてるんです。


くやしい。
ここまで、人のことを人とも思わずに切り捨てようとする。
一部の人間だけが儲かろうとする。
自分の代だけで、この会社が持てばなんとかなる。
そんなメンタリティでこの国を滅ぼすの、やめてほしいんです。


ちから貸してもらえないですか?

皆さんに言いたいのは、ごめんなさい、もう時間がなくて、
TPPのことをすこし、脱原発と絡めてお話するにとどまっちゃったんですけど、これが24分野に渡るんです、TPPの話は。

医療は壊される。
食も壊される。
公共サービスも。
24分野にわたって。
そうなったら終わりですよ、この国は。
皆さんの仕事も奪われる。
外国から、安い労働力がくる。
長時間労働、低賃金が、当たり前になる。

ブラック企業がスタンダード化するんです。


そんな馬鹿な話があるかよって。
これを認めてしまうことは、TPP、すなわちそれはもう、世界的な価格競争になっていくってことです。
価格競争の先に何があったか?
ブラック企業じゃないですか。
もう、搾取するところは、労働者からしかないんですよ。

『原発問題、ガタガタ言ってた奴が、なにが労働問題だよ』

ごめんなさい。
気づいたんです。
ぜんぶ繋がってるんですよね。
労働問題、解決しないと、おそらく原発問題も解決できないってことに、気づいたんです。
そして今、原発のことだけではなく、TPPまで、もうみなさんにはっきりと、国は、意志を示してるんですよ。


より、切り捨てを加速化していくぞって。
このメッセージに、気づいて欲しいんです。

TPPに参加、色気を感じている党、自民、公明、民主、維新、みんなの党
この人たちはいったい、どういうつもりなんでしょうか?


TPP、すなわちそれは、この国を、この国に住む人々を、売り渡そうとしてることなんです。

みなさんはどうしたいですか?
植民地に住みたいのか?
それとも、自分たちのやり方で生きて行きたいのか?

先代が、いのちをかけて、僕たちに続けてくれたバトンを、この先の世代に、どういう形で渡したいですか?
それが今、問われているんです。
それが、参議院選なんです。

今、国会に必要なのは、なんのしがらみもなく、本当のことを言える、そういう人間が必要なんです。

山本太郎を、国会に行かせてください。
山本太郎は馬鹿なんです。
ただの馬鹿じゃないんです。
鼻の効く馬鹿なんです。
行動力のある馬鹿、これが一番やっかいなんです。

そういうタイプの人間には、来てほしくないんです。
どうしてか?
全部しゃべってしまうから。
国会の中でやられること、僕に、皆さんにしゃべられてください。
こういうこと、たくらんでるよって。

国民のために仕事をしない政治家たちを、僕に糾弾させてください。
ちから貸してもらえませんか?
よろしくお願いします!
ありがとうございました!

それで、すいません、もう30秒だけ、お付き合いください。
僕のしゃべりのパートはってことなんですけど。
今から僕が、受け取っていただける方一人一人に、お渡ししたいと思います。
その封筒、なんだよ?
この中には、5枚のハガキが入っています。

このハガキはなんですか?
東京都のあなたのお友達、東京都にお住まいのあなたのご家族、ご親戚、ご紹介していただけませんか?
別に、あとあと仏壇を売りつけるとか、布団を売りつけるとか、銃を売りつけるようなことはいたしません。

何のために、東京都に住むお友達を、紹介していただきたいか?
組織の選挙じゃないんです。
地盤もない、組織もない、お金もない。
そういう、なんのしがらみもない僕が、国会に行くためには、一票入れていただく他に、それを3票、4票と広げていく。
そういうことができなければ、組織選挙に勝てないんです。

いま、僕の選挙を手伝ってくれているボランティアのみなさん、1,000人を超えるボランティアのみなさんが、力を合わせてくれているんです。
そして、本当に、この東京選挙区、接戦です。
組織の力に頼らずやるためには、みなさんのお力が必要なんです。
力を貸していただきたいんです。

そして、これを今、押し付けられた不条理を、ひっくり返したいんです。
その先頭に立たせてください。
よろしくお願いします!
ありがとうございました!


山本太郎氏のサイトリニューアル「今はひとり」→http://imahahitori.com/
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夏のおたのしみ

2013年07月08日 | ひとりごと
80近くの母がひとりで、日本からやって来てくれた去年の夏の、ちょうど今頃。
暑かったんや~去年も!
こっちの夏っていうと、クーラーつけとうなるのはほんの2,3日で、その他は暑いっちゅうても、木陰に入ったらサラサラと乾いた風が吹き……、
なんてのは、もうなくなってしもたんやろか……。

いやもう、暑いのなんのって!
しかも今年は、17年に一度のセミの大量発生年らしい。
というので、かなりビビって待ってたのに、隣町に住む生徒の家の裏庭は、うるさ過ぎて話もできひんというのに、
うちの周りの木には……こないだやっと、一匹が、ジィ~~~~と鳴いて終った。

夏といえば蚊!
今年こそ、なんとしても、せめて玄関ポーチで外食したい!と決めたわたしは、無い知恵を絞り、いっちゃん安うで済む方法を考えた。
旦那とかなりもめたけど、やっとお許しをもらい、注文した蚊帳が、日本から送られてきた。
もちろん設置するのはわたし。
頭の中でいろいろとシュミレーションしてみる。

百年以上も前に造られたレンガの壁に、釘を打つのはなんかイヤやったから、シャワー室とかでよう使う棒を使てみよと思た。
あれやったら長さも調節できる。
ホームセンターを何件か回ったけど、75インチというのがどうしても見つからん。
どんだけ長うても72インチ。
う~ん……。
そや、地下に、ちっちゃい板があったな。
それをノコギリでゴリゴリガリガリ。


足らん分だけ足してみた。


いやもう、単純な作業なんやけど、もし二人でやってたらめっちゃ簡単に済みそうなことが、なんやしらん、ひとりやと思うようにいかへん。
汗をた~らたらと流しながら、あ~でもない、こ~でもないと、脚立を上ったり下りたり、高さをいろいろ調節してつけてみた。


でけたぁ~!!


風もしっかり通してくれて大満足。


さて、畑では、カボチャくんが大張り切り!
 



ほんでもって、開花が遅うて心配してたムクゲの花も、やっとやっとの登場。




つぼみも♪



うちは、というかわたしは、大掃除は夏にする。
大汗かいて、冷たい水に手をつけて、せっせせっせといろんな所を磨く。
毎週水拭きしてる台所の床も、激落ちクンでゴシゴシ、一枚ずつ磨くと……げげっ!ここまで汚れてたんか……。


頭を空っぽにしとうなったら、台所に行って、激落ちクンを水に濡らし、ペタンと座ってごしごしごしごし。
毎日少しずつ、明るい色の方のタイルが増えてくる。

汗をかいたらカンパリ。


まなつちゃん作、にゃんこのおいなりさん♪
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「東京電力は約束を守る会社ですか」「守るようにしたい」「願望など聞いていない。守るのですか?」

2013年07月08日 | 日本とわたし
前回の記事を、さらに要約してくれはったんが、岩上さんのIWJリポート。

今までにもなんべんもなんべんも、もういやっちゅうほど、原発に魂売った“のらりくらり妖怪”らの、日本語とは思えん、答えになってない答えを聞いてきた。
今までなら、こんなんで簡単にごまかせて、なんでもかんでもオッケーにしてきてたんやろな。
そやし、ちょっとまともなこと言われたり聞かれたりしたら、とたんにしどろもどろになって、自分でも何言うてんのかわからんのやろな。

自分とこの原発が、途方も無い問題と汚染を抱えたまんま、まだまだこの先、どないなるかも分からんまんま、
ほんでそれを、現場で作業してはる人らに丸投げして、被曝や粗悪な環境や収入を押し付けたまんま、
さらに、高濃度の汚染が続いてる地域から、住んでる人らを救い出さんばかりか、補償も思いっきり渋ったまんま、
それでも自分らが電力会社として生き残りたいからっちゅうて、そのためだけに必死になって、再稼働再稼働再稼働!
止めたまんまやと、ただのお荷物、負債になるだけやもんな。
それまでは、ウハウハ儲かって笑いが止まらん、金のなるバケモンやったのに。
せめて自分らの代だけでも、今までとおんなじように、甘い蜜吸わしてぇな。
もうあんな事故なんか起こらへんねんから、心配することなんかいらへんねん。
な、な、原発、動かさして!ボクちゃんらの生活かかっとんねん!

みたいな、ぐちゃぐちゃな電力会社と、それをガンガン後押しする自民党。

ほんまにええんか?
ほんまのほんまにこんなんでええと思てんのか?


↓以下、転載はじめ

2013/07/05【新潟】
「嘘をつかない、約束を守る、これがスタートラインです」
「話が噛み合わない、お引き取りください」

~泉田裕彦新潟県知事が、廣瀬直己東京電力社長を叱責


2013年7月5日(金)16時、東京電力の廣瀬直己社長が新潟県庁を訪れ、泉田裕彦知事に面会した。
東京電力は、運転停止中の、柏崎刈羽原発6、7号機の、早期の再稼働を目指しており、
原子力規制委員会が定めた新規制基準が、7月8日に施行された時点で、
再稼働に向けた安全審査を、原子力規制委員会に迅速に申請する意向を、7月2日の会見で明らかにしていた。
面会では、東京電力が、地元への説明を実施していない状態にもかかわらず、安全審査を申請する意向を示したことについて、
泉田知事が、強い不快感を示した。

泉田知事は、廣瀬社長に対し、再稼働を急ぐ理由を、繰り返し質(ただ)した。
これに対し、廣瀬社長は、「準備ができたため」などと回答した。

また、泉田知事が、新潟県と東京電力との間で結んでいる協定を根拠に、
安全審査を申請する際には、地元の事前了承が必須であることを、繰り返し述べたのに対し、
廣瀬社長は、事前了承によって、再稼働の行程が遅れることを懸念し、地元理解を得る作業と同時並行で、安全審査を申請したい考えを示した。

このため、泉田知事は、「東京電力は、約束を破る会社なのですね」と、強い口調で批判した。
また、「東京電力は約束を守る会社ですか」との泉田知事の問いに対しては、
廣瀬社長が、「守るようにしたい」などと、願望のような回答に終始した。

しかし、何度も問い質す泉田知事の気迫に押されたのか、途中で、廣瀬社長が、「はい」(守ります)と答える場面もあった。

泉田知事が、東京電力側に報告するよう事前に求めていた、福島第一原発事故の発生時に、東京電力が行ったベント作業状況についての説明も行われた。
この中で、東京電力の担当者が、技術的な回答に終始したのに対し、
泉田知事は、周辺住民の避難確認や、国民への公表が適切に行われたかという点を、東京電力側に質した。
しかし、担当者からの回答によって、当時の不十分な対応ばかりが浮き彫りになったことから、
泉田知事は、
ベントの設備で、放射性物質を放出するものを造ろうというときに、『(国に)チェックしてもらいます』というメカニカルな話じゃない」と述べ、
技術的な問題以上に、著しく信頼性に欠ける、東京電力の体質や姿勢こそが、根本的な問題であることを示した。

面会では、質問に真正面から答えない、東京電力側の態度に、不信感を募らせた泉田知事が、
「話が噛み合わないんだったら、どうぞお引き取りください」と、突き放す場面もあった。

また、東京電力が新潟県に対して、面会のアポを取った際の経緯にも、不信感をあらわにし、
事前了承の問題や、ベント作業の問題とも合わせ、「嘘をつかない、約束を守る、これがスタートラインです」と、廣瀬社長にクギを刺した。
【IWJテキストスタッフ・久保元】

■来庁者
廣瀬直己氏(東京電力 代表執行役社長)/姉川尚史氏(東京電力 常務執行役)
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「そもそもフィルターベントはもう使わん設備で、万が一いうても、まだ随分先や」これが東電の認識!

2013年07月08日 | 日本とわたし
きーこさんの文字起こしは、わたしにはもう到底信じられへん、力と根気と根性が働いてる。
それを、事故後、延々と続けてくれてはる彼女の意思の強さ、体力、気力には、感嘆と尊敬と感謝の気持ちしかない。

今日も、このビデオを観て、文字起こししようと思い立ち、けども、根性無しのわたしは、もしやと思て検索してみた。
やっぱり、きーこさんは、早々と、この膨大な量の文字を起こしてくれてはった。

新潟県の知事である泉田氏の言わはることのいちいちに、わたしは心底頷きながら、
なんでこういうことを言える、考えられる人が、自治体の長の中に、もっともっとワラワラと出てけえへんのか……そのことに腹が立ってくる。

↓以下は、ビデオの中の、泉田知事から廣瀬社長らに投げかけられた言葉の抜粋。
いつも通りに、のらりくらりと話の中身をはぐらかして答えたふりしようとする東電式会話に、
爽快なくらい、真っ当に、そして鋭く、そんなんは答えたことになってない!と切り込む知事。
これが、市民の命を預かる長としての、当たり前の態度やと思う。

「段取りの話じゃなくて、安全第一の会社がですね、そもそも、この安全性についての説明もしないで、申請を先にやられた事情を説明していただきたい」

「もう一度聞きます。なぜ急いだのか、事情を説明して下さい」

「審査の順番という事を気にしたんじゃないんですか?」

「地元に説明してから取締役会にかけても良かったでしょ。
廣瀬さん、本当のことを言ったらいいじゃないですか。
なぜ急いだんですか?根回しもしないで」

「年度内の融資ということを意識しましたか?
金融機関からの融資って意識しましたか?」

「という事は、不安を解消する安全よりも、お金を優先したという事ですね」

「つまり、下河辺さんと廣瀬さんが1年前にお話をした、『安全優先』というのは、ウソをつきましたということですね?」

「『準備が出来る』っていうことと、それから『不安を解消して安全確保する』っていう事とは違う訳でしょ?」

「園部さんからは、株主総会で二期目に再選されたので、挨拶でアポを取れ、というふうに指示を出された、という事ですね。
でも、心の中では、急速に進めて取締役会にかけようという気持ちがおありだった、という事ですね」

「『東京電力はウソをつく会社だ』と。
『トップが先頭を切ってウソをつく会社だ』っていうふうにしか伝わらないですよ」

「東京電力は約束を守る会社ですか?」

「安全協定というのは、県と東京電力のお約束です」

「無論、事前了解なしに申請はしませんね?」

「それだけ真摯に現場の人が苦労しているのに、トップがウソをついたり、約束を守らないという形で信用を失っていったら、この人達の苦労はどうなるんですか。そういう事を考えませんか?」

「約束は守りますか?」

「じゃあ、ちゃんと事前了解をとって下さい」
「明言できないんですか?事前了解です。平行じゃありません、同時じゃありません。約束を守れますか?」

「線量上昇の警告はしましたか?世の中に」

「してないはずなんですよ。
警告が一切無しに直接ですね、水道施設からヨウ素が出るという事なんですよ。
だから、一体情報伝達ってどういう責任者で、どういう過程でやったんですか?」

「何度も申し上げますけど、『ウソをつかない』『約束を守る』。これがスタートラインだと思います」


で、
この会見の後に、記者の質問に答えた廣瀬氏のこの言葉が、わたしは一番恐ろしいと思たし、
これこそがやっぱり、原発狂の奴らの頭の中にこびりついてる『安全』で、
こんな考え方が、今だにまかり通ってるんやという事実を目の当たりにして、めちゃショックを受けた。

「フィルターベントの運用の仕方、というようなことであれば、ま、そもそもがもう使わない設備ではありますけれども、
少なくても使わなくてはならないという状態に、万が一でもなるのは、まだ随分先の話で。
まだ出来てもいないので、これは時間をかけて、ある程度決めていってですね、
当然ご迷惑を、万が一、そのフィルターベントを使うようなことになったならば、大変なご迷惑がかかるのは地元の方ですし、
また、その地元の市町村もその中で、オペレーションが大変なことになるのは、目に見えていますので、
ですので、そうした方々が、どういう、その、いわゆる運用マニュアルみたいなものになる」

フィルターベントのようなもんは、ほんまはもう使うことなんかあらへんねん。
それを、原発反対の連中がうるそう言うもんで、しゃあないから作ったってんねん。
あんなもん、この先、万が一使うっちゅうことになったとしても、そんなもん、まだまだ随分先の話で、なんでそんなもんのために、このワシが、あれこれ言われなあかんねん。
そもそも、出来てもおらんねん。ったく……。
まあな、心配心配言うとるもんがいるらしいさかいに、マニュアルぐらいは作っといたるけど、
あんな事故なんかもう起こらんのに、全くあほらしもない、今までの社長らはのんきに金儲けできてうらやましいわい。

もちろん、最後の一行はわたしの妄想やけど、そうとられてもしゃあないんちゃう?
この無責任っぷりは。

↓以下、転載はじめ

<前半>「東京電力は約束を守る会社ですか?」新潟県泉田知事×東京電力廣瀬社長7/5(文字起こし)



廣瀬社長:
会長がメインでお答えになったものと思っております。
一応安全を……あの、言うふうに、あの……、

泉田知事:
是非お聞きしたいんですけれども、大勢の方々がですね、不安に思っています。
こう言った中で、地元に連絡もせずに、適合申請をするという決断をされた背景、
どうしてこんなことになっているんですか?教えていただけますか。

廣瀬社長:
はい、まず、あのーこれはちょっと、若干言い訳がましいですけども、
取締役会で決めた内容は、地元へのご説明をして、その上で、えー、ま、出来ればできるだけ早く申請をする、という事でございまして、
申請をするという事を、ま、ちょっと言い訳がましいんですけれども、先にあって、その後に、地元に説明すればいいよ、というつもりは毛頭ございません。
ただ、一方で、あのー、取締役会の決議を持って、地元にこうしたアポを頂いてご説明をする、という段取りにどうしてもなってしまったというのは、
逆に、当然、その分だけ時間がタイトになって、で、ま、メディアの発表もどうしても大きくなりますし、
一方で、ご存じの通り、適時開示という、東京証券取引所のプールがあって、
取締役会で決定したものについては、速やかに公表しなければいけないという、ま、これはま、本当に言い訳でございますけれどもね、
そういったことから、またまた、あの、えー、地元軽視ということに、え、受け取られてしまいかねないですね。
えー、そういう事、本当にそれについては、もう少しやりようがあったかな、というのは反省しておりますけれども、
いま、言い訳がましいですけれども、段取りとしては、そういう段取りであります。

泉田知事:
段取りの話じゃなくて、安全第一の会社がですね、そもそも、この安全性についての説明もしないで、申請を先にやられた事情を、説明していただきたいんです。

廣瀬社長:
いや、ですからまだ、申請はしておりませんし、

泉田知事:
申請をするという決定をした事情を説明していただきたい。

廣瀬社長:
申請をするという意思決定をしたのは、ひとえに、ま、このたび、柏崎の6号機と7号機なんですけれども、それの準備が整って、
ま、それも整わずの取締役会にかけるわけに行かないので、まずそういう事実関係があって、
さて、一応用意は出来ましたよ、さて、どうしましょう。という事で、ま、今回取締役会にかけたという事
ですね。
もちろん、あの~、ま、今日も含めてですけれども、是非、地元にはご説明させていただきたいし、ご説明させていただけたらでるので。

泉田知事:
ですから普通、どういうものをつくってという事を、物があってですね、相談をしていただく、情報を頂くっていう事が必要でしょ?
不安に思っている人がいっぱい居るわけですから。
どうしてこの不安の解消に努めないで、適合申請するっていうことを決められたんですか?っていう事をお聞きしているんです。

廣瀬社長:
あの~、もちろんその説明が、その時点でもっと、十分にしなければいけないというご指摘が最もでして、
そこの部分について、我々は、反省しなければならない部分があると思っています。
ただ、あのー、今回まさに ですからご存じだと、のことと思いますが、
今回設計の段階で、えー、申請をして、で、設計に対する審査、審査は、前回はやりますんで、
実際のところは当然のことながら、仕様前検査のところでは、その通り「ちゃんと動くものがあるのか」という試験にはなるんだと思いますけれども、
ま、そういうこともあって、まずは今、設計段階での説明、という事にどうしてもならざるを得ない。

急いでますか?

泉田知事:
じゃ、もっと単純に聞きます。
なぜ急いだんですか?

廣瀬社長:
ま、取締役会の決定はですね、え、繰り返しになりますが、「まず準備が出来た」という事実がありまして
私どもはずっと、準備をしてまいりましたので、一つ準備が出来てという事で、
会社的にですけれども、これはおっしゃるように地元の方の気持ちとか、またそういうのとは違う視点からの決定ですので、
それはひとつ、そ、そういう事実はありますけれども、それを今度は、地元の方にどういうふうにお伝えするか、
どういう時間を取るかという事に関しては、おっしゃる通り、時間を、もう少しやりようがあったかもしれないし、
ま、これは、これからもぜひ、時間をかけてですね、ご説明させていただきたい。

泉田知事:
もう一度聞きます。
なぜ急いだのか、事情を説明して下さい。


廣瀬社長:
ま、あの、準備を急いだという事の意味になるかもしれませんけれども、
私どもは、あれだけの事故を起こしてしまって、で、ま、以来、えー、我々なりにですね、事故を起こした当事者、利用者として、
これは本当に、口はばったい言い方かもしれませんけれど、我々がより学ばなければいけない、事故から学ばなければいけない、反省しなければいけない、
あるいは、教訓を生かさなければいけないというのは、当然あると思います。
そうしたものの中から、いろんな取り組みを、柏崎の中に、ま、取り入れてまいったわけです。
ま、従って、そうした準備が、ま、出来たというのがひとつ。
それに対して、「どうして急いだのか」というのは、えーー、、もちろん、事実が明らかになってきて、「こういう対策が必要だ」と、
「こういう事をやっておかなければいけない」という事が出てきている訳です。
ま、それを速やかに、柏崎に取り入れていくということから、ま、こういう事になったという

泉田知事:
審査の順番、という事を気にしたんじゃないんですか?

廣瀬社長:
審査の順番というのは、第一グループという意味ですか?
もちろん、我々は申請させていただく以上、当然、その準備ができたから審査するので、
その後、ま、これは規制庁のご判断なんで、我々が何ともしがたい所がございますけれども、
準備が整えば申請する、というのは、普通、普通の事だなぁというふうには思います

泉田知事:
だから、地元に説明してから、取締役会にかけても良かったでしょ

廣瀬社長:
いや、これは

泉田知事:
なぜ急いだんですか?って言う事を聞いているんです。

廣瀬社長:
まァ、あのー、今回の決定は、大変重い決定ですので、いわゆる根回しとしてですね、まだ取締役会の決定は出来ていないけれども、
「実はこういう事、こういう事だから、まぁ、よろしくお願いしますよ」という事は、ま、出来たのかもしれません。
ただ、大変重い決定ですので、我々としては、取締役会の決議があって、で、それに基づいて、それを基に動き出している、というのが現状でございます。

泉田知事:
廣瀬さん、本当のことを言ったらいいじゃないですか。
なぜ急いだんですか?根回しもしないで。

廣瀬社長:
いや、ですから根回しについては、あの、反省すべき点があったかもしれませんが、
ただ、まぁそういう段取りで出来た訳で、えー、今まさにこうしてお時間を頂いているので、え、ま、こういうのを根回しとは言わないと思いますけれども、
おー、説明させていただくと。

泉田知事:
急いでますか?急いでませんか?

廣瀬社長:
……、「申請を」ということですか?

泉田知事:
あの、説明も含めて。
急いでますか、急いでませんか?

廣瀬社長:
もう、時間を頂ければ、一生懸命説明をしたいと思っています。

泉田知事:
そんなことを聞いているんじゃなくて、急いでいるのか?急いでないのか?って聞いているんです、東電として。

廣瀬社長:
ご説明は、出来ればやらせていただきたいと思います。

泉田知事:
申請を早くやりたいと思っていますか?

廣瀬社長:
地元の、もちろんご理解を頂ければ、あー、早くやりたいと思います。

泉田知事:
なぜ早くやりたいんですか?

廣瀬社長:
準備が出来ているからです。

泉田知事:
どうして、準備が出来ていると早くやりたいんですか?

廣瀬社長:
ですから、我々の、今回の、フィルターベントもそうですし、いろんな対策はですね、逆に言うと、申請基準ができる前に、かなりの工事を始めてきている所があります。
従って、我々の考えで、必要な対策をとってきたつもりですが、それが本当に果たして、今回の規制基準に適合しているんだろうか?
というのは、ひじょうなる重要なポイントだと思います。

泉田知事:
じゃあもっと聞きましょうか。
年度内の融資ということを意識しましたか?
金融機関からの融資って意識しましたか?


廣瀬社長:
もちろん経営ですので、今回のことと全く別の話としてもですね、
それは意識しています。

泉田知事:
という事は、不安を解消する安全よりもお金を優先した、という事ですね。

廣瀬社長:
え、そう、そういうふうに、ま、一つ一つでこう視点を、あの、因果関係というか、歴史関係が全部決まっている訳じゃないと思うんですがね。

泉田知事:
分かるように説明して下さい。

廣瀬社長:
もちろん私は経営者ですので、今知事がおっしゃったように、これを実現化しないと、3期連続の赤字というのはなんとしても避けたい。

泉田知事:
そうなんですよね、つまり、下河辺さんと廣瀬さんが1年前にお話をした、「安全優先」というのは、ウソをつきましたということですね?

廣瀬社長:
いえ、安全かどうかを確かめてもらうのが、あー、今回の申請だというふうに、

泉田知事:
じゃあ、なぜ急いでるんでしょう?

廣瀬社長:
ですから、準備が出来て。

泉田知事:
だから、「準備が出来る」っていうことと、それから「不安を解消して安全確保する」っていう事とは違う訳でしょ?

廣瀬社長:
ですので、その点についてはですね、まだ、あー、申請もしていませんし、これからまさに、こうした時間をですね、いただきながら、
できるだけ、えー、そうした不安を抱いていただかなくて済むように、我々としては、一生懸命やっていかなければいけない。


東京電力は、トップが先頭を切って、ウソをつく会社ですか?

泉田知事:
あの、廣瀬さんが記者会見をした時に、秘書課には、どういう連絡がいっていたかご存知ですか?
新潟県の秘書課に。
「もう一度再任されたので、就任のご挨拶に伺いたい」という話がきています。
いま、廣瀬社長が説明しているのは、
「フィルターベントの適合申請をしたい、という説明をしたい」と言われているんですけれど、
アポを取る時に「ウソをつけ」と指示をしたのか、会社全体がウソをつく体制になっているのか、どっちですか?


廣瀬社長:
あのー、アポを最初に入れさせていただいたのは、先週の水曜日か木曜日、その頃だったと思いますので、
まさに株主総会が終わって、わたしが任命されて、金曜日に、福島県に、同様の趣旨でご挨拶に行きまして、
という流れでアポを入れさせていただきました。
で、あのー、取締役会の決議が5日の火曜日ですので、もちろん、その、ま、アポが「たまたま」という事はあったかもしれませんけれども、
そこで、そうした話もさせていただく必要が出来た、というか。

泉田知事:
う~ん、答えになっていないんですけど。
あの、新潟県に対しては、「就任のごあいさつに伺いたい、再任のご挨拶に伺いたい」
でも、今お話しされているのは、「適合申請の説明をしたい」と言われています。
なぜ違うんですか?理由が。


廣瀬社長:
ですから、あー、地元に対してですね、極力早く、丁寧なご説明をする必要があるのは、我々も考えておるところですので、
ま、今日こうしてお時間を頂いて、なかなか地方でお会いできませんので、
えー、柏崎市も むら(?)もそうですが、こうした機会にできるだけ?に対してのご説明をさせていただきたいと、

泉田知事:
だから、何を言っているのかが分からないんですけど、
時間を取るために、どうして真実を言わずに、違う理由を言われるんですか?


廣瀬社長:
いや、ですので、先週の木曜日か金曜日の段階、いや水曜日、木曜日の段階で、
私どもはまだ決議をしておりませんので、えー、あの、当然再任のご挨拶のことを、

泉田知事:
提案する気もなかったんですか?

廣瀬社長:
ま、あの~、正直なところを申し上げますと、今回の取締役会は、本当にかなりの短期間で、
えー、ま、準備が整ってきたというのがあって、それがそのー、お、もう秒読み段階に入ってきたというのはあると思いますけれども、
その時点では決まっておりませんので、えー、ま、そうしたことで、えーま、
逆に、あと言えることも、まさにそれこそ虚偽になってしまいますので、それはできませんし、
えー、仮にそういう動きがあったとしても、そういうアポの取り方は難しいと思っています。
その時点で明らかなのは、株主総会が終わって、わたくしが二年目に入るという事ですので、
それでアポを取らしていただいた、ま、ずるいと言えば

泉田知事:
つまり、園部さんからは、株主総会で二期目に再選されたので、挨拶でアポを取れ、というふうに指示を出されたという事ですね。

廣瀬社長:
そういう事です。

泉田知事:
そういう事ですね。
でも、心の中では、急速に進めて取締役会にかけよう、という気持ちがおありだったという事ですね。

廣瀬社長:
いえ、それもまだ、ま、そ、そこはですね、あのー正直、えー、それは取締役のご意見もありますし、私の一存だけでは決められない状況でもありますので、
ま、そこは何とも申し上げられませんが、ただ、えー、二日の決議をもって、えー、ま、あの、アポ、アポイントの、おー、中身と言いますか、目的を、
ま、私たちに都合よく変えさせていただこうとしたのは事実でございますので、それについては、本当に申し訳ないと思いますが、
ただ、先週からそういう事でのという事では、それは、あの、そういうことではなくて、
先週は先週で、その段階で決定していた私が、二期目に入るという事を目的で、まずはご挨拶。
それ、それをまさに、実際に何時までもやらしていただいた、金曜日にですね、やらせていただいたという事、

泉田知事:
なら、昨年のね、下河辺さんと一緒に来られた時の
「安全とお金とどっちが大切ですか?」
「安全を大切にします」と真摯にお答えいただいた言葉が、ウソだったわけですか?

廣瀬社長:
いえいえ、それは、そんなことは無い、私どもこそアポイントを、

泉田知事:
ちょっと最後まで聞いて下さいよ。
アポイントを取る時は、「再任のご挨拶」と言って取りながら、本当は下心を持っていたという事ですね?

廣瀬社長:
いえいえ、ですので繰り返しになりますが、わたしども、あの~

泉田知事:
カメラ回っていますからね。

廣瀬社長:
はい。

泉田知事:
これ、国民が聞いたらどう感じられるか、っていうことですよ。
「東京電力はウソをつく会社だ」と。
「トップが先頭を切ってウソをつく会社だ」っていうふうにしか伝わらないですよ。

廣瀬社長:
いや、ですので、それは事実、誤解を解いていただきたいと思いますが、
先週の段階で株主総会があったわけですから、その時点ではっきりした事しか、私どもとして申し上げられないし、
その時点で確かに、アポイントを頂いて、まさに福島県では、私は、金曜日に知事にお会いしに伺っていますので、
その段階ではもちろん何も決まってない訳ですから、まさにご挨拶、二度目のご挨拶という事に、ま、なっている。


東電は約束を守る会社ですか?

泉田知事:
東京電力は約束を守る会社ですか?

廣瀬社長:
是非そういう会社で、えー、ありたいと思っておりますし、そういうふうに毎日やっております。

泉田知事:
ありたいけど、破る時もあるんですか?

廣瀬社長:
いえいえ、そんなことは無いようにしたいと思います。

泉田知事:
約束は守るんですか?約束は守る会社ですね?

廣瀬社長:
はい。

泉田知事:
そうしましたら次に、昨日ペーパーがましたが、
安全協定というのは、県と東京電力のお約束です。
無論、事前了解なしに申請はしませんね?


廣瀬社長:
ですので、それについては、ま、あの~、昨日申し入れがあった?にあると思いますけれども、
これはあのー、ま、フィルターベントのお話というふうに理解しておりますが、
知事が日ごろからおっしゃっているように、フィルターベント、もちろんフィルターベント自身が、ま、使ってはいけない設備でありますけれども、
まだ、まさに使わなければいけない状態になった時には
、いかに量を下げるとはいっても、地域の住民の方に、えー大変な影響を与える設備ですので、
それをどう使うか、という事は、極めて重要なことだと思って、
ましてやそれが、まさに地元の地域の、おー、特に自治体の、おー、オペレーションに非常に大きくかかわりますので、
ま、その点については、これからよーくですね、御相談させていただかなければいけないと思っていますし、
えー、ま、んま、使わない設備ではありますけれども、そういう設備が使うという状態になるまでにはですね、それはしっかりと、詰めておかなければいけないというふうに思っております。

泉田知事:
事前了解なしに申請はあり得ませんね?
それは、お約束を破ることになりますよ。


廣瀬社長:
それでまだ、ちょっと途中なんですけれども、そうした使い方の面について、えー、ぜひ、日々その、ご説明させていただきたいし、
またいろんな自治体の、逆に取り分についてもですね、反映していかなければいけないとおもいます。
一方でですね、やはり、初期系のハードルの方の大きな、ございます。
これについては、まさに規制庁が、規制委員会が、新しい基準で、ハードルをまさに決めて、来週の月曜日から、それが施行されることになっています。
従って、そこで、それがまず合っているのかどうか?というのをきいて、その中で、それと同時と言いますか、それと並行して、
県の技術委員会なりなんなりと、こちら側の接地面からのチェックと言いますか、その確認事項もしていただけるということは可能じゃないかなというふうに思っております。

泉田知事:
東京電力は、トラブル隠しを起こしているし、社会的に信用を失いました
柏崎刈羽原子力発電所、職員のみなさんを含めてですね、その後信頼回復をするために、どれだけ苦労されたか、ご存じでしょうか?

で、平素の間でもちゃんとやりとりができるように、ホットラインだってちゃんと繋がるようにという事で、
免震重要棟、あるいは、2007年の中越沖地震の時に、ホットラインが繋がらなかったことから、「つくってくれ」という事でつくって頂いたんですよ。
新潟でつくったから、たまたま福島でもつくった訳でしょ。
あれがあったからこそ、東京が今住めている訳ですよね。


廣瀬社長:
ほんとうにそのときは

泉田知事:
それだけ真摯に、現場の人が苦労しているのに、トップがウソをついたり、約束を守らないという形で信用を失っていったら、この人達の苦労はどうなるんですか。
そういう事を考えませんか?


廣瀬社長:
もちろん、あの、あの

泉田知事:
もう一回聴きますよ。
東京電力は、約束を守る会社ですか?

廣瀬社長:
ぜひ、守りたいです。

泉田知事:
ということは、事前了解なしに申請はあり得ませんね?

廣瀬社長:
いえ、ですので、私が先ほど申し上げたような方法は、あるのではないか?
それについては、是非知事の、ま、ご意見も伺いながら、そういう方法もあるんじゃないかというふうに考えてございます。

泉田知事:
あの、いま問われているのは、東京電力の信頼性なんです。
ウソをつくのかつかないのか?
約束を守るのか守らないのか?というのは、
これね、どういう所で議論してもらうかという技術的な話じゃなくて、「信用できる会社なのかどうか」という事を伺っているんです。
なぜウソをつくんですか?


廣瀬社長:
いいえ、もちろん、ウソをついているつもりは毛頭ございませんし、
私どもが取り組んできた、取り組みを、私どもなりにやっていたんでは、おっしゃる通りに信頼がない。
従って、?会なり、そう言った第三者機関ですね、しっかりとした機関にテストしていただくという事が、本当に必要だと思う。

泉田知事:
約束破りませんね?

廣瀬社長:
え、ですのでいま、そのーー、フィルターベントの審査と、それから事前了解の順番に付きましては、

泉田知事:
そういう事じゃなくて、約束は守りますか?って聞いているんです。

廣瀬社長:
もちろん、約束は守りたいと思っています。

泉田知事:
じゃあ、ちゃんと事前了解をとって下さい。

廣瀬社長:
えー、ですので、事前了解の取り方について、

泉田知事:
それは後です。
まず、事前了解を取ると明言して下さい。

廣瀬社長:
ですので、今、今日ここにえーー、来て知事とお話しさせていただいて、

泉田知事:
明言できないんですか?

廣瀬社長:
ですから、そこをですね、是非、知事に御了解いただけないか、というのが我々の願いです。

泉田知事:
だから、信頼できる会社かどうか?というのが重要なんで、
約束を守る気はあるんですか?ないんですか?

廣瀬社長:
ですので、あの、繰り返しで申し訳ございませんけれども、
私どもが、あー、お願いする事前了解は取るんです、もちろん取るんです。
でも、その事前了解の取り方について、「こういうやりかたでどうか」という

泉田知事:
それは時期の問題ですか?

廣瀬社長:
もちろん時期の問題です。

泉田知事:
申請してからの話では、事前了解って言いませんからね。

廣瀬社長:
ですので、

泉田知事:
わかってますね。

廣瀬社長:
はい。
ですので、今申し上げたように、一方では、規制委員会が、もうすでにスペックも出ております、強度も出ております。
それに合っているのか合っていないのか、というのはひとつの判断基準はもうあるわけです。
それを一方で、審査をしつつ、


泉田知事:
我々は、事前了解とはみなしません。
事前了解を取って下さいね。


廣瀬社長:
そこについてはぜひ、私どもの、おー、ま、引き続き、そこの順番というんでしょうかね
えーーー、同時並行線については、是非、私どももお願い申し上げます。

泉田知事:
事前了解です。
平行じゃありません、同時じゃありません。
約束を守れますか?


廣瀬社長:
事前ですか。

泉田知事:
事前了解です。

廣瀬社長:
事前。

泉田知事:
協定には、事前了解って書いてあります。

廣瀬社長:
ま、しかし今回の、おー、

泉田知事:
「約束を破る会社」っていう、

廣瀬社長:
そこ、そこ、そこはですね、是非、あのー、私どもの考え方をお聞きいただきたいところですけれども、
その、今回の、おー、ま、新しい基準に基づいて、今までに全くない決議をこれから作って、
その全く、その決議についても、本当に、そのまさかの時に使うという決議で、
そういう特殊事情の中でですね、今回こうした決議をま、しようとしていますので、
そこについては是非、その、我々の、ま、順番っていうんですか、同時並行的に進めていただくということは可能なんじゃないか、
あるいはそれで、大きな問題は生じないんじゃないだろうか


泉田知事:
「事前了解です」と、何度も言っています。
あの…、お金と安全はどっちが重要ですか?と聞いた時に、「安全です」とお答えになった。
実はウソだった


廣瀬社長:
いえ、ですから

泉田知事:
そして約束は破る会社、これじゃあもう、信用できないでしょ?

廣瀬社長:
規制委員会で審査をしてもらう事は、安全を確保するために審査してもらうものだ、と私どもは思っております。

泉田知事:
じゃあ、聞きます。
2007年の中越沖地震の後、トランスから火を噴きました。
その時に、東京電力がどう説明したか、もう一回言ってみてください。

廣瀬社長:
ちょっと、わたくしはいま、そのときの……あれ、あれでないんでつまびらやかにお答えできませんが、

泉田知事:
土台が建屋と離れていたんですよ。
だから、パイプが離れて、そこから漏えいしたものに火が付いて、火事になりました。
「だから我々は、二度と起こさないように、パイプと建屋を一体化します」という説明を頂きました。


廣瀬社長:
はい。

泉田知事:
今度のフィルターベントの設備は、なんと驚くことに、建屋と一体化してないじゃないですか!

廣瀬社長:
いや、ただ、

泉田知事:
あの時の説明と、なんで違うんですか?

廣瀬社長:
建屋とフィルターベントの設備の、それぞれの土台は、同じ土台に建っていますので、
いわゆる、こっちとこっちがずれて動くことは無いようにしている。

泉田知事:
だって、それは、地盤にという事じゃなくて、建屋と繋がってないんで、

廣瀬社長:
庭を、庭を通じて、同じものの上に建っている、という事です。

泉田知事:
地盤を通じてって言ったら、この間のトランスだって、地盤を通じてそういう事になったわけなんです。

廣瀬社長:
いや、あれは、あのー、その、間のそのつないでいた部分、部分が、あ、そもそも同じ地盤に建っておりませんし、

泉田知事:
東電というのは、詭弁を弄する会社なんですか?

廣瀬社長:
いえいえ、事実を申し上げているだけです。
あれは、同じ地盤に建っておりませんので、当然、

泉田知事:
信頼を回復することと、お金のことと、どっちが大切なんですか?

廣瀬社長:
繰り返しいますけれども、信頼を回復しなければ、お金の話なんかできないと思っております。

泉田知事:
でしょ。
だから約束を守って下さいよ。

廣瀬社長:
ですから、我々としても、安全を確保するために、規制委員会に、えー、その旨をチェックしていただきたい、というふうには、実に強く思っているところです。

泉田知事:
だから、事前了解をとって下さい。って言ってるんです。
なぜ事後になるんですか?


廣瀬社長:
いえ、事後ではなくて、同時にできるのではないかと考えています

泉田知事:
事前にやって下さい。約束です。
約束破るんですね?

廣瀬社長:
いいえ。同時にさせていただくとどういう、その、

泉田知事:
昨日ね、ペーパーさせてもらいましたけど、
福島第一原子力発電所のベント状況の説明は、今日はいただけるんですか?

廣瀬社長:
はい、用意してまいりました。


福島第一原子力発電所のベント状況

副常務:
原子力の技術担当の副常務にこのたびなりました、姉川から説明させていただきます。
2枚の資料をお手元にお配りしましたが、1枚目、こちらの形ですけれど、これは福島第一、事故の直後。
ベントをしたその回数が、1号機2号機3号機について書かれています。
1号機が2回。
2号機が2回。
3号機が9回。

初回操作、それから、その途中で再び閉まったと。
機器が、再び弁が閉鎖したという状況があって、再開したのが3回あります。
で、これについてご質問が、通報、公共の状況がどうであったか?
それから、これを決断した責任者は誰であったか?というご質問です。

まず、決断の責任者ですが、プラントの状況を踏まえて、現地の所長が行っております
所長が最終判断者になっています。

それから、通報、報道について、
1号2号3号、それぞれ初回の時に通報を実施し、公表も行っております。
この表では、念のために、実際ご存じの通り、ベントが上手くいったものもございまして、なかなか開かなかったものもあります。
開いたか、そうでないか分からないものもあります。
それをベントの成否、それを、右側に書かせていただいております。
これが、ご質問に関する、直接の状況でございます。

泉田知事:
システムとそういう事じゃなくて、通報する責任者は誰ですか?

副常務:
通報の責任者は、現地の所長でございます。


ベント前に避難の確認はしたの?

泉田知事:
で、それで、誰にお伝えをして、実際に避難が終わったかどうかの確認というのは、取ったんでしょうか?

副常務:
それはですね、あの、通常の手順は、オフサイトセンターに連絡するんですが、

泉田知事:
いやだから、事実関係でいいんです。
オフサイトセンター機能してないんだから。

副常務:
はい、あの時は、オフサイトセンターが機能していませんでしたので、各役場の避難に同行している、当社の社員がおります。
その社員に対して、避難の状況がどうかということを確認をとってから、操作をいたしました。


泉田知事:
3月12日の10時過ぎには、避難が終わったという確認が取れたんですか?

副常務:
3月12日10時には、避難の確認は取れましたが、ま、実際はご存じの通り、双葉病院が、まだ避難が出来ていないというのがありましたので、
完全に、結果的には取れておりませんが、その時には、連絡が入ってきた時には、「避難が完了した」というふうな連絡を受けて、そういうふうにさせていただきました

泉田知事:
風向きっていうのは、時間によって変わるのに、なぜ初回しか通報しないんですか?

副常務:
それはですね、ベントをこれやりますと、格納容器の圧を逃がすためにやっていますので、特に再掲載の作業をしておりません。
で、何で再開したかというと、エアーの抜けでありますとか、コンプレッサーの不調で再び閉まりましたから、
それを開けるところをしたという事で、それは前回から一連の動作という事で、再び警報はしていません。

泉田知事:
特に、ホームページでペットボトルを配るほど、大量の放射性ヨウ素が飛んだでしょ。
で、せい域不明ってどういうことですか?



2号機はコンスタントに継続して出している

副常務:
それはですね、2番目の表をページを見てください。
これは、その時に、東京で線量が上がった時なんですが、1ページめの最後の3月20日、3号機の11時過ぎ。
これは、ベントを行う努力をしているんですが、せい域不明というのはですね、ここで圧が抜けておりません。
それから、周辺でモニタリングしているんですが、モニタリングの線量は上がっておりません。
全く開かなかったとも言えないんですが、あの、有意なベントが再開したという手ごたえが得られておりません。
従って我々は、これは、3月20日のものが東京に回ったのではない、と思っています。

えー、じゃあ、どこから来たのか?というのがありますが、我々は、それは2号機だと思っておりまして、
これもご存じの通り2号機はウェットウエルベントが出来なかったために、格納容器から、直で、蒸気流に乗って外に出ております

約、1号3号になりますと、100倍以上のヨウ素が出ております
これは、3月15日以降も、量こそは減りましたが、コンスタントに継続して出ていたと思われます。
それが、この……あの、東京に上がった時には、ここに、グラフにちょっと書かせていただきましたが、
これ、ちょうどですね、福島の方から、気流が東京を通過中に、降雨がありました。
そのため、その降雨によって、ヨウ素が落ちた。

ちょうどその降雨の量と、線量が上がっている、これ上側の点々の図なんですけれど、バッテンの図なんですが、同期しておりますので、
それも含めて、我々は、これは2号機から継続的に出ていたものが、東京を通過中に、降雨のために落ちたものだ、というふうに解釈しております。


世間に線量上昇の警告はしましたか?

泉田知事:
敷地境界で、線量が上がったでしょ?

副常務:
何日の事でしょうか?

泉田知事:
21日です。

副常務:
えー、20日、21日、
えーっとですね、21日か、22日…ちょっと記憶が…、

泉田知事:
つまり、ペットボトルを配る直前に、大量の放射性物質が飛散して、
我々新潟に居て、北からだんだん、放射性物質が南下しているのは、それぞれの、ポストの発表数値で認識していました。


副常務:
はい、で、

泉田知事:
その時に警告しましたか?世の中に。

副常務:
ええ、あのですね、20日には上がっていません。
で、あの時の線量は、私の記憶では、

泉田知事:
じゃあ21でいいです、21で。

副常務:
はい。で、とく、

泉田知事:
上がった時に警告しましたか?世の中に。

副常務:
え……えっとですね、それは申し訳ありませんが、わたし、今、記憶しておりませんので、確認させて下さい。

泉田知事:
してないはずなんですよ。
警告が一切無しに直接ですね、水道施設からヨウ素が出るという事なんですよ。
だから、一体、情報伝達って、どういう責任者で、どういう過程でやったんですか?


副常務:
あの、ま、その点については、全般としてですね、当社の情報伝達が非常に稚拙だったという事は、肝に銘じて反省しておりますので、
あの、その時のことについて、改めて弁解を申し上げるつもりはございません。

泉田知事:
ということは、ベントの設備で放射性物質を放出するものにね、つくろうという時に、チェックしてもらいましただけで最たる話じゃないでしょ?

副常務:
おっしゃる通りです、結果いかんの話だけではありません。

泉田知事:
でしょ。
事前の了解をとって下さいね。

廣瀬社長:
ですので、ですので、

泉田知事:
話がかみ合わないのなら、どうぞお引き取り下さい。


ウソをつかないで約束を守ること

廣瀬社長:
あの、是非私ども、あの、今日の説明は、一部不自由なところもありましたけれども、
ぜひ、あのまた、知事にご理解いただいて、何度でもまいりますんで、是非あのご説明をさせていただきたい。
また、柏崎市や、刈羽村にも参るつもりですけども、是非いただきたいなと、よろしくお願いいたします。

泉田知事:
あのね、何度も申し上げますけど、
「ウソをつかない」「約束を守る」これがスタートラインだと思います。

廣瀬社長:
ああ、ですから、是非、今回の状況をかんがみてですね、えー、やり方をご相談させていただきたいと思っておりますんで。

泉田知事:
御相談できる相手になって下さいね。

廣瀬社長:
是非、あの、よろしくお願いいたします。


34:25~
廣瀬社長に、記者が質問一部

記者:
事前了解無くして、申請することはあるのか?

廣瀬:
私どもとして、「何の事前か?」何の事前かという所が、議論の余地はあると思いますけど、
そう言ったことを含めて、これは県だけでなく、柏崎市、あるいは刈羽村にも、同じ説明をさせていただかなければいけませんので、
そうしたところで是非私どもとしては、地元の県市にもですね、ご理解いただけるように、あるいは、それを進められるように考えております。

記者:
事前了解に付いて、何の事前かという、認識の違いだという?

廣瀬:
いやいやその、「何の事前か」を、まず決めないといけないですよね。

記者:
ご自身は、何の事前だと思っているんですか?

廣瀬:
たとえば、フィルターベントの運用の仕方、というようなことであれば、ま、そもそもがもう使わない設備ではありますけれども、
少なくても使わなくてはならないという状態に、万が一でもなるのは、まだ随分先の話で。
まだ出来てもいないので、これは時間をかけて、ある程度決めていってですね、
当然ご迷惑を、万が一、そのフィルターベントを使うようなことになったならば、大変なご迷惑がかかるのは地元の方ですし、

また、その地元の市町村もその中で、オペレーションが大変なことになるのは、目に見えていますので、
ですので、そうした方々が、どういう、その、いわゆる運用マニュアルみたいなものになると。どういう、
「何時間前に伝えてくれないと無理だ」とか、「どうやって確認を取るんだ?」と、「どこで」
オフサイトセンターみたいなものもありますけれども、
そう言ったことを、しっかりと決めていかなければいけないと思います。
コメント (2)
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