ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

油断大敵

2009年05月21日 | 家族とわたし
昨日は平常のピアノレッスンの仕事が始まる寸前まで通しリハと最終仕上げがあり、休む間もなく8人の生徒を教え、夕飯をかき込んで一通り個人練習をしました。
こんな無茶してええかなあ……でも、昨日みたいな鍼打ってもろたらバッチリ!あんなめちゃくちゃ疲れきってたのに、こんな元気になれてんもん!
……

調子に乗り過ぎてしまってました。旦那の予言通りでした。いくら鍼でも、無茶し過ぎてる者には効かん。

あまりのハイテンションの連続と目の使い過ぎが祟って、鍼で気がゆったりとリラックスしているにも関わらず、体が休まらないという奇妙な状態のまま、
なんと……今でも信じられないけれど……朝まで半分覚醒半分薄寝状態を貫いてしまったのでした

昨日の夜12時にヴァージニアから戻ってきた息子TとS君、そして2時に帰ってきた息子K、三人とも、見事に忍者級の密やかさでもって音を立てずにいてくれて、
旦那もわたしがよく眠れるようにと、息子達それぞれに置き手紙を書いてくれたりしていたのに、
その肝心のわたしはベッドの上で、どうしても眠れないまま悶々としていたのでした
たまらなくなって3時にキッチンに行き、梅酒を一杯ぐい飲みし、ベッドの上で村上春樹のど~でもええねんけどさ~的エッセイを読み、睡魔を呼び込もうとしましたが、やっぱりダメ……。
眠りたきゃ、少なくとも1時間前から眠りたいモードを作れ!いい眠りが欲しかったら、夕方過ぎから頭と神経を使い過ぎるな!
旦那から繰り返し言われている教訓を思いっきり無視したバチでした。

そんなんで、今朝はかなり悲惨なわたしでしたが、昨日の元気がまだすこぉ~しだけ残っていたのと、おばちゃん根性でなんとか舞台を無事に終えました。
生徒達もよく頑張ってました。機関車ダリルも、そこそこテンポを守ってくれておりました。観客の皆さんから温かい拍手をいっぱいいただきました。

あ、そうだ、ローンの申請が通ったという知らせは、昨日の夜の練習中にいただいたのでした。
練習をしている最中には滅多に部屋に入って来ない旦那がやって来て、しばらく無視して弾いてたのだけど一向に出て行かないので、「なに?」と弾くのを止めて聞くと、「We got it!」と一言言って出て行ったのでした。

我が家の、我が家にとっての歴史的な一瞬は、かくもシュールな、そしてドライな感じで生まれたのでありました
見守ってくださったみなさんに、もう一度、心からお礼を言いたいです。本当に本当にありがとう。あ、まだ鍵もらってませんけど……
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We got it!

2009年05月20日 | お家狂想曲
一緒にやきもきしてくれたみなさん、ありがとう!
やっとやっと、とうとうのとうとう、すべての準備が整いました!
契約書を交わす日は来週明けの良い日。その日に鍵を渡していただきます!
ありがとう、ありがとう、ありがとう!


そして明日はいよいよ本番。
ついさっきまで追い込みの練習してました。
まだもうちょっと完璧っぽくないけれど、生徒達が気持ち良く歌えるように、精一杯楽しんで弾いてきます。
機関車ダリル用の必殺速弾きの練習もしておきました。やれやれ……。


息子Tが大学から戻ってきます。友人ひとり連れて。今夜遅く到着するので、ガタンガタン物音立ててわたしを起こしたらドッカァ~ンと怒るぞぉ~!
彼が行く予定をしていたジョブフェア、就職活動のことだと思いますが、それがインフルエンザが流行っているからというので中止になりました。
飛行機のチケットをキャンセルして、夏の講習を受けるべきか、それともとちあえず日本に行ってしまうか、かなり悩めるところです。
日本はこの先、鎖国でもしようってんじゃないんでしょうね。ちょっと心配になってきました。


昨日の旦那の鍼、それはそれは効きまして、あの怠かった体と心にずいぶん元気が戻ってきました。
いや~な重い感じがスゥッと抜けて、かわりにいい感じのエネルギーが入ってきてくれたような気がします。
厚かましくも、今夜もう一度鍼を打ってもらって、グッと寝て、明日は元気いっぱい舞台を楽しみたいと思っています。

時間が無くて、こんなふうにしか今は書けません。ごめんなさい。
明日、すべてが終わってから、ゆっくりまた。
それではごきげんよう
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エンガチョ!

2009年05月19日 | ひとりごと
『エンガチョ』

エンガチョとは、子供が汚い物や人に触れたときに囃して遊ぶときの言葉。

子供が汚い物や人(汚い物を触った人)に触れたとき周りにいる友達に触れることで汚れを移すという遊びをするが、
エンガチョはその際に使われる囃し言葉であり、おまじないや呪文的言葉である。例えば道路にあった犬の糞を踏んでしまった子供が、隣りにいる友人に触ることで汚れ(鬼)は触れられた者に移る。
しかし「エンガチョきった」といいながら両人差し指でバッテンを描くことで汚れ(鬼)は移せなくなる。
周りが全員この「エンガチョ」という呪文を唱えた場合、汚れ(鬼)は誰にも移せず、その子が持って帰ることになる(この方法は一例で地域や時代によって異なります)。
また、エンガチョはこういった遊び(イタズラ)自体や触られた汚れ役(鬼役)の子供という意味でも使われる。

もひとつ、こんなのも見つけました。

「縁が千代」の略で、実際は円を切るって意味で使われていたようです。


んで、どうしてだか、こういうのも載っていて、読んでいてびっくりしたのでついでに。

『かごめかごめ』

かごめかごめは、怖い話みたいです。

1つは処刑の話。

「かごめかごめ」の「かごめ」=囲ってることをあらわし
「かごの中のとりは」の「とり」=囲いの真ん中にいる人で
「いついつでやる」=「いつでれるのか」という意味で
「夜明けの晩に鶴と亀が滑った」=「瓶(カメ)が倒れ中の油が出たために処刑するする人がすべり、処刑する時間よりも早く鎌を振り落としてしまった」で、
「うしろの正面だぁれ」=処刑された人の首がクルりとまわり、後ろをむいた、ということ。きゃ~!!

あともうひとつ、子供流産説。

とり=あかちゃん
いつでやる=いつうまれる
鶴と亀がすべった=縁起の良いものが滑る=縁起悪し(つきおとされて流産する)
後ろの正面だぁれ=突き落とした人の姿が……きゃ~!!

という、世にも恐ろしい話が元になっているそうです。


あのね、わたしはね、ここ数日はシビアにマジに忙しいんです!ほんとです!嘘じゃないです!
けど……けど……ししははちゃんのコメントでエンガチョのことが書かれてあって……それ見たらついつい……忙しいのに……しくしく

旦那が「お~い、鍼打つで~!」と叫んでいるので行ってきます。
ほんでもって、今日こそは朝まで続けて眠ってみせます
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機関車ダリル

2009年05月19日 | 音楽とわたし
コンサートの本番を明後日に控えた指揮者ダリル。昨日、今日、そして明日の午前中全部を、本番通しリハに当てて頑張っています。
わたしも、ほとんどの合唱曲の伴奏を担当しているので、当然、リハーサルに参加しています。
今回もまた、本番間際になっての変更やら、いきなりの振り付けやら、退場入場の仕方の変更やら、会場は怒声とため息のカオスと化してしまっています。

多分わたしは、前回のクリスマスコンサートの時にたっぷり愚痴ったと思うのだけど、今回もまた、同じストレスにまみれてかなり疲れてきました。

ダリルはきっと、わたしなんかよりももっともっと疲れています。
準備段階に入ったのはかなり前のことだし、少し前まではとってもいいコーラスができていた生徒達が、今になって突然変なことを歌いだしたりふざけたり、
コンサートのプログラムはいつも彼がひとりで全部企画して、教えて、なんとか形になるように生徒達を引っ張ってきてるんだから、
そしてその生徒達の半分以上は、心とかにいろんな問題を抱えている子達だし、感情をコントロールできなかったり集中することが難しかったり、
けれどもリハーサルを見ている限り、コンサートとしてちゃんと成り立っているのだから、それを考えるとすごいことだとも思います。

でもね、でもね、だからって、彼が機関車みたいに、熱が入ったり怒ったりすると、どんどんどんどん、限りなく指揮が速くなるのは困るんです!
しゅ、しゅ、しゅしゅしゅしゅしゅしゅしゅしゅ~~~~!!
ついて行けないし、ついて行きたくない!そんなん音楽として絶対に変!
それをパート練習とかでしょっちゅうやってるもんだから、生徒達も速歌いが得意なんです。
早口言葉もマッツァオ、ようあんだけ口が回るなあと感動するほどの速さで英語をペラペラ、でも、音程なんてゼロになっちゃう。

たまらなくなって、「ちょっとそのテンポでは弾けない」と言うと、「ほぉ?まうみでも弾けんことあるん?」って……ちゃうやろ?意味が

多分、速くなり過ぎても弾けるための練習ってのを加えた方がいいのでしょうね。
でも、音楽がすっかり変わってしまうので、できたらそんなふうに弾きたくない。
ジレンマというかなんというか、深いため息をつきながらの伴奏です。


そして、家のことをついつい心配してしまったり、部屋をどういう風に使うか、なんてことをあれこれ考えてしまったり、
そこに伴奏バイトの時間がドカンと増えて、しょっちゅう緊張してたりするからか、またちゃんと寝られない日が半月以上続いています。
そんなんで、きっと弱ってたんでしょう、ずっと寒い日が続いていて、昨日から風邪気味です。
お腹も調子が今一……え……これってアレじゃないよね……でも、なんかだるくて熱っぽい……でもそんなはずは……
な~んて、そんなはず無いのでご心配無く。ただの疲れです。
今日もとにかく早寝してみます。昨日は失敗して、3時から1時間毎に起きちゃってたりしましたが、今夜は鍼をガンガン打ってもらうつもりです。

明日と明後日、機関車ダリルの手綱をしっかり引いて、しゅっしゅっポッポと調子良く好きなように走らせないように頑張ってみたいと思います
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間に合うか?!

2009年05月18日 | お家狂想曲
今日も昨日に続き肌寒い日になりました。
今朝早く、新居の二階の台所を撤去した後の様子を見に行きました。
台所用具やカウンター、そしてキャビネットなどもすべてすっかり無くなって、小さな部屋に変身していました。
洗濯機用のパイプラインを残しておいて欲しかったのですが、役所の審査を通るためには、全く普通の部屋にしなければならず、それは叶いませんでした。
台所用にいろんな物が配置されていた時より、がらんどうの部屋になった時の方が狭く感じられて、とても不思議な気分でした。
あの部屋を洗濯室にしたいので、今度は我々の方で配管工さんにお願いしなければなりません。
壁の向こうに埋もれてしまった配管が、すっかり撤去されていないことを祈るばかりです。

さて、一階のシャワー室の床と地下室の天井の間の、白蟻の被害があった部分の支柱の修理ですが、後もう一歩のところがいい加減なのでした
けれども、もうやり直しを頼まずに、ただ支えの板を一枚立てかけたらいいだけのことなので、それはもう我々の方ですることにしました。

今日は初めて息子Kが家の中に入りました。三階の部屋は気に入ったそうですが、やっぱり我々が思っていた通り、深夜にやってくる友達と遊ぶための、一階の端っこ部屋は気に入らなかったようです。
ふん!贅沢ぬかすな!そんな時間に出入りさせてもらえるだけありがたいと思いたまえ

今日は売り手側のエージェントも来ていて、彼女が旦那に言ったことにゃ、本当は先週の14日に契約が終わってなきゃいけなかった?!のだそうで、
そう言われた旦那は仰天して、「こちらの銀行の書類手続きに時間がかかっていることは、弁護士から連絡がいってると思いますが」と答えたのですが、
「それはまあ聞いてますけど、明後日の20日がギリギリの期限ということでこちらは考えているので、そのつもりでいてください」と言われたそうな……。
いや、でも、いくら我々がそのつもりでいても、銀行がノロノロしてるんやからどうしようもなく……。
これで今頃になって、この話は無かったことに、なんてことになったら……涙もチョチョぎれてしまいます
おぉ~いマイケル!聞こえてるぅ~
 

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飲酒運転とノーマスクの関係

2009年05月18日 | ひとりごと
少なくとも、あそこに居た4万人近くの人達の半分以上は、ビールをガンガン飲みながら、1時間ほど遅れて到着したブルースを待っていました。
青空天井の、見渡す限りなんの囲いも無い、広大な空間だったのに、空気の匂いはまさにビアガーデン?!
禁煙(←ここが笑える)でしたが、禁酒ではなかったのでした。
あの場所に、公共の乗り物でやって来られた人は、観光バスで遠く離れた州からやって来た人達のみ。
飛行機でやって来た人達でさえ、空港などからはレンタカーを使っているはずです。

わたし達が座った列のすぐ後ろに、四人組の、図体のデカいご機嫌中年ボーイズが盛り上がっていて、
なみなみと注がれたビールを片手にダンスを踊ったりするもんだからもう大変。ビールシャワーを辺りにまき散らしては、「あ、ごめんね、もうさ~こいつら盛り上がっちゃって」と明るく謝罪。
こいつらって……あんたがやってんねんやん!
でもまあ、ここはアメリカ。ぶっかけられた旦那をはじめとする大人達も、「いいよいいよ気にしないで」とニコニコ顔で振り返っておりました。

……というわけで、あの日、あの晩、あの場所で、何万人もの人達がかなり酔っぱらっていて、ガンガンのりのりで家路に着いた、ように推測されます。
……というか、こちらでは、レストランで飲んでも、いったい誰が一番酔っていないか、ということで運転手が決まったりします。
飲んだアルコールの種類、量、それからその人の体調、そして飲み終わってからどれだけの時間が過ぎたかなどなど、かなり細かい点にまで観察しまくります。
まあでも、それでも飲酒運転には変わりないんですけどね。


さて、素面四人組のわたし達、家路に向かう車の中で、ふと考えたことがありました。
「あの中でマスクしてた人いたっけか?」とわたしがつぶやくと、「ボクもおんなじことちょこっと考えた」と旦那がポソリ。
いくら野外だといっても、あんだけの人数が集まって、しかもいろんな州からの人達が居て、汗や唾が飛び散っていました。


お国柄?なんでしょうか……そういうことで締めくくっちゃっていいのかな?
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米国世にも奇妙なコンサート事情

2009年05月17日 | 米国○○事情
今日はクラリネット吹きのステュアート氏の伴奏で、ウェーバーのコンチェルトNo.1を全曲演奏するため、マンハッタンの音楽学校の演奏ホールに行きました。
演奏会は金曜日から三日間連続で行われることになっており、出演者は皆、その音楽学校で学んでいる生徒さん達なのでした。
ステュアートとわたしは三日目の最終日のトリを飾るべく、12時から2時までの演奏会で演奏することになっていました。
金曜日の朝、最終合わせをした時に、「1時までには着くようにするから」とわたしが言うと、彼も「それで充分だと思う」と言いました。

そうして今朝、最後の自主練習をして、舞台用の服に着替え、例のごとく旦那に車で送ってもらい、マンハッタンに到着。
今日は日曜日ということもあって、なかなか駐車する場所が見つかりません。
でも、12時を少し過ぎただけだったので慌てる必要もなく、グルグルと通りを回りながら、無料で停められるスポットを探していました。
12時20分頃にたまたまその音楽学校の前を通り過ぎた時、人が大勢扉から出てきて、それを見た旦那が「もしかしたらもう終わったのかも」とつぶやきました。
「そ~んなわけないやん!12時からやねんで。もしかしたら、前の部のが延長して遅く終わったんかもね~」

なんと……旦那が正しかったのでした……

ちょっと早めだけど、まあいっかと思いながら、学校の門に向かって歩いていると、階段の踊り場で立ちすくんでいるステュアートの姿が見えました。
「ハイ、ステュアート」
わたしが彼に声をかけると、いつもの笑顔が消えた彼が降りてきて、「まうみ、ほんとにすまない、もう演奏会は終わっちゃってる」と言いました。
「へ?」

彼の話を聞いてもまったくよく分からないのですが(彼も怒りと失望でかなり取り乱していたので)、とにかく演奏会は終わっちゃってた、のです。
前日の土曜日は、予定時間より1時間遅れて始まり、今日は予定時間を1時間近くも繰り上げた???のだそうな……。
そして、まさにあの時間、旦那とわたしが通りかかった12時20分に、会は終了していて、お客が外にどっと繰り出したところなのでした。
でも、どうしたらそんなことになるのか、わたしにはさっぱり分かりません。とりあえず、目の前の怒りに体を震わせている彼を慰めることにしました。
だって彼は、このコンサートのために、数ヶ月も毎日毎日練習してきたし、毎週わたしから言いたい放題の宿題をもらっては、頑張って良くしてきたんですから。
とりあえずもう終わってしまったことをどうのこうの言っても何も始まりません。せめてじゃあ、AMCAの演奏ミーティングで演奏できるように話をつけるから、と彼に言うと、少し気が治まったようでした。

それにしても、ほんと、これってなに???
わたしもそれなりに練習し、緊張もし、準備もしていたんだよね~

今回のお詫びをしたいからと、なにやら怒りながらもマンハッタンデートを企てようとしている気配がしたので、丁重にお断りし、携帯で旦那に来てもらい、明るく速やかにお別れをして車の中に退散!
なんとなぁ~くけったいな気分のまま、チャイナタウンでローストダックヌードルを食べ、リトルイタリーでカフェオレとカノーリを食べ、
天仁(てんれんという台湾のお茶屋さん)で烏龍茶と龍井茶を買い、漢方屋さんで乾燥デーツを買い、ソーホーの散歩デートを楽しんできました。

ほんま、今日はわたし、マンハッタンになにしに来たんやったっけ
この国ではたまぁ~に、キツネかタヌキに騙されたような気分になることがあります。今日はそういう日だったのですね
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とんぼ帰り

2009年05月16日 | 家族とわたし
今日はわたし達ふたりとも、昼過ぎから仕事があったので、朝早く起きて両親と一緒に朝食を食べ、ファーマーズマーケットに寄り道して帰ってきました。
さすがペンシルバニア、ファーマーズマーケットにはアーミッシュの方々がお店を開いておりました。
手作りのシューフライパイ(旦那のお気に入りパイ)、スモークチェダーチーズ、アップルバター、そしてネギや赤かぶ、ほうれん草などを買って出発。
お昼前には家に着き、拗ねてる家猫をなでなでしながら家の中を片付けました。

おまけの写真です。
両親の家のキッチンの棚には、こんなふうに母の作品がぎっしり。内側にも素敵な柄が絵付けされてあるのですが、写すのを忘れてしまいました。残念!



両親です。これは昨日の様子。夕食に飲むワインを物色中のふたり。ムチャクチャ美味しい白ワインが出たのに、運転を任されていたわたしは飲めなかった~



母の作品をブログで紹介したいと言うわたしに、母がほんの一部ではありますが、専属のプロカメラマンが撮った写真を送ってきてくれました。

Fields


Stefans Dreams


Winter Play


Moultons Wall


ほんとにほんの一部だけだし、わたしはまだ写真を拡大できるように載せることができないので、こんなちっちゃな写真でしか紹介できません。残念です!

今日はどんよりと曇り空。霧の中を走って帰ってきました。

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One! Two! Three! Four!

2009年05月16日 | 音楽とわたし
嗚呼もう、なんちゅうエネルギーでしょう!
年のことなんか言うたらきっと、つまらんこと抜かすな!って怒鳴られるでしょうけど、それでもやっぱり考えてしまいます。60才だろあんたって。
舞台に姿を現せてから3時間、ぶっちぎりのぶっ通しで歌って走って、舞台下の立ち見で腕を天に掲げたままのファンの間近に降りてく彼。
汗のしぶきが散って、息が弾んで、舞台両側の巨大スクリーンに映る彼は少ししんどそうに見えたりするのに、曲が終わってライトが消えて、少しは休んでよと思う間も無く「One! Two! Three! Four!」とともに次の曲に入るバンド。

太陽が沈むまでは、少し汗ばむぐらいの気温だったけれど、コンサートが始まった8時過ぎには涼しい風が吹いてきました。
でもそれも束の間、ブルースが舞台に姿を見せた途端、会場は総立ち、とっぱちからハイテンションな観客達。
わたしの前には6才ぐらいの坊やが座っていたのですが、彼のノリがスゴかった。歌詞もぜぇ~んぶ覚えていて、ギターのリフに合わせて体をよじらせたり頭をカクンカクンと振ったり、誰よりもロックンローラー振りを見せてくれました。
たま~に我に返って、わたしの方を振り向き、ちょっと恥ずかしそうに照れ笑いするのがまた可愛いったら!将来が楽しみな坊やでした。
旦那も昨日は頑張ってましたよぉ~。地味でしたけどね。

ほんとに彼ブルースは、エンターテイナーの神髄を見せてくれたと思います。
俺はもう、めちゃんこ楽しくってしょうがないんだよ。どうだ、みんなも一緒に楽しまないか?!というメッセージに満ちあふれていました。


会場にはカメラ持ち込みが禁止されていたので、内緒撮りしたらボケちゃいました。でも、せっかく撮ったのでご紹介。
わたし達が会場に到着した頃の様子です。まだちらほら隙間があります。舞台裏から差し込む夕日がきれいでした。



舞台両脇にある巨大スクリーンには、ブルースの大アップが映っています。



四万個以上の幸せがピョンピョン跳び跳ねています。



「One! Two! Three! Four!」
彼の声がまだ頭の中に残っています。なにかやらなければならないのに、ぐずぐずしそうな時は、彼のかけ声を思い出そう。
『辛いことが続く世の中だけど、どんなにちっちゃな一歩でもいいから前に踏み出そう!』
そう何度も何度も励ましていた彼を思い出して、わたしもわたしの毎日の中で一歩一歩。
いいコンサートでした。
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みどり!ミドリ!緑!

2009年05月15日 | 家族とわたし
旦那の実家があるペンシルバニアに行ってきました。緑の世界の中で、牛や馬がのんびりと食事をしたり昼寝をしたり、のどかな田園風景が続きます。

旦那が十才だった頃に引っ越してきた家です。陶芸家の母が、人里離れた場所と林をあることを理由に、この家を切望したそうです。



キッチンに入ると母がなにやら野菜をザクザク切っていて、近づいていくと……やあやあ、もぎたてのアスパラガス!



ねえねえ、これっておかあさん達だけには多過ぎるよね!とわたし。
だからそれはあなた達の分、とおかあさん。
そうこなくっちゃ!

ということで、おかあさんがすっかり採ってしまった残骸アスパラガス畑を見に行くことにしました。
アスパラガスって、採られずに育つとこんなになります。初めて見た……。



ついでに、畑の周りの庭を撮ろう。でも、庭というよりは丘じゃん。クリスマスの時に雪が降ると、この丘は格好のソリ滑りの場所になります。



家の裏側の斜面を下ると林があります。林の中には小川があって、二年前の竜巻の被害を受けた後、ちょっとした池を造りました。
川面の写真を撮るのが大好きなわたし。旦那が「でっかい蛇が泳いでたよ」と言うのもかまわずにカメラを構えました。




今日は暑いぐらいの好天。野外コンサートには絶好の日和です。
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