美浦トレセン在厩のクレッシェンドラヴは、9日、ウッドで内田博幸騎手を背に追い切られました。
-調教時計-
20.09.09 内田博 美南W良 5F 67.4-52.5-39.8-13.0(8) 馬ナリ余力
ラージヒル(古馬3勝)馬ナリの外1.3秒追走同入
◇林調教師のコメント 「先行する馬を内に入れ、後ろから外に併せてゴール後もさらに2ハロン伸ばす形。長めから丹念に乗り込めたと思いますし、鞍上も『良かった』とのことでしたからね。今までは速い時計を出していましたが、今週はまた違ったパターンでやってみました。これで息も作れましたし動きも良好。いい追い切りだったと思います。引き続き、9月27日中山11R オールカマー(G2・2200m)に向けて調整していきましょう」
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月曜日のアナウンスでオールカマー参戦の方針と美浦トレセンへの帰厩が明らかになりました。
改めてになりますが、先週の近況にあった一文「週明けには調教師が来場し、順調度を確認。」が過去形なのか未来形なのかを私が理解できずに混乱したこともありますが、その前に、クラブにはオープン馬の次走予定に関してどう会員に伝えるべきなのか、一度考えて頂きたいとも思います。
もちろん厩舎ごとにスタイルは違うでしょうし、なかなか決め打ちしにくい場合もあると思います。それでもオープン馬の場合は対象レースは限られるわけですし、『AかBかCのどこかでいつ頃までに決めるつもり』ぐらいの情報提供はあって良いような気がします(^^ゞ
という余計な話はさておいて、クレッシェンドラヴ自身はとても調子が良さそうですね!
夏の暑さに参っている様子も全くなく、帰厩後一発目の追い切りで内田騎手を背に上々の動きを見せたようで。。林先生も相当に自信ありげなコメントですし、これなら多少強い相手でもビビる必要はなさそうです。
今のところの想定ではフィエールマンが断然の1番人気、カレンブーケドールとミッキースワローがそれに続く2、3番手、クレッシェンドラヴはステイフーリッシュやラストドラフトなどとともに4~6番手グループの一頭といった評価になっているようです。
ただし、私としてはミッキースワローさんとは互角の勝負ができると思っていますし、そうだとすればここがたたき台のフィエールマンさんとだってそれほどの差があるとは思いません。G1馬を含む相手にこう言っては失礼かもしれませんが、中山の2200mなら逆転があっても驚けないと思います(^^ゞ
【2019/11/10 福島記念(G3)でのクレッシェンドラヴ:公式HPより】
ドゥオーモは9日に札幌競馬場を出発。10日、栗東トレセンに到着しています。
◇野中調教師のコメント 「いきなりパッと走れるようなタイプではありませんので、まず10月11日京都11R 京都大賞典(G2・芝2400m)をひと叩きした上でローカル重賞へ。11月の福島記念、12月の中日新聞杯につなげていければと思います」
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ドゥオーモの次走が京都大賞典になりました!
本来であれば天皇賞からジャパンカップに向かう古馬一線級が選ぶ秋初戦のイメージですが、「 京都大賞典をひと叩きした上でローカル重賞へ」というのが渋いですね。ローカルG3制覇に向けたステップレースがG2戦というのも何ですが、こういう作戦が立てられるのもドゥオーモの状態が良い故と思っておきましょう。
それに、ドゥオーモの好走パターンは相手がどうこうよりも展開が全て。。例えG2戦でも前が流れて上りがかかるレースになれば、きっと見せ場ぐらいは作ってくれる気がします。(もしも好走したらそのまま天皇賞へ!という作戦は、ここでは内緒にしておきます(^^ゞ)
【坂東牧場在厩のドゥオーモ:公式HP(8/28更新分)より】
シュウジデイファーム在厩のカイザーノヴァは、おもに場内でハッキング3000mの調整となっています。
◇石川代表のコメント 「腰に若干の疲れが見られた程度で大きな反動はありませんが、いくらか体が細く映りましたのでBTC入りは慎重に。ここにきて大分フックラと見せるようになっています。調教師によれば、『あの走法で勝てるのは素質の証し』とのこと。『フォームの改善に取り組んでいきたい』ところです」
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さすがに今回の疲労回復は少し慎重に行われているようですね。
次走に関しては10/10東京のサウジアラビアRCか11/14京都のデイリー杯2歳Sと伝えられていますが、この感じだと10月ではなく11月のレースになる可能性が高いでしょうか。。どうやらこれからBTCに入って走行フォームの勉強もあるみたいですし(^^;)
ただですねぇ、この走行フォームの矯正というヤツが厄介な課題になるケースもあり…。
そもそも簡単に走行フォームが直せるぐらいなら育成段階からできていても良いわけですし、特にステラの仔は頭の高いフォームが代々受け継いできた個性だったりしますので。。まあ、これからのトレーニングでもしも改善できればラッキーですし、その過程で右へのモタれ癖がマシになったらさらにお得!、ぐらいの感覚で見守っていけばよいのかもしれません。
いずれにしても、前走の見事な勝利で矢作先生も本馬の素質を見直してくれた気がします。これからしばらくは地味なトレーニングになるかもしれませんが、それも期待の現れと考えて。当然ながら今やるべきことをしっかりこなし、一線級相手の重賞でも好勝負ができる実力をつけて欲しいと思います(^^)
【2020/8/23 クローバー賞でのカイザーノヴァ:公式HPより】
イクタトレーニングファーム在厩のゴッドシエルは、おもにダートコースでハロン16~18秒ペースのキャンター3200~4000mを乗り込まれています。9月上旬の馬体重は464kgです。
◇生田場長のコメント 「日によってはハロン15秒台になることも。まだ誰が乗っても大丈夫とまでは言えませんが、口向きなどの我慢が利くようになり、ハッキングでの感触が良くなってくるなど、大分クールなところが出始めています。馬体重や体つきも戻ったことですし、『そろそろまた手元で進めていきたい』と調教師。今週末もしくは来週にもトレセン帰厩となりそうです」
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走りが前向き過ぎると言われ続けてきたゴッドシエルですが、ゲート合格後に馬体回復をメインとして外厩で立て直したことが、「大分クールなところが出始めてきた」との精神面の成長にもつながったとすれば、こんなにうまい一石二鳥話はありません。
元々走り、動きに関しては水準以上の評価をもらえているわけですし、今週末か来週に帰厩をし、その後も身体が大きく減ることがなければ、今度こそデビュー戦に向けての調整が進んでいくことになるでしょう。
またまた先走った話で恐縮ですが、帰厩後の追い切りが順調にいけば、10/17京都5Rか10/25京都5Rの芝1800m新馬戦あたり。。どの距離から使い出すのかなど今のところ全く分かりませんし、10月京都の1800m戦だとトンデモナイ良血期待馬と一緒になるかもしれませんが、今どき如何にも王道っぽいデビュー戦も悪くないんじゃないかと思います(^^ゞ
宇治田原優駿ステーブル在厩のマーテルは、先週同様、おもにトラックで軽め2400m、坂路でハロン17~18秒ペースのキャンター2本を乗られています。9/8の馬体重は460kgです。
◇青山調教主任のコメント 「念のため、先週末も普通キャンターまでとしましたが、飼葉喰いは安定していますし馬体重もさらに微増。この分であれば今週末から週1回の15-15を取り入れていってもよいでしょう。8日までの暑さもひと雨きて、9日は過ごしやすい気温に。ここから改めて軌道に乗せていきたいところです」
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ペース落としの期間を十分にとって、再び週一回の15-15に戻すことになったようです。これからのペースアップで馬体が大きく減らないようであれば、10月前半のトレセン帰厩があるかもしれません。
もしも順調にペースが上がって10月前半の帰厩が成れば、11/15阪神の牝馬限定新馬戦(芝1400m)あたりでデビューとか…。と、そこまで考えるのは先走り過ぎでしょうが、そろそろデビュー戦に向けてしっかり前進を図っていきたいところです。
逆に言えば、週一回の15-15で再び大きく身体が減ってしまうようだと年内デビューが段々と怪しくなってきます。デビューを焦るタイプではないとは言え、年内デビューは一つの目安ではありますから…。正直、予想よりもだいぶ長く宇治田原さんにお世話になっていますので、何とか乗り越えて欲しいと思いますm(_ _)m