スポーツ報知のPOGブログで『バスラットレオン、サウジアラビアRC回避』という情報を見つけてしまいました。(鞍上が誰になるかとか、そんな心配はいらなかったみたいです(^^;))
さて、ここからは矢作厩舎です。今日はコントレイルの追い切り後、久々にセンセイとじっくり話したんですが、まぁ、聞くべきオープン馬が多い。それに加えて、2歳勢がとにかく好調です。実は来年の2歳世代のラインアップがすごくいいと結構前から聞いていたんですが、そんな来年のことより、今の2歳世代の勢いがすごいんですよね。野路菊Sを勝ったホウオウアマゾン(牡、父キングカメハメハ)なんて、仕上がり途上かなと思っていたけど、鮮やかな逃げ切り勝ち。こちらはデイリー杯2歳Sへ向かうことが決まりました。鞍上は引き続き松山J。ここはクローバー賞勝ちのカイザーノヴァ(牡、父モーリス)と2頭出しになりますね。こちらは引き続き、坂井Jが手綱を執ります。
あと、札幌2歳S3着後、サウジアラビアロイヤルCを予定していたバスラットレオン(牡、父キズナ)は疲れが抜け切らないため、同レースを回避することになりました。ただ、これは取材していると、無理をさせられないという大事を取っての判断。ホントに、この馬に対する期待は大きいようで、この休養が後々のためになると思います。実は、その他のデビュー予定も色々聞いたんですが、こちらは週末の更新分にて。
クラブから発表されたわけではないので確定ではないですが、過去の経験上、この情報に間違いはないと思います。サウジアラビアRCの回避は残念ですが、前走の疲れが抜けきらないのであれば否も応もありません。しっかりと疲れを取って、万全の状態で次のレースを勝って欲しいと思います。
まあ、考えてみれば札幌2歳Sはかなり厳しい競馬をしましたからねぇ。。まだ完成前の2歳馬があの形から3着に粘るのは、かなりの負担を強いられたはずですから…。この時期に無理をさせる必要は全くないですから、あくまでもバスラットレオンの状態優先で考えて頂ければと思います。
ただし、今回はあくまでも『大事を取っての回避』らしいので、それほど休みが長引くことはないでしょう。改めての目標設定については木曜近況で触れられるかもしれませんが、もしかしたら昨年コン様が出走した出世レース、東スポ杯2歳Sあたりがターゲットになる可能性もありそうです。
何しろ『この馬に対する期待は大きいようで、この休養が後々のためになる』ということなので…。いや、またまた先走って気が早い話をしてしまいました(^^ゞ
それからこれは余計な話ですが、記事の中の『実は来年の2歳世代のラインアップがすごくいいと結構前から聞いていた』という部分。。その、『すごくいいラインアップ』の中に、ミスペンバリー'19やステラリード'19も入っていると思って良いのでしょうか??(^^;)
このところ2歳サイアーランキングをチェックしていますが、やり出すと結構面白いものですね。特に今年は期待の新種牡馬を含めた混戦になっているので、一口馬主目線からも相当に興味深い争いに見えています。
9/19~21は中山と中京で3日間の開催でしたが、その中でモーリスが4勝の固め打ち。前週からの首位をキープするだけでなく、2位のドゥラメンテに3千万円の差をつける結果になりました。これで獲得賞金だけでなく、勝ち星、勝ち上がり頭数でもドゥラメンテを捉えて首位タイになりましたので、2歳チャンピオンサイアーに一歩近づいたと言って良いかもしれません。
モーリスに関しては、早期デビューで人気を裏切っていた期待馬たち(レガトゥス、テンバガー、ポールスター、ゾディアックサインなど)が2戦目でキッチリ勝ち上がるパターンが目立ちますし、夏後半から秋口になり、いきなり新馬戦から力を出す馬(ブルメンダールなど)も増えていると思います。
これはモーリスが晩成傾向の強い種牡馬であることに加え、精神的に落ち着き過ぎな馬、初戦向きではない産駒が多いことも影響しているように思います。現時点の代表産駒であるカイザーノヴァはテンションの高い馬ですが、これは母系由来の部分が大きいと考えられますから、やはり、基本的にモーリス産駒はレースを使いなら強くなっていくタイプが多いのではないでしょうか。
結局のところ、今後はモーリスの産駒数の多さがリーディング的に非常に有利に働いてきそうです。秋から冬に向けて、成長力を武器に益々素質馬が力を出し始めるとすれば、数の力で2位以下を引き離す可能性もありそうです。
そんなこんなを考えていたら、広尾TC秋の追加募集(まだあると決まったわけではありません(^^;))の作戦がひとつ見えてきました。それは、モーリス産駒のステラリード'20(つまりカイザーノヴァ全弟)をあえて当歳募集にしてしまうことです!
いや、私自身はそうなることを望んでいるわけではないのですが、全兄カイザーノヴァがデイリー杯2歳Sに挑むタイミング、モーリス産駒が見直されてきた現状などを考えると、新規会員獲得の目玉として仕込んでくる可能性があるのではないかと…。根拠が弱い勝手な想像なので、全く気にする必要はないですが、何となくありそうな気がするんですよねぇ(^^;)
**種牡馬ランキング(JRA/2歳/総合/9月21日まで)**(馬名赤字は新種牡馬)