クレッシェンドラヴが産経賞オールカマーに登録されました。登録馬は10頭ですが、いずれも重賞路線で実績を積んできた馬たちで、秋のG1路線を睨むツブ揃いのメンバーです。
ただ、パッと見で分かるように、アウトライアーズ以外の馬は全てここが休み明けの一戦。このところ充実していてポン駆けが利くクレッシェンドラヴにとっては悪くない条件だと思います。
ドスローになって伏兵に逃げ粘られるのは怖いですが、その場合でもフィエールマンとミッキースワローより前で勝負ができれば…。いや、これだけ頭数が落ち着くと、何だかんだで最後は地力勝負になる可能性が高いでしょう。今のクレッシェンドラヴにとってそれは望むところなのですっ!
**2020/9/27 中山11R 産経賞オールカマー(G2/芝2200m)登録馬**
競馬ラボ 『【オールカマー】天皇賞馬登場!中山巧者にチャンスあり!?』
昨秋は凱旋門賞に出走したフィエールマンが、今年はオールカマーで秋初戦を迎える。昨年は春の天皇賞から、凱旋門賞の前哨戦として札幌記念へ駒を進めて3着となった。今回も春の天皇賞1着以来の実戦となるが、休み明けの仕上がり具合に加えて舞台適性についても改めて考慮したいところだ。
昨年の2着馬ミッキースワローも出走を予定している。今年初戦のAJCCではアクシデントによる不利を受けたこともあり4着に終わったが、日経賞では勝利をあげた。2017年にはセントライト記念も制しており、中山実績は十分。今回はフィエールマン同様に天皇賞(春)以来の実戦となるため、調整過程に注目だ。
昨年5着のクレッシェンドラヴもスタンバイ。昨年のオールカマー以降に福島記念、七夕賞と重賞タイトルを2つ手に入れた。肉体面、精神面での成長具合をチェックしておきたい。また重賞勝ちこそないものの、昨年オークス、秋華賞、ジャパンカップで2着と健闘したカレンブーケドールも成長が楽しみな1頭だ。今年初戦の京都記念2着以来の実戦でどのような姿を見せてくれるか。
他にも1年以上の長期休み明けになるが、2018年京成杯とセントライト記念を制したジェネラーレウーノ、今年のマーメイドステークスで2着に入り初の重賞制覇を狙うセンテリュオなども面白そうだ。
パンサラッサが神戸新聞杯に登録されました。登録馬は18頭で、今日のセントライト記念が12頭立てだったのに比べると、何故か希望馬が多くなっています。正直、メンバーのツブもこちらの方が揃っていそうな印象で、これならセントライトで勝負した方が良かったのでは?などと余計なことを考えてしまいました(^^ゞ
ただですね、(セントライト記念を見た感想記事でも書きましたが)コントレイルさん以外の馬たちとは、展開次第で互角以上に戦えても不思議はないんじゃないかと…。あまり偉そうになってはいけませんが、『トライアル好走からの本番大敗組』にはかなり追いついているような気がしています。
初距離の2200mは多少不安ではありますが、是非頑張って欲しいと思います!
**2020/9/27 中京11R 神戸新聞杯(G2/芝2200m)登録馬**
競馬ラボ 『【神戸新聞杯】無敗の二冠馬コントレイルを止める馬は…』
二冠馬コントレイル登場。格の違いを感じさせる走りで皐月賞、日本ダービーを制した世代ナンバーワンホースのパフォーマンスを、この秋も楽しみたい。ダービー3着のヴェルトライゼンデは当初セントライト記念を目標にしていたものの、熱発の影響で自重。こちらに登録してきた。1週延びているため、状態、気配には気を付けたい。
同じくダービー出走組のディープボンド、マイラプソディなどは重賞やリステッド競走で好走実績を残している。ダービーの着順にかかわらず好走の可能性は秘めており、ひと夏を越えての成長具合をチェックしておきたい。また春のクラシック出走は果たせなかったが、スプリングステークス4着、京都新聞杯3着と堅実な走りを見せたファルコニアも成長を期待したい1頭だ。他にはラジオNIKKEI賞2着のパンサラッサが、春の実績馬たちとどのくらい差を詰めてこられるかも注目したいところ。
ZBAT!競馬 『【セントライト記念】逃走劇再び!バビットが重賞連勝 09年の覇者ナカヤマフェスタとの父子制覇達成』
第74回セントライト記念(3歳G2、芝2200m)は、内田博幸騎手騎乗の4番人気バビット(牡、栗東・浜田多実雄厩舎)がハナに立ってレースを進めると軽快に飛ばし、4コーナーで後続を一度引き付けて直線で一気に突き放して快勝。春の実績馬と夏の上がり馬が激突した菊花賞トライアルを制し、重賞2勝目。打倒コントレイルに名乗りをあげた。タイムは2分15秒0(良)。2着はサトノフラッグ(1番人気)、3着にはガロアクリーク(2番人気)が入線。なお、この上位3頭までに菊花賞への優先出走権が与えられた。
バビットはデビュー3戦目に未勝利戦を勝つと、その後は早苗賞→ラジオNIKKEI賞を逃げ切り勝ち。バビットの父は2009年のセントライト記念勝ち馬ナカヤマフェスタで、同レースの父子制覇を達成した。
セントライト記念を勝ったバビットは、父ナカヤマフェスタ、母アートリョウコ、母の父タイキシャトルという血統。北海道浦河町・大北牧場の生産馬で馬主は宮田直也氏。通算成績は6戦4勝。重賞は今年のラジオNIKKEI賞に次いで2勝目。セントライト記念は浜田多実雄調教師、内田博幸騎手ともに初勝利。
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ラジオNIKKEI賞でパンサラッサに勝ったバビットが、G2セントライト記念でも逃げ切り完勝劇を見せました。ラジオNIKKEI賞の勝ちっぷりが鮮やかだったのは、『最内枠から楽々とロスの無い競馬ができたから』という部分もあったハズですが、それにしても2着のパンサラッサに0.8秒差をつけていましたからね。逆に言えば、バビットが改めて強さを見せてくれて、少し安心できたような気もします。
しかし、今日のバビットはサトノフラッグやガロアクリークといった春の実績馬を寄せ付けなかったわけで、今年の3歳世代は引き続き『コントレイルが別格の強さ、サリオスが2番手、その他は混戦』という勢力図なのかもしれません。そうだとすれば、来週、神戸新聞杯に挑むパンサラッサも、コントレイル以外の春の実績馬にビビる必要は全くないんじゃないでしょうか(^^ゞ
もう一つ、前走に続いてバビットに騎乗した内田騎手が、非常に上手く逃げ切り勝ちを演出したのも良かったです。最内枠から楽にハナをとれた前走とは違い、6番枠からスタート後に押しての逃げ主張でしたが、実際には1000m通過62.6秒のマイペース。1000m過ぎからペースを上げて、少しずつ後続各馬のスタミナを削る巧みな騎乗で勝ちを呼び込んだと思います。
実は内田騎手、7月にバビットでラジオNIKKEI賞に勝った翌週、クレッシェンドラヴで七夕賞を勝っているんですよね。そして、今度はバビットで勝った翌週にクレッシェンドラヴでオールカマーに挑むという…。もう何が言いたいかバレバレだと思いますが、とにかく、パンサラッサにとってもクレッシェンドラヴにとっても、今日のバビットの勝利は流れを呼び込む嬉しいニュースだと思います!
**2020/9/21 中山11R セントライト記念(G2/芝2200m)・良**
スポーツ報知『5打差逆転を狙った松山英樹は78で17位、石川遼は51位、今平周吾61位、怪物・デシャンボーがメジャー初優勝 全米オープン最終R』
◇米男子プロゴルフツアーメジャー第2戦 全米オープン
5打差4位から逆転でのメジャー初制覇を狙った日米通算13勝の松山英樹(28)=LEXUS=は1バーディー、6ボギー、1ダブルボギーの78と崩れ、通算8オーバーの17位で終えた。最終組の1つ前で、10年全英オープン覇者のルイ・ウェストへーゼン(37)=南アフリカ=と同組でティーオフ。松山は序盤でサバイバルマッチから脱落し、逆転優勝は厳しくなった。
風もあり、前日まで好調だったティーショットを曲げた。出だしの1番パー4は左の深いラフに入れ、3オン3パットのダブルボギー発進。2番パー4も左ラフ、3番パー3もグリーン左ラフ、4番パー4も左ラフで3連続ボギー。いきなり4ホールで5つスコアを落として、首位の背中が一気に遠のいた。6番パー4で4・5メートルを沈めて初バーディーを奪うも、その後3ボギーを喫した。
2打差2位で出たブライソン・デシャンボー(27)=米国=が1イーグル、2バーディー、1ボギーのベストスコア67をマーク。今年、肉体改造で飛距離を一気に増した“怪物”は、この日唯一のアンダーパーをたたき出して通算6アンダーで、最終日逆転で初のメジャー優勝を果たした。単独首位で出た初出場のマシュー・ウルフ(21)=米国=が6打差の2位。
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久しぶりに男子プロゴルフの試合をじっくり見たのですが、なんか、もう、私が理解しているゴルフとは完全に別のスポーツ過ぎて笑えてきますね(^^;)
優勝したデシャンボー選手は185cm100kg超の体格で、上背はそれほどではないものの、シルエットは陸上競技のハンマー投げ選手を思わせるもの。丸太ん棒のような腕をまっすぐに伸ばしてドライバーを振り回し、ギューンと飛ばしてキャリーは楽々300ヤード以上。しかも、どの選手も300ヤードは平気で飛ばすというのですからやってられません。
大体、514ヤードのパー4とか304ヤードのパー3とか、スゴイとか感心するとかそういう次元を超えていますから…。コレはアレですね、いずれ飛距離を抑えるレギュレーションを考えないと、プロツアー開催コースはごく限られた『土地の余った国のコース』だけになってしまうでしょうねぇ。
最近、国内のツアーでは男子より女子が上位の存在になっていますが、あまりにも現実離れした男子の飛距離がその一因なのではと思えたりします。すごいなぁと感心するのは楽しい反面、あまりにもスゴ過ぎて白けてしまうこともありますので。。いや、これはあくまで個人的な感想で、本当は女子の方が華やかでフレンドリーだからというのが理由かもしれませんけれど(^^ゞ
ということで、期待の松山選手がアッという間に優勝争いから脱落してしまった所為で、深夜に余計なことを考えながら観戦せざるを得なかった私なのでしたm(_ _)m