チャンピオンヒルズ在厩のバスラットレオンは、おもに坂路でハロン17~18秒ペースのキャンター1本を消化。週1~2回の速めを開始しています。
◇小泉厩舎長のコメント 「まだ脚元が完全に固まってくる前の若馬といった感じですが、今は落ち着いていることですし、試験的に13-13で登坂した後も問題なくきています。動き自体も良好で、この調子で速めの本数を重ねていければと思います。厩舎陣営によれば、『今月末もしくは来月の出走を目指して』とのことでした」
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一般の競馬メディアでは『次走は京都2歳Sに決定』といった情報が出ていますが、今回の近況によれば、必ずしも今月末=京都2歳Sでの復帰が決まっているわけではなさそうです。13-13の試験走も無事にクリアし動きも良いとのことなので、9割方は京都2歳S出走なのだと思いますけれど。。
要するに、当初から矢作先生が素質を高く評価している馬だけに、少しでも不安があれば無理に出走はさせないということなのでしょう。もちろんそれはありがたいことですし、バスラットレオンは2歳戦が勝負のタイプではないですからね。成長途上の今はあくまで馬優先で使っていき、来たるべき大勝負に備えたいところです。
まあ、大舞台に進むためには賞金も必要ですし、ある程度のレース経験もあるに越したことはないです。そのあたりのバランスは難しいですが、何だかんだできっとうまくいくような気がします(^^)
ウォーキンギマシンを一週間ほど行ったあとにトレッドミルへ。気持ちが高ぶってのアクシデントなども心配でしたが、何とか落ち着いて対応してくれたようで良かったです。
とは言え本馬の場合は成長待ちの要素が強いですから、あまり先を急ぐことはしないのでしょう。ステップアップについては、あくまで心身の状態を確認しつつ慎重に。。ジャパンカップ出走を表明した兄、クレッシェンドラヴの面倒も見て頂いているテンコーさんの手腕に期待したいと思います。
素質の高さは間違いないと思いますので、まあ、そのうちに何とかなってくれるでしょう。
【シュウジデイファーム在厩時のラヴマイウェイ:公式HP(2020/10/23更新分)より】
イクタトレーニングファーム在厩のマーテルは、おもにハッキング2000mの準備運動後、走路でハロン17~18秒ペースのキャンター3200mを消化しています。11月初旬の馬体重は460kgです。
◇生田場長のコメント 「左右どちらの周回時でも右に向きやすい走りになっているということは、左の口が硬いということになりますよね。まずは馬をリラックスさせること、そしてストレッチを多めに取り入れ、口向きに気を付けて乗っていくことで、左右均等に良い筋肉をつけていければと思います。走行姿勢を整えつつ、坂路入りにつなげていきたいところです」
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ここにきて口向きの課題が大きくクロースアプされてしまいました。先週の近況を見た時点である程度時間がかかることを覚悟はしましたが、何となくイイ感じがしない報告が続いて心配です。ここでジタバタ慌てても仕方がないですし、デビュー前に基本をしっかり見直すチャンスができて良かったと思いたいところですが…。
とにかく今は口向き、走行フォームを整えることを第一に進めて頂き、その間に馬体がもう一回り成長してくれるなどのプラスアルファがあると嬉しいですね。この時期に立ち止まって基本をやり直したことが、将来の大きな飛躍につながることを期待します!