**2020/11/15福島11R 福島記念(G3/ハンデ/芝2000m)15:20発走**
◎ バイオスパーク
○ ヴァンケドミンゴ
▲ ドゥオーモ
△ トーラスジェミニ
△ ワセダインブルー
△ レッドアネモス
△ テリトーリアル
△ マイネルサーパス
ドゥオーモは8枠15番からになりました。16番にレッドローゼスがいますので、おそらくこの2頭が並んで最後方から、ということになるでしょう。
展開的にはトーラスジェミニ、バイオスパーク、ウインイクシード、テリトーリアルといったあたりがある程度やり合って前が流れてくれて、3角手前からロングスパート気味に追い上げる流れになれば。4角大外は厳しいコースですから、コーナーの内側、あるいは馬群の中を突くカタチになれば最高です。
結局のところ、直線の短いコースなので、4角から直線入り口までにどこまで差を詰められるかが勝負です。そこから前が開くかどうかは運の要素も大きいですが、もともと後方待機からの一発狙いにある程度のリスクは織り込み済み。藤岡康騎手も函館記念のイメージで乗ってくれるでしょうから楽しみです。
ライバルはたくさんいて馬券的には非常に難しいレースになりました。今のところ一番人気はヴァンケドミンゴで4.3倍、単勝20倍以下に12頭がひしめく大混戦ですからね。一応、無理やり印はつけましたが、ドゥオーモを含めてどの馬が勝っても驚けない、ローカルハンデG3らしいレースだと思います。
デイリー杯2歳Sで5着となったカイザーノヴァの関係者コメントです。
◇坂井騎手のコメント 「高速馬場で前が止まらない競馬が続いていましたし、ゲートを出てくれましたので、そのままあのポジションから運んで行きました。結果的にはこの馬場がこたえて脚を溜めることができませんでしたが、最後も止まっているわけではありませんからね。道中で何回も手前を替えていましたし、その辺りの幼さが解消してくればもっと反応できるようになり、際どい競馬になってくると思います」
◇矢作調教師のコメント 「本馬には不向きな高速馬場でしたね。それでも暮れの本番まで中4週ありますし、力が要る馬場になれば、まだやれると思っています。今日は高速馬場に泣かされました」
◆クラブのコメント 「ゲートが良すぎて前々の競馬となり展開も厳しくなった上に、高速馬場のレコード決着。頭の位置が高く、終始若さを覗かせる現時点での本馬には対応しかねるレースとなりました。なお、このあとは、12月20日阪神11R 朝日杯フューチュリティS(G1・芝1600m)を意識。まだ奥はありそうですので、持てる能力をフルに発揮するためにも、メンタル面の成長が待たれるところです」
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やはり、現状では走りの完成度そのものが問われる高速馬場だと厳しい感じですかね。勝ったレッドベルオーブや惜しい2着のホウオウアマゾンには0.9秒離されましたので、今日のところは完敗でした。
ただ、課題と言われた初めての輸送競馬でも、パドックや馬場入場時のテンションは心配したほど高くなかったですし、この馬なりに成長してくれているのも確かです。矢作先生も「力が要る馬場になればまだやれる」と全く諦めていませんし、おそらくこのまま朝日杯FSに向かうことになるのでしょう。
正直、もう少しやれると思っていたので残念な結果ではありますが、あと4週間でのさらなる成長と多少の馬場悪化(スミマセンm(_ _)m)を祈りたいと思います。
デイリー杯2歳ステークスに出走したカイザーノヴァは5着でした。
【レース内容】絶好のスタート。ホウオウアマゾンに外から並んで2番手に。スタートが良過ぎたことがアダになったか、前半はやや掛かり気味、頭を上げての走りになってしまいました。それでも3角手前でスーパーウーパーがハナに立ったあとは走りも落ち着き、4角手前からポジションを上げて直線へ。直線入り口の手応えはホウオウアマゾンに負けていないかと思いましたが、いざ追い出すと速い脚を繰り出せず(直線の坂も響いた?)、結果、後続勢に交わされての5着入線となりました。
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今日は全く伸びませんでしたねぇ。。(^^;)
どうなんでしょう、あれほどスタートが良いと却って馬が焦ってしまうとか、あるんですかね? まあ、元々コントロール自在なタイプではないですし、今日はカイザーノヴァの難しい部分が出てしまったのかもしれません。
それでも3角手前から直線入り口までは良い形が作れましたし、これはいけるかも!?と思ったのですが…。レコードが出る高速馬場が向かなかった面はあるでしょうが、1200~1400のラップタイム10.9秒のところで速い脚を使えなかったことは、今日のところは真摯に受け止めなければいけません。(やはり坂は苦手なのかなぁ…)
ただ、最後まで頑張って5着を確保したのは偉かったです。気性も身体も走りもまだまだ幼い馬なので、一つ一つのレースが良い勉強、貴重な経験になっていくハズ。。函館2歳Sで5着に負けたあとクローバー賞で一変してくれたように、何かのスイッチ次第で全く違った姿を見せてくれる可能性もありますしね。(1着→5着→1着→5着と来ているので次は1着かな!?(^^ゞ)
とにかく今日はお疲れ様でした…です。敗因は様々(結構たくさん(^^;))考えられますが、休み明けを一度使った次走での巻き返しに期待したいと思います!
**2020/11/14阪神11R デイリー杯2歳ステークス(G2/芝1600m)・良**
吉澤ステーブルWEST在厩のヴィジャーヤは、おもに坂路でハロン16~18秒ペースのキャンター2本を消化。週1~2回の15-15を乗り込まれています。
◇佐藤マネージャーのコメント 「速めを入れ始めてから動きのバランスやフットワークが良くなりつつありますね。坂路の1ハロンはリズム良く行けますが、2ハロン目になると急にスイッチが入り、前向きすぎる姿勢で走りがち。そこで抑えると頭を上げて右口が利かずコントロールが難しくなってくるんですよね。血統的なものもあるのでしょうか、少々手が掛かっている状況ですが、それでも毎日少しずつ覚えて状態は良くなってきました。ここさえ良くなれば、能力的には高い馬だと思います」
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今週中にも入厩するかと思っていたヴィジャーヤですが、そう簡単にはいかなかったですね。理由は、全体的には良化傾向であるものの、坂路に入ると2F目からスイッチが入って最終的にはコントロールがし難くなるという…。まあ、さすがにそれでは『もう少し外厩で勉強をしてから』と言われても仕方がないですかね(^^;)
それでも佐藤マネージャーから「能力は高い馬」との評価も貰えましたし、ここは焦らずできることをやってから入厩した方が良いでしょう。「毎日少しずつ覚えて状態は良くなってきた」とあるように、教えてあげれば進歩をする状況にあるワケで、中途半端に急いで今まで覚えたことが飛んでしまっては面倒ですしね。
年内デビューのためには今月中には入厩したいところですが、ちょっとギリギリになってきた感じです(^^;)
【吉澤ステーブル在厩時のヴジャーヤ:公式HP(2020/10/23更新分)より】
シュウジデイファーム在厩のステラリード'19は、おもにBTCの直線ウッドチップ馬場や坂路でハロン22~24秒ペースのキャンター1~2本を乗られています。10月下旬の馬体重は491kgです。
◇石川代表のコメント 「適度に胴伸びがあって、余裕のある体の造りですよね。やはりテンションは高めですが、半兄のカイザーノヴァがギャンギャンしていたことを思えば、我慢できている方ではないでしょうか。ゲート練習については、(レースで使用している発馬機よりも)少し大きめの枠を通過させるところから進めています」
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9月の477kgからまた馬体が増えて491kgになりました。兄のカイザーノヴァは1歳12月で450kgほどでしたから、馬体のサイズ、スケールはだいぶ違うということになります。以前、木村さんが「ステラの仔の中で一番大きくなる」と仰っていましたが、どうやらその予言は的中したようです。
ただ、石川代表が「適度に胴伸びがあって余裕のある体の造り」と仰るように、体重の割りには重さを感じませんし、成長途上にあっても極端にシルエットが崩れないのはさすがです。歩きを見ても運動神経の良さが充分に伝わってきますので、姉パラスアテナ、兄カイザーノヴァを超える活躍を期待したいです。
そしてステラ仔に共通の課題である気性については、「テンションは高めだがカイザーノヴァに比べれば我慢できている方」と微妙な表現になっていますが、少なくともカイザーノヴァも競馬は出来ているわけで、今のところは『充分に許容範囲』と思っておくしかないでしょう。まあ、最初からステラに大人しい優等生タイプを期待する方がアレですし、牡馬は多少の荒々しさを持っている方が強そうですからね(^^ゞ
【シュウジデイファーム在厩のステラリード'19:公式HP(2020/11/13更新分)より】
シュウジデイファーム在厩のミスペンバリー'19は、おもにBTCの直線ウッドチップ馬場や坂路でハロン22~24秒ペースのキャンター1~2本を乗られています。10月下旬の馬体重は478kgです。
◇石川代表のコメント 「性格の良い馬で無駄な動きが少ないタイプです。集団調教の中でも隊列を乱すようなことはなく、淡々としっかり落ち着いて走ってくれています。ゲート練習については、(レースで使用している発馬機よりも)少し大きめの枠を通過させるところから進めています」
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9月から10月の一ヶ月で馬体重が462kgから478kgまで増えました。全体的な印象は大きく変わっていませんが、あえて言えば、少し胴に伸びが出てきたでしょうか。まだトモが高く見えますし、もうひと回り、ふた回り大きくなるのかもしれません。
「性格が良く無駄な動きが少ない」「集団調教の中でも淡々と落ち着いて走れる」と、トレーニングを進めるうえで何の問題もない様子が伝えられたとおり、パンサラッサに続いてミスペンバリーは優等生タイプの仔を出してくれたようです。ただし馬体のスケールはパンサラッサよりコチラですから、自然と期待も高まりますね。
兄パンサラッサは福島記念を除外になったばかりですが、出資者としてはいずれ重賞を勝ってくれると期待をしています(多分、矢作先生も)。そして馬体のスケール同様、本馬には兄の上を行く活躍をして欲しいわけですが、今のところその可能性、手応えは充分と言って良さそうです(^^)
【シュウジデイファーム在厩のミスペンバリー'19:公式HP(2020/11/13更新分)より】