テンコートレーニングセンター在厩のクレッシェンドラヴは、おもに周回コースでのウォーミングアップ後、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター2本を消化。週2回の速めを乗り込まれています。
◇伊藤マネージャーのコメント 「9日に終い39.9-12.4で登坂。比較的重たい馬場でしたが、それを感じさせない様子で駆け上がっていきました。ここで1回速めを取り入れたことで、またひとつ状態を上げてくれるのではないでしょうか。午前中は風が吹き抜けて暑くないですし、馬はいつも元気にしてくれています」
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いやぁ、本当にありがたいですよね。こういう重鎮的な立場の馬が元気にしていて、まだ若いもんには負けないぞ!的な雰囲気を作ってくれるだけで、何となく安心感に浸れるような気がしています。
もちろん、クレッシェンドラヴにそんなつもりがあるわけもなく、私が勝手に感じているだけなのですが、パンサラッサやバスラットレオンはG1、G2を勝っているから…とかではなく、クレさんが元気でいてくれることの価値は、それ以上のプライスレスなんですよね。(意味が分からんかもしれませんけれど(^^ゞ)
とにかく、まずはこの夏を順調に夏を過ごしてもらい、オールカマーで元気な姿を見せて欲しい。。と思っていますので、万が一他の選択肢がある場合は、早めに教えて頂けるとありがたいですm(_ _)m
【テンコートレーニングセンター在厩のクレッシェンドラヴ:公式HP(2022/8/3更新)より】
チャンピオンヒルズ在厩のヴィジャーヤは、おもにフェルトダート周回コースで軽いキャンター1000m、ウッドチップ坂路またはフェルトダート坂路でハロン15~17秒ペースのキャンター1本を消化。週1回の速めを乗り込まれています。
◇畠山厩舎長のコメント 「先週、調教師にチェックしてもらい、週末にはウッドチップ坂路で半マイル58秒台。ここからは強めも織り交ぜつつ乗り込んでいきたいと思います。師によれば、『今度は交流戦も視野に入れていきたい』とのこと。うまく態勢を整えていきたいですね。馬房内や馬場入りの際などに煩くするようなことはありません」
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先々週から始まった15-15をさらに進めて半哩58秒を消化、これからさらに乗り込んでいくとのことなので、遅くとも9月前半には復帰戦に挑むことになりそうです。これだけの猛暑の中でも順調にペースを上げているあたり、夏でも簡単にへこたれないタフさがあるってことですから、強みを生かす意味でも残暑の季節に逆襲を企てたいです(^^ゞ
という話は奥村先生にお任せするとして、次走は「交流戦も視野に入れていきたい」とのこと。。おそらく第一候補は地方交流戦になるのでしょうが、最近は希望馬多数で出走が叶わないケースが増えていますので、一応、中央ダート短距離戦で勝負のつもりで心構えをしておきます。
【2022/7/3小倉12R 3歳以上1勝C(ダ1700m)でのヴィジャーヤ:公式HPより】
2022ジャックルマロワ賞(G1) 日本馬の近況(8月9日(火曜)):JRA
8月14日(日曜)にフランスのドーヴィル競馬場で行われるジャックルマロワ賞(G1)に出走予定のバスラットレオン(牡4歳 栗東・矢作 芳人厩舎)の調教状況および関係者コメントをお知らせします。
9日(現地時間8月9日(火曜))の調教状況
ドーヴィル競馬場 ダートコース 1,600メートル キャンター 坂井瑠星騎手騎乗
矢作芳人調教師のコメント 「通常どおりのメニューを消化して、特にイレ込むこともなく変わりありません。明日(10日)は芝コースで追い切りの予定です。」
坂井瑠星騎手のコメント 「変わらず順調に来ています。」
バスラットレオンは引き続き順調のようです。
本追い切りは「10日に芝コースで」とのことですが、伝えられている前走後の様子などから考えて、きっとドーヴィル競馬場の感触を楽しむような、良い動きを見せてくれることでしょう。
矢作先生や坂井騎手の「(いつもと)変わりありません」の言葉が妙に心強いと言いますか、バスラットレオンもそういう(普通に調子が良ければ強い)馬になったんだなぁと、何となく感慨深かったりしています(^^)
ジャックルマロワ賞は馬券販売もありますし、本追い切り後にはまたJRAさんや競馬メディアが様子を伝えてくれると思いますので(もちろんクラブも(^^ゞ)、本番までのあと数日をいろいろ楽しんでいきたいと思います。
そう言えば、パンサラッサのアイドルホースオーディション投票締め切りは、ジャックルマロワ賞当日の8/14までなんですよね。これも何かの縁というのはさすがにコジツケが過ぎるでしょうが…
あえて『これも何かの縁なので』、今日も パンサラッサに1票を!
JRA 京都競馬場 Presents アイドルホースオーディション 2022
【仏G1・ジャックルマロワ賞】成長したバスラットレオンで狙う矢作芳人調教師の最終目標とは : スポーツ報知
JRA海外馬券発売対象のジャックルマロワ賞・仏G1(日本時間14日22時55分発走予定)はドーヴィル競馬場の芝直線1600メートルで行われる。日本からはバスラットレオン(牡4歳、栗東・矢作厩舎)が98年タイキシャトル以来の日本調教馬2勝目に挑戦する。
最後のピースはここで埋める。ドバイ、オーストラリア、香港、アメリカ…。世界各地のビッグレースを制してきた矢作調教師が「最終目標」と公言しているのがヨーロッパだ。今回の遠征前にも「最も高い壁であり、最も取りたいところでもある」と力を込めていた。
その思いを乗せ、ジャックルマロワ賞に送り出すのはバスラットレオン。前走のサセックスSでは発馬直後につまずきながらも先手を奪うと、レーティング世界トップのバーイードなどを相手に4着と健闘した。「次走への希望が見えたレース。次のコースは平坦ですしね」と手綱を執った坂井。異国の地でも自分の競馬を貫き、ラスト1ハロンまで先頭で踏ん張った走りに手応えは深まった。
もともと、時計勝負よりも力を要する芝への適性を見込んで、決断した欧州遠征。現地では昨秋の米G1・ブリーダーズC制覇(フィリー&メアターフ=ラヴズオンリーユー、ディスタフ=マルシュロレーヌ)と同じように、僚馬のキングエルメスと2頭で常に行動した。現地での約1か月半の滞在で「走りがよくなって、馬が力をつけているのを感じます」と成長を感じ取るトレーナー。今までの経験を生かし、確かな戦略に基づいた挑戦で、今度は欧州をアッと言わせるか。(山本武志)
武豊騎手が語るドーヴィル競馬場 「雨が降ったら馬場は重くなるけど、ストレートで、すごく乗りやすい」 : スポーツ報知
JRA海外馬券発売対象のジャックルマロワ賞・仏G1(日本時間14日22時55分発走予定)はドーヴィル競馬場の芝直線1600メートルで行われる。日本からはバスラットレオン(牡4歳、栗東・矢作厩舎)が98年タイキシャトル以来の日本調教馬2勝目に挑戦する。ドーヴィル競馬場をよく知る武豊騎手(53)=栗東・フリー=がエールを送った。
ドーヴィル競馬場と言えば、日本の第一人者、武豊をおいて語れない。98年のモーリスドゲスト賞。武豊騎乗のシーキングザパールは3番ゲートからポンと好スタートを決めると、先頭に立ち、そのまま後続を寄せ付けず1分14秒7のコースレコードでV。歴史に残る日本調教馬の海外G1初制覇だった。
「すごくいい競馬場で、大好きですね。避暑地にあって、雰囲気もいい町」と振り返るユタカは、快挙を達成した、平坦で起伏のない直線コースについて「雨が降ったら馬場は重くなるけど、ストレートな競馬場なので、すごく乗りやすいですよ」と説明。「僕が勝った1週間後にジャックルマロワ賞でタイキシャトルが勝っちゃったからね」と当時の日本の最強マイラーの雄姿も同じレースに騎乗して見ていた。
そのジャックルマロワ賞は芝の直線1600メートルで、自身も過去に5度騎乗し、08年にはナタゴラで2着だった。「直線の1600メートルは日本にないからね。夏のフランスのビッグレースで、マイルチャンピオン決定戦。今回はメンバーも強いよね」と注目。自身がパイオニアとなった日本調教馬の海外G1制覇については「僕が行ったときとは状況も全然違う。今や世界のビッグレースで日本馬も大活躍しているし、今回も楽しみですね」。自らが歴史を刻んだ地でバスラットレオンの活躍を期待する。(恩田諭)