この夏一番の注目を集める一戦だけあって、競馬メディアさんの記事にも気合が感じられます。特に、ラジオNIKKEIさんは岡助手のコメントを詳細に伝えてくれていて、大一番前の雰囲気を盛り上げてくれていますね。
もう、私からはあえて言うことはないのですが、追い切りを終えた時点で(比較的慎重で辛口の)岡助手が、「ドバイや宝塚記念に近い状態」と仰っていますので、8分を超えて9分通りの仕上りで出走できそうなのが心強いです。
池田厩務員さんも「止まるイメージはない」とコメントしている通り、もしも9分の仕上りで出走できるなら、そしてゲートさえ決まってしまえば、周りの馬たちは相当に苦労するのではと思います。
ゲートを出たら周りを気にせず行くだけ。。ジャックドールさん陣営は、自分のリズムで…的な話をしていましたから、久しぶりにパンサラッサらしい大逃げが炸裂するかもしれません(^^)
パンサラッサ躍動感ある動きで11秒4 池田厩務員「姿勢が低くていいフォーム」/札幌記念:極ウマ・プレミアム
<札幌記念:追い切り>
パンサラッサ(牡5、矢作)は朝一番の芝コースで単走し、馬なりで4ハロン51秒8-11秒4をマークした。
軽めの調整だったが、躍動感のあるフォームでぐっと加速した。池田厩務員は「姿勢が低くていいフォーム。さすがのフットワークですね。函館に入厩直後はおっとりしていたけど、やるごとに気が入って心臓がしっかりしてきた」と手応え十分。
持ち前の強心臓で大逃走劇を狙う。
【札幌記念】函館レポート パンサラッサ:競馬実況web:ラジオNIKKEI
8月21日(日)に札幌競馬場で行われる第58回札幌記念(GII)に出走を予定しているパンサラッサ(牡5、栗東・矢作芳人厩舎)について、追い切り後の岡勇策調教助手のコメントは以下の通り。
「宝塚記念の後は北海道に放牧に出て、牧場から直接函館競馬場に入厩して調整を行っています。普段は結構やんちゃな馬で、初めての函館競馬場ということでうるさいところが出ないかどうか心配していたのですが、今のところそういったそぶりは一切見せず、逆に落ち着いてくれて、いい感じで調整できているのかなと思います。
いつも動かしたらいい動きをしてくれるんですけど、変わらずに今回も動きは本当にいいですね。先週ビシッとやったことで、今週の方が終いの反応は良くなったかなというふうに思いますので、レースに向けて順調に上向いてきているのかなと思います。ドバイや宝塚記念の時は本当に状態が良かったのですが、それに近い状態では出走できると思います。
宝塚記念は、ちょっと出負けしてしまって、そこから脚を使っていったぶんもありますし、ちょっと1ハロン距離が長かったのかなというのもありますけど、それを踏まえても自分の競馬に徹してくれて、強い馬に来られてしまいましたが、その中でも良く頑張ってくれたのかなとは思っています。
今回の札幌記念は、例年以上にいいメンバーが揃っているので、その中でどういう競馬をしてくれるのか楽しみです。前に行きたい馬も何頭かいると思いますけど、他の馬よりも前にパンサラッサが行くと思うので、自分の競馬に徹してどこまで頑張ってくれるか、ということですね。未勝利を勝った時は雨でドロドロの馬場でも走れていますし、力のいる馬場は得意だと思いますので、洋芝自体は特に気にしていないです。逆に、むしろいいのではないかと思います。前に行く馬で、宝塚記念の時も出負けしてしまっているので、スタートを決めて、この馬の競馬に徹したいです。
いいメンバーが揃った中で、こうして注目してもらえる存在ですし、この馬の競馬をして、お客さんを盛り上げて、なおかつ結果を出してくれたら一番いいかなと思います」(取材:三浦拓実)
【札幌記念】パンサラッサは芝コースでシャープな伸び 陣営「先週より良くなって上向きです」 : スポーツ報知
◆札幌記念・G2(8月21日、札幌競馬場・芝2000メートル)追い切り=8月17日、函館競馬場
今年のドバイ・ターフを勝っているパンサラッサ(牡5歳、栗東・矢作芳人厩舎、父ロードカナロア)は芝コースで最終追い切りを行った。単走だったが、小気味いいフットワークで、最後までしっかりと脚を伸ばした。
騎乗した岡助手は「先週しっかり併せ馬をやって、今週はしまい重点のイメージ。しまいの反応は先週より良くなって、上向きです」と好感触を伝える。今回は同型のジャックドール(牡4歳、栗東・藤岡健一厩舎、父モーリス)を始め、先行争いが激しくなりそうな一戦。「小回りの洋芝はいいと思う。(宝塚記念からの)距離短縮もプラス。この馬の競馬でファンの皆さんに楽しんでもらえれば」と同助手は期待していた。
全身を使ったフォームでグイグイと加速するパンサラッサ Photo by スポーツ報知
【札幌記念追い切り】パンサラッサはグングン加速!ラストも鋭く11・4秒「状態はすごくいい」:東スポ競馬
[G2札幌記念=2022年8月21日(日曜)3歳上、札幌・芝2000メートル]
<函館競馬場>芝コース単走のパンサラッサ。半マイル標識からペースを上げて加速。ラスト1ハロンは11・4秒と鋭く伸びて抜群の動きで態勢は整った。
池田厩務員「姿勢が低くていいフォームで走れて迫力があったね。パンサらしい軽いフットワークで状態はすごくいい」
パンサラッサさっさと大逃走 注目ハナ争い、出負け宝塚から挽回「この馬の競馬する」/札幌記念:極ウマ・プレミアム
白毛対決だけじゃない!札幌記念(G2、芝2000メートル、21日)ではソダシ、ハヤヤッコの“競演”に注目が集まるが、ハナ争いからも目が離せない。強力先行馬がそろう中、主導権を握るのはパンサラッサ(牡5、矢作)か。中間の気配は抜群。ドバイターフに続く4つめの重賞タイトル奪取へ「大逃走劇」を狙っている。
ジャックドールにユニコーンライオン・・・先行有利の札幌芝2000メートル、ハナ争いにも注目が集まるが、ドバイターフ覇者のパンサラッサが一気の逃走をもくろんでいる。
最終追い切り前日の16日、雨の函館競馬場で、パンサラッサは角馬場で体をほぐし、ウッドコースへ。軽やかな走りで調整を終えた。1週前の10日には不良の芝コースで5ハロン64秒1-11秒7。ライバルとなる僚馬ユニコーンライオン(牡6)を2馬身追走し1馬身先着した。
担当の池田厩務員は「2週前よりも1週前の方が良かった。心肺機能がさらに良くなっている感じ。ドバイと同じような雰囲気。何も心配していません」と太鼓判。2走前のドバイターフは好スタートから迷わずハナへ。粘りに粘って前年覇者のロードノースと同着。海外G1初制覇を成し遂げた。当時と同じ状態なら「スーパーG2」制覇へ期待がふくらむ。
前走宝塚記念は8着。スタート巧者が痛恨の出負け。押してハナに立つも1コーナーまでに脚を使ったことが、阪神の最後の坂で響いた。巻き返しへ陣営は燃えている。「この馬の競馬をする。セーフティーリードを保って逃げる。平たん小回りで直線が短い。コースは絶対に合う。止まるイメージはない」と同厩務員。同じ小回りの福島2000メートル(福島記念)では、1000メートル57秒3でぶっとばし、4馬身差の完勝。札幌は初参戦だが、間違いなく主役を張れる。【網孝広】
◆札幌記念の逃げ切り勝ち 芝で実施されるようになった90年以降で5頭。91年メジロパーマー(4番人気)、00年ダイワカーリアン(8番人気)、07年フサイチパンドラ(5番人気)、13年トウケイヘイロー(2番人気、函館開催)、16年ネオリアリズム(5番人気)。
NSR在厩。引き続き、おもにダート周回コースにてハロン17~20秒ペースのキャンター2000mを乗り込まれています。
◇佐々木代表のコメント 「この中間は数日ほど比較的過ごしやすい日がありましたからね。ムクミが取れてだいぶ体調が安定し、むしろ状態が上向いてきたようにも思います。環境の変化もあったのかもしれませんが、やはり一番は猛暑の影響を受けていたのではないでしょうか。ハロン17秒の調教もだいぶ楽になってきましたので、週末から少し速めの時計を出していく予定です」
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先週の近況で、「(今後の暑さ次第ながら)少しずつ進めていき、来週末くらいから軽く時計を出していければ」との話がありましたが、その後も状態が上向きとのことで、今週末にはある程度の時計を出す流れになりました。
とは言え、現時点でハロン17秒までしかやっていませんから、「少し速めの時計」というのは、15-15に毛が生えた程度だろうと思います。トレセン帰厩を意識するのは、週末に乗った感触、その後のセントアイヴスの様子次第になりそうで、順調にいったとしても数週間後と考えておいた方が良さそうです。
まあ、今は少しずつでも着実にステップアップすることが大事な時期ですから、くれぐれも体調不良などで後戻りすることがないように、様子を見ながら進めて頂ければと思いますm(_ _)m
テンコートレーニングセンター在厩のクレッシェンドラヴは、引き続き、おもに周回コースでのウォーミングアップ後、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター2本を消化。週2回の速めを乗り込まれています。
◇伊藤マネージャーのコメント 「16日は先週よりも途中からペースを上げていき、坂路で39.5-12.3をマーク。乗り手も『具合が良く好調』と言っていますし、順調に速めの本数を消化しつつある状況です。多少蒸しますが、今年ほど関東と気温差があるのは珍しく、こちらは過ごしやすいですからね。そのあたりも馬に対して良い方向に働いているのではないでしょうか。秋競馬に向けてしっかりと乗り込んでいきましょう」
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「秋競馬」がオールカマー(9/25中山)からの始動だとすると、8月最終週か9月第一週のトレセン帰厩が想定されます。すでに坂路で39.5-12.3秒を出すほどなので、帰厩準備は充分間に合うのでしょうが、わざわざ過ごしやすいテンコートレセンから酷暑の美浦に移るのもアレですし、気温の落ち着き具合も含めての判断になるかもしれません。
いずれにしても、現時点で乗り役さんに『具合が良く好調』と言ってもらえたのは心強いです。3ヶ月にわたるテンコートレセンでの乗り込み、そしてペースアップが順調に進んだのは、慣れ親しんだ環境面に加え、クレッシェンドラヴが大人になり、精神面で安定したことが大きいような気がしています。
予定通りかどうかは別にして、前走の天皇賞から充分な間隔をあけ、馬は間違いなくフレッシュな状態にあると思いますので、秋競馬初戦(多分、オールカマー)では、古豪クレッシェンドラヴここにあり!という走りを見たいですm(_ _)m
【札幌記念】急成長の5歳馬パンサラッサ「ドバイで勝った時と雰囲気が似ている」:スポニチ Sponichi Annex
パンサラッサは昨秋の福島記念で重賞初制覇した。今年は中山記念を制しており、3月ドバイターフではG1初Vを飾った。池田厩務員は「以前と比べて、オンとオフの切り替えができるようになった」と成長ぶりに目を細める。全6勝のうち、4勝が芝2000メートル。前走からの1F短縮は歓迎だ。「函館はとても涼しくて調整がしやすい。ドバイで勝った時と雰囲気が似ている」と好調をアピールした。
【札幌記念】パンサラッサ圧逃 過去10年1番人気未勝利の波乱レース:スポニチ Sponichi Annex
夏競馬も終盤戦に突入。今週は北海道シリーズの目玉競走「第58回札幌記念」。夏競馬唯一の定量G2に、今年も豪華メンバーが集う。過去10年で1番人気が未勝利と波乱含み。同期間のデータを分析し、狙える馬を探る。
【年齢】勝ち馬は全て3~6歳。特に5歳【2・6・4・30】、6歳【3・2・1・24】と経験豊富なベテラン馬の活躍が目立つ。7歳以上は2着2回止まりで、あくまで連下候補。3歳の参戦がない今年は4~6歳に狙いを絞りたい。
【前走】まず連対20頭は全て前走で重賞に出走。これは必須条件。クラス別ではG1(海外含む)が4勝、2着7回。連対率・224でリードする。強豪が集うだけに強敵相手の経験がものをいうレースだ。G3組も健闘しているが、これには函館、札幌両記念が函館開催だった13年が含まれる。双方同舞台で函館記念の1~3着馬が札幌記念でも上位を独占したレアケース。基本はG1出走組を重視したい。
【実績&間隔】連対20頭のうち17頭が重賞ウイナー。残る3頭のうち2頭が芝重賞で3着以内の実績があった。また連対20頭のうち18頭が5月以降に1戦以上を消化。勝ち馬に限れば14年Vハープスター、昨年Vソダシの中12週(ともにオークスから直行)が最長間隔。
【血統】種牡馬はディープインパクトが3勝、2着3回と他を圧倒。ハービンジャー、キングカメハメハは3連対で続く。一方、母系に注目すると連対20頭中9頭に、母の父がノーザンダンサー系という共通項がある。
【結論】傾向に合致するのはパンサラッサだった。昨秋以降6戦4勝と急激に力をつけた5歳馬。3月のG1ドバイターフの同着Vも記憶に新しい。連対は全て1800~2000メートル。前走・宝塚記念は距離が長かった。父がキングカメハメハの直子ロードカナロア。母の父はノーザンダンサー系のモンジューという配合も魅力的。同型ジャックドールとの先陣争いも含め注目したい。(データ班)
池田厩務員さんのイチ推しは毎度の恒例行事ですから、今回もお元気そうで何より!という感想になるでしょうか。私がとやかく言うことではないですが、池田さんご定年までの時間は限られていますので、もう一度(二度でも三度でも)勲章をゲットして頂きたいですし、楽しい思い出をたくさん作って頂きたいですm(_ _)m
その一方で、スポニチデータ班さんからイチ推しが頂けたのは何となく心強い。。都合の良い時だけデータなんぞ持ち出すな!と突っ込まれそうですが、まあ、一口馬主とはそういう遊びなので…(と勝手に決めつけてスミマセン(^^ゞ)
一応、データの中を見ると、【年齢】については(3歳馬の参戦がないので)言われなくてもそんな感じだと思います。が、『芝重賞で3着以内実績ありで前走G1』の組が強いのは、好メンバーが集まる定量G2ですから説得力があります。しかも、『芝重賞で3着以内実績ありで前走G1』且つ『5月以降に出走あり』という条件を丸呑みすると、アッという間に軸馬候補がパンサラッサ、ソダシ、ウインマリリンの3頭に絞れるのでとても便利です。
血統的にはソダシの母ブチコがキンカメ×サンデーなので、(パンサラッサほどではないにしろ)ソダシにも充分に資格がありそう。まあ、血統を持ち出す以前にソダシは昨年の勝ち馬ですから、それも加味して考えると、パンサラッサとソダシの争いにウインマリリンが割って入れるか?、その3頭にG1馬や重賞馬がどこまで迫れるか?というレースなのかもしれません。
あ、そう言えば札幌記念は1番人気がなかなか勝たないレースなんでした。。となると、パンサラッサとしては、気前よくみんなのアイドル・ソダシさんに1番人気を譲った方が良いですね。(放っておいてもそうでしょうけれど)
あくまでデータを都合良く解釈すればの話ですが、なんだかすごく簡単なレースに思えてきました(^^)