パンサラッサは、8月21日(日)札幌11R 札幌記念(G2・芝2000m)に吉田豊騎手で出走します。
- 22.08.17 助 手 函館芝稍 半哩 51.8-37.5-11.4(5) 馬ナリ余力
- 22.08.10 助 手 函館芝不 5F 64.1-49.5-37.1-11.7(6) 強めに追う
ユニコーンライオン(古オープン)一杯の外0.4秒追走0.2秒先着
◇岡助手のコメント 「17日に芝コースで単走、終いを重点に追い切りました。先週しっかりとやりましたので、今週の終いの反応はかなり良くなっていましたね。調子が上向きなのは間違いないでしょう。雨で湿った洋芝も問題なかったですし、むしろこのような馬場が有利に働く馬。洋芝自体は合っていると思います。テンションについては栗東トレセンにいる時よりもここ北海道では落ち着いている様子で、飼葉もペロッと平らげ心身ともに元気です。今週の競馬はかなりのメンバーが揃いましたが、前走よりも1ハロン短縮、小回りコースになりますからね。行きたい馬ですから、スタートがカギ。あとはこの馬の競馬に徹してもらい、大いに観客を盛り上げ、良い結果を残してもらいたいと思っています」
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すでに各競馬メディアで取り上げられているように、最終追い切りの動きも問題なく、岡助手も満足できる仕上りで出走することができそうです。細かい点で言えば、先週、今週と雨で湿った洋芝コースの予行演習ができたのも大きいです!
これはいつものことですが、相手の出方がどうこうではなく『とにかく自分のレースをするだけ』と腹を括れるのはパンサラッサの良さですね。その点、思い切りの良い吉田豊騎手との相性もバッチリですし、アレコレ考えるのはコチラではなくライバルたちの方…なので、ジョッキーを含めた陣営が迷う必要ゼロなのでありがたいです。
ちなみに競馬メディアの想定オッズによれば、今年の札幌記念はソダシが1番人気でジャックドールが2番人気、パンサラッサが3番人気でそのあとにユーバーレーベン、グローリーヴェイズが続く…となるそうです。もちろん、その通りになるとは限りませんが、個人的には(出資者目線では)、もしもこのメンバーで5倍以上の3番人気なら美味しいんじゃないかと…。
あまり偉そうになってはいけませんし、いい大人のスケベ根性丸出しは微妙ですのでやめますが、そろそろ競馬専門家の皆さんにも、パンサラッサの真価を理解して欲しいなぁ…などと考えてしまいます(^^ゞ
**2022/8/21札幌11R 札幌記念(G2/芝2000m)出走馬**
【札幌記念】パンサラッサ 芝で抜群の動き1F11秒4、陣営「古馬の風格が出てきた」:スポニチ Sponichi Annex
さすが快速馬。パンサラッサが函館芝コース単走で抜群の動きを披露した。我慢の利いた走りで徐々にペースを上げ、4F51秒8~1F11秒4を馬なりでサラッと計時。池田厩務員は「姿勢が低く、奇麗なフットワーク。函館に入厩した時は少しおっとりしていたけど追うごとに良化。これで気合が入った」と納得の笑み。
昨秋の福島記念で重賞初制覇。今年は中山記念を制し、3月にドバイターフ同着Vを飾った。「ドバイの時と同じような雰囲気。函館の涼しい環境で落ち着きがあるし、古馬の風格も出てきた」と池田厩務員。スタート後、果敢にハナを主張した前走・宝塚記念はラスト1Fで脚色が鈍って8着。「1F短縮はいい。小回り平たんは合うと思うし、洋芝もこなせそう。あとは自分の競馬をするだけ」と期待を込めた。全6勝のうち芝2000メートルで4勝。持ち前のスピードとしぶとさをフルに生かし、必勝パターンに持ち込む。
貫禄の動きを見せたパンサラッサ Photo by スポニチ
テラステラは、8月21日(日)札幌1R 2歳未勝利(芝1500m)に坂井瑠星騎手で出走します。
- 22.08.17 助 手 函館W稍 5F 69.7-54.2-39.6-12.6(5) 強めに追う
- 22.08.14 助 手 函館W稍 3F 45.0-13.6(9) 馬ナリ余力
◇岡助手のコメント 「17日にウッドを単走で追い切りました。この血統らしくと言いますか、一度使ったことでテンションが上がってきましたね。初戦の時は大人しすぎましたので、逆にこの馬にとっては走れるのではないかと考えています。使った上積みが見込めそうですし、あとはゲートをもう少ししっかりと出てくれれば。そして道中でジッと我慢する競馬ができれば良い流れでレースを運ぶことができ、1500mの距離もこなしてくれると思っています。飼葉喰いは引き続き良好です」
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一度使ってテンションが上がったと安心するのもアレですが、まあ、ステラリードの子どもですから仕方がないですね。岡助手は「初戦の時は大人しすぎ、(テンション高めの方が)逆にこの馬にとっては…」と仰っていますが、そのあたりは、同じ厩舎で数世代続けて面倒を見てもらっている良いところだと思っておきましょう。
いずれにしても、前走はいかにも若馬らしい内容で勝ちを逃していますので、今度はもう少し落ち着いてレースをして欲しいところです。ゲートを練習通り普通に出て、道中はリズムよく流れに乗ること。。それができれば距離延長は全く問題ないでしょうし、自然と前走以上の結果を出してくれるのではないでしょうか。
競馬ですから勝ち負けについては何とも言えないですが、正直、このメンバーなら素質におては最上位だと思いますので、とにかく落ち着いて実力を発揮して欲しい、そしてこの世代の出資馬初勝利を飾って欲しいと思います!
*2022/8/21札幌1R 2歳未勝利(芝1500m)出走馬*
【2022/8/6札幌5R 2歳新馬(芝1200m)でのテラステラ:公式HPより】
◇畠山厩舎長のコメント 「速めを取り入れていく中で、精神面はリラックスしつつ、少しずつ気合いが乗ってきている感じでしょうか。調教師によれば、『次は9月末頃の番組、それと同時期の交流戦の両にらみで進めていきましょう。今後の順調度などを確認しながら、タイミングを見て帰厩日を決めていきます』とのことでした」
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先週の近況時に「遅くとも9月前半には復帰戦に挑むことになりそう」と書いてしまいましたが、実際には9月末頃の番組を目標に(地方交流も視野に)進めていくことになったようです。
まあ、ヴィジャーヤにとっては次回帰厩後の数戦が勝負になりますので、奥村先生はじめ、厩舎の皆さんが納得できる状態で使って欲しいと思いますし、そのための準備であれば多少の時間が掛かっても全然OKです。
チャンピオンヒルズでは「精神面はリラックスしつつ少しずつ気合いが乗ってきている感じ」と、相変わらずヴィジャーヤらしくない優等生ぶりを発揮していますので、今の流れを大切にして、スムーズに帰厩につなげていって欲しいです。
【2022/6/19阪神7R 3歳以上1勝C(芝1600m)でのヴィジャーヤ:公式HPより】
9戦全勝、G1・5連勝中の世界最強マイラーBaaeed(バーイード)が距離を一気に2000mに延ばして挑んだインターナショナルS。。迎え撃つ昨年の覇者Mishriff(ミシュリフ)との対決に注目が集まっていましたが、フタを開けてみればBaaeedが2着Mishriffに1秒以上の差をつける圧勝劇で、通算10戦全勝、G1・6連勝を達成しました。
思い返せばサセックスSの直線でバスラットレオンをアッという間に交わしていった脚も凄かったですが、今回も直線中ほどまで全くの持ったまま。先に抜け出したMishriffに並んでしばらく様子を見たあと、最後の1Fだけ本気で走って1.1秒差ですからねぇ。Mishriffは昨年のこのレースで6馬身差圧勝、ドバイシーマクラシックではクロノジェネシスやラヴズオンリーユーを完封したほどの馬ですが、最強馬Baaeedの規格外ぶりを際立たせる『引き立て役』になってしまいました。
実は私、バスラットレオンが負けたあとに、2000m路線でパンサラッサをぶつけたらどうなるのか…、ひょっとしたらチャンスあるかも?などと考えていたのですが、どうやらそれほど簡単な話ではないことはよく分かりましたm(_ _)m
マイルでも2000mでも無類の強さを発揮したBaaeedがこれからどうするのか、完全にFrankel(フランケル)と並び称される存在となったBaaeedの今後に注目したいと思います。(としか言いようがない(^^;))
🔵⚪️ Baaeed - a perfect 10/10
— Racing TV (@RacingTV) August 17, 2022
🏆 G1 @JuddmonteFarms International
🏆 G1 Qatar Sussex Stakes
🏆 G1 Queen Anne Stakes
🏆 G1 Lockinge Stakes
🏆 G1 QEII Stakes
🏆 G1 Prix du Moulin
✅ 10 furlongs - no problem@JimCrowley1978 | @ShadwellStud | @hissa_hamdan | @yorkracecourse pic.twitter.com/STZFWxSJzS
チャンピオンヒルズ在厩のプライムラインは、引き続き、おもに周回コースで軽いキャンター2000m、ウッドチップ坂路とフェルトダート坂路を併用してハロン17~20秒ペースのキャンター1本を乗られています。
◇小泉厩舎長のコメント 「まだ睾丸が下がり気味ではあるものの、目の周りの黒ずみはだいぶ目立たなくなってきましたね。馬自身のツラさやしんどさから言えば、だいぶマシになってきているのではないでしょうか。あとはお盆を過ぎて気温の助けが欲しいところ。一日も早く、暑さが和らいでくれればと思います。馬房に人が入るとちょっかいを出してきますが、一人(一頭)の時はのんびりと大人しくできる馬です」
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夏場になり、気温が上がってからは常に睾丸に注目されてしまうプライムラインですが、当初に比べれば「だいぶマシになってきている」ようなので、何とかこのまま乗り切って欲しいです。
何だかんだでフエルトダートも併用しつつ17秒ペースを乗れていますので、この流れで完全に夏負けの症状がなくなり、元気が100%回復すれば、同じ秋競馬でも比較的早い時期に復帰ができるでしょうし、そうなれば今年中の2勝クラス卒業はもちろん、オープン入りをめざして頑張ることができますからね。
8月は同期のパンサラッサが札幌記念で頑張りますから、プライムラインには(クレッシェンドラヴとともに)できれば9月を盛り上げて欲しいなと…。都合の良い話で申し訳ないですが、かなりの期待をしておきます(^^ゞ
【2022/5/1阪神7R 4歳以上1勝C(ダ1400m)でのプライムライン:公式HPより】