キングエルメスは8月7日(日)フランス・ドーヴィル4R モーリスドゲスト賞(G1・芝1300m)に坂井瑠星騎手で出走予定。枠順が確定(14頭立て8番枠)しています。
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いよいよ明日、キングエルメスがモーリスドゲスト賞に出走します。
レースは14頭立て、キングエルメスは8番枠(馬番11番)からの出走ですが、ドーヴィルの直線1300mに枠順の有利不利があるのかどうかわかりませんし、完全チャレンジャーの立場なので、枠を気にする必要はないでしょう。
例によってWilliamHillさんによると、今年のモーリスドゲスト賞は(キングエルメスも出走した)ジュライカップ2着のNaval Crown、同じく3着のArtorius、同じく1番人気で7着に敗れたPerfect Powerがオッズ7/2で並んでおり、この3頭にHarry ThreeとHighfield Princessを加えた5頭の争い、といった情勢のようです。
そんな中、我らがキングエルメスはオッズ66/1の最低人気…。
まあ、前走ジュライカップでは先行態勢からほとんど何もできずに11着に終わっていますので、向こうの皆さんの結論が『推せる要素ナシ』となるのも致し方ないところ。。ただ、ジュライカップでは(様々な要因により)キングエルメスが真の実力を全く見せなかったこと、つまり、参考外のレースという認識なしにオッズを決めていると思うんですよね。
すでに伝えられている通り、キングエルメスには前走を使った上積み、1200mから1300mへの距離延長、起伏のあるニューマーケットから平坦なドーヴィルへのコース替わりとプラス要素が満載で、ジュライカップとは全く違う姿を見せてくれる可能性があるでしょう。そうとなれば、3強の一角を崩すくらいの走りができても不思議ナシ!と思って応援します(^^)
WilliamHILL
Arc Prix Maurice De Gheest 1 7th Aug 2022
Artorius 7/2
Naval Crown 7/2
Perfect Power 7/2
Harry Three 7/1
Highfield Princess 8/1
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King Hermes 66/1
【英 ニューマーケットでのキングエルメス:公式HP(2022/7/14更新)より】
2022モーリスドゲスト賞(G1)の出馬表が確定:JRA
8月7日(日曜) ドーヴィル競馬場(フランス)
3歳以上 1,300メートル 芝・直線
第4レース 現地時間 15時55分(日本時間 22時55分)発走予定
賞金総額 380,000ユーロ 1着賞金 217,132ユーロ
矢作芳人調教師のコメント 「フェアなコースなので枠順は特に気にしていませんでした。作戦はレース当日に坂井 瑠星騎手と一緒に馬場を歩いて決めたいと思います。」
【モーリスドゲスト賞】キングエルメス14頭立て8番枠!98年シーキングザパール以来快挙狙う|極ウマ・プレミアム
7日(日曜)にフランスのドーヴィル競馬場で行われるモーリスドゲスト賞(G1、芝直線1300m)の出走馬と枠順が5日、確定した。
日本調教馬キングエルメス(牡3、矢作、父ロードカナロア)は14頭立ての8番枠からスタートする。前走ジュライC(11着)と同じ坂井騎手とのコンビ。
プラチナジュビリーSを制し、前走のジュライCで2着だったゴドルフィンのネイヴァルクラウン(牡4、C・アップルビー、父ドバウィ)は12番枠。鞍上はジェームズ・ドイル騎手が務める。プラチナジュビリーS、ジュライCでともに3着に好走しているオーストラリア調教馬アルトーリアスは7番枠。ジュライCを1番人気で7着に敗れたG1・3勝馬パーフェクトパワー(牡3、R・フェイヒー、父アーダッド)は10番枠から反撃を狙う。
モーリスドゲスト賞は98年に武豊騎手騎乗のシーキングザパールが日本調教馬の海外G1初制覇を達成したレース。98年のシーキングザパールは12頭立て3番枠から逃げ切っている。98年以来、24年ぶりの快挙はなるのか注目だ。
Yoshito Yahagi #矢作芳人 watches on as Ryusei Sakai #坂井瑠星 puts King Hermes #キングエルメス through his paces at @fgdeauville ahead of the LARC Prix Maurice de Gheest on Sunday! pic.twitter.com/d315AtIadB
— At The Races (@AtTheRaces) August 5, 2022
La team Yahagi #矢作芳人 🔴⚪ est à Deauville ! King Hermes #キングエルメス a travaillé en vue du Maurice de Gheest dimanche. Bathrat Leon #バスラットレオン sera au départ du Jacques Le Marois dimanche prochain... En attendant Stay Foolish (Grand Prix de Deauville➡️Arc) ! pic.twitter.com/ix02SCLJUE
— Jour de Galop (@Jour_de_Galop) August 3, 2022
札幌5R 2歳新馬で3着となったテラステラの関係者コメントです。
◇吉田隼騎手のコメント 「スタートで勢いがつきませんでしたが、そこから上がって行けたのは良かったと思います。直線で反応しきれなかったあたりは1回使って変わって欲しいところです。距離は1500mでも対応してくれるとは思いますが、気性面や性格を考慮すると、このまま1200mでもイイのではないでしょうか」
◇岡助手のコメント 「初戦で決める予定でしたが、思っていたよりもゲートを出てくれませんでした。テンに出して行った際にハミを噛んで行き過ぎるような感じでしたので、おそらく、それが終いの伸びを欠く原因になったのではないでしょうか」
◆クラブのコメント 「ゲートをそろっと出てしまい、ポジションを取りにいったところでガツンとハミを噛んで上がって行く格好に。道中で脚を溜めることができず、直線に向いて伸び切れませんでした。なお、このあとは、「あす函館に戻して、上がりの状態を確認しながら再調整を図り、また札幌で続けて使っていきたい」と岡助手。「今日はゲートがすべて。次こそは勝たせてあげたい」(矢作調教師)ところです」
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吉田隼人騎手のコメントはさて置いて、岡助手によれば、やはり「初戦で決める予定」で1200mのレースを使ったんですね。仕方がない部分はありますし、当然ながら先々どうなるかは分かりませんが、『現状なら1200mの方が勝ち易いハズ』との判断は、残念ながらアテが外れてしまいました(^^;)
ただし、矢作先生は「また札幌で続けて使っていきたい」「次こそは勝たせてあげたい」と仰っていますので、『北海道でひとつ勝たせてから先々を考える作戦』は、このあとも継続されるということでしょう。
例えば次走が中1週なら8/21、パンサラッサ札幌記念と同日の1R(芝1500m)、中2週なら8/27の2R(芝1200m)ですが、怒りの連闘策なら来週8/14、バスラットレオンのジャックルマロワ賞当日の1R(芝1200m)になるのかも。。
このまま(吉田隼人騎手の提案通り)1200mを使うなら、むしろ中2週より連闘の方が可能性が高い気もしますので、引き続きテラステラと矢作厩舎の動向に注目していきたいと思います。
札幌5R 2歳新馬に出走したテラステラは3着でした。
【レース内容】ゲートで遅れを取って最後方へ。。遅れを取り戻そうとして勢いがついたのか、一気に外めを進出してアッという間に3番手まで押し上げました。その後は何とか馬を宥めて3~4角を回り、外めから差し切りを狙って直線に入ったものの、結果的に先に手応えが苦しくなっての3着入線となりました。
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いやいや、やっちゃいましたね…
単勝1.7倍での見事なぶっ飛び(^^;)
まあ、直接の敗因は『ゲートで遅れて上手く対応できなかった』ことでしょうが、初めての競馬、しかも1200mの短距離戦でしたから、あまり難しいことを望んではイケマセンね。正直、馬体重の480kgは少し太め残りな気もしましたし、一度レースを経験したことで、次はもっと落ち着いて頑張ってくれるのではないかと思います。
それにしても、3世代連続新馬勝ちって本当に難しいですね。一般的にはチャレンジすること自体が難しいですから、今日はチャンスを是非ともモノにしたかったのですが…。いろいろと残念ではありますが、こういう事が起こるのも競馬と割り切って、次に向けて気持ちを切り替えたいと思います。m(_ _)m
*2022/8/6札幌5R 2歳新馬(芝1200m)・良*
サラ系2歳新馬【2022年8月6日札幌5R】出馬表、予想:競馬ラボより
ドバイターフVパンサラッサ2週前追いで12秒5 池田厩務員「いいフットワーク」/札幌記念:極ウマ・プレミアム
<札幌記念:2週前追い切り>
今年のドバイターフを制したパンサラッサ(牡5、矢作)が5日、次戦に予定する札幌記念(G2、芝2000メートル、21日)に向けて、函館ウッドコースで2週前追い切りに臨んだ。
馬なりのまま5ハロン69秒0-12秒5を計時。池田厩務員は「いいフットワークをしている。見ていて気持ちいい。相変わらずコーナリングも上手」と目を細めていた。
木曜近況で予告されていた、パンサラッサの金曜追いの様子を極ウマさんが伝えてくれました。
それによると、小回りで時計の出にくい函館ウッドを69秒0-12秒5、毎度のことながら池田厩務員さんも満足の内容で、札幌記念制覇に向けて順調に滑り出したことがよくわかります。
函館のウッドは初めてなので、きっとパンサラッサも気分良く走れたのではないでしょうか(^^)
まずは本日のテラステラ、明日はモーリスドゲスト賞のキングエルメス、そして来週はバスラットレオンがジャックルマロワ賞に挑戦と大イベントが続きますが、パンサラッサが元気なだけで何となく安心感があったりします。
本当に強い、特別な馬になったんだなぁと、改めて、しみじみ~と感じています(^^ゞ
調子が良さそうなので、投票でパンサラッサを後押しします!
JRA 京都競馬場 Presents アイドルホースオーディション 2022
◇鷲尾マネージャーのコメント 「時計を出していくと動き過ぎてしまう傾向にありますので、一週間の中で緩急をつけながらオーバーワークに気を付けて。最近は通常の給餌でもしっかりと食べられるようになり、内臓面など体質的にも成長が進んでいるように感じます。この夏のテーマは、しっかりと運動量を消化しつつ、飼葉を食べさせて馬体を大きくしていくこと。馬体維持のために調教を手控えるようでは、上のクラスでの活躍につながりませんからね。気性面での折り合いや操縦性もまた、この育成期間を通しての成長目標です」
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時計を出すと動き過ぎてしまう、というのは前進気勢が強過ぎる面があるからでしょう。動画の様子を見ても少しテンションが高めですし、成長とともにそのあたりが解消されてくると、まさに鬼に金棒なんですけどねぇ。
ただ、「最近は通常の給餌でもしっかりと食べられるようになり、内臓面など体質的にも成長が進んでいる」というのはとても嬉しい報告です。7月末の馬体写真でも、どうしても腹回りが細目に見えますし、(全体のバランスや雰囲気が良い馬だけに)心身両面での成長促進が最大のテーマだと、ずっと言われてきた馬ですからね。
という事なのですが、「馬体維持のために調教を手控えるようでは上のクラスで…」という部分と、「この夏のテーマは運動量を消化しつつ飼葉を食べさせ、馬体を大きくすること」という部分を重ねると、要するに吉澤ステーブルの皆さんは、この馬が『上をめざせる存在』と考えている…ってことでOKですよね?
いや、単なる希望的観測なのかもしれませんが、このところのカグヤの近況報告からは、ハッキリと上をめざすためのトレーニング、ワンランク上へ行くための成長促進、というムードを強く感じます(^^ゞ
【吉澤ステーブル在厩のカグヤ:公式HP(2022/7/29更新)より】
シュウジデイファーム在厩のボンドオブラヴは、引き続き、おもにBTCの坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター2本を消化。週1回、坂路で15-15程度を乗り込まれています。
◇石川代表のコメント 「4日は坂路2本をいずれも15-15程度で行ってみました。まだ終いにかけて少々物足りない動きではありましたが、適度に調教メニューを上げ下げしながら、今はしっかりとその量を積み重ねていくことが大事ですからね。馬体や脚元に気になる点はなく飼葉喰いも良好。引き続き、入念に乗り込んでいきたいと思います」
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7月後半から15-15を再開、4日には坂路2本の15-15を行ったようですが、正直、今一つピリッとしてこないところがあるようです。。馬体にはボリューム感が出て、ある種の迫力さえ感じるほどですが、動画を見ると何となくモッサリとした印象を受けてしまうのは、まだ体力気力が充実してこないことの表れかもしれません。
と言いつつも、休むことなくトレーニングを積めているのも確かですし、まだ慌てるような時期ではないですからね。ここで急いでも急に本気を出したりしないでしょうし、今は時間をかけてじっくり鍛えていくしかなさそうです(^^;)
【シュウジデイファーム在厩のボンドオブラヴ:公式HP(2022/8/5更新)より】