◇小泉厩舎長のコメント 「10日朝、フェルトダート坂路で半マイル54秒2をマーク。ほとんど持ったままの手応えでしたし、動きも申し分ないものでした。厩舎陣営によれば、『検疫が取れれば今週末、来週にはトレセンに帰厩させる予定』とのこと。良い状態で送り出せると思います」
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チャンピオンヒルズのフェルトダート坂路で半マイル54秒2は完全に追い切りレベルですからね。今週末から来週のトレセン帰厩に向けて、外厩での仕上げはもう最終段階に入った、あるいは終えたということでしょう。
動きについても「ほとんど持ったままの手応え、申し分なし」とのことですし、「良い状態で送り出せる」とのコメントからも、Jpn2さきたま杯に向けて状態面での不安は見当たりません。
最近は地方馬も含めてダート路線の馬たちが強くなっていますので、絶対に勝つ…などとは言えないものの、好調のバスラットレオンを負かすのはどの馬だってそう簡単ではないはずですし、期待をするなと言う方がムリというもので…
そういえば、もしも地方交流重賞を勝ったら私の一口馬主ライフにおいても初の快挙になりますし、どうせなら、記念に浦和競馬場に遊びに行っても良いかなぁ…などと、らしくないことを考えちゃったりしています(^^ゞ
【2023/3/25メイダン ゴドルフィンマイルでのバスラットレオン:公式HPより】
◇小泉厩舎長のコメント 「だんだんと疲れが抜けて、バランスが良くなってきましたね。飼葉喰いに問題はなく、現在は馬体重495kg。牧場では、あと10~15kgあってもいいぐらいです。もう数週間ほど現行のメニューで調整を続け、感触を確かめながらペースアップのタイミングを窺っていきましょう」
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「だんだんと疲れが抜けてバランスが良くなってきた」とのコメント、イイんじゃないでしょうか(^^)
本格的なペースアップ前にあと10~15kgの余裕が欲しいとのことながら、サセックスSまで(=トレセンに戻るまで)には充分な時間がありますし、何の心配もいらないだろうと思います。
そう考えると、コチラもまだまだ気持ちに余裕を持って見守っていくべき時期なんですよね。。欧州挑戦に加えて年内一杯での引退が示唆されていることもあり、パンサラッサのことについては、これまで以上にイレ込み気味になってしまう面はありますが、こういう時だからこそ、今までと同じ気持ち、同じ雰囲気で送り出してあげたい気もします。
サセックスSまでにはあと3ヶ月弱の期間がありますから、引き続きパンサラッサが順調であることを祈りつつ、毎週の近況をのんびり楽しみたいと思いますm(_ _)m
【2023/3/25メイダン ドバイワールドカップでのパンサラッサ:公式HPより】
◇畠山厩舎長のコメント 「環境が変わってもあまり影響を受けないようなタイプの馬ですし、基本的には穏やかな性格。それでも調教中はキリッとして集中力を見せてくれていますよ。トレセンを経験してきた疲れも感じられませんので、来週はさらにピッチを上げていこうかと思っています」
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リヤンイヴェールは短期間で栗東近郊と美浦トレセンを往復、その間にゲート試験というイベントもこなしたわけですが、そういったことを一切負担に感じさせないタフな心身を持っているのは本当に心強いです。
しかも、半兄ヴィジャーヤが悩まされた極端な気性難も全く受け継いでいないようで、「基本的には穏やかな性格で調教中はキリッと集中できる」と、本当に同じ母から生まれたのか??と疑いたくなるぐらいです。そうなると、それはオルフェーヴルとキズナの違いでしょ…となるわけですが、まあ、否定できない部分があるのは確かなんでしょうね(^^;)
とにかく、リヤンイヴェールには半兄を超える雄大な馬体と素直な気性、そして早い時期から始動できそうな完成度の高さが備わっています。実際のデビューがいつになるかはまだ分かりませんが、ここまで来たら、来週以降のペースアップも難なくこなし、今まで私が経験したことのない6月デビューでワクワクさせて欲しいです。
チャンピオンヒルズ在厩のカグヤは、おもにフェルトダート周回コースで軽いキャンター1000m、フェルトダート坂路でハロン14~18秒ペース、またはウッドチップ坂路でハロン15~17秒ペースのキャンター1本を乗り込まれています。
◇畠山厩舎長のコメント 「今週に入って馬体重は442kg。引き続き飼葉を食べてくれていますし、以前より毛づやも良好ですからね。馬体の戻りが早いのは、きっとこれらとリンクしているところもあるのでしょう。9日も調教師が来場して順調度を確認。この流れを大切にして乗り込んでいければと思います」
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デビュー戦以降、結果的に目立った前進が見られないカグヤですが、前回のチャンピオンヒルズ放牧時も感触は悪くなかったんですよね。。今回も飼い葉喰いや馬体の戻りは良いようですし、「以前よりも毛ヅヤが良好」とのことですから、カグヤなりに成長し、素質が開花しつつあるのでは?との期待をしたくなってきます。
まあ、前走の福島1200mで12着になる前も同じような期待をしていたのでアレですが(^^;)、少なくとも畠山厩舎長のコメントが前向きなのは良いことですし、次こそ今の良い流れが実戦で発揮されると信じて応援したいです。
泣いても笑っても、次走で変わり身が見られないようならJRAのルールが許してくれませんから、いくら深窓のお嬢様といえどもなりふり構っているヒマはありません。プロセスがどうであろうが、どんなに泥臭い内容であろうがしっかり結果を残せるように、今のうちにビシッと乗り込んで強くなって欲しいと思いますm(_ _)m
【2023/4/23福島2R 3歳未勝利(牝/芝1200m)でのカグヤ:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のメリタテスは、引き続き、おもに周回コースで軽いキャンター2000m、フェルトダート坂路でハロン18~20秒ペースのキャンター1本を消化。週2回、半マイル56~58秒程度で乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「9日に半マイル56秒台で登坂。併せた馬を待つぐらいの余裕がありましたし、だいぶ良いフォームで駆けてくれるようになってきましたね。そのぶん走りに軽さも出てきたように思います。トレセン帰厩に向けて、この調子で態勢を整えていきましょう」
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先週の坂路56秒台の後は「前のめりになりがち、正しい走り方を身に付けていければ…」と言われてしまいましたが、今週は「だいぶ良いフォームで駆けてくれるようになってきた、走りに軽さも出てきた」ですから、時間をかけてフォーム改善に取り組んできた成果が出てきた、トレセン再入厩に向けた準備が整ってきた、ということかもしれません。
振り返れば、昨年10月にトレセンに入厩、すぐにゲート試験に合格したものの右前球節に反動があり、検査の結果「遠端部にごく僅かな剥離傾向が確認」されてから約7ヶ月。療養と再立上げ(フォーム改善と鍛え直し)に要した期間としては、特に長くもないのかもしれませんが、それでもデビュー前の牝馬にとって険しい遠回りになったのは確かですからね。
ということなのですが、それもこれもメリタテスがデビューをし、勝ち上がってくれさえすれば前向きな思い出(?)になるはずです。もちろん、逆パターンになることだってあるわけですが、果たしてどちらの目が出るのか…。多少、答え合わせをするのが怖い気持ちもありますが、ここまで来たら、何とか良い方向に進んで欲しいと祈るのみです。