テラステラは、5月27日(土)京都11R 葵ステークス(G3・芝1200m)に岩田康誠騎手で出走します。
- 23.05.24 助 手 栗東坂良 1回 53.3-38.1-24.5-12.3 末強め追う
- 23.05.21 助 手 栗東坂良 1回 61.4-44.8-29.6-15.0 馬ナリ余力
- 23.05.19 助 手 栗東CW良 6F 84.2-68.5-53.0-37.7-11.7(7) 強めに追う
◇宮内助手のコメント 「24日に坂路を単走で追い切りました。55秒くらいでもいいかなと思っていましたが、実際には53秒台。余力十分で乗っていた体感以上に時計が出ていますので、体調は良いと思いますし、元気いっぱいです。この中間、しっかりと乗っていても体重は減っておらず、それでいて体には締まりが出てきていますので、前走からの上積みも見込めるのではないでしょうか。前走で二の脚がつかなかったことを受け、ハミを替えることも検討中。久々の1200mですがスピード的に問題ないですし、今回は良馬場でやらせてあげたいですね」
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18頭が揃う久々のスプリント戦ということで、正直、今回は除外でもイイかな?と楽な気持ちで待っていたせいでしょうか、非抽選除外1頭、抽選除外7頭の関門を潜り抜け、テラステラの葵ステークス出走がすんなり確定しました(^^ゞ
出走が叶った以上はできるだけ良いレース、今後につながるレースになって欲しいと思うわけですが、肝心の状態に関しては宮内助手が「余力十分で乗っていた体感以上に時計が出ている、元気一杯」と仰るほど調子は良いとのことですし、実際に動画を見ても、とても素軽い走りができていると感じました。それに、これまでも一戦一戦成長を見せてきたテラステラのことなので、こちらが思う以上にスプリント戦にも上手に対応してくれるかもしれません。
ただしですね、これはあくまで個人的な希望ではありますが、秋以降は距離延長の方向に進んで欲しいと考えていましたので、唯一の気掛かりは『1200m重賞に勝負をかけすぎて歯車が微妙にズレないか…』なのですが、まあ、実際にレースを使う以上はそんなことも言ってられませんからね。。鞍上はいかにも一発狙っていそうな岩田康誠騎手(ペースセッティングからこちらに乗り替わり)ですし、私も腹を括って一発狙うつもりで応援したいと思います(^^;)
あとはそうですねぇ、メンバーレベルも頭数も揃いましたから、くれぐれも事故など無いように、きちんとしたレースをして戻ってきてもらえれば…。1200m戦であっても『しっかり折り合って直線で脚を伸ばす』という、これまで勉強してきたカタチを大きく崩さず頑張って欲しいと思います。(ちょっと注文が勝手過ぎますかね(^^ゞ)
**2023/5/27京都11R 葵ステークス(G3/芝1200m)出走馬**
【栗東トレセン在厩のテラステラ:公式HP(2023/5/18更新)より】
チャンピオンヒルズ在厩パンサラッサは、おもに周回コースで軽いキャンター2000m、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化しています。
◇小泉厩舎長のコメント 「まだ様子を見ながらにはなりますが、24日から終い2F15-15を取り入れてみました。ここから少しずつ進めていきたいですね。調教時には馬房から跨って外へ出ていくのですが、馬の気持ちを代弁するなら『ヤッホー』といった感じでしょうか。『自分が通るのでちょっと皆さんどいてくださいよ』と言わんばかりに馬場に向かっていきます」
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それにしても、パンサラッサはいざ走ればすごく強いのに、見ていて全然飽きない馬、見る者を常に楽しませてくれる馬ですよねぇ。。1ミリもやったことがない私が言うのも何ですが、きっとパンサラッサのような馬の面倒を見るのって、すごく楽しいんじゃないですかね(^^)(もちろんご苦労も多いでしょうけれどm(_ _)m)
しかし、調教に向かう時に『ヤッホー』と言いたくなるぐらい楽しそうだったり、『ちょっと皆さんどいてくださいよ』みたいな態度を取るなんて、パンサラッサもまだまだ若い…というより、精神的には子どもの部分を残しているのではないでしょうか。少なくとも、あと数戦で現役を引退して種牡馬入りするなんて、本人(馬)は全然考えていないと思います(^^;)
いずれにしても、元気よく調教に向い、気分良く身体を動かせているなら何も言うことはありません。先週は愛チャンピオンS登録問題で若干のざわつきがありましたが、考えてみればパンサラッサの日常には全く関係なしですからね。
ちなみに小泉厩舎長のコメントに、このところ『ノリノリ感』が出てきたと思うのは私だけでしょうか。。もちろん日常の雰囲気が伝わるコメントは、コチラにとってはとてもありがたいことなのですが、こういうノリノリコメントを出させるところも、周囲の人たちをハッピーにするパンサラッサの人徳(馬徳?)なのかもしれません(^^ゞ
【2023/3/25メイダン ドバイワールドカップでのパンサラッサ:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のキングエルメスは、ウォーキングマシン60分のみでケアが続けられています。
◇小泉厩舎長のコメント 「ウォーキングマシンへの行き来、運動時ともに落ち着いており、洗い場でも大人しくしてくれていますので、取りあえずストレスは溜まっていないようですね。乗ると煩いところを見せる馬ですが、それ以外の時はテンションを保つことができる馬でもあります。今後は『機を見て、三重ホーストレーニングセンターに移動してケア』(厩舎陣営)にあたっていくことになるかもしれません」
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あまり運動ができない中で、ストレスを溜めず落ち着いて過ごせているのは何よりです。
とは言えチャンピオンヒルズはいわゆる『ノンビリ休養する場所』ではなく、あくまで『調整と鍛錬の場』といった位置付けですし、馬も何となくそう感じていると思うんですよね。となると、療養、休養がメインの期間は、かつて(骨片除去手術後に)過ごした三重ホーストレーニングセンターにいた方がリラックスできる気もします。
そう言えば、骨片除去手術からの復帰時は、三重ホーストレーニングセンターからシュウジデイファームに移動して立上げを行い、その後栗東トレセンに直入りして3週間ほどでアーリントンカップ、さらに中2週でマイルカップに出たんですよね(^^;)
まあ、現時点でマイルカップのような目標があるワケではないので、さすがに今回は同じようにはならないでしょうが、場合によっては夏の休養先が北海道になる可能性もある…とは考えておこうと思います。
【2023/4/23京都 マイラーズカップ(G2/芝1600m)のキングエルメス:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のトリフィスは、おもに周回コースで軽いキャンター2000m、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。徐々にペースを上げて乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「手術歴のある右前の膝にも注意を払い、磁気治療によりケアを施しながら、試験的に終いのみ15秒まで伸ばして乗っているところ。まだ頭の位置が高くなってしまいがちで、うまく背中を使えていない感じですね。様子を見ながら、走行フォームの改善にも着手していきたいと思います」
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メリタテスに続き、トリフィスもチャンピオンヒルズで走行フォーム改善に取り組むことになりました。。と言っても、時期が時期なのでじっくり時間をかけているヒマはありません。来月にはトレセンに戻すと考えれば、月単位で時間をかけたメリタテスとは違い、おそらく数週間でどこまで改善できるか?といった取り組みになるだろうと思います。
それでも、この放牧期間中に少しずつでも良い方向に進むことができれば、必ずや来たるべきデビュー戦での成果につながるはずだと。。今はそうなることを信じて見守りたいと思います。
それにしても、今やチャンピオンヒルズはフォーム改善の虎の穴みたいになってきましたね。どんな馬でもうまくいくわけではないでしょうし、そう単純な話ではないのでしょうが、デビュー前の馬についてはなるべく早い段階でチャンピオンヒルズに入れて、全体的なフォームチェックをしてみては?みたいなことすら考えてしまいます(^^ゞ
チャンピオンヒルズ在厩のメリタテスは、引き続き、週2回半マイル55~58秒程度で乗り込まれており、25日の栗東トレセン帰厩が予定されています。
◇小泉厩舎長のコメント 「今週も半マイル56秒を切る時計で登坂。少しお時間をいただいて走行フォームの改善に努めたこともあり、だいぶ楽に動けるようになっていますよ。この馬なりに何とか飼葉を食べてくれており、乗りながらでも馬体重は443kg。入厩後の追い切りでも頑張りを見せてくれればと思います」
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メリタテスが脚部不安で島上牧場に放牧に出てから7ヶ月余り、その間、チャンピオンヒルズでは基礎体力の向上やフォーム改善にも取り組むなど、単なる休養ではないトレーニング漬けの日々を送ってきました。
その結果、小泉厩舎長から「だいぶ楽に動けるようになっている」とのコメントがもらえるまでになったわけですが、この時期になると、それが実戦につながれなければあまり意味がないですからね。そのためにもトレセンでの追い切りでイイところを見せ、矢作先生をその気にさせた上で、早めに一度レースを経験させたいところです。
馬体は443kgとそれほど大きくなってはいませんが、この時期に贅沢を言ってもアレですし、430kgぐらいをキープしてデビューができれば御の字でしょう。ということで、(2、3本追い切りを消化してみないと何ともですが)一応の心構えとしては最短スケジュール、6月頭からの実戦投入を想定しておこうと思います。
そしてもちろん、最初のレースからいきなり正念場だと考えています!