トゥジュールはジョイナスファーム在厩。今週もおもに周回コースでハロン20秒ペースのキャンター3500mを乗り込まれています。5月上旬の馬体重は486kgです。
◇稲村場長のコメント 「馬体の張りや毛づやといった点ではまだまだ良化の余地がありそうですが、馬体重が増えてくると同時に少しずつ動きが良くなってきましたね。ようやく軌道に乗り始めたといったところでしょうか。この感じであれば、今月下旬くらいから徐々に調教のペースを上げていけるかもしれません。ゲート練習については問題なくこなしてくれています」
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前回(4/28)近況では「まだ馬体に芯が通っておらず、ハミにモタれるなど不安定な様子」と言われてしまいましたが、今回は「馬体重が増えてくると同時に少しずつ動きが良くなってきた」と、だいぶ前向きなコメントが聞けました。
その一方で、「まだまだ良化の余地がありそう」とも言われていますので、すぐにトレセン入厩を窺うレベルではなさそうですが、今月後半からのペースアップとその反応により、デビュー時期のイメージぐらいはつかめるのかもしれません。
ジョイナスファームに移動した3月の470kg台からまだ馬体重が増え続けているように、全体として成長途上は明らかだと思いますし、基本的にはあまりデビューを急がず、基礎をしっかり固める方針で良いでしょう。でも、もしも夏デビューをめざすならそれはそれでアリですし、その場合はキチンと心の準備もしておきたいです(^^ゞ
テラステラは栗東トレセン在厩。まずはレース後の様子見が行われています。
◇岡助手のコメント 「10日から跨って角馬場へ。今のところ特に大きな反動はなさそうですので、このまま5月27日京都11R 葵ステークス(G3・芝1200m)に向けて調整を進めていくことになるかと思います。次は重賞ということもあってメンバーが揃いそうですが、本馬だってそれなりのパフォーマンスで駆けてくれていますからね。それほど引けを取るとは思っていません」
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まずは、橘ステークス2着の反動がなさそうで良かったです。それを踏まえて次走について、改めて「 葵ステークスに向けて…」との話がありましたので、中2週での重賞挑戦がほぼ確定したと考えて良いでしょう。
テラステラは1勝クラスの万両賞を勝ったあとにファルコンS (G3/芝1400m)で6着、そして前走・橘S(L/芝1400m)で2着と勝てていませんが、本馬の父モーリスだって3歳春は7戦2勝どまりの馬でしたからね。
その後モーリスは3歳の競馬を全休し、4歳になってから破竹の連勝街道を驀進することになるワケで、(さすがに同じ使い方にはならないとして)テラステラの本格化が3歳秋以降と考えても全く不思議ではないと思っています。
なので、岡助手が仰るように「(現時点でも)それほど引けを取るとは思っていない」ながらも、実は、ここで絶対に勝たなきゃいけない的な緊張感はありません。どちらかと言うと、矢作厩舎の『一銭でも多くぶんどる』路線の中で、もしも勝てたら大儲け、先々に繋がるパフォーマンスが出せれば合格点…ぐらいの気持ちで応援したいと思います。
まあ、そうは言ってもレースが近づいてくると、『あれ? もしかしたら勝てるんじゃね??』などと良からぬことを考え出す可能性は高いのですが、それはそれで、一口馬主の楽しみ方の一つということで(^^ゞ
【2023/5/7京都10R 橘ステークス(L/芝1400m)でのテラステラ:公式HPより】
美浦トレセン在厩のボンドオブラヴは、11日朝より坂路入りしており、まずは普通キャンター1本を消化しています。
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ボンドオブラヴが鈴木慎太郎厩舎に入厩、厩舎のツイッターでも「鈴木厩舎に新しい仲間が加わりました! 限られた時間の中で1日1日を大切に、初勝利を目指して頑張ろう」と紹介してくれています。
環境が変わっても美味そうに飼葉を食べていますから、普段の生活については全く大丈夫そうですね(^^)
鈴木厩舎に新しい仲間が加わりました!
— JRA鈴木慎太郎厩舎 (@s_suzukistable) May 10, 2023
ボンドオブラヴ号です😄
限られた時間の中で1日1日を大切に、初勝利を目指して頑張ろう✊#ボンドオブラヴ#遅咲きの兄の様に pic.twitter.com/aSfW5q2pmq
調教については坂路で16~17秒程度のキャンターを1本のみですから、ボンドオブラヴがどんな走りをする馬なのか、現在の状態がどうなのかを確認する意味合いが強かったのだろうと思います。
ただ、これで名実ともに鈴木慎厩舎の一員になれたわけですし、まさに「限られた時間の中で1日1日を大切に」「遅咲きの兄のように」の精神で、今度こそやる気を出して頑張って欲しいと思いますm(_ _)m