栗東トレセン在厩のバスラットレオンは、さきたま杯の結果などにもよりますが、本年も8月2日(水)イギリス・グッドウッド サセックスS(G1・芝8F)に予備登録を行いますので、取り急ぎお知らせいたします。
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おおーっ!(°◇°;) !
そういうことっすかぁっ!!!(°◇°;) !!!
サセックスSに挑む『パンサラッサの帯同馬はどうするの問題』については様々な憶測があったわけですが、その中には、バスラットレオンの2年連続出走、パンサラッサとの2頭出し案もあるにはあったと思います。
でも、バスラットレオンのさきたま杯出走が決まり、いかにも今年は国内専念的なムードになっていましたし、そもそも海外G1・2頭出しの可能性は限りなくゼロに近いとの思い込みもありましたので。。ただ、確かにパンサラッサの立場からすると、バスラットレオンがこれまで一緒に海外遠征を経験してきた最も心強いパートナーなのは間違いないんですよねぇ。。サセックスSでバスラットレオンが強敵になることを除けば…。
パンサラッサにもバスラットレオンにも出資している私としては、万が一2頭出しとなったら、できるだけイーブンな気持ちで応援することになるワケですが、厩舎としては、パンサラッサが逃げてバスラットレオンが2番手に控え、できるだけ後続を抑える作戦に…みたいなことになるのかな?とか、早くも先走った妄想が渦巻いています。
そう言えば、さきたま杯の結果がどうだったらサセックスSに行くんですかね。少し落ち着いて考えると、地方のコース、地方の砂をクリアできればNRA重賞無双路線、やはり欧州芝の方がとなったらサセックスSな気もしますが、そういう単純な基準じゃないだろと言われればそんな気も。。やはり、最後は総合的に判断…という事なんでしょうねぇ(^^;)
正直、今はまだ冷静に受け止め切れていませんが、こうなったらバスラットレオンにはさきたま杯をキッチリ勝って頂いて、本当に2頭出しをやるのかやらないのかも含めて目一杯ドキドキさせて欲しいですm(_ _)m
栗東トレセン在厩のテラステラは、先週末から坂路入りを再開しており、ここまでは普通キャンター1本の調整。19日にCウッドで追い切られる予定となっています。
◇宮内助手のコメント 「前走の疲れはほとんどないですし、ここまで順調にきていますよ。一度レースを使ってガスが抜けたこともあるのかもしれませんが、以前と比べて落ち着いている印象もあり、そのあたりはこの馬なりに気性面で成長が進んでいるのではないでしょうか。次走は予定通り、5月27日(土)京都11R 葵ステークス(G3・芝1200m)へ。一週前となる19日はコースでしっかり負荷をかける予定です」
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まず、「前走の疲れはほとんどなくここまで順調」なのは何よりです。
重賞であろうがリステッドであろうが好走には調子の良さが必要ですし、その点、一週前に「しっかり負荷をかける」流れはプラスポイント、きっと面白い勝負が可能な状態でレースに向かうことができるでしょう。
ただ、「以前より落ち着いている、この馬なりに気性面で成長が進んでいる」に関しては、長い目で見れば嬉しい話ながら、クールな坂井騎手には『短めの距離に向かうならもっと前進気勢があってもいい』と言われちゃいそうな気もします(^^ゞ
まあ、たまたま次は1200mの重賞にチャレンジするものの、現時点でテラステラを1200、1400m専用機にするつもりは(私には(^^;))ありませんし、本当の勝負は4歳シーズン以降と想定していますので、ここで完璧な競馬ができてしまうより、才能の片鱗と伸びしろの両方を感じさせる走りが見られれば大満足。微妙で難しい注文にはなりますが、(もしも勝てればすごく嬉しいものの)勝ち負けだけにこだわったレースをしなくても全然OKだと考えています。
あ、こんなことを書いてしまうと競馬の神様や矢作先生には怒られちゃいそうですね…。いや、きっと怒られちゃうだろうなぁ…。でも、出資者的には(目先の1勝はもちろん大切ですが)できるだけ長く活躍をして欲しいですからね。次走がそのための良い経験になってくれれば嬉しいですし、そのつもりでしっかり応援したいと思いますm(_ _)m
【栗東トレセン在厩のテラステラ:公式HP(2023/5/18更新)より】
【2023/5/7京都10R 橘ステークス(L/芝1400m)でのテラステラ:公式HPより】
美浦トレセン在厩のボンドオブラヴは、17日、内田博幸騎手を背にウッドを併せ馬で追い切られています。5/17の馬体重は496kgです。
- 23.05.17 内田博 美南W良 5F 68.9-54.0-39.7-12.7(6) 馬ナリ余力
ワンダーウォール(古馬1勝)末強めの内0.6秒追走同入
- 23.05.14 助 手 美浦坂稍 2回 60.2-44.8-30.1-14.9 馬ナリ余力
◇鈴木慎調教師のコメント 「ジョッキーに感触を掴んでもらう形。『まだまだ随所に幼いところがあり、集中力も足りていない』というのが内田騎手の感想でした。集中力を上げたいとは言え、いきなりブリンカーだと変に効きすぎてしまう恐れがありますので、今週はメンコを着用。来週の追い切りではチークピーシズを装着して試してみようかと思っています。レースは5月28日(日)東京3R 3歳未勝利(ダ2100m)、または6月4日(日)東京2R 3歳未勝利(ダ2100m)を視野に。東京の芝2400mでは切れ負けしそうですし、距離も1600mよりは2100mの方が良さそうですので、ダート2100mにチャレンジしてみたいと考えます。あとは馬の状態、そして内田騎手と相談の上、進めていきたいですね。素質は秘めているところを感じさせますので、何とか結果を出していけるよう色々工夫していきたいと思います」
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早速、内田騎手に跨ってもらって美浦ウッドで68.9-54.0-39.7-12.7秒。古馬1勝クラスを追いかけて併入したのは良かったですが、内田騎手には『まだまだ随所に幼いところがあり、集中力も足りていない』と言われてしまいました。
それでもメンコやチークピーシーズ、場合によってはブリンカーの活用なども含めて武して頂けそうですし、早くも次走の目標が出るなど、実戦の場で効果を検証できるのはとてもありがたいと感じます。
その次走に関しては、3戦目にして初めてダートを試すとのこと。思い返せば半兄クレッシェンドラヴも(集中力欠如で)調教の良さが実戦で全く出せず、デビュー戦と2戦目を負けたあとの3戦目にダートを試したんですよねぇ…。結局、クレッシェンドラヴは初のダート戦でも勝ち馬から2.6秒離れた10着に負けたわけですが、その後の4戦目から内田騎手とコンビを結成、5戦目にようやく初勝利を飾ることができました。
現時点で重賞2勝の兄と比べるのは可哀相としても、兄弟なのでどことなく似ている気がするのは致し方ないところ。さすがにダートに替わってガラリ一変とはいかないかもしれませんが、いろいろと試していく中で、(クレッシェンドラヴの5戦目のように)それまでの凡走がウソのように集中力が増す可能性だってありますからね。
とにかく今は、「何とか結果を出していけるよう色々工夫していきたい」との鈴木慎先生のお言葉が頼りです。せっかく鈴木慎厩舎に転厩し、内田騎手にも助けて頂けるわけですから、私もジタバタ応援していきたいと思います!
【2023/4/29京都5R 3歳未勝利(芝1800m)でのボンドオブラヴ:公式HPより】
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近況更新の内容自体はごく簡単なものですが、それより何より、ようやくトレセンに人(クラブ関係者)が入れるようになった、トレセン在厩馬の写真や動画を見られるようになったのはありがたいです。
こういう書き方をすると、他にないのかよ!とのご指摘を受けるかもしれませんが、今回の動画、写真の更新でようやく『コロナが5類になったんだなぁ』と実感できた気がします(^^ゞ
あとは展示会再開や牧場見学の解禁などがどうなるか…。(コロナ前より会員数が増えている気もしますので、クラブの皆さんは大変でしょうけれど)これまでコロナを理由に休止していたイベントなども、少しずつ活発になってくれたら嬉しいです。
それにしても、やはり動画や写真があると、バスラットレオンの元気さがよりストレートに伝わりますよね(^^)
【栗東トレセン在厩のバスラットレオン:公式HP(2023/5/18更新)より】
チャンピオンヒルズ在厩のパンサラッサは、おもに周回コースで軽いキャンター2000m、坂路でハロン16~20秒ペースのキャンター1本を乗られています。
◇小泉厩舎長のコメント 「ここまではウッドチップ坂路だけを使って、軽く気分良く走らせているところ。体調も上向いているようですし、元気印は相変わらずですね。牝馬を見つけてはブヒッとひと鳴き。いい休養になっているのは確かですが、なるべく余計な動きはさせないように注意しています」
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体調が上向いているのは何よりながら、「牝馬を見つけてはブヒッとひと鳴き」とはこれ如何に。。そちら方面への興味は来年種牡馬になってからにして頂いて、今はまだ現役競走馬の自覚をしっかり持っていて欲しいです。でもまあ、「元気印は相変わらず」と言われるぐらい、パンサラッサもまだまだ若いって事なんでしょうね(^^;)
その上で、次走に向けての調整には何の不安もありませんが、小泉厩舎長が仰るように、牝馬を気にして余計なアクシデントなどがあると一大事です。無事であればサセックスSで生涯最高の走りが見られる予感もしますので(根拠は薄いですけれど(^^ゞ)、くれぐれも女性問題などで失敗しないよう、よーく見張って頂ければと思いますm(_ _)m
【2023/3/25メイダン ドバイワールドカップでのパンサラッサ:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のトリフィスは、おもに周回コースで軽いキャンター2000m、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。週2回、半マイル55~58秒程度で乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「17日にウッドチップ坂路で半マイル55秒7を馬なりでマーク。以前のような前方に突っ込んでいくような走りではなく、体を起こして腰を使う走りに変わってきていますので、そのぶん軽く動けるようになってきましたね。腰をしっかりと動かすことで、同箇所のパンプアップにもつながりますし、ここからさらに軌道に乗せていければと思います。入厩まであと少しです」
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チャンピオンヒルズのウッドチップ坂路で馬ナリ55.7秒はマズマズの時計。時期が時期だけに、トレセンに戻った時はすぐにレースを使うことになるでしょうから、そこに向けた1本目の追い切りをこなしたイメージかもしれません。
となると、今月中には帰厩をして来月早々のレースでデビューになりますかねぇ…。「体を起こして腰を使う走りに変わり、軽く動けるようになってきた」というのは朗報ですから、あとはなるべく早く実戦で確かめたいですよね。
ここまでだいぶ時間が掛かってしまいましたが、ビシッと勝ち上がりを決めてもらえば苦労も報われるというもの…。いや、私は何もしていないのでアレですが、チャンピオンヒルズの皆さんのご苦労が初戦からカタチとなって表れて欲しいです!
◇小泉厩舎長のコメント 「右前にも硬さが見られましたので、念のためレントゲンを撮りましたが、骨に異常はなくひと安心。少しずつ乗り始めています。それに両トモにも疲れが溜まっているようですからね。そこは獣医師に相談してショックウェーブや磁気治療で対処していければと思っています。まだ前駆を使っての走りになっていますので、もう少し重心を後ろに持っていき、背中を使った走りができるように促していきたいところです」
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手術歴がある馬なので、脚元に問題がなくて本当に良かったです。万が一、この時季に骨が剥がれたりしてしまうと、さすがにデビュー云々の話ではなくなってしまいますからね(^^;)
その上で、これまでに溜まった疲れを癒すプロセスにおいて、チャンピオンヒルズお得意のフォーム矯正「もう少し重心を後ろに持っていき、背中を使った走りができるように」に取り組むことはきっとプラスになるでしょう。
時期が時期だけにやれることには限りがありますが、正直、経験馬相手の初戦から掲示板を外さないぐらいのレベルになっていないと…。その点、トリフィスは結構物覚えが良いタイプですし、ベースのスピードはあると思いますので、この放牧期間を有意義に過ごし、初戦勝ちが狙えるフォームを身につけて欲しいと思いますm(_ _)m
【シュウジデイファーム在厩時のトリフィス:公式HP(2023/5/1更新)より】
チャンピオンヒルズ在厩のキングエルメスは、ウォーキングマシン60分のみでケアにあたっています。
◇小泉厩舎長のコメント 「日々の水冷とレーザー照射で対処。まだ患部が落ち着いていない感じではありますが、痛みに関してはだいぶ楽になってきたようですね。馬房内にいる時間が長くなっているとはいえ、煩くする様子はなく、むしろ馬自身はこの休養を満喫しているようにも見て取れます。長期のお休みは非常に残念ですが、ストレスを感じていそうにないのは救いです」
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全治6ヶ月なので簡単に治るようなものではないわけですが、「痛みに関してはだいぶ楽になってきた」のは良かったです。痛みを伴う時期が長いと良くない影響が残る気もしますし、何よりツラい思いをして欲しくはないですからね。
その点、キングエルメスが「この休養を満喫している」のであればありがたいですし、心身ともにリラックスして過ごせていれば、復帰のための再始動もきっとうまくできる気がします。
先週も書きましたが、私は『うまくいけば年内復帰、覚悟としては今年は全休で来年のしかるべき時期に再スタート』を覚悟していますので、全ては脚元の回復次第の前提で、来年の京都金杯あたりを想定しておこうかと思います(^^ゞ
【2023/4/23京都 マイラーズカップ(G2/芝1600m)のキングエルメス:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のプライムラインは、おもに周回コースで軽いキャンター2000m、坂路でのハロン17~20秒ペースのキャンター1本で調整されています。
◇小泉厩舎長のコメント 「17日から一気に暑くなりましたので気が気ではありませんが、エアコン付きの馬房に入ったことで、一定の快適な時間が確保されますからね。この夏に一番気を付けたいのは、どん底まで調子を落とさないようにすること。ある程度バテるのは仕方ありませんが、抜け出すのに時間がかからないようにしておきたいところです」
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確かに、昨日から東京も一気に暑くなりました。これから梅雨も来ますし、このままずっと暑いわけではないですが、それにしてもこの時季に30℃とか勘弁して欲しいです(^^;)(場所によっては35℃のところもあったとか…)
ということなのですが、プライムjラインに関しては小泉厩舎長が仰る通りでありまして、「どん底まで調子を落とさないようにすること」、これが大事だと思うんですよね。多少の夏バテは覚悟の上なわけですが、それが尾を引くようなことになると、結局、年内に復帰できるかな?みたいなことになってしまう可能性がありますので。。
お休みの間はある程度ダラーッとしていてイイと思いますので、秋口の再始動をできるだけスムースに!をテーマと考えて、猛暑が予想される関西の夏をうまく乗り越えて欲しいと思いますm(_ _)m
【2023/4/30京都12R 東大路S(3勝C/ダ1200m)でのプライムライン:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のリヤンイヴェールは、おもに周回コースで軽いキャンター1500m、ウッドチップ坂路でハロン15~17秒ペース、またはフェルトダート坂路でハロン14~18秒ペースのキャンターを消化。18日の美浦トレセン帰厩が予定されています。5月中旬の馬体重は537kgです。
◇畠山厩舎長のコメント 「体調面に問題はなく、順調に乗れていますよ。牧場とトレセン間の移動で落ち着きを欠いたり、馬体を減らしてしまったりする心配もなさそうな馬ですからね。あまり輸送を苦にしないタイプなのではないでしょうか。17日晩の馬運車でこちらを出発し、18日の検疫でトレセン入りする予定になっています」
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ゲート試験に合格したのが4月21日。その時は「まだトモに力が付ききっていない。再びチャンピオンヒルズで乗り込んでからデビューを目指していく」とのコメントだったわけですが、それを思えばこのタイミングでのトレセン帰厩は(私の予想より)かなり早い感じです。。いや、もしかしたら、本当に6月デビューがあるかもしれない雰囲気です。
ただですね、「馬体を減らす心配がない馬」なのは良いとして、537kgはさすがに大きいですね(^^;)
もちろん、一般論としては小さいよりは大きい方が良いのですが、決して調教を緩めたわけでもないのにここ2週間で10kgも増えるとは、一体どういう遺伝子を受け継いだのか不思議です。
まあ、馬の成長進度は外からコントロールするわけにいきませんし、この時季にトレセンに入るほど動けているのは確かですから、引き続きスケールの大きな活躍を期待しつつ、来週以降の近況に注目したいと思いますm(_ _)m