3) 色土を自作する。
② 金属材料等を着色剤として使用する。
着色剤とは呼ばれない一般的な金属の中にも、土に色を付ける物も多く存在します。
代表的な物が弁柄(酸化第二鉄)で、含有量により明るい褐色から黒に近い褐色にする事が出来
ます。酸化コバルト(各種呉須)も少量で、青又は紺色に発色させる事ができます。
酸化銅や酸化クロムは、添加量によって、深緑や草緑、褐色掛かった緑などの色になります。
酸化チタンは黄色に、酸化ウランは紫色になります。色釉に添加する場合と同じ様に発色します
・ 但し、金属類を使用した場合、滲み(にじみ)易くなりますので、単独で使用する分には良いの
ですが、他の色土と併用する場合注意が必要です。特に酸化銅は顕著で、還元焼成すると赤く
変化しますので、注意して下さい。 当然、どの様な土に添加するかによって、発色の仕方は
変化します。
③ 混ぜ合わせて、中間色を作る。
市販の多くの着色剤で作った色土は、お互い混ぜる事が可能です。混ぜた色はその中間色に
なりますので、基本的な三原色(赤、青、黄)粘土を作り、適度に混ぜ合わせる事で、緑色や
紫色を作る事もできます。
④ 色粘土の制作方法。
) 元になる土を選ぶ。各種の色土を使い作品を作る場合には、鉄分を含まない、白い粘土
一種類を選びます。同じ土を使う事で、異なる色の着色剤を添加し、成形又は乾燥、焼成で
起こる「割れやひび」の危険を少なくします。
) 土の量を測る。着色剤を加えたからと言って、元の体積はほとんど変わらないと思って
下さい。又、着色剤の量を計測しながら、添加したとしても常に同じ発色になる訳ではありま
せん。それ故、必要量より多目に作っおき追加が無い様に準備する事が大事です。
) 着色剤の量を計測する。
1g単位以下で計測可能な秤(はかり)が有れば良いのですが、最悪5g単位程度が測れる
秤が必要です。着色剤の種類や濃淡など予め決めておき、色別に計測します。
計測後、やや広めの皿に移します。
) 粉末状の着色原料を霧吹きなどで、霧を吹き濡らします。その際、水分は控えめにし、原料が
「ベタツク」事の無い程度の軟らかさにします。
次に良く掻き混ぜ、「だま」が無い様にし、均一な軟らかさにします。
) 粘土に着色原料を混ぜる。
a) 粘土全体を上記皿に押し当て、着色剤を土に付けます。
その際、土は若干軟らかい方が良くくっつきます。
その後に、全体を菊練して濃度を調整します。粘土の量が1kgと多くなると、一度に均一の
濃度にする事は難しくなりますので、時間が掛かっても次のb)の方法で行う事を薦めます。
b) 他の方法に、粘土を細かく千切り、その土を上記皿の中の着色剤に押し当て、くっつけ、
更に、指で土を捏ね(こね)て、次々と土を積み上げます。全ての土に着色剤を付けたら、
全体を一塊にしてから、良く菊練りを施し均一の色付けにします。練った粘土を適当な位置で
切断し、切り口で混ざり具合を確認します。
c) 着色した土には、色名を書いたメモを付けて下さい。
着色したからと言って、見た目で直ぐに何色であるかを判断する事は難しいです。
即ち、どの色も似たり寄ったりの色土になりますので、注意書き(メモ)が無ければ判断
出来ない場合も珍しくありません。特に着色剤の混合が少ない場合は判別不能になります。
) 色土を混ぜ合わせて中間色を作る。
ピンクの土は、赤い土(赤土ではない)と白土を混ぜ合わせて作る事ができます。
緑色の土は、、黄色と青の色土を混ぜ合わせる事で得られます。
完全に混じる様に、菊練を繰り返し、時々糸で二等分してその切り口を見、均一に混ざって
いる事を確認します。
以下次回に続きます。