わ! かった陶芸 (明窓窯)

 作陶や技術的方法、疑問、質問など陶芸全般 
 特に電動轆轤技法、各種装飾方法、釉薬などについてお話します。

化粧土と色土36 色土を作る2

2013-11-14 22:16:27 | 陶芸入門(初級、中級編)

3) 色土を自作する。      

 ② 金属材料等を着色剤として使用する。  

   着色剤とは呼ばれない一般的な金属の中にも、土に色を付ける物も多く存在します。

   代表的な物が弁柄(酸化第二鉄)で、含有量により明るい褐色から黒に近い褐色にする事が出来

   ます。酸化コバルト(各種呉須)も少量で、青又は紺色に発色させる事ができます。

   酸化銅や酸化クロムは、添加量によって、深緑や草緑、褐色掛かった緑などの色になります。

   酸化チタンは黄色に、酸化ウランは紫色になります。色釉に添加する場合と同じ様に発色します

 ・ 但し、金属類を使用した場合、滲み(にじみ)易くなりますので、単独で使用する分には良いの

   ですが、他の色土と併用する場合注意が必要です。特に酸化銅は顕著で、還元焼成すると赤く

   変化しますので、注意して下さい。 当然、どの様な土に添加するかによって、発色の仕方は

   変化します。

 ③ 混ぜ合わせて、中間色を作る。   

   市販の多くの着色剤で作った色土は、お互い混ぜる事が可能です。混ぜた色はその中間色に

   なりますので、基本的な三原色(赤、青、黄)粘土を作り、適度に混ぜ合わせる事で、緑色や

   紫色を作る事もできます。

 ④ 色粘土の制作方法。

  ) 元になる土を選ぶ。各種の色土を使い作品を作る場合には、鉄分を含まない、白い粘土

     一種類を選びます。同じ土を使う事で、異なる色の着色剤を添加し、成形又は乾燥、焼成で

     起こる「割れやひび」の危険を少なくします。

  ) 土の量を測る。着色剤を加えたからと言って、元の体積はほとんど変わらないと思って

     下さい。又、着色剤の量を計測しながら、添加したとしても常に同じ発色になる訳ではありま

     せん。それ故、必要量より多目に作っおき追加が無い様に準備する事が大事です。

  ) 着色剤の量を計測する。

      1g単位以下で計測可能な秤(はかり)が有れば良いのですが、最悪5g単位程度が測れる

      秤が必要です。着色剤の種類や濃淡など予め決めておき、色別に計測します。

      計測後、やや広めの皿に移します。

  ) 粉末状の着色原料を霧吹きなどで、霧を吹き濡らします。その際、水分は控えめにし、原料が

      「ベタツク」事の無い程度の軟らかさにします。

     次に良く掻き混ぜ、「だま」が無い様にし、均一な軟らかさにします。

  ) 粘土に着色原料を混ぜる。

    a) 粘土全体を上記皿に押し当て、着色剤を土に付けます。

      その際、土は若干軟らかい方が良くくっつきます。

      その後に、全体を菊練して濃度を調整します。粘土の量が1kgと多くなると、一度に均一の

      濃度にする事は難しくなりますので、時間が掛かっても次のb)の方法で行う事を薦めます。

    b) 他の方法に、粘土を細かく千切り、その土を上記皿の中の着色剤に押し当て、くっつけ、

      更に、指で土を捏ね(こね)て、次々と土を積み上げます。全ての土に着色剤を付けたら、

      全体を一塊にしてから、良く菊練りを施し均一の色付けにします。練った粘土を適当な位置で

      切断し、切り口で混ざり具合を確認します。

    c) 着色した土には、色名を書いたメモを付けて下さい。

      着色したからと言って、見た目で直ぐに何色であるかを判断する事は難しいです。

      即ち、どの色も似たり寄ったりの色土になりますので、注意書き(メモ)が無ければ判断

      出来ない場合も珍しくありません。特に着色剤の混合が少ない場合は判別不能になります。

   ) 色土を混ぜ合わせて中間色を作る。

      ピンクの土は、赤い土(赤土ではない)と白土を混ぜ合わせて作る事ができます。

      緑色の土は、、黄色と青の色土を混ぜ合わせる事で得られます。

      完全に混じる様に、菊練を繰り返し、時々糸で二等分してその切り口を見、均一に混ざって

      いる事を確認します。

以下次回に続きます。

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