鈴木則文監督・共同脚本の'72年作品『女番長(スケバン)ゲリラ』をスカパーの東映チャンネルで見ました。
幸子(杉本美樹)率いる4人組のスケバンライダーが京都に乗り込み、地元のスケバン連合の縄張りを荒らして地元の総番長のリカと幸子がタイマン勝負をし、勝った幸子は武装したリカの部下らに取り囲まれますが、前総番長のナミ(池玲子)が帰ってきて幸子に縄張りを潔く渡すようリカに命じます。町で会ったナミの兄の中原は自分が仕える筒井組の組長に以前ナミを与えようとしてナミに逃げられたことから、すぐに京都を去るようにナミに言いますが、ナミな聞きません。幸子が筒井組の縄張りでしのぎをしたことで筒井組の介入を許し、ナミと幸子は鴨川でタイマン勝負をしますが、結局和解します。有名な僧侶のセックスを盗撮して100万円せしめた幸子らは筒井にそれを上納金をして取られ、幸子は中原を刺そうそして逆に捕えられそうになりますが、通りがかったボクサーの卵の一郎に助けられます。幸子は強引に一郎と寝て、翌日合宿に向かった一郎を追って仲間と西伊豆に向かいます。一郎を挑発して岩場の波打ち際でセックスする幸子。ジムの会長(水島道太郎)に一郎の落とし前として興行権の譲渡を迫る筒井は、会長の娘を誘拐しますが、ナミと合流した幸子らは娘を奪回し、武装した中原らに捕らわれていた会長も救い出します。しかし幸子らはその後、筒井らに捕らわれてリンチを受け、幸子は製材のノコで腕を切断されそうになりますが、一郎に助けられ、一郎は代わりに刺されます。生涯唯一のプレゼントだと言って幸子の名を刻んだブレスレットを送った一郎は死に、幸子は号泣します。夕暮れの海辺の焚き火で、一郎と幸子のことを歌った『赤色エレジー』が歌われ、幸子は復讐を胸に先ずリカを裏切りの総括としてバイクで引きずります。筒井の事務所に忍び込み、天井からナイフを落としますが幸子は捕えられてリンチを受け、ライフルを持って乗り込んだナミに血みどろの状態で解放されますが、ナミは中原を撃てずに捕えられ、筒井に犯されます。ナミを解放する中原はナミに縁を切られます。窓から見事な夕焼けが見える中、ダイナマイトをセットする幸子に、ナミは筒井を爆殺するチャンスを教えます。幸子は一人で総括することを誓い、山中で筒井や中原らの乗る車をつぶし、ダイナマイトがセットされた自分の車を故意に奪うように仕向け、彼らを爆殺します。そして新たな旅に仲間と出発するのでした。
意味も無く上半身裸になる女性などの猥雑な雰囲気と安っぽいアクションは70年代を象徴しているようにも思えました。すぐに情緒で湿っぽくなるのは『赤い手錠』の杉本美樹を懐かしんでしまうほどでしたが、ナミと幸子が和解する場面でのズームダウンなど、引いた画面が素晴らしかったように思います。淋病をやくざの三下に移すシーンなどコミカルな場面も豊富で、お色気映画としてもオススメです。
幸子(杉本美樹)率いる4人組のスケバンライダーが京都に乗り込み、地元のスケバン連合の縄張りを荒らして地元の総番長のリカと幸子がタイマン勝負をし、勝った幸子は武装したリカの部下らに取り囲まれますが、前総番長のナミ(池玲子)が帰ってきて幸子に縄張りを潔く渡すようリカに命じます。町で会ったナミの兄の中原は自分が仕える筒井組の組長に以前ナミを与えようとしてナミに逃げられたことから、すぐに京都を去るようにナミに言いますが、ナミな聞きません。幸子が筒井組の縄張りでしのぎをしたことで筒井組の介入を許し、ナミと幸子は鴨川でタイマン勝負をしますが、結局和解します。有名な僧侶のセックスを盗撮して100万円せしめた幸子らは筒井にそれを上納金をして取られ、幸子は中原を刺そうそして逆に捕えられそうになりますが、通りがかったボクサーの卵の一郎に助けられます。幸子は強引に一郎と寝て、翌日合宿に向かった一郎を追って仲間と西伊豆に向かいます。一郎を挑発して岩場の波打ち際でセックスする幸子。ジムの会長(水島道太郎)に一郎の落とし前として興行権の譲渡を迫る筒井は、会長の娘を誘拐しますが、ナミと合流した幸子らは娘を奪回し、武装した中原らに捕らわれていた会長も救い出します。しかし幸子らはその後、筒井らに捕らわれてリンチを受け、幸子は製材のノコで腕を切断されそうになりますが、一郎に助けられ、一郎は代わりに刺されます。生涯唯一のプレゼントだと言って幸子の名を刻んだブレスレットを送った一郎は死に、幸子は号泣します。夕暮れの海辺の焚き火で、一郎と幸子のことを歌った『赤色エレジー』が歌われ、幸子は復讐を胸に先ずリカを裏切りの総括としてバイクで引きずります。筒井の事務所に忍び込み、天井からナイフを落としますが幸子は捕えられてリンチを受け、ライフルを持って乗り込んだナミに血みどろの状態で解放されますが、ナミは中原を撃てずに捕えられ、筒井に犯されます。ナミを解放する中原はナミに縁を切られます。窓から見事な夕焼けが見える中、ダイナマイトをセットする幸子に、ナミは筒井を爆殺するチャンスを教えます。幸子は一人で総括することを誓い、山中で筒井や中原らの乗る車をつぶし、ダイナマイトがセットされた自分の車を故意に奪うように仕向け、彼らを爆殺します。そして新たな旅に仲間と出発するのでした。
意味も無く上半身裸になる女性などの猥雑な雰囲気と安っぽいアクションは70年代を象徴しているようにも思えました。すぐに情緒で湿っぽくなるのは『赤い手錠』の杉本美樹を懐かしんでしまうほどでしたが、ナミと幸子が和解する場面でのズームダウンなど、引いた画面が素晴らしかったように思います。淋病をやくざの三下に移すシーンなどコミカルな場面も豊富で、お色気映画としてもオススメです。