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ヴィアーリー・カネフスキー監督『ぼくら、20世紀の子供たち』

2011-03-18 00:13:00 | ノンジャンル
 ヴィアーリー・カネフスキー監督の'93年作品『ぼくら、20世紀の子供たち』をDVDで見ました。ロシアの子供たちを活写したドキュメンタリーです。
 並べられる赤ん坊。並べられるパン。乳母車の赤ん坊と、パンを食べるカップル。ビンを拾って稼ぐと言う路上の子供たち。彼らは年長者の溜まり場へスタッフを案内します。タバコを吸いながら盗みの話をする子供たち。車の窓を拭いて稼ぐ子供たち。家庭の事情から廃墟に住む子供たち。警察に連行される子供たち。父が殺された時のことを語る少年。檻の中の犬たち。そこから引っ張り出されて泣き叫ぶ犬。更正施設での子供へのインタビュー。マンドリンの合奏。合唱。工具で作業する更正施設の子供たち。盗みの前歴を語る更正施設の少年。面接を待つ家族たちが歌います。運び出される柩。殺人を犯した子供たちへのインタビュー。海水浴場の子供たち。教会で合唱する子供たち。路上でギターの弾き語りをする女性。多くの家族がくつろいで歌います。兵士の行進。海に女性を投げ込む男。『動くな、甦れ、死ね』と『ひとりで生きる』で共演したパーヴェル・ナザーロフとディナーラ・ドルカーロワが、バーヴェルのいる刑務所で面会します。パーヴェルのギターの弾き語り。これまで登場した子供たちの写真が多く示され、並べられた赤ん坊の映像で映画は終わります。
 小学校低学年の子供たちがタバコを吸い、当たり前のように盗みの話をするロシアの現状に驚き、またパーヴェル・ナザーロフが現実にも犯罪者になってしまっていたのにも驚きました。ロシアの子供たちの現状を知るには最適な映画だと思います。

 →Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/^m-goto)