ジョエル&イーサン・コーエン監督・脚本・共同製作の'04年作品『レディ・キラーズ』をWOWOWシネマで見ました。
“ミシシッピ州ソーシエ 保安官事務所”の字幕。画面の真ん中に一軒家の事務所。“ワイナー保安官の再選を”のポスター。居眠りしていた保安官は、騒音被害を訴えるマンソン夫人に起こされます。夫人が帰宅し、死んだ夫・オーサーの肖像画に語りかけていると、ドア教授(トム・ハンクス)が訪ねてきて、部屋を貸してもらいたいと言い、自分が指揮者の五重奏の練習のために地下室も使わせてもらいたいと言います。CM撮影で下働きをするバンケイク。アメフトの試合でドジりコーチから怒鳴られるランプ。ドーナツ屋に強盗に入り、店主らに撃退されるガウェイン。教会でゴスペルを聞くマンソン夫人は、教授に自分がボブ・ジョーンズ大学に毎月5ドルの寄付をしていることを語ります。初練習と称して地下室に集まる5人。ドアはカジノ船で清掃員として働くガウェインから現金が地下の会計室に集まることを聞き、掘削屋の“将軍”にトンネル作戦の指導を、何でも屋のバンケイクに爆破作業担当を、ガウェインにはスパイを、ランプには警備役をふり、自分の新聞広告で集まった彼らがこれから大富豪になることを宣言します。彼らの行動を終始見ている夫人の飼い猫。
女性客に手出ししてガウェインはカジノをクビになり、地下室から掘る穴も大きな岩に当たります。バンケイクは妻のマウンテンに爆薬を手配させ、ランプの提案でカジノの社長を買収することにします。掘った土を橋の上からゴミ運搬船に落とすドアら。保安官が訪ねてきて、とっさにベッドの下に隠れるドア。社長は無事買収でき、ガウェインは職場に復帰しますが、バンケイクとの諍いが絶えません。バンケイクは爆薬の説明をしていて間違えて爆薬を爆発させ、岩とともに自分の右手の人差し指をふっ飛ばします。
夫人が教会にいるうちに、会計室に侵入し、大金をせしめ、ガウェインは壁をふさぎ、バンケイクはトンネルを塞ぐために爆薬をセットしますが、いつまでたっても爆発しません。起爆装置を点検に行ったバンケイクは残り15秒で起爆装置を動かしてしまい、爆発前に何とかトンネルから脱出しますが、早めに帰宅していた夫人にお札が乱舞する地下室を見られてしまいます。夫人の友人が大勢来て、その前で詩の朗読をさせられるドア。友人たちが帰り、ドアは嘘をつきますが、不審に思う夫人が保安官に通報しようとするので、真実を語り、盗んだ金の半分はボブ・ジョーンズ大学に寄付すると言い、カジノの損は保険会社が償い、保険会社の損も保険の契約者が1セント損をするだけで済むと言うと、一旦は夫人はその話に乗ろうとしますが、オーサーの肖像画を見て思い直し、ドアに金を返すように言います。
ドアらは夫人をガウェインの拳銃で殺すことに決め、クジに当たったガウェインが殺しに行きますが、母を思い出し、夫人に逆襲されて退散してきます。臆病を責めるバンケイクと揉み合いになり、射殺されてしまうガウェイン。ドアらは死体を橋からゴミ運搬船に落とします。バンケイクは妻とともに金を持ち出そうとし、“将軍”に絞殺されます。また運搬船に落とされる死体。次にクジに当たった“将軍”は眠っている夫人を絞殺しようとしますが、鳩時計に驚いてパニクり、階段から転落死します。また運搬船に落とされる死体。いよいよランプとドアが残されますが、夫人を殺すのに反対するランプはドアに向けて拳銃を発射しますが空砲で、銃口を覗いて引き金を引くと、自分の顔を撃ち、運搬船に落ちていきます。橋の欄干に大ガラスが留まるのを見たドアは感動してE・A・ポーの詩を朗読しますが、カラスが飛び立つと欄干が崩れ、ドアの頭に当たり、ドアは気を失って橋に宙づりとなり、やがて運搬船に落ちていきます。地下室に大金が残されているのを発見する夫人。
翌朝、夫人はカジノで盗まれた160万ドルが自宅の地下室にあることを保安官に告げに行きますが、本気にしない保安官は夫人にあげると言い、夫人は全額大学に寄付することに決めるのでした。
コーエン兄弟ならではのブラックジョークにあふれ、楽しめる一編でした。
→Nature LIfe(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto)
“ミシシッピ州ソーシエ 保安官事務所”の字幕。画面の真ん中に一軒家の事務所。“ワイナー保安官の再選を”のポスター。居眠りしていた保安官は、騒音被害を訴えるマンソン夫人に起こされます。夫人が帰宅し、死んだ夫・オーサーの肖像画に語りかけていると、ドア教授(トム・ハンクス)が訪ねてきて、部屋を貸してもらいたいと言い、自分が指揮者の五重奏の練習のために地下室も使わせてもらいたいと言います。CM撮影で下働きをするバンケイク。アメフトの試合でドジりコーチから怒鳴られるランプ。ドーナツ屋に強盗に入り、店主らに撃退されるガウェイン。教会でゴスペルを聞くマンソン夫人は、教授に自分がボブ・ジョーンズ大学に毎月5ドルの寄付をしていることを語ります。初練習と称して地下室に集まる5人。ドアはカジノ船で清掃員として働くガウェインから現金が地下の会計室に集まることを聞き、掘削屋の“将軍”にトンネル作戦の指導を、何でも屋のバンケイクに爆破作業担当を、ガウェインにはスパイを、ランプには警備役をふり、自分の新聞広告で集まった彼らがこれから大富豪になることを宣言します。彼らの行動を終始見ている夫人の飼い猫。
女性客に手出ししてガウェインはカジノをクビになり、地下室から掘る穴も大きな岩に当たります。バンケイクは妻のマウンテンに爆薬を手配させ、ランプの提案でカジノの社長を買収することにします。掘った土を橋の上からゴミ運搬船に落とすドアら。保安官が訪ねてきて、とっさにベッドの下に隠れるドア。社長は無事買収でき、ガウェインは職場に復帰しますが、バンケイクとの諍いが絶えません。バンケイクは爆薬の説明をしていて間違えて爆薬を爆発させ、岩とともに自分の右手の人差し指をふっ飛ばします。
夫人が教会にいるうちに、会計室に侵入し、大金をせしめ、ガウェインは壁をふさぎ、バンケイクはトンネルを塞ぐために爆薬をセットしますが、いつまでたっても爆発しません。起爆装置を点検に行ったバンケイクは残り15秒で起爆装置を動かしてしまい、爆発前に何とかトンネルから脱出しますが、早めに帰宅していた夫人にお札が乱舞する地下室を見られてしまいます。夫人の友人が大勢来て、その前で詩の朗読をさせられるドア。友人たちが帰り、ドアは嘘をつきますが、不審に思う夫人が保安官に通報しようとするので、真実を語り、盗んだ金の半分はボブ・ジョーンズ大学に寄付すると言い、カジノの損は保険会社が償い、保険会社の損も保険の契約者が1セント損をするだけで済むと言うと、一旦は夫人はその話に乗ろうとしますが、オーサーの肖像画を見て思い直し、ドアに金を返すように言います。
ドアらは夫人をガウェインの拳銃で殺すことに決め、クジに当たったガウェインが殺しに行きますが、母を思い出し、夫人に逆襲されて退散してきます。臆病を責めるバンケイクと揉み合いになり、射殺されてしまうガウェイン。ドアらは死体を橋からゴミ運搬船に落とします。バンケイクは妻とともに金を持ち出そうとし、“将軍”に絞殺されます。また運搬船に落とされる死体。次にクジに当たった“将軍”は眠っている夫人を絞殺しようとしますが、鳩時計に驚いてパニクり、階段から転落死します。また運搬船に落とされる死体。いよいよランプとドアが残されますが、夫人を殺すのに反対するランプはドアに向けて拳銃を発射しますが空砲で、銃口を覗いて引き金を引くと、自分の顔を撃ち、運搬船に落ちていきます。橋の欄干に大ガラスが留まるのを見たドアは感動してE・A・ポーの詩を朗読しますが、カラスが飛び立つと欄干が崩れ、ドアの頭に当たり、ドアは気を失って橋に宙づりとなり、やがて運搬船に落ちていきます。地下室に大金が残されているのを発見する夫人。
翌朝、夫人はカジノで盗まれた160万ドルが自宅の地下室にあることを保安官に告げに行きますが、本気にしない保安官は夫人にあげると言い、夫人は全額大学に寄付することに決めるのでした。
コーエン兄弟ならではのブラックジョークにあふれ、楽しめる一編でした。
→Nature LIfe(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto)