gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

黒沢清監督『復讐 THE REVENGE 運命の訪問者』その2

2016-10-26 08:59:00 | ノンジャンル
 昨日の続きです。
 タエコ「どうしたの? わざわざ出迎えに?」「しばらく実家に帰ってみたら?」「夕べ、変な電話があったわ。でも警官と結婚したんだから覚悟はできてるの。もしかしてあのこと?」「ああ、やっと見つけた」。
 倉庫。トモハル「兄貴は急用ができた」大石「今回はあんたらの方から誰か警察に突き出してくれ」「ヤクザじゃないから若い者なんていない」「だったらこの始末どうつけてくれる?」「落ち度はあんたらだ」「永田、どうなんだ?」永田「こいつがシャブ中の件をチクったらしいです」「分かった、こいつをサツに」「こっちは済まない。俺たちと契約した以上最後まで付き合ってもらう」「助けてくれ、女の居場所知ってる。栄町のアパートだ」。トモハル、その男を射殺。
 マキ、男たちがアパートに来るのを見て逃げ出す。
 「マキが見つかった。交番に逃げ込んで来たらしい」。
 宮地の事務所。トキエ「トモハル!」。安城ら、トモハルを連行する。トキエ電話。「仕事よ、すぐに用意して」。電話切り、茂治に「もうあんたには任せておけない」。
 「マキ、見たのはあの男だろ?」と取調室のトモハルを指す。「黙ってるなら外へ。あいつと一緒に」「男と一緒に暮らしてる頃、仲間大勢と来た。電話一本で人殺し。あの男一人捕まえても私はどっちみち殺される」。身元引受人と帰るマキ。「逮捕理由がない以上、釈放だ」。「安城さん、奥さんから電話です」「やはり実家に帰るわ」。支度をするタエコの部屋の下に白いボックスカー。玄関にトキエ。タエコに白いボックスカー近づく。
 茂治とトモハル抱き合う。「姉さんは?」「仕事の最中だ」。白いボックスカーがやって来る。乗ったトモハル「名前さえ変えれば商売できる」。
 マンションの管理人「安城さん、道にこれが」とタエコの鞄を渡す。
 自宅の留守電。タエコの父「今日は来ないのかい?」
 茫然とする安城。
 退職届。家族写真。
 闇商人から拳銃とありったけの弾を買う安城。
 クリーニング工場。安城、茂治に「タエコは?」「知らない」「もう死んでるんだろ?」「俺は誰も殺してない。昔も。借金の取り立てで、せめてあんただけでも助けようと」トモハル「嘘だよ。自分で手を汚したくないだけ。汚い仕事はいつも俺。あんたの奥さんは死んだ。どうやって殺したか知りたいか?」。安城とトモハル、撃ち合う。白いボックスカーで逃げるトモハル。
 宮地の事務所の白い袋の中にタエコの死体を見つける安城。
 安城、拳銃を構えて大石組の事務所に乗り込み、電話を借りて、「広沢、宮地の事務所に死体がある。俺の妻のだ。宮地たちももうおしまいだ。俺は警官を辞める」。電話切り、「あいつら捕まればあんたもやばい。捕まる前に始末した方がいいんじゃないか? 取引しよう。宮地たちは俺が殺る。いるところを教えろ」「知らない」「じゃあ探せ」。
 宮地の事務所に薬莢を見つける広沢。安城が辞表を出したと知らされ、広沢「安城を捜せ」。
 永田、電話。
 トモハル、電話で「大石の狸は後回しだ」。電話切り、別の相手に電話で「仕事だ。皆電車で来い」。「当分ここで商売できる」茂治「お前、まさか安城を」「だってあいつだけは殺らなきゃ」「お前が早まったことしたおかげで、俺がどんなに苦労して表の顔をしてると」「もとは兄貴のヘマだ」。
 バーの検証。女2人の死体。広沢「ここはお前に任せる」。
 トモハル「お前、仕事したことあるのか?」「さっき2人やってきました」。
 安城が永田に運転させている車を追う広沢。
 永田、安城に「宮地らは密輸をやってたんです。それが殺しに。上は政治団体や宗教団体。一生搾り取れる」「お前も仲間か?」「俺はまともなヤクザです。あいつら普通じゃない。兄妹で結婚してる」。
 永田を拳銃で脅して車を降りる安城に、広沢「銃を捨てろ」。廃墟の中から銃弾。永田は逃げ、広沢は安城に飛びかかり、安城に撃たれる。「防弾チョッキは?」「撃たれるとは思わなかった」。廃墟に乗り込んだ安城は次々に男たちを射殺。永田とトモハルに「おーい、お前んところは兄妹で夫婦なんだってな。永田がそう言ってたぞ」「違う」。トモハル、永田に何発も撃ち込む。トモハル、白いボックスカーで逃げる。まだ死んでない男に「宮地たちはどこだ? 言えば医者呼ぶ」。何発も撃つ安城。
 安城、一軒家へ。トモハル拳銃。トキエ、茂治に拳銃持たせ、自分もマシンガン。
 草むらでトキエに撃たれるもトキエを射殺。防弾チョッキを脱ぐ。
 家に隠れていた茂治を見つけ、「お前なんか助けるんじゃなかった」と言う茂治に何発も見舞う。
 トモハルとは相撃ち。トモハルは起き上がり、海辺で倒れるが、安城は生きていて迫る。トモハルは自殺しようとするが弾切れ。安城、5発撃ち込む。
 家族写真燃える。「何もかも燃やした。だが拳銃は捨てなかった」。

 シルエットとリアルな遺体が印象的でした。