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フリッツ・ラング監督『飾窓の女』

2023-04-17 00:52:08 | 日記
 フリッツ・ラング監督の1944年作品『飾窓の女』をDVDで再見しました。

 サイト「映画ウォッチ」の「ネタバレあらすじ」に一部加筆修正させていただくと、
「創立1828年のニューヨークのゴーナム大学で講義を行なっているウォンレー教授(エドワード・G・ロビンソン)は犯罪心理学の専門家。謹厳実直な家庭人でしたが、避暑に出かける妻と2人の子供をグランドセントラル駅で見送った後、久しぶりの独身気分を味わいます。
 夜になって会員制クラブで友人たちと歓談しますが、その中には地方検事レイラー(レイモンド・マッセイ)もいました。10時半になってほろ酔い気分でクラブを出たウォンレーは、クラブの隣りにある店の窓に飾られた女性の肖像画に見惚れてしまいます。
 と、突然その肖像画そっくりの女性・アリス(ジョーン・ベネット)がウォンレーの前に現れました。彼女はその絵のモデルを務めたのです。
 アリスは驚くウォンレーをバーに誘い、彼もその気になります。彼女が自分をモデルにした他の作品も見せるというので、ウォンレーは彼女のアパートへ。こんな経験はウォンレーにとって結婚以来初めてでした。
 ところが絵を見ていると、突然1人の男が部屋へ入ってきます。どうやらアリスのパトロンらしく、彼女を殴りつけ、それを止めようとしたウォンレーにも襲いかかってきました。彼は首を絞められ、もがき苦しみます。
 アリスは彼を助けようとウォンレーの手にハサミを渡し、ウォンレーは無我夢中で男の背中を何度も刺します。男はぐったりし、やがて絶命してしまいます。
 ウォンレーは人を殺した事で動揺します。家族のことを思うと、自首もできません。仕方なくアリスに言われるまま死体を乗せると、郊外へと車を走らせます。
 そして適当な林の中に死体を捨ててしまいます。埋めたわけではないため、死体はすぐに発見され、殺人事件として捜査が始まります。皮肉なことに事件を担当した検事はレイラーで、ウォンレーは彼に誘われるままその死体発見現場に足を運ぶことになります。
 そして、さらにウォンレーを怯えさせたのは、殺された男・ハワードの用心棒を名乗る男が、女性を脅してきたことです。
 ウォンレーはアリスとともに彼を毒殺しようとしますが失敗します。これでもう自分はお仕舞だと考えたウォンレーは用意した毒薬をあおり、自殺しようとします。
 ――と、ここでウォンレーは目を覚まします。実は肖像画の女性アリスに会ったのも、その後男を殺したのも、すべてクラブで見た夢だったのです。
 ホッとしながらウォンレーは外へ出て、夢の中のように肖像画を眺めますが、そこへいきなりアリスとは違う女性が現れます。彼女は夜の女で、ただ煙草の火を借りようとしただけでした。しかしウォンレーは、もうあんな経験はたくさんとばかり、あわてて彼女のそばを離れていったのでした。」
 この映画でも場面の転換にはほとんどがオーヴァーラップが使われていて、大きな転換となる時だけ、フェイド・アウトとフェイド・インが使われていました。


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