今日、今度秦野ビジターセンターで行く山登りの集合場所・ヤビツ峠に車で行って駐車できるかどうか、確かめに行って来ました。どこまでもどこまでも登っていき、ガードレールの外は空。とても恐かったです。でもバスが運行しているんですから、運転手さん、すごいなあ、って思いました。
さて、今日も昨日に引き続き、天童荒太「家族狩り〈第三部〉贈られた手」の紹介です。
「子供の犯罪について語りたい」という電話が「心の悩み電話相談」にかかってきます。
游子は玲子を養護施設に連れて行きますが、玲子は一言も口を聞かず、スキを見て逃げようとします。
知り合いの葬式の帰り、両親の死をめぐる商売の話にうんざりした亜衣は、発作的に左手首をカッターで切ります。周囲から叱られどうしだった彼女は、母から新たな無理心中事件が亜衣の学校の生徒の家で起こったことを知らされます。亜衣は過食に走り、部屋に閉じこもり、鍵を取り付けます。母は「思春期心の悩み電話相談」に電話をかけます。
馬見原も練馬の一家3人殺しを聞き、家に帰ると妻が孫を抱かそうとし、真弓の夫も不義理を謝りますが、馬見原は何もしてやれません。練馬署で聞いたところでは、両親と子供の死体が発見され、息子の死体のそばにまた「愛を感じました」というメモが発見されたとのことでした。署からは動物の死体が玄関に置かれる事件を担当する椎村を助けてやれ、と言われますが、無視して実森家に向かい、前回の麻生家の事件に酷似していることが分かります。踏み込みが空振りに終ることが続き、署は内通者の内偵を馬見原に頼みますが、内通者は馬見原本人でした。油井から電話があり、急いで綾女の家に行くと、研司は隠れていて、油井は逃げた後でした。更正するという手紙を帰ってきた綾女に渡しますが、見るなり破り捨ててしまいます。
今回の実森一家の事件で、浚介は急きょ職員会議に呼ばれます。彼は游子に誘われ、思春期のセミナーに行きますが、質疑応答で、心の悩み電話相談をしている山賀という女性の演説が聴衆を引き付け、セミナー後もロビーで電話相談のチラシを配り出したのを、游子は止めますが、そこへ駒田が現れ、山賀は駒田を弁護し、連れってしまいます。
亜衣の学校の全校集会の日に亜衣は登校し、テレビリポーターたちに罵声を浴びせかけ、浚介も「学校にも教師にも責任がある」と発言してしまします。これは全国放送され、波紋を広げます。
浚介は田舎に引っ越し、草刈りをしてると、昔の教え子が現れ、今は家族もいる電気屋で修理してくれるといいます。
佐和子は夜のウォーキング中、猫をかまう男と挙動不信の老婆を見かけますが、帰りに玄関に猫の死体を置いた事件の現場を通りかかります。
この他にも游子のカバンに入っていた手紙の話、馬見原が浚介を訪ねて行く話、游子の祖父とその恋人の話、浚介のオヤジ狩りの後遺症の話、佐和子が池に落ちそうになる話、佐和子と馬見原の交流が書かれていて、椎村のかかえる事件と彼と父との交流、亜衣の家の様子に関してはかなりはしょって書いています。
第二部の最後で起こった実森家の事件の概要が明らかにされ、ここで初めて重要な登場人物として「思春期心の悩み電話相談」をしている山賀という女性が登場します。浚介は発言が全国放送されたために学校を辞めることになり、新しい人生を模索していきます。そして凶暴な油井、駒田の動向は? 続きは明日紹介する第四部でお楽しみください。
さて、今日も昨日に引き続き、天童荒太「家族狩り〈第三部〉贈られた手」の紹介です。
「子供の犯罪について語りたい」という電話が「心の悩み電話相談」にかかってきます。
游子は玲子を養護施設に連れて行きますが、玲子は一言も口を聞かず、スキを見て逃げようとします。
知り合いの葬式の帰り、両親の死をめぐる商売の話にうんざりした亜衣は、発作的に左手首をカッターで切ります。周囲から叱られどうしだった彼女は、母から新たな無理心中事件が亜衣の学校の生徒の家で起こったことを知らされます。亜衣は過食に走り、部屋に閉じこもり、鍵を取り付けます。母は「思春期心の悩み電話相談」に電話をかけます。
馬見原も練馬の一家3人殺しを聞き、家に帰ると妻が孫を抱かそうとし、真弓の夫も不義理を謝りますが、馬見原は何もしてやれません。練馬署で聞いたところでは、両親と子供の死体が発見され、息子の死体のそばにまた「愛を感じました」というメモが発見されたとのことでした。署からは動物の死体が玄関に置かれる事件を担当する椎村を助けてやれ、と言われますが、無視して実森家に向かい、前回の麻生家の事件に酷似していることが分かります。踏み込みが空振りに終ることが続き、署は内通者の内偵を馬見原に頼みますが、内通者は馬見原本人でした。油井から電話があり、急いで綾女の家に行くと、研司は隠れていて、油井は逃げた後でした。更正するという手紙を帰ってきた綾女に渡しますが、見るなり破り捨ててしまいます。
今回の実森一家の事件で、浚介は急きょ職員会議に呼ばれます。彼は游子に誘われ、思春期のセミナーに行きますが、質疑応答で、心の悩み電話相談をしている山賀という女性の演説が聴衆を引き付け、セミナー後もロビーで電話相談のチラシを配り出したのを、游子は止めますが、そこへ駒田が現れ、山賀は駒田を弁護し、連れってしまいます。
亜衣の学校の全校集会の日に亜衣は登校し、テレビリポーターたちに罵声を浴びせかけ、浚介も「学校にも教師にも責任がある」と発言してしまします。これは全国放送され、波紋を広げます。
浚介は田舎に引っ越し、草刈りをしてると、昔の教え子が現れ、今は家族もいる電気屋で修理してくれるといいます。
佐和子は夜のウォーキング中、猫をかまう男と挙動不信の老婆を見かけますが、帰りに玄関に猫の死体を置いた事件の現場を通りかかります。
この他にも游子のカバンに入っていた手紙の話、馬見原が浚介を訪ねて行く話、游子の祖父とその恋人の話、浚介のオヤジ狩りの後遺症の話、佐和子が池に落ちそうになる話、佐和子と馬見原の交流が書かれていて、椎村のかかえる事件と彼と父との交流、亜衣の家の様子に関してはかなりはしょって書いています。
第二部の最後で起こった実森家の事件の概要が明らかにされ、ここで初めて重要な登場人物として「思春期心の悩み電話相談」をしている山賀という女性が登場します。浚介は発言が全国放送されたために学校を辞めることになり、新しい人生を模索していきます。そして凶暴な油井、駒田の動向は? 続きは明日紹介する第四部でお楽しみください。
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