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ルイ・フイヤード監督『ファントマ対ファントマ』

2023-05-05 00:13:09 | 日記
 ルイ・フイヤード監督の1914年作品『ファントマ対ファントマ』をDVDで観ました。

 リフレットの「物語の構成」に一部加筆修正させていただくいと、
「第一章 ファントマと世論 ファントマとジュ―ヴェが同一人物であるとのまことしやかな噂が新聞を通じて広まり、後者が投獄されてしまう。
「第二章 血を流す壁 一方、アパートの家主である老いたモシュ氏(実は変装したファントマ)が、集金人に税金を払う。次いで集金人は上階に住む(おそらくヒモの)ポレとその女ニニの部屋へ徴収へ向かう。ところがニニがドアを開けた途端に、ポレが金づちで集金人を殴打する。上階の物音に気づいてポレの部屋へ向かったモシュは倒れている集金人を発見、ポレとニニの目を盗みつつ咄嗟に彼のカバンを奪って自室に戻り、金庫の中に隠す。二人がカバンを取り返しにやって来ると、ポレの手にしたナイフを難なく取り上げたモシュは、経済的苦境から逃れる手助けをしてやると彼らに話す。その後、新たな入居者がモシュのもとを訪れる。広すぎる部屋を仕切って分割してもらいたいとの彼女の要望に応じ、改装工事がおこなわれることになった。ところが壁紙貼りの職人が交代させられ、この新たな職人が壁に穴を開けるとそこから血が流れだす。警察が呼ばれ、壁が壊されると、内部には集金人の遺体が隠されていた。警官に誰何さえた職人が差し出した名刺には、「ニューヨークの私立探偵トム・ボブ」と記されている。ボブは今や再婚し、アレクサンドラ大公妃となったベルタム卿夫人のもとを訪れる。彼女はすぐさまこのこの「ボブ」がグルン=ファントマであることに気づく。ファントマは嫌がる大公妃に明治て、次のような告知を新聞に掲載させる。ファントマ捕縛資金を募る仮装舞踏会を大公邸でおこなう、というものだ。
「第三章 ファントマ対ファントマ 舞踏会の夜、ファンドールは全身を黒装束で覆ったファントマの扮装で会場にあらわれる。しかし同じことを想いついた警官の一人も、黒装束姿で会場にやって来る。二人の「ファントマ」に元ベルタム卿夫人は狼狽するが、続いてやって来た三人目の黒装束こそ本当のファントマだと気づいた彼女は恐れおののく。舞踏会の最中、邸の外で偽ファントマ(景観)と本物のファントマがもみ合い、前者が胸を刺されて死ぬ。邸に戻ったファントマは、右腕を刺されて負傷していた。警察署長は、もし収監中のジュ―ヴがファントマなら右腕を負傷しているはずだと考えてその腕を検めさせるが、果たして彼は負傷していた。ジュ―ヴの要望で看守が集められ、ポケットのなかに麻酔薬とナイフを忍ばせていたニベが犯人だとわかる。こうしてジュ―ヴェへの嫌疑は晴れるが、捜査を円滑に進めるためにこの件は極秘とされる。
「第四章 決着 一方ファンドールは、パリ郊外の廃墟でモシュ=ファントマとポレら犯罪者集団が分け前をめぐって揉めている様子を密かにうかがっている。モシュは「刑務所から来たファントマの手紙」を示して今少し待つように彼らをなだめる。一団がしかたなく引き下がった後、モシュは井戸のなかから小型金庫を引き上げて打ち捨てられた建物に隠す。一部始終を密かに観察していたファンドールは、モシュが出て行った後、その金庫を地下室の敷石の下に隠しておく。その頃ジュ―ヴのオフィスに改装職人を装った一団が押し入って、彼を誘拐する。ジュ―ヴをファントマではないかと考えた、先ほどの犯罪者集団の仕業によるものだ。彼らは郊外にある隠れ家の地下室へジュ―ヴを連れて行き、事実を白状させようとする。大樽のなかに隠れていたファンドールが、樽にもたれかかったジュ―ヴにこっそりと━━自分はファントマで、カネは敷石の下にあると話すよう━━指示する。この計略はうまくいく。同じ頃、トム・ボブ=ファントマは警官隊をモシュの隠れ家に連れてくる。手下たちをお払い箱にして、カネを独り占めするためだ。悪党たちは一網打尽にされるが、ジュ―ヴとファンドールの姿を認めたボブ=ファントマは密かに姿を消す。その後ベルタム卿夫人邸に忍び込んだファントマは、舞踏会で集めたカネを持ち去ろうとするが、ジュ―ヴとファンドールに掴まる。しかし連行中に彼は、二人を落とし穴に落とすとひとり逃げてゆく。」

 この映画もすべて固定カメラでした。


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