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サミュエル・フラー監督『クリムゾン・キモノ』その3

2018-05-27 00:05:00 | ノンジャンル
 クリストファー・ケンワーシー著の’16年作品『名監督の技を盗む! スコセッシ流監督術』を日本語版でよみました。右ページに4つのショットの写真が掲載されていて、左ページにそのショットを撮った理由が書いてあるという構成でしたが、数ページ読んだところで、その先を読むことを断念しました。結論からいうと、左に書いてある解説があまりにもつまらなかったからです。もしこれから買おうと思っている方は、本屋で中身を確かめた上で買われた方がいいと思います。

 さて、また昨日の続きです。
 ジョー「あんな皮肉を言うとは。奴の嫉妬は異常だ」クリス「思い過ごしよ」「いいや。俺の気持ちが分かるもんか。前から差別してたんだ」「疑うからそう見えるのよ」「俺は誰だ? ごめん。君に当って」「それほど傷ついたのね」「君の心が離れたらつらい。チャーリーだけには差別されたくない。俺のいないところで見下してたのか? 君に何を求めれば?」「すべてよ。愛してるわ。信じれば愛は見つかるはず」「さよなら、クリス」。
 沈み込むジョー。着飾った日本人の少女たちが笑う。ジョーの表情が緩んだところにチャーリー「話していいか? 誤解するな」ジョー「詫びはいらん」チャーリー「何のわびだ?」ジョー「お前が勝手に決めつけてる。時間の無駄だ」チャーリー「クリスとのことは驚いた。俺の顔に出たのはたぶん憎しみだ。健全なジェラシーだ。こっちを向け。ジョー。一番の親友だろ? お前に輸血されたことも」ジョー「忘れたよ」チャーリー「脳が腐ったのか? 仕事は?」ジョー「しばらく休む」チャーリー「事件はまだ片付いていない。俺の問題も」ジョー「これが限界だよ、クリス」。ジョーが見上げると、そこにクリスが。ジョー「なぜここに?」「あなたに自分の間違いに気付いてほしかった。ジョー、逃げないで。これじゃ人生から逃げてるのと同じ。一番つらい心の傷を残すことに」「やめろ。俺はもう忘れたいんだ」「どうして?」。クリス「ハンセルがいたわ!」。
 人形展に向かう3人。ハンセルを追い詰め、「座れ」。IDカードを見て「ポール・サンド。本名か?」「はい」「なぜシュガーとの関係を隠した?」「彼女は友人だ。図書館で誤解されると困るから。私の評判を守るため。彼女も協力した」「ショーは君のアイディアだったのか?」「そうだ。役者を捜したら金をくれた」「なぜ殺した? 何があったか正直に言え。彼女は魅力的だった。君が手伝うのも分かる。鼻先であしらわれたのか? 相手にされなくて殺したのか? かつら職人もグルだろう?」「いや」「では彼女を撃ったのは誰だ?」。ローマ、拳銃を構えて現われ「ポール、私と逃げて」。ジョーが背広から拳銃を取り出すと、ポールとローマ、逃げ出す。追跡劇の後、ポール、ジョーの銃弾を受け、倒れる。ジョー「救急車を」ローマ「あの女はポールを奪った。皆の前で肌をさらすような女に奪われ、ショックだったわ。でも間違ってた。彼は潔白よ。彼女とは何もない。私の妄想だった。自分が嫌われたと思った。彼女の魅力的な姿に嫉妬した。みじめだわ。神よ、私を許して」。
 チャーリー、ジョーに「発砲したのか?」「ああ、命は大丈夫。彼女が犯人だ」「動機は?」「男を取られたと思ったらしい。自分の妄想に振り回された。そう見えたんだ。何と言えばいい?」「もう顔に出てる」「なぜ君を疑ったのか。愚かだからさ」。去ろうとするチャーリーに「待て。まだ相棒か?」「いや。残念だ。俺もクリスのことは辛い。だが事件はお前のお陰で解決した」。クリス「ジョー!」と駆け寄る。クリスと抱き合うジョー。マック「巡査部長、つらいね」チャーリー「ああ」「さあ、一杯飲もうか?」「君は真珠だ」「ありがとう。でも男の方がいい。アコヤ貝に抱かれるより」。キスするクリスとジョーの姿で映画は終わる。

 男女の三角関係を見事に描いた映画でした。

 →Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto

P.S 昔、東京都江東区にあった進学塾「早友」の東陽町教室で私と同僚だった伊藤さんと黒山さん、連絡をください。首を長くして福長さんと待っています。また、この2人について何らかの情報を知っている方も、以下のメールで情報をお送りください。(m-goto@ceres.dti.ne.jp)

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