アルフレッド・ヒッチコック監督、ロバート・バークス撮影、バーナード・ハーマン音楽の1959年作品『北北西に進路を取れ』をNHK・BSプレミアムで再見しました。
サイト「映画ウォッチ」の「ネタバレあらすじ」に一部加筆修正させていただくと、
「「この作品に登場する人物や組織はすべて架空のものである」の字幕。ニューヨークで広告会社を営むロジャー・ソーンヒル(ケーリー・グラント)はホテルのロビーで突然男2人に拉致されます。連れて行かれた屋敷にはタウンゼント(フィリップ・オバー)という男がいて、彼を詰問します。
どうやらロジャーをキャプランというスパイの男と間違えているようでした。ロジャーは無理やりアルコールを大量に飲ませられ、車の運転席に乗せられ、危うく車の事故に見せかけて殺されかけますが、途中から追跡してきたパトカーの警官に助けられます。
ロジャーはタウンゼントを逮捕させようと警察と一緒に屋敷に出かけますが、そこには別の人間が住んでいました。ロジャーには訳が判りません。
ロジャーはタウンゼントが国連本部で演説する話をしていたのを思い出し、単身国連ビルへ向かいます。呼び出してもらうとタウンゼントが来ましたが、全くの別人です。しかもその場で彼は投げナイフで殺され、ロジャーがその犯人に間違われてしまいます。
彼の写真は新聞の一面で大きく扱われ、申し開きはできそうもなく、彼は仕方なく警察から逃亡する羽目になります。事前にキャプランの情報を得ていたため、ロジャーはその行方を追おうとシカゴ行の列車に乗り込みますが、そこでイヴ・ケンドール(エヴァ・マリー・セイント)という女性と親しくなります。
実は彼女は敵の仲間でした。タウンゼントになりすましていたのはヴァンダム(ジェームズ・メイソン)というスパイです。
イヴはロジャーを騙して単身広大な畑へ向かわせます。そこでロジャーはセスナ機からの機銃掃射や毒薬の散布の攻撃を受けますが、たまたま通りかかったタンク車を体当たりで止め、セスナ機はタンク車にぶつかり、炎上します。なんとか難を逃れた彼は、キャプランが宿泊しているというホテルに行きますが、イヴに再会するものの、もうその正体を疑っています。
彼女は密かにオークション会場に向かうのですが、あとをつけてみると案の定そこにはヴァンダム一行がいました。ロジャーは彼らにオークション会場で殺されかけますが、とんでもない落札価格を言って会場を混乱させ、客を殴り、わざと自分を警察に捕まえさせます。
その後、ロジャーは教授という暗号名の米国側スパイから接触を受け、実はイヴが二重スパイであることを知ります。
教授とともにラシュモア山まで飛んだロジャーは、イヴの作戦がうまく行くように協力することにします。ヴァンダムと一緒だったイヴにロジャーは詰め寄りますが、イヴはロジャーを拳銃で倒し、混乱の中をヴァンダムらとともに逃走します。
ロジャーはヴァンダムのアジトに潜入して盗み聞きすると、すでに敵はイヴの拳銃が空砲だったことから彼女の正体を見破っていて、飛行機から落として彼女を殺す算段を立てていました。ロジャーは自分のロゴ入りのマッチ箱に「君の正体は割れている。2階のイヴの自室にいる」と書いて、2階からイヴの座っている近くにマッチ箱を落とします。それに気づいたイヴは出発しようとしているヴァンダムに「イヤリングを忘れた」と言って、自室に戻り、ロジャーは事情を話して「絶対に飛行機に乗るな。彼らが得たマイクロフィルムはオークションで彼らが入手した陶器の人形の中にある」と教えます。イヴは一旦は飛行機に乗りますが、ヴァンダムのアジトから銃声が聞こえ、それに気を取られたヴァンダムからイヴは人形を奪い、飛行機から飛び降り、車で迎えに来たロジャーと合流します。しかし、屋敷の門は開けられず、2人は歴代大統領の顔が刻まれた巨大な岩のモニュメント、ロシュモア山を徒歩で降りるしかなくなります。ヴァンダムの手下が2人彼らを追いかけてきます。1人はナイフでロジャーを襲いますが、ロジャーが突き落として殺し、もう一人はイヴを腕一つで支えているロジャーが岩にかけている手を踏みます。しかし、教授に呼ばれてきた保安官の銃弾で敵が倒れ、命拾いします。ロジャーは必死でイヴの手を引き寄せ、少しずつ上げられたイヴに対し、最後は「ようこそ、ソーンヒル夫人」と言うと、2人は寝台列車のベッドで一緒になり、列車は勢いよくトンネルの中に入っていくのでした」。
緻密な画面構成、ラブシーンで流れる『めまい』(この作品の前作)を思わせる素晴らしいバーナード・ハーマンの音楽、当時55歳だったケーリー・グラントの魅力と、見所満載の映画でした。
サイト「映画ウォッチ」の「ネタバレあらすじ」に一部加筆修正させていただくと、
「「この作品に登場する人物や組織はすべて架空のものである」の字幕。ニューヨークで広告会社を営むロジャー・ソーンヒル(ケーリー・グラント)はホテルのロビーで突然男2人に拉致されます。連れて行かれた屋敷にはタウンゼント(フィリップ・オバー)という男がいて、彼を詰問します。
どうやらロジャーをキャプランというスパイの男と間違えているようでした。ロジャーは無理やりアルコールを大量に飲ませられ、車の運転席に乗せられ、危うく車の事故に見せかけて殺されかけますが、途中から追跡してきたパトカーの警官に助けられます。
ロジャーはタウンゼントを逮捕させようと警察と一緒に屋敷に出かけますが、そこには別の人間が住んでいました。ロジャーには訳が判りません。
ロジャーはタウンゼントが国連本部で演説する話をしていたのを思い出し、単身国連ビルへ向かいます。呼び出してもらうとタウンゼントが来ましたが、全くの別人です。しかもその場で彼は投げナイフで殺され、ロジャーがその犯人に間違われてしまいます。
彼の写真は新聞の一面で大きく扱われ、申し開きはできそうもなく、彼は仕方なく警察から逃亡する羽目になります。事前にキャプランの情報を得ていたため、ロジャーはその行方を追おうとシカゴ行の列車に乗り込みますが、そこでイヴ・ケンドール(エヴァ・マリー・セイント)という女性と親しくなります。
実は彼女は敵の仲間でした。タウンゼントになりすましていたのはヴァンダム(ジェームズ・メイソン)というスパイです。
イヴはロジャーを騙して単身広大な畑へ向かわせます。そこでロジャーはセスナ機からの機銃掃射や毒薬の散布の攻撃を受けますが、たまたま通りかかったタンク車を体当たりで止め、セスナ機はタンク車にぶつかり、炎上します。なんとか難を逃れた彼は、キャプランが宿泊しているというホテルに行きますが、イヴに再会するものの、もうその正体を疑っています。
彼女は密かにオークション会場に向かうのですが、あとをつけてみると案の定そこにはヴァンダム一行がいました。ロジャーは彼らにオークション会場で殺されかけますが、とんでもない落札価格を言って会場を混乱させ、客を殴り、わざと自分を警察に捕まえさせます。
その後、ロジャーは教授という暗号名の米国側スパイから接触を受け、実はイヴが二重スパイであることを知ります。
教授とともにラシュモア山まで飛んだロジャーは、イヴの作戦がうまく行くように協力することにします。ヴァンダムと一緒だったイヴにロジャーは詰め寄りますが、イヴはロジャーを拳銃で倒し、混乱の中をヴァンダムらとともに逃走します。
ロジャーはヴァンダムのアジトに潜入して盗み聞きすると、すでに敵はイヴの拳銃が空砲だったことから彼女の正体を見破っていて、飛行機から落として彼女を殺す算段を立てていました。ロジャーは自分のロゴ入りのマッチ箱に「君の正体は割れている。2階のイヴの自室にいる」と書いて、2階からイヴの座っている近くにマッチ箱を落とします。それに気づいたイヴは出発しようとしているヴァンダムに「イヤリングを忘れた」と言って、自室に戻り、ロジャーは事情を話して「絶対に飛行機に乗るな。彼らが得たマイクロフィルムはオークションで彼らが入手した陶器の人形の中にある」と教えます。イヴは一旦は飛行機に乗りますが、ヴァンダムのアジトから銃声が聞こえ、それに気を取られたヴァンダムからイヴは人形を奪い、飛行機から飛び降り、車で迎えに来たロジャーと合流します。しかし、屋敷の門は開けられず、2人は歴代大統領の顔が刻まれた巨大な岩のモニュメント、ロシュモア山を徒歩で降りるしかなくなります。ヴァンダムの手下が2人彼らを追いかけてきます。1人はナイフでロジャーを襲いますが、ロジャーが突き落として殺し、もう一人はイヴを腕一つで支えているロジャーが岩にかけている手を踏みます。しかし、教授に呼ばれてきた保安官の銃弾で敵が倒れ、命拾いします。ロジャーは必死でイヴの手を引き寄せ、少しずつ上げられたイヴに対し、最後は「ようこそ、ソーンヒル夫人」と言うと、2人は寝台列車のベッドで一緒になり、列車は勢いよくトンネルの中に入っていくのでした」。
緻密な画面構成、ラブシーンで流れる『めまい』(この作品の前作)を思わせる素晴らしいバーナード・ハーマンの音楽、当時55歳だったケーリー・グラントの魅力と、見所満載の映画でした。
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