昨日の続きです。
列車内。女「お客さんと旅行するの初めて」。青木と坂上は三好に“難波組若頭 野崎満洲男”(室田日出男)を紹介し、難波組の跡目の相談を受けていると話す。そこへ梅毒で頭がおかしくなった“山守組々員 橋八郎”(宍戸錠)が現れる。山守も来て、青木は「三好が困ってるんで呼んだ。これの分の百万を払ってやってくれ」と言うと、山守の妻が「いつでも取りに来て。積もる話もある」と答える。そこへ女(菅井きん)が乱入し、青木に「あんたの命令で難波を息子は殺して死んだが、たった5万の小遣いしかもらってない」と言う。青木は後で届けると言い、山守は「親の恩は深い」と泣く。
夜、三好は枕の下に刃物を隠す。翌朝、青木の妻は三好が連れて来た女に、三好が青木を殺しに来ていて、その楯にあんたを使っていると言う。“難波組幹部 関勝”(松方弘樹)は三好に、いつでも仇を討ちに青木のところへ行きたいと言い、青木は野崎を難波の跡目につけようとしていると言う。三好はム所で苦労してきたあんたが継ぐべきだと言ったが、関は「わしらはまともには扱われん」と答える。三好は関に北見を預かってもらうことにする。三好が連れてきた女は「私が朝鮮人だと思って」と言って怒り、三好に斬りかかる。
青木は難波組の残党を支配下に入れ、山守を引退させようと考えていた。青木「関は俺をよく思ってない」三好「親を取られたんだから」「山守に引退してもらうつもり。山守組はなくなる」「するとわしはいよいよ糸の切れた凧」「いっそ堅気に。このバーやる」「あまり安う見るな」「すまん、女を世話しよう」。その夜、三好は電灯を消し、女の部屋の窓を破り逃げ出し、北見に拳銃をもらい「青木と刺し違える」と言う。翌日、三好は青木に「昨晩は用で知人宅にいた」と言い、鑑別所の許しを得て四国に行くための餞別をもらう。
青木は山守に引退を迫る。“四国・松山 緒方組長邸”。“緒方組二代目 緒方正範”は高松と揉めていて資金集めをしていると三好に言う。呉では青木の意向を受けた難波組二代目候補の野崎が、反対派の関を襲撃するが、夜の暗さが関に幸いし、一命は取り留める。翌日、三好は秘かに呉で関を見舞うと、坂上が現れ、青木を取ろうと思ってると言う。親父はいくらでも出すと言っているし、関の下の者も加勢すると言っているので、力を貸してほしいと坂上は言うが、今度は山守が現れ、三好に50万円を渡す。「百万では?」「組解散して難しい時。他の者は5万。坂上に協力してやってくれ」。山守は部屋を出て盗み聞きする。坂上「そんらと青木は兄弟分の盃がある手前、青木が取られたらそんな黙っとる訳にはいかんじゃろう。青木との盃を水にせい」「いつやる?」「野崎の難波組二代目襲名の日に」「じゃあやってみな。やりやすいようにやっちゃるけ。断っとくが、こっちの都合でやることだで」。
ナイトクラブに三好は青木を呼び出し、松山の緒方と盃して四国に骨埋めるつもりなので、盃を水にしてくれと頼む。三好が持ってきていた盃は既に割れていた。青木は同意し、自由な身の三好を羨ましがる。
危険を感じた青木は襲名式を繰り上げ、呉の地盤を固め、身辺警護を厳重にする。情勢は急展開し、相次ぐ殺傷事件に警察はこの日に野崎らを関殺人未遂の罪で逮捕。坂上は青木を取るのに失敗する。北見は三好に「坂上は青木を殺る気がない。山守に促されて動向を探ってるだけ。関の若い者にはいずれ三好が青木を殺るとまで言ってる」と言う。三好は坂上を呼びつけるが、「わしが広島を押さえたら本当にやるんだろうな」と念を押し、その場で指を詰める。三好はそれを海津組に持って行き、呉には手を出さないように頼む。北見は尻込みする坂上の子分を斬りつけ、坂上に青木を誘い出させる。青木の護衛と坂上の手下の間で銃撃戦が起こり、傷を負った青木は逃げ出すが、松葉杖姿の関にとどめを差される。
青木の葬儀に三好は参列する。坂上は遺影に泣きつき、仇を取ると誓う。その後、野球拳で乱痴気騒ぎする山守は、三好を褒める。「1人のヤクザが死に、1人のヤクザが復権した。昭和38年に始まる第2次広島抗争事件の血みどろの立て役者の1人に三好はなっていくことになる」のナレーションで映画は終わる。
アクションシーン以外でもカメラが斜めになったりし、暗い画面が目立つ映画でした。
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto)
列車内。女「お客さんと旅行するの初めて」。青木と坂上は三好に“難波組若頭 野崎満洲男”(室田日出男)を紹介し、難波組の跡目の相談を受けていると話す。そこへ梅毒で頭がおかしくなった“山守組々員 橋八郎”(宍戸錠)が現れる。山守も来て、青木は「三好が困ってるんで呼んだ。これの分の百万を払ってやってくれ」と言うと、山守の妻が「いつでも取りに来て。積もる話もある」と答える。そこへ女(菅井きん)が乱入し、青木に「あんたの命令で難波を息子は殺して死んだが、たった5万の小遣いしかもらってない」と言う。青木は後で届けると言い、山守は「親の恩は深い」と泣く。
夜、三好は枕の下に刃物を隠す。翌朝、青木の妻は三好が連れて来た女に、三好が青木を殺しに来ていて、その楯にあんたを使っていると言う。“難波組幹部 関勝”(松方弘樹)は三好に、いつでも仇を討ちに青木のところへ行きたいと言い、青木は野崎を難波の跡目につけようとしていると言う。三好はム所で苦労してきたあんたが継ぐべきだと言ったが、関は「わしらはまともには扱われん」と答える。三好は関に北見を預かってもらうことにする。三好が連れてきた女は「私が朝鮮人だと思って」と言って怒り、三好に斬りかかる。
青木は難波組の残党を支配下に入れ、山守を引退させようと考えていた。青木「関は俺をよく思ってない」三好「親を取られたんだから」「山守に引退してもらうつもり。山守組はなくなる」「するとわしはいよいよ糸の切れた凧」「いっそ堅気に。このバーやる」「あまり安う見るな」「すまん、女を世話しよう」。その夜、三好は電灯を消し、女の部屋の窓を破り逃げ出し、北見に拳銃をもらい「青木と刺し違える」と言う。翌日、三好は青木に「昨晩は用で知人宅にいた」と言い、鑑別所の許しを得て四国に行くための餞別をもらう。
青木は山守に引退を迫る。“四国・松山 緒方組長邸”。“緒方組二代目 緒方正範”は高松と揉めていて資金集めをしていると三好に言う。呉では青木の意向を受けた難波組二代目候補の野崎が、反対派の関を襲撃するが、夜の暗さが関に幸いし、一命は取り留める。翌日、三好は秘かに呉で関を見舞うと、坂上が現れ、青木を取ろうと思ってると言う。親父はいくらでも出すと言っているし、関の下の者も加勢すると言っているので、力を貸してほしいと坂上は言うが、今度は山守が現れ、三好に50万円を渡す。「百万では?」「組解散して難しい時。他の者は5万。坂上に協力してやってくれ」。山守は部屋を出て盗み聞きする。坂上「そんらと青木は兄弟分の盃がある手前、青木が取られたらそんな黙っとる訳にはいかんじゃろう。青木との盃を水にせい」「いつやる?」「野崎の難波組二代目襲名の日に」「じゃあやってみな。やりやすいようにやっちゃるけ。断っとくが、こっちの都合でやることだで」。
ナイトクラブに三好は青木を呼び出し、松山の緒方と盃して四国に骨埋めるつもりなので、盃を水にしてくれと頼む。三好が持ってきていた盃は既に割れていた。青木は同意し、自由な身の三好を羨ましがる。
危険を感じた青木は襲名式を繰り上げ、呉の地盤を固め、身辺警護を厳重にする。情勢は急展開し、相次ぐ殺傷事件に警察はこの日に野崎らを関殺人未遂の罪で逮捕。坂上は青木を取るのに失敗する。北見は三好に「坂上は青木を殺る気がない。山守に促されて動向を探ってるだけ。関の若い者にはいずれ三好が青木を殺るとまで言ってる」と言う。三好は坂上を呼びつけるが、「わしが広島を押さえたら本当にやるんだろうな」と念を押し、その場で指を詰める。三好はそれを海津組に持って行き、呉には手を出さないように頼む。北見は尻込みする坂上の子分を斬りつけ、坂上に青木を誘い出させる。青木の護衛と坂上の手下の間で銃撃戦が起こり、傷を負った青木は逃げ出すが、松葉杖姿の関にとどめを差される。
青木の葬儀に三好は参列する。坂上は遺影に泣きつき、仇を取ると誓う。その後、野球拳で乱痴気騒ぎする山守は、三好を褒める。「1人のヤクザが死に、1人のヤクザが復権した。昭和38年に始まる第2次広島抗争事件の血みどろの立て役者の1人に三好はなっていくことになる」のナレーションで映画は終わる。
アクションシーン以外でもカメラが斜めになったりし、暗い画面が目立つ映画でした。
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto)
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