山根貞男さんが絶賛していた、下村優監督・共同原案の'10年作品『パートナーズ~盲導犬チエの物語~』をDVDで見ました。
屋上から携帯電話を投げ捨てる車椅子の男・寺戸。マグロの冷凍倉庫で働く若者ら二人は、休憩中に彼からのメールを受けとります。メールには「自分で死ぬ勇気がない奴が誰でもよかったって人殺すけど、、俺はそれもできない体になってしまった。格差の中でも差をつけられてしまった(笑) サヨナラ」と書かれていました。寺戸の遺影。彼の母は、春に、授業料はタダで倍率も高い盲導犬の訓練士学校に受かってはしゃいでいたのに、と二人に語ります。二人は寺戸の母と寺戸の骨を拾いながら、1日に6700円しかもらえない今の仕事では、働くために生きるのか、生きるために働くのか分からないと言い、障害者か貧乏の2択しか自分たちにはないと言います。
二人のうちの1人、小山内(浅野陽介)は162人の受験生のうち8人しか受からない盲導犬訓練士学校に受かり、入学式に遅刻していきます。校長(角野卓造)は想像力と観察力が必要で、一人前の社会人にならなければいけないと言って、遅れてきた小山内に学校の志望理由を聞きます。隣の女性に促されて、小山内は室内に掲げられた文「目の見えない人、目の見えにくい人が、行きたい時に、行きたい場所へ、行くことができるようにするため」を棒読みすると、生徒らは拍手します。次々に志望理由を述べる新入生。小山内は、一生喰いっぱぐれのない仕事として選んだと教師の中島(夏八木勲)に告白すると、何でお前を採用したのか不安だと言われ、自分もそうだと言います。授業風景。餌やり。フンの始末。そして訓練士資格認定書授与式に臨む小山内。
写真家の仕事に専念するために家を出る高橋家の父(村田雄浩)に、父が壁に飾っているキャパとチェ・ゲバラの写真をもらう幼い娘・ミユ。父は兵器のプラモデル作りに熱中するミユの兄にいいかげんにしろと言えとミユに告げ、ミユを無理矢理笑わせて自分用の写真を撮ります。
一方、ステージ上で歌うマコト(大塚ちひろ)は、マイクがハウリングを度々起こすことにキレて、ステージを降り、メジャーデビューして柔になったとしてメンバーのヒロヤを責めます。盲導犬訓練センターでは牝犬ミルキーの出産。高橋家では父の好物のスキヤキを食べながら、犬を飼おうと母(川上麻衣子)が言いますが、ミユの兄は以前飼っていた犬が死んだ時のことを言って反対します。ミルキーは無事出産。マコトは楽屋で酒をらっぱ飲みしてステージに戻り、忌野の歌を歌います。子犬の時だけ盲導犬を育てるボランティアがあると告げるミユの母。マコトはマイクのコードに足を引っ掛けて倒れます。
盲導犬訓練センターを訪れたミユらは子犬をもらい、Cで始まる名前をつけてほしいと言われ、ミユは子犬をチエと名付けます。10ヶ月の間愛情を注いで育ててくれれば、立派な盲導犬になると中島から話されるミユたち。一方、マコトはステージ上の事故で視力を失います。寂しがり屋のチエに母の匂いのついた毛布を与えるミユ。それを見たミユの兄は、10ヶ月後どうなるかと心配します。チエを溺愛するミユ。一方、小山内は中島に訓練技術を誉められますが、技術では乗り越えられない壁もあると教えられます。プラモデルをいじっていて兄の怒りを買うチエをかばうミユ。マコトを見舞うヒロヤに、マコトはボーカルも彼女も自分の替わりを探せと言い、もう来ないでと言って帰し、ヒロヤが帰った後、泣き崩れます。ミユはチエと散歩している時、柴犬の金四郎を連れた老女(内海桂子)と出会い、彼女が金四郎より一日でも長生きするつもりだと言うのを聞きます。母(熊谷真美)と食事の訓練をするマコトは、ハシが使えず、怒って手で食べ始めます。チエを返すのが一ヶ月後に迫ったことを知らせる手紙を受け取るミユ。チエと家族全員の写真を、ミユは父に撮ってもらいます。ミユからチエを渡された小山内は、立ち去らないミユが「チエが自分の方を振り返らなかった」と言って泣くのを、「チエは今が別れの時とは知らないからだ」と慰めます。「盲導犬として不合格になり戻ってきて」と泣くミユに、小山内は「立派な盲導犬にする」と言い、ミユは母の元に駆け寄り泣き続けます。(明日へ続きます‥‥)
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/)
屋上から携帯電話を投げ捨てる車椅子の男・寺戸。マグロの冷凍倉庫で働く若者ら二人は、休憩中に彼からのメールを受けとります。メールには「自分で死ぬ勇気がない奴が誰でもよかったって人殺すけど、、俺はそれもできない体になってしまった。格差の中でも差をつけられてしまった(笑) サヨナラ」と書かれていました。寺戸の遺影。彼の母は、春に、授業料はタダで倍率も高い盲導犬の訓練士学校に受かってはしゃいでいたのに、と二人に語ります。二人は寺戸の母と寺戸の骨を拾いながら、1日に6700円しかもらえない今の仕事では、働くために生きるのか、生きるために働くのか分からないと言い、障害者か貧乏の2択しか自分たちにはないと言います。
二人のうちの1人、小山内(浅野陽介)は162人の受験生のうち8人しか受からない盲導犬訓練士学校に受かり、入学式に遅刻していきます。校長(角野卓造)は想像力と観察力が必要で、一人前の社会人にならなければいけないと言って、遅れてきた小山内に学校の志望理由を聞きます。隣の女性に促されて、小山内は室内に掲げられた文「目の見えない人、目の見えにくい人が、行きたい時に、行きたい場所へ、行くことができるようにするため」を棒読みすると、生徒らは拍手します。次々に志望理由を述べる新入生。小山内は、一生喰いっぱぐれのない仕事として選んだと教師の中島(夏八木勲)に告白すると、何でお前を採用したのか不安だと言われ、自分もそうだと言います。授業風景。餌やり。フンの始末。そして訓練士資格認定書授与式に臨む小山内。
写真家の仕事に専念するために家を出る高橋家の父(村田雄浩)に、父が壁に飾っているキャパとチェ・ゲバラの写真をもらう幼い娘・ミユ。父は兵器のプラモデル作りに熱中するミユの兄にいいかげんにしろと言えとミユに告げ、ミユを無理矢理笑わせて自分用の写真を撮ります。
一方、ステージ上で歌うマコト(大塚ちひろ)は、マイクがハウリングを度々起こすことにキレて、ステージを降り、メジャーデビューして柔になったとしてメンバーのヒロヤを責めます。盲導犬訓練センターでは牝犬ミルキーの出産。高橋家では父の好物のスキヤキを食べながら、犬を飼おうと母(川上麻衣子)が言いますが、ミユの兄は以前飼っていた犬が死んだ時のことを言って反対します。ミルキーは無事出産。マコトは楽屋で酒をらっぱ飲みしてステージに戻り、忌野の歌を歌います。子犬の時だけ盲導犬を育てるボランティアがあると告げるミユの母。マコトはマイクのコードに足を引っ掛けて倒れます。
盲導犬訓練センターを訪れたミユらは子犬をもらい、Cで始まる名前をつけてほしいと言われ、ミユは子犬をチエと名付けます。10ヶ月の間愛情を注いで育ててくれれば、立派な盲導犬になると中島から話されるミユたち。一方、マコトはステージ上の事故で視力を失います。寂しがり屋のチエに母の匂いのついた毛布を与えるミユ。それを見たミユの兄は、10ヶ月後どうなるかと心配します。チエを溺愛するミユ。一方、小山内は中島に訓練技術を誉められますが、技術では乗り越えられない壁もあると教えられます。プラモデルをいじっていて兄の怒りを買うチエをかばうミユ。マコトを見舞うヒロヤに、マコトはボーカルも彼女も自分の替わりを探せと言い、もう来ないでと言って帰し、ヒロヤが帰った後、泣き崩れます。ミユはチエと散歩している時、柴犬の金四郎を連れた老女(内海桂子)と出会い、彼女が金四郎より一日でも長生きするつもりだと言うのを聞きます。母(熊谷真美)と食事の訓練をするマコトは、ハシが使えず、怒って手で食べ始めます。チエを返すのが一ヶ月後に迫ったことを知らせる手紙を受け取るミユ。チエと家族全員の写真を、ミユは父に撮ってもらいます。ミユからチエを渡された小山内は、立ち去らないミユが「チエが自分の方を振り返らなかった」と言って泣くのを、「チエは今が別れの時とは知らないからだ」と慰めます。「盲導犬として不合格になり戻ってきて」と泣くミユに、小山内は「立派な盲導犬にする」と言い、ミユは母の元に駆け寄り泣き続けます。(明日へ続きます‥‥)
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/)
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