おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

純白

2007年05月23日 | 日記・エッセイ・コラム
旅行出発の日がいよいよ週末に迫ってきた。

ずっと憧れていた中国へ旅立つ日が迫っているが、
オヤジは至って普通。

「靴は? 鞄は?」

オカンの方が舞い上がっているようだ。

鞄や下着ならオカンでも準備出来るが、
服とか靴とか、
サイズのあるものは、やっぱり本人が買いに行くしかない。

 
「これ、どう思う?」

 
久々に靴を買ったが、
こんな感じでいいのか?って思ったらしく、僕に賛同を求めてきた。

 
(どれどれ)

 
オヤジが箱を差出す。

 
(どれどれ)

 
靴を取り出す。


「しっろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」


こぶしをまわすと言うか、喉が鳴ると言うか、
綺麗に澄みわたった僕の美声が響いた。

「おかしい?」

オヤジが聞いてきたが、別に可笑しくはない。

ただ、こんな真白な靴を久々に直視した。
操法の選手の靴かと思うほど純白だ。

歳とのバランスを聞いてきたのだろうが、
純白はどうだろう。

家に帰ってオカンにも賛同を得る事が出来なかったらしく、
今日、改めて靴屋に出向き取り替えてきた。

 
「これ、どう思う!」

 
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純白よりはこっちの方がいいと思う。