おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

男気

2007年10月01日 | 日記・エッセイ・コラム
地元神社の秋祭りが、いよいよ週末に迫ってきた。
 
この一年、祭当番として神社の掃除をしてきたが、
昨日もその掃除があった。
祭り前の掃除、総仕上げの掃除である。
 
朝早くから幟を立て、お宮さんの本殿も祭り使用にお化粧直し。
いよいよだと言う気持ちのたかぶりを抑えることは、
この歳になっても容易ではなく、興奮してしまう。
 
ほぼすべての準備が完了した昨日、自分の準備もすべく車を走らせた。
 
小さい頃から、区切りの日にはすべて新品を身に纏う。
何より祭りの日は、気合の入り方が違うのである。
下着は勿論、靴だって新調する。
散髪に行くのはご愛嬌だ。
 
祭りの朝、まずは風呂に入り身を清める。
無精髭はご法度。丁寧に剃刀を当て、丁寧に整える。
そしてまっさらな下着を手にとり、静かに身につける。
少し“ひやっ”とする肌触りに身が引き締まる。
 
玄関を出る時、盃を手にポン酒を一杯。
一気に飲み干すと盃を地面に叩きつける。
法被をいなせに羽織り、いざ出陣って時になると、
 
“カチッ、カチッ”
 
火打石の小粋な音。
俺の無事を祈る。
 
「おぅ! ありがとよぉ!」
「あんた、怪我には気をつけておくなまし」
「あたぼうよ!」
 
豆絞りの手拭いをねじり鉢巻にして、
玄関を出て行く颯爽とした俺・・・・
 
あっ、すみません。
妄想爆発させてしまいました。
途中からはフィクションって事で。
 
どこからが創作なのかは、ご想像におまかせします。
 
 


コメント
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